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最終更新時間: 2024-10-13 05:15

2014-05-19 Mon

#1848. 英訳聖書のウェブ・リソース [bible][link]

 寺澤盾先生の『聖書でたどる英語の歴史』の付録 (195--96) に,英訳聖書関係のウェブサイトへのリンク集が載っているので,以下にコメントとともに張りつけておきたい.

 ・ Anglo-Saxon Bible: 古英語期に翻訳された英訳聖書のテクストを集めたもの(ただし開発途上).
 ・ StudyLight.org: 『ウィクリフ派聖書』以降の40を超える英訳聖書のテクストを所収.
 ・ Bible Study Tools.com: 英訳聖書のほかに仏訳,独訳などの聖書テクスト所収.さまざまな検索もできる.
 ・ oremus Bible Browser: 『ジェームズ王聖書』,『新改訂標準約聖書』などのテクスト所収.
 ・ BibleGateway.com: 40を超える英訳聖書のテクストを所収.また,英語以外の聖書やハワイ・ピジン英語訳も収められている.
 ・ Schoenberg Center for electronic Text & Image: 米国のペンシルヴェニア大学図書館の Schoenberg Center for Electronic Text & Image のサイト.1611年に刊行された『ジェームズ王聖書』の画像を見ることができる.
 ・ Bible: King James Version: 『ジェームズ王聖書』についてさまざまな検索ができる.
 ・ Bible Search: アメリカ聖書協会のサイト.米国系の聖書テクスト所収.
 ・ The Holy Bible --- Bible in Basic English: 『ベーシック・イングリッシュ訳聖書』のテクスト所収.

 ほかに「#1429. 英語史に関連する BL の写本等画像と説明」 ([2013-03-26-1]) 及び「#1847. BL サイトで閲覧できる中世英語写本の画像」 ([2014-05-18-1]) のリンク集も参照されたい.聖書関係のものを再掲しておこう.

 ・ Cotton MS Nero D IV, Lindisfarne Gospels
 ・ Cotton MS Claudius B IV, Old English Hexateuch (imperfect)
 ・ The Lindisfarne Gospels: 写本画像と説明.こちらに写本をめくって読めるサービスもあり.
 ・ William Tyndale's New Testament: 写本画像と説明.
 ・ King James Bible: 刊本画像と説明.こちらに写本をめくって読めるサービスもあり.
 ・ Bible in Basic English: 「#1705. Basic English で書かれたお話し」 ([2013-12-27-1]) も参照.

 ・ 寺澤 盾 『聖書でたどる英語の歴史』 大修館書店,2013年.

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2014-05-18 Sun

#1847. BL サイトで閲覧できる中世英語写本の画像 [bl][link][manuscript]

 昨日の記事「#1846. Pearl のウェブ・リソース」 ([2014-05-17-1]) を書くために中世写本に関するオンライン・リソースを探している過程で,British Library の Digitised ManuscriptsSearch our Catalogue Archives and Manuscripts に行き当たった.関心のある中世英語の写本画像を検索してみると,あれもこれも画像化されていたのかと発見がある.
 BL によるもう1つの最新の写本画像へのリンク集としては,BL Medieval and Earlier Digitised Manuscripts Master List 10.04.13. (XLS) も有用.このリンク集から,とりわけ中世英語の写本として重要と思われるものへのリンクを抜き出したので,以下にまとめておく.

 ・ Add MS 40165 A, Cyprian epistles and Old English Martyrology fragments
 ・ Add MS 59678, Sir Thomas Malory, Le Morte Darthur
 ・ Add MS 60577, Miscellany of verse and prose (the 'Winchester Anthology')
 ・ Add MS 61823, The Book of Margery Kempe
 ・ Arundel MS 57, Michael of Northgate, Ayenbite of Inwyt
 ・ Cotton MS Claudius B IV, Old English Hexateuch (imperfect)
 ・ Cotton MS Cleopatra C VI, Ancrene Riwle; songs and prayers; a leaf from a Book of Hours
 ・ Cotton MS Nero D IV, Lindisfarne Gospels
 ・ Cotton MS Vespasian A I, The Vespasian Psalter
 ・ Cotton MS Vitellius A XV, Augustine of Hippo, Soliloquia; Marvels of the East; Beowulf; Judith, etc.
 ・ Harley MS 2253, Miscellany of English, French, and Latin works ('The Harley Lyrics')
 ・ Harley MS 4866, Thomas Hoccleve, The Regiment of Princes
 ・ Harley MS 7334, Geoffrey Chaucer, The Canterbury Tales
 ・ Royal MS 14 C IX, Ranulph Higden's Polychronicon
 ・ Royal MS 7 D X, The Prayerbook of Princess Elizabeth

 類似するリンク集は「#1429. 英語史に関連する BL の写本等画像と説明」 ([2013-03-26-1]),「#1431. Gelderen の英語史概説書のリンク集」 ([2013-03-28-1]),「#1293. Sir Orfeo の関連サイト」 ([2012-11-10-1]),「#744. Auchinleck MS の重要性」 ([2011-05-11-1]) にも張っておいたので,合わせて参照されたい.

Referrer (Inside): [2014-05-19-1]

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2014-05-17 Sat

#1846. Pearl のウェブ・リソース [pearl][bl][link][manuscript][sggk]

 今,中世英文学 Pearl を Andrew and Waldron 版で読んでいる.Cleanness, patience, Sir Gawain and the Green Knight とともに無名の詩人によって14世紀後半の北西イングランド方言で書かれた作品である.いずれも British Library MS Cotton Nero A.x にのみ現存する名品だ.
 校訂本や注釈書など関連書誌は多く挙げることができるが,以下では主としてウェブ上のリソースへリンクを張っておきたい.

[ 電子テキスト ]

 ・ Corpus of Middle English Prose and Verse より,1953年版 (Pearl. Ed. E. V. Gordon. Oxford: Clarendon Press, 1953) に基づいた Digitised Text of Pearl が閲覧可能.
 ・ TEAMS: Middle English Texts 提供のテキスト Pearl by Robbins Library Digital Projects では,本文とともに語注・脚注が付されている.Pearl: Introduction のページでは,イントロと関連書誌も得られる.
 ・ Pearl by Bill Stanton では,イントロのほか,原文と現代英語訳の電子テキストが閲覧できる.

[ 写本画像 ]

 ・ The Cotton Nero A.x Project のサイトの Browse the Manuscript Images より,Pearl Manuscript の画像をフルで閲覧することができる.

[ 関連情報・書誌 ]

 ・ Entry for "Pearl" in Middle English Compendium HyperBibliography
 ・ 上にも挙げた Cotton Nero A.x. Project より,Web Resources for Pearl-poet Study: A Vetted Selection がリンク集として有用.
 ・ Pearl (poem) by Wikipedia では,書誌が役立つ.

 最後に,オンラインの MED を利用して,Pearl からの引用を含む全エントリーへのリンクを整理した.行番号順に並べてあるので,テキストを読みながら一種の語注として使える.A Pearl Glossary Derived from MED Entries よりアクセスを.

 ・ Andrew, Malcolm and Ronald Waldron, eds. The Poems of the Pearl Manuscript. 3rd ed. Exeter: U of Exeter P, 2002.

Referrer (Inside): [2014-05-18-1]

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2014-04-14 Mon

#1813. IPA の肺気流による子音の分類 [phonetics][consonant][ipa][chart][link]

 標題の内容に入る前に,関連する過去の記事へリンクを張っておく.
 
 ・ 「#251. IPAのチャート」 ([2010-01-03-1])
 ・ 「#669. 発音表記と英語史」 ([2011-02-25-1])
 ・ 「#822. IPA の略史」 ([2011-07-28-1])
 ・ 「#1376. 音声器官の図」 ([2013-02-01-1])
 ・ 「#31. 現代英語の子音の音素」 ([2009-05-29-1])

 では,本題へ.以下の IPA の2005年度版 (PDF; 58KB) の肺気流(「#1672. 気流機構」 ([2013-11-24-1]) を参照)による子音表で,行と列はそれぞれ何を表わしているだろうか.

 IPA Pulmonic Consonants

 まず,列は調音点 (place of articulation) を表わし,左端の唇から右端の声門まで,声道内の各器官に対応する.左を向いた顔の横顔ととらえればよい.
 一方,行は調音様式 (manner of articulation) を表わし,上から下へ,およそ呼気に対する妨害の程度の高いものから順に並んでいる.ここで妨害の種類は8つに区分されているが,この配列にも実は一定の論理がある.その論理は,斉藤 (21) による図をみれば一目瞭然だ.分節音の種類に英語訳をつけつつ,その図を再現しよう.

                                                ┌─ 破裂[口]音 (plosive)
                                ┌─ 破 裂 ─┤
                                │              └─ [破裂]鼻音 (nasal)
                                │
口腔内に閉鎖がつくられるもの ─┼─ ふるえ ─── ふるえ音 (trill)
                                │
                                └─ はじき ─── はじき音 (tap or flap)


                                                ┌─ [中線的]摩擦音 (fricative)
                                ┌─ 摩 擦 ─┤
                                │              └─ 側面[的]摩擦音 (lateral fricative)
口腔内に隙間が残されるもの ──┤                          
                                │              ┌─ [中線的」接近音 (approximant)
                                └─ 接 近 ─┤
                                                └─ 側面[的]接近音 (lateral approximant)

 大きく2系列に分かれる.口腔内に完全な閉鎖が作られて,気流が一時止められるものと,閉鎖が不完全で隙間が残り,気流がせき止められないものとである.前者は広い意味での破裂を表わし,閉鎖の形成,持続,開放の3段階からなる.しっかりした持続が1回はあるもの,と言い換えてもよい.気流の開放が口のみで生じれば破裂[口]音 (plosive) ,鼻でも生じれば[破裂]鼻音 (nasal) となる.一方,持続の極めて短い閉鎖と破裂が複数回繰り返されると,例えば巻き舌音のような,ふるえ音 (trill) となる.また,極めて短い閉鎖と破裂が一度だけ生じる場合には,日本語のラ行の子音に現れるような,はじき音 (tap or flap) となる.厳密に言えば,tap と flap は異なり,「tap は舌(動的調音器官)がそれ自体の運動の目的として上歯茎など(静的調音器官)に接触してもどるもの,flap は舌がもとの位置にもどる運動の途中で上歯茎などに1回触れるものをさす」(斉藤,p. 40).
 もう1つの系列,すなわち口腔内に隙間が残される音には,調音器官のあいだを通る気流の摩擦の強いものと,そのような摩擦がほとんどなく,調音器官間がある程度接近しているにすぎないものとが区別される.また,それぞれについて,気流が口腔内の真ん中を通るか脇を通るかに応じて,中線的と側面的な音が区別される.結果として,[中線的]摩擦音 (fricative) ,側面[的]摩擦音 (lateral fricative) ,[中線的」接近音 (approximant) ,側面[的]接近音 (lateral approximant) の4種類が分けられることになる.
 IPA の子音分類は,したがって,調音音声学の観点からきわめて論理的になされていることになる.全体として,肺気流による子音の分類は,以下の5つの観点からなされているといえる(斉藤,p. 25).
 
 (1) 声門の状態(声帯の振動の有無)
 (2) 調音の場所(どの部分で空気の流れを妨害するか)
 (3) 気流の通路(気流は口腔内の真ん中を通るか脇を通るか)
 (4) 接近の度合いなど(気流に対してどのように妨害を作るか)
 (5) 口蓋帆の位置(気流は鼻腔に抜けるか抜けないか)

 IPA や音声学の学習には,音声を聴くこともできる以下のページをどうぞ.

 ・ 東京外国語大学による IPA モジュール
 ・ Department of Language and Communication Studies, Norges Teknisk-Naturvitenskapelige Universitet による A Sound Reference to the IPA: active, sound-enabled version of the International Phonetic Alphabet
 ・ Department of Phonetics and Linguistics, University College London による IPA: Alphabet
 ・ The UCLA Phonetics Lab
 ・ Institute of Phonetic Sciences, University of Amsterdam による Phonetic Sciences, Amsterdam
 ・ 東北大学の後藤斉教授による 音声学音響音声学のリンク集

 ・ 斉藤 純男 『日本語音声学入門』改訂版 三省堂,2013年.

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2014-04-10 Thu

#1809. American Heritage Dictionary の Notes [dictionary][etymology][link][synonym][thesaurus]

 「#485. 語源を知るためのオンライン辞書」 ([2010-08-25-1]) で触れたが,American Heritage Dictionary of the English Language, 4th ed. (AHD) とその他の辞書に基づいた The Free Dictionary というオンライン辞書がある.AHD は,アメリカの辞書らしく百科事典的な情報や視覚資料が豊富で,私もよく使うお気に入りの辞書だ.紙版は大型だが,読む辞書としてお薦めである.(なお,The Free Dictionary EncyclopediaArticle of the Day というフィードもお気に入り.)
 特に注目したいのが,Notes と呼ばれるコラム的な記事が充実していることだ.Usage Notes, Synonym Notes, Word Histories, Our Living Language, Regional Notes といった5種類の Notes が,延べ1,700以上,辞書中にちりばめられている.以下では,取りこぼれもあるとは思われるが,その大多数へのリンクを拾い出した.長いリストなので,ジャンプのための目次を挙げておく.

 ・ Usage Notes 一覧
 ・ Synonym Notes 一覧
 ・ Word Histories 一覧
 ・ Our Living Language 一覧
 ・ Regional Notes 一覧

 ほかにも,リンク先の Notes 部分のみを抜き出した Notes 集そのものもブラウザ上で閲覧できるように作ってみたが,1.6MBと重めなので,必要に応じてどうぞ.

[ Usage Notes ]

!Kung, -ee, -ess, -wise, .gov, a, A.M., aberrant, able, about, absolute, absolutely, accessory, acquiesce, act, acumen, ad hominem, admission, adopt, advance, advise, affect, affinity, agenda, aggravate, ain't, alibi, all, all right, alleged, allude, alongside, also, alternative, although, altogether, alumnus, Amerasian, Amerindian, and, and/or, Anglo, anticipate, antidote, anxious, any, anyone, apparent, archetype, as, as far as, Asian, Asiatic, assure, author, awhile, backward, bad, bait, baleful, banal, barbarism, barbiturate, be, bear, because, behalf, berdache, besides, best, between, bi-, black, Black English, blatant, boast, both, bring, but, callous, can, cannot, capital, careen, celebrant, celibate, center, certain, challenged, Chicano, child-directed speech, claustrophobic, cohort, collective noun, color, colored, compact disk, compare, complected, complement, complete, comprise, conflicted, contact, contemporary, continuance, contrast, controller, convince, council, couple, craft, credential, credible, crescendo, criterion, critique, culture, czar, dare, data, deaf, debut, deceptively, decimate, definite, demagogue, denote, depend, deprecate, dialogue, different, dilemma, disabled, discomfit, disingenuous, disinterested, disinvent, distinct, dive, domestic partner, double negative, doubt, dour, drunk, due to, each, each other, either, elder, else, empower, enervate, enormity, enthuse, envelope, epicenter, epithet, equal, err, escape, Eskimo, Eurasian, every, everyplace, except, exceptionable, fact, factoid, farther, February, few, finalize, First Nation, firstly, flammable, flaunt, flotsam, follow, foot, foregone, former, formidable, forte, fortuitous, founder, fulsome, fun, gambit, gay, gender, General American, get, glamour, good, gourmet, government, graduate, graffito, grieve, group, grow, handicapped, hang, harass, hardly, harebrained, have, he, headquarter, headquarters, healthy, hegemony, height, help, herb, hero, Hispanic, historic, hoi polloi, holocaust, homosexual, hopefully, host, however, hyphenated, I, identical, identify, if, impact, impeach, important, impracticable, include, Indian, individual, infer, infinite, infrastructure, input, insignia, intense, interface, intrigue, intuit, Inuit, ironic, irregardless, its, Jew, Jewess, kabbalah, Kanaka, kilometer, knot, kudos, lack, lady, late, Latina, lay, leave, legend, liable, lifestyle, light, like, likely, literally, literate, loan, look, majority, man, master, masterful, materialize, mean, medium, men, methodology, mid-, migrate, minimal, mistress, momentarily, month, moot, Ms., mute, mutual, myriad, myself, native, Native American, nauseous, need, neither, Net, none, nonstandard, nonwhite, nor, not, nothing, nuclear, number, oblivious, octoroon, of, off, officiate, often, old, on, one, only, or, oriental, ought, over-, pair, paradigm, parameter, participle, party, pass, people, percent, percentage, perfect, periodic, permit, person, peruse, phenomenon, pill bug, plead, plus, politics, poor, possessed, practicable, practically, precipitate, premiere, preposition, presently, principal, prioritize, process, protagonist, prove, quarter, queer, quick, quote, race, rarely, rather, redundancy, regard, replete, repulse, responsible, restive, sacrilegious, safe sex, said, salutation, same, saving, scarcely, schism, Scottish, seasonal, series, service, set, shall, she, short-lived, should, slow, sneak, so, so-called, someday, sometime, sonorous, soon, split infinitive, Standard English, status, staunch, stomp, stratum, strength, such, suffer, than, that, themed, there, they, this, Three Age system, thusly, tight, till, together, too, tortuous, toward, transpire, try, un-, unaware, unexceptionable, unique, utilize, various, verbal, very, victual, virtual, wake, want, way, we, wean, web, website, well, what, whatever, when, whence, where, which, who, whose, why, wish, with, wreak, Xmas, ye, yet, zoology

[ Synonym Notes ]

ability, abolish, abstinence, abuse, accidental, accompany, acknowledge, active, adapt, admonish, adulterate, advance, adventurous, advice, advise, affair, affect, affectation, afflict, afraid, ageless, agitate, agree, aim, airy, allocate, alone, amateur, ambiguous, ambush, amenity, amiss, amuse, analyze, ancestor, anger, angry, announce, annoy, answer, anxiety, apology, apparent, appear, appendage, applaud, appoint, appreciate, apprehend, appropriate, approve, arbitrary, argue, argument, argumentative, arrange, art, artificial, ask, assent, assistant, attack, attribute, authentic, authorize, average, aware, band, banish, banter, bargain, barrage, base, baseless, batter, bear, beat, beautiful, beg, begin, beginning, behavior, belief, belligerent, bend, beneficial, benefit, benevolent, besiege, bet, bias, binge, bite, bitter, blackball, blackout, blame, blameworthy, blast, blemish, blink, block, bloom, blunder, boast, bodily, boil, book, boor, border, boring, botch, branch, brave, brawl, breach, break, breeze, bright, broach, broad-minded, brood, brush, bulge, bulwark, burden, burdensome, burn, business, busy, cadge, calculate, call, calm, campaign, care, careful, careless, caress, caricature, catch, cause, celebrity, center, certain, certainty, chafe, chance, charge, charm, chief, choice, chronic, circumference, citizen, claim, clean, clear, clever, cliché, clothe, coagulate, cold, collision, comfort, comfortable, comment, commit, common, complete, complex, conceit, condemn, conduct, confidence, confirm, conflict, confuse, consider, contain, contaminate, contemporary, continual, convert, convey, cool, correct, corrupt, count, crisis, criticize, crowd, crude, cruel, crush, cry, cure, curious, dark, daze, dead, decay, deceive, decide, decision, decisive, decrease, decry, defeat, defend, defer, defy, degrade, delicate, delicious, demand, demote, deny, dependent, deplete, depressed, describe, desire, despise, despondent, development, deviation, devote, dexterous, dialect, dictate, dictatorial, differ, difference, difficulty, dip, dirty, disadvantage, disappear, discord, discourage, discover, discuss, disguise, disgust, dishonest, dismay, dismiss, display, disposition, dissuade, distinct, distort, distribute, doctrine, dominant, dry, dull, earn, easy, eat, echo, effect, effective, eject, elaborate, element, elevation, eliminate, embarrass, emphasis, empty, enclose, encourage, endanger, enemy, engagement, enmity, enormous, enrapture, envy, equipment, erase, escape, estimate, estrange, evoke, exaggerate, example, excel, excessive, existence, expect, explain, explicit, expressive, extemporaneous, extricate, fair, faithful, faithless, fantastic, fashion, fashionable, fast, fasten, fat, fatal, favorable, fawn, fear, feat, feeling, female, fertile, fidelity, field, figure, flagrant, flash, flexible, flirt, flock, flourish, flow, follow, foolish, forbid, force, foreign, foretell, forgive, form, forte, found, fragile, fragrance, frank, freedom, frighten, frown, function, furnish, futile, gather, gaudy, gaze, general, gesture, ghastly, giddy, glad, glib, gossip, gracious, grand, graphic, grieve, gruff, guide, habit, hamper, handle, happen, happy, harass, hard, harden, haste, hateful, healthy, heap, heavy, help, heritage, hesitate, hide, hinder, honor, humane, idea, ideal, imagination, imitate, immaterial, impetuous, importance, impression, improper, improve, inactive, incalculable, incisive, incline, include, increase, indicate, indispensable, infinite, inflexible, injustice, innate, inquiry, insanity, instinctive, insubordinate, intelligent, intense, intention, interfere, intimidate, introduce, irrelevant, isolate, item, jealous, jerk, join, joke, judge, justify, keep, kind, knowledge, lack, large, last, latent, lazy, lean, learned, lethargy, letter, level, liberal, lie, lift, likeness, limit, limp, living, logical, loose, loud, love, lure, luxury, makeshift, male, malign, malleable, manipulate, mark, mature, living, logical, mercy, method, meticulous, mind, miscellaneous, mix, mixture, moderate, moment, monopolize, mood, moral, morale, moving, multitude, muscular, mysterious, naive, native, nautical, neat, negligent, new, news, noise, noted, noticeable, nuance, nurture, object, oblige, observe, obstacle, obstinate, occurrence, offend, offensive, offer, old, opinion, opportunity, oppose, opposite, orderly, origin, outline, overthrow, pacify, pain, palliate, pamper, partner, passion, pathetic, patience, pause, pedantic, penitence, pensive, perceptible, perfect, perform, period, periodic, permission, persuade, phase, pity, plain, plan, plausible, please, plentiful, poisonous, polite, poor, possible, posture, practice, praise, predicament, predict, predilection, preliminary, presume, prevailing, prevent, produce, proficient, profuse, promise, proportion, propose, proud, provoke, prudence, pull, punish, pure, push, puzzle, quality, qualm, quibble, range, reach, real, reap, reason, recede, reciprocate, reckless, recover, refer, refrain, refuse, regard, regret, relevant, reliable, relieve, religious, relinquish, rely, remember, reparation, repeat, replace, represent, resort, responsible, restrain, revere, reverse, revive, rich, ridicule, right, rise, rival, room, rough, rude, ruin, rural, sad, sarcastic, satisfy, save, saying, scatter, scold, secret, see, seem, send, sensuous, sentimental, separate, series, serious, severe, shade, shake, shameless, shapeless, sharp, shelter, shorten, shout, show, showy, shrewd, shy, sign, silent, sinister, slant, sleek, slide, sloppy, slow, small, smell, social, solitude, solve, sour, spacious, sparing, speak, speed, spend, spontaneous, stain, standard, state, stay, steal, steep, stem, stench, stiff, still, stoop, stop, strange, streak, strength, subject, substance, sufficient, suggest, summit, superfluous, supervise, support, supposed, sure, surprise, surrender, surround, swerve, swing, tact, tardy, task, taste, teach, tear, teem, temporary, tend, tendency, theoretical, think, think, tight, tire, tireless, tool, touch, treat, trial, trivial, trouble, trust, truth, turn, ugly, uncertainty, unctuous, unfortunate, unruly, unspeakable, urgent, use, usual, vain, valid, vent, versatile, vertical, victory, vigor, vociferous, voluntary, voracious, wander, waste, way, weak, weird, wet, whole, wile, wit, wonder, wordy, work, yield, young, zest

[ Word Histories ]

abacus, abracadabra, accolade, acorn, adder, adolescent, agnostic, alcohol, Allegheny River, alligator, amateur, Amazon, an, anesthesia, appendicitis, arena, arrowroot, artery, artichoke, Aryan, asparagus, assassin, automatic, avocado, baby-sit, badger, ballyhoo, banquet, barnacle, bayonet, beef, belfry, berserk, Betelgeuse, bigot, bless, Bolshevik, book, boomerang, boycott, Brazil, brickbat, broker, buccaneer, buffalo, bumpkin, bury, butterfly, bylaw, Canada, canter, cappuccino, caricature, carouse, casino, caterpillar, caviar, chagrin, chameleon, chaperon, check, Chicago, china, chivalry, chortle, churl, ciao, circus, cleric, cockroach, codex, cologne, comet, comrade, coroner, cot, coupon, coward, crayfish, croissant, crucial, cuckold, cushy, cute, cynic, dandelion, debunk, deer, delta, dervish, desert, diabetes, diatribe, digitalis, dinner, dirge, ditto, do-gooding, Don River, drench, dress, dungeon, dynamite, easel, economy, edit, eleven, empty, encyclopedia, English, ennui, enthusiasm, erudite, ethnic, eunuch, exorcise, fascism, fear, fee, fellow, fey, fiction, film, fire, fizzle, flunky, fool, fornication, fraction, freeze, friend, fuck, funky, garage, gauntlet, geezer, gerrymander, giddy, glitch, goatee, goodbye, gorilla, Gothic, grass widow, Greenland, gremlin, gringo, guillotine, hall, hamburger, harlot, hassle, haywire, hectic, helicopter, hell, helpmate, hex, high muckamuck, hobnob, holocaust, hooker, Hoosier, hubbub, husband, iconoclast, ilk, impeach, industry, inkling, interloper, internecine, island, item, janitor, Japan, jaunty, junk, kangaroo, ketchup, kidnap, kiosk, kith and kin, laconic, landscape, larva, lava, lemon, leprechaun, lieutenant, limbo, lingo, lion, loaf, lobster, long-lived, lucre, macabre, maharajah, malaprop, mannequin, mantis, marshal, mascot, mattress, mealy-mouthed, Melba toast, menu, mesmerism, metal, midwife, milquetoast, Minnesota, misericord, Mississippi, modern, mortgage, mosquito, Muse, mutt, namby-pamby, nap, naughty, neighbor, nerd, nest, New Jersey, noise, nonchalant, numb, OK, ombudsman, one, opossum, orange, orgy, oscillate, otorhinolaryngology, Ouse River, outlaw, oyez, Pakistan, pal, pant, paradise, pariah, pay, peeping Tom, penthouse, period, petard, Philistine, pickle, pilot, plane, Platonic, plumber, Plymouth, poison, pollster, Pomerania, posh, posthumous, powwow, premise, pretzel, prison, prude, Pueblo, Punjab, Quaalude, quark, queen, queue, quiz, raid, rajah, rankle, rapt, read, reindeer, resent, rhinestone, Riot Act, robot, role, rose, roster, rune, sack, salad, sanction, sanguine, Sanskrit, sarcophagus, scan, scarce, scold, scuba, séance, seersucker, senile, serendipity, shadow, shambles, sherbet, short shrift, shyster, Singapore, slave, sleuth, slivovitz, soldier, soothsayer, Sophocles, south, speak, speed, spill, spoof, spree, stampede, stove, sunbeam, superman, surly, syphilis, taboo, tangerine, tattoo, tea, telephone, temple, testis, testy, Thames, theater, they, third, ticket, tin, tithe, toady, Tokyo, tomato, tooth, trek, trivial, true, tulip, tweed, tycoon, typhoon, umpire, underling, uranium, valentine, vegetable, vixen, vogue, vulgar, Wales, wallflower, war, water, Wednesday, went, werewolf, whiskey, whore, wigwam, window, winsome, worry, write, xylophone, Yankee, Zeus, zipper, zloty

[ Our Living Language ]

a-, agreement, all, as far as, ax, bad, basket case, be, breathe, call, cent, chill, comparative, cool, dig, downsize, dude, dumb, foot, geek, go, gung ho, hisself, historical present, hornswoggle, I'm, igg, it, izzard, knockout, like, me, might, mine, Ocracoke Island, of, plural, rap, redundancy, rent, right, schlock, sleigh, Smith Island, strike, trashed, were, za, zero copula

[ Regional Notes ]

absquatulate, agin, andiron, anymore, as, bare-naked, beignet, birth, bodacious, boughten, cayuse, chaw, chesterfield, chirren, clever, critter, damned, dogie, dope, dornick, dragonfly, drudge, everwhere, fair, faubourg, favor, feist, ferninst, fix, frosting, frying pan, gallery, goober, greasy, gum band, gunnysack, gutter, hey, highfalutin, holler, hosey, intervale, johnnycake, juke, kindling, krewe, krumkake, lagniappe, light bread, lightning bug, loblolly, luminaria, milk shake, mill, mozo, mud dauber, muffuletta, need, neutral ground, Old Scratch, old-field colt, olla, parking, pocosin, poke, pone, possum, powerful, preacher, purty, quoit, ramada, redd, reeling, run, scoot, shivaree, slatch, smart, so, spa, stateside, stob, stoop, submarine, summercater, tarnation, ted, teeter-totter, thataway, tit, tonic, tule, tumbleset, ugly, ukulele, vaquero, vum, wake, wanigan, whiffletree, woodchuck, yonder, you-all, you-uns

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2014-02-23 Sun

#1763. Shakespeare の作品と言語に関する雑多な情報 [shakespeare][statistics][link][timeline]

 Shakespeare とその作品については,周知の通り,膨大な研究の蓄積がある.年表や統計の類いも多々あるが,Crystal and Crystal から適当に抜粋したものをいくつか載せておきたい.なお,Crystal and Crystal の種々の統計の元になっているデータベースは,Shakespeare's Words よりアクセスできる.その他の Shakespeare 関連のリンクについては,「#195. Shakespeare に関する Web resources」 ([2009-11-08-1]) を参照.

(1) Chronology of works (Crystal and Crystal 6)

1590--91The Two Gentlemen of Verona; The Taming of the Shrew
1591Henry VI Part II; Henry VI Part III
1592Henry VI Part I (perhaps with Thomas Nashe); Titus Andronicus (perhaps with George Peele)
1592--3Richard III; Venus and Adonis
1593--4The Rape of Lucrece
1594The Comedy of Errors
1594--5Love's Labour's Lost
by 1595King Edward III
1595Richard II; Romeo and Juliet; A Midsummer Night's Dream
1596King John
1596--7The merchant of Venice; Henry IV Part I
1597--8The Merry Wives of Windsor; Henry IV Part II
1598Much Ado About Nothing
1598--9Henry V
1599Julius Caesar
1599--1600As You Like It
1600--1601Hamlet; Twelfth Night
by 1601The Phoenix and Turtle
1602Troilus and Cressida
1593--1603The Sonnets
1603--4A Lover's Complaint; Sir Thomas More; Othello
1603Measure for Measure
1604--5All's Well that Ends Well
1605Timon of Athens (with Thomas Middleton)
1605--6King Lear
1606Macbeth (revised by Middleton); Antony and Cleopatra
1607Pericles (with George Wilkins)
1608Coriolanus
1609The Winter's Tale
1610Cymbeline
1611The Tempest
1613Henry VIII (with John Fletcher); Cardenio (with John Fletcher)
1613--14The Two Noble Kinsmen (with John Fletcher)


(2) Top ten content words (Crystal and Crystal 153)

good3995
lord3164
man3091
love3047
sir2548
know2252
give2114
think/thought1911
king1680
speak1626


(3) Poetry or prose (Crystal and Crystal 165)

Poetry (%)No. of linesProse (%)No. of linesPlay
100275200Richard II
100256900King John
100249300King Edward III
99.728920.38Henry VI Part III
99.526640.514Henry VI Part I
98.624791.435Titus Andronicus
97.635172.485Richard III
97.427352.674Henry VIII
94.526415.5154The Two Noble Kinsmen
93.519486.5135Macbeth
90.122089.9244Julius Caesar
89.8271810.2308Antony and Cleopatra
86.9261013.1393Romeo and Juliet
86.6154313.4239The Comedy of Errors
85.2280814.5487Cymbeline
83.7258016.3503Henry VI Part II
81.2190318.8441Pericles
80.6207619.4498The Taming of the Shrew
80.6171319.4413A Midsummer Night's Dream
80.4259919.6633Othello
78.6202521.4551The Merchant of Venice
77.2257122.8760Coriolanus
76.5156923.5481The Tempest
73.2218126.8800The Winter's Tale
73.1234526.9865King Lear
73.1170726.9627Timon of Athens
73.1161326.9595The Two Gentlemen of Verona
71.5274228.51092Hamlet
66.4225033.61137Troilus and Cressida
64.2171635.8955Love's Labour's Lost
60.6163439.41062Measure for Measure
60.5194339.51269Henry V
55.6166644.41332Henry IV Part I
51.6144748.41356All's Well that Ends Well
47.6154752.41700Henry IV Part II
47.4127652.61415As You Like It
38.294961.81532Twelfth Night
28.373971.71871Much Ado About Nothing
12.533887.52370The Merry Wives of Windsor


(4) How long are the plays? (Crystal and Crystal 139)

Total linesTotal wordsPlayFirst FolioRiverside
383429,844Hamlet39064042
360228,439Richard III38873667
338725,730Troilus and Cressida35923531
333126,479Coriolanus38383752
329526,876Cymbeline38193707
324725,737Henry IV Part II33503326
323226,003Othello36853551
321225,623Henry V33813297
321025,341King Lear33023487
308324,490Henry VI Part II33553130
302623,726Antony and Cleopatra36363522
300324,023Romeo and Juliet31853099
299824,126Henry IV Part I31803081
298124,597The Winter's Tale33693348
290023,318Henry VI Part III32172915
280923,333Henry VIII34633221
280322,537All's Well that Ends Well30783013
279523,388The Two Noble Kinsmennot in3261
275221,884Richard II28492796
270821,290The Merry Wives of Windsor27292891
269621,269Measure for Measure29382891
269121,477As You Like It27962810
267820,541Henry VI Part I29312695
267120,881Love's Labour's Lost29002829
261020,767Much Ado About Nothing26842787
257620,911The Merchant of Venice27372701
257420,552The Taming of the Shrew27502676
256920,472King John27292638
251419,888Titus Andronicus27082538
249319,406King Edward IIInot innot in
248119,592Twelfth Night25792591
245219,149Julius Caesar27302591
234417,728Periclesnot in2459
233417,796Timon of Athens26072488
220816,936The Two Gentlemen of Verona22982288
212616,305A Midsummer Night's Dream22222192
208316,372Macbeth25292349
205016,047The Tempest23412283
178214,415The Comedy of Errors19181787


(5) Using you and thou (Crystal and Crystal 126)

You-formsThou-forms
you14,244thou5,942
ye352thee3,444
your6,912thy4,429
yours260thine510
yourself289thyself251
yourselves74  
Total22,131 14,576


 ・ Crystal, David and Ben Crystal. The Shakespeare Miscellany. Woodstock & New York: Overlook, 2005.

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2013-12-19 Thu

#1697. Liberia の国旗 [vexillology][link][map][geography]

 旗を研究対象とする旗章学 (vexillology) と呼ばれる分野がある.国旗のデザイン,由来,変遷の歴史なども研究対象となるが,世界の地理や歴史を学ぶ上で,よい教材を提供してくれる.英語史でも,近代以降の英語の世界展開をたどるのに時に有益である.例えば,英国の歴史をたどる上で,Union Jack (Union Flag) 成立の経緯は重要である(詳しくはこちらのサイトを参照).国旗に関する出版物は多いが,ウェブ上のリソースも便利なものが多いので,いくつかを紹介しておこう.
 
 ・ Flags of the World (FOTWO): 由来や変遷の歴史など詳細な情報を含み,非常に有用.
 ・ World Flag Database: アルファベット順で,大きくデザインを表示する.国の地図へも飛べる.
 ・ All Flags in Alphabetical Sequence: アルファベット順にサムネイルで一覧.各種のサイズをフリーで利用できる.
 ・ 外務省 世界の国旗: 地域ごとにサムネイルで一覧するのに便利

 さて,今日は リベリア共和国 (Republic of Liberia) とその国旗を取り上げる.西アフリカ南西部,大西洋に面したこの土地には,古来多数の土着民族が住んでいた.建国につながる近現代史に限れば,1822年にアメリカ植民協会 (American Colonization Society) が米国の黒人解放奴隷の入植地として買収したことに始まる.首都となる Monrovia (アメリカ第5代大統領 James Monroe にちなむ)へ移住したアメリカの解放奴隷が支配層となり,1847年に独立した.アフリカで最も古い共和国である.国名には,ラテン語で「自由な」を意味する liber が含まれている.

Map of Liberia

 350万人ほどの国民のうち,解放奴隷の子孫は数パーセントを占めるにすぎないが,早くから欧米式の教育を受け,社会的には影響力のある集団となっている.英語が国語として採用されているのもそのためである.使用されている英語変種としては,アメリカ英語の影響を受けた標準的な変種のほか,Liberian English と呼ばれるピジン英語もある.アフリカにおける標準英語変種は,英植民地の歴史によりイギリス英語のそれに大きく偏っているが,リベリアはアメリカ英語に基づいており,特異な存在である.「#376. 世界における英語の広がりを地図でみる」 ([2010-05-08-1]) で,アフリカ大陸のなかで唯一リベリアがピンクで示されていることを確認されたい.ほかに Ethnologue: Liberia も参照.
 アメリカとの関連の深さは,国旗にもよく現れている.アメリカの星条旗 (Stars and Stripes) を基にしたデザインであることが明らかである.赤白11本の縞は憲法の起草者の数を,白い1つの星 (Lone Star) はアフリカにおいて模範となるべき欧米風独立国家の象徴を表わす.

National Flag of Liberia

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2013-12-10 Tue

#1688. Tok Pisin [pidgin][creole][lingua_franca][tok_pisin][link]

 英語ベースのピジン語 (pidgin) としておそらく最も知られているのは Tok Pisin だろう.多言語国家 Papua New Guinea の事実上の国家語として用いられており,lingua_franca として機能している.新聞,ラジオ,テレビ,辞書,文法,聖書などの言語として採用されており,話者により積極的な社会言語学的評価を付されている.第2言語として400万人により話されており,第1言語としても5万人の話者がいる.後者の母語話者の存在は,Tok Pisin がクレオール語化 (creolisation) を始めていることの現れでもある.
 New Guinea は,Greenland に次いで世界で2番目に大きな島である.政治的には西半分のインドネシア領 Irian Jaya と東半分の Papua New Guinea (PNG) に分かれる.島全体としてみれば使用されている言語は1,000に及び,PNG だけに限っても,「#401. 言語多様性の最も高い地域」 ([2010-06-02-1]) で見たとおり,830言語を数える.言語多様性指数としては,世界最高値を示す国である.この超多言語地域が lingua franca を持ち始める契機となったのは,19世紀にヨーロッパの植民地主義列が介入したときである.Samoa, Vanuatu, Queensland など,オセアニア地域のプランテーション契約労働者が各地を往来したこと,孤立していた言語共同体が孤立を維持できなくなったことが,lingua franca の発生を促した.結果として,PNG の土着語から発生したピジン語 Hiri Motu や,英語ベースのピジン語 Tok Pisin が広がっていった.
 オセアニア地域のピジン語の発達については不明の点も多いが,Australia 経由で広がった系列 (ex. Australian Pidgin English, Roper river Creole, Cape York Creole) と,Vanuatu (the New Hebrides), the Solomon Islands, Queensland, Fiji を経て Papua や New Guinea へ広がった系列が区別される.19世紀,この地域では,New England の捕鯨,メラネシアのビャクダン交易,中国の食材としてのナマコ採取,Queensland や Fiji での綿花やサトウキビのプランテーション,Samoa でのコプラのプランテーション,トレス海峡 (the Torres Strait) での真珠採取などが,経済と労働の推進力となっていた.初期の Tok Pisin は,これらの経済活動を通じて Bislama (「#1536. 国語でありながら学校での使用が禁止されている Bislama」 ([2013-07-11-1]) を参照), Solomon Islands Pidgin, Torres Straits Creole などと接した帰国労働者によって PNG に広まっていったとされる.
 上述のように,Tok Pisin は英語ベースの(すわなち英語を lexifier とする)ピジン語である.標準英語と比べれば,音韻,文法,語彙などあらゆる部門において確かに簡略化されているが,一方で独特な規則をもつ.言語体系としては,英語とは異なる言語といって差し支えないだろう.Gramley (239--40) に掲載されている Tok Pisin で書かれた文章のサンプルについて,標準英語の対訳つきで見やすく作り直したものをこちらのPDFで用意した.その他,Tok Pisin については以下のサイトも参照.

 ・ 「#463. 英語ベースのピジン語とクレオール語の一覧」 ([2010-08-03-1])
 ・ Ethnologue: Tok Pisin
 ・ Tok Pisin -- Pidgin / English Dictionary
 ・ Tok Pisin Translation, Resources, and Discussion

 ・ Gramley, Stephan. The History of English: An Introduction. Abingdon: Routledge, 2012.

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2013-10-09 Wed

#1626. 現代日本語書き言葉均衡コーパス BCCWJ の各種インターフェース [web_service][corpus][link][japanese]

「#1567. 英語と日本語のオンラインコーパスをいくつか紹介」 ([2013-08-11-1]) で,現代日本語のコーパスとしてKOTONOHA 「現代日本語書き言葉均衡コーパス」に言及した.この『現代日本語書き言葉均衡コーパス』 (BCCWJ: Balanced Corpus of Contemporary Written Japanese) は,大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所と文部科学省科学研究費特定領域研究「日本語コーパス」プロジェクトが共同で開発した本格的なコーパスである.
 コーパスの内容については,同サイトに「2012年3月現在,検索対象となっているのは,以下の11種のデータ,合計約1億500万語です」とある.サンプルは,1976--2008年にかけての文書で,その11のジャンルは書籍,雑誌,新聞,白書,教科書,広報紙,Yahoo!知恵袋,Yahoo!ブログ,韻文,法律,国会会議録にわたる.各テキストからは2種類のサンプルが取られており,「ひとつは長さを1000字に固定したサンプル (固定長サンプル),もうひとつは,節や章など文章の意味上のまとまりに対応した単位の全体です (可変長サンプル).これまでの調査によれば,可変長サンプルの平均長は新聞で約1000字,書籍で4000字弱です.」とある.
 BCCWJ を利用する方法やインターフェースはいくつかあるが,もっとも簡便なものが,上にもリンクを張った少納言である.登録不要で,表層の文字列によるコーパスの全文検索ができる.出力は無作為の500件と制限があるが,お手軽に試すことができる.
 一方,利用申請が必要な中納言では,同コーパスに対して,短単位・長単位・文字列の3つの方法により,形態論的な複雑な検索をかけることができる.
 また別のインターフェーとして,NINJAL-LWP for BCCWJ (NLB) がある.現行の1.20版では,BBCWJ のほとんどのデータを対象として,検索をかけることができる.検索ページはこちら
 関連して,NLB と同じインターフェースで利用できるもう1つの日本語コーパスを紹介する.筑波大学がウェブサイトからテキストを収集して編纂した11億語からなる筑波ウェブコーパス (Tsukuba Web Corpus: TWC) へのインターフェース,NINJAL-LWP for TWC (NLT)である.検索ページはこちら

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2013-08-11 Sun

#1567. 英語と日本語のオンラインコーパスをいくつか紹介 [web_service][corpus][efl][link][japanese]

 ウェブ上で用いることのできるコーパスをいくつか紹介したい.
 まず,「#1441. JACET 8000 等のベース辞書による語彙レベル分析ツール」 ([2013-04-07-1]) で取り上げた染谷泰正氏は,Business Letter Corpus のオンライン・コンコーダンサーをこちらで公開している.27種のコーパスからの検索が選択可能となっているが,メインは100万語超からなる Business Letter Corpus (BLC2000) とそれにタグ付けした POS-tagged BLC の2つだ.これは1970年代以降の英米その他の出版物から収集したデータである.
 Instructions for the First-Time User でまとめられているように,種々のコーパスのなかには,167万語を超える State of the Union Address (1790--2006) などデータをダウンロードできるものもあり,有用である.英作文の学習・教育や,独自データベースのコンコーダンサー作成のために参考になる.
 なお,同サイトでは,上述の各種コーパスから N-Gram Search を行なえる Bigram Plus の機能も提供している.N-Gram の検索には,本ブログより「#956. COCA N-Gram Search」 ([2011-12-09-1]) も参照.
 次は,英国のリーズ大学 (University of Leeds) が作成した大規模な Leeds collection of Internet corpora.英語を始め,フランス語,日本語などの様々な言語のコーパスをオンラインで検索できる.
 日本語のコーパスの情報については詳しくないが,KOTONOHA 「現代日本語書き言葉均衡コーパス」は充実しているようだ.ほかの日本語コーパスの情報源としては,コーパス日本語学のための情報館 --- コーパス紹介が有用.

Referrer (Inside): [2013-10-09-1]

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2013-07-29 Mon

#1554. against の -st 語尾 [preposition][adverb][genitive][phonetics][link]

 語源的には againstagain から派生した形態だが,いったいこの -st 語尾は何なのだろうか.
 古英語で,again は ongēan などの形態で副詞,前置詞(与格あるいは対格を支配する),接頭辞として広く機能していた.平行して,副詞を示す属格語尾語尾を伴った ongēanes などの形態も行なわれていた([2009-07-18-1]の記事「#81. oncetwice の -ce とは何か」を参照).中英語になると,前置詞としての again は,異形 agains および後続の against とともに競合し始め,近代英語の標準語確立の過程で副詞としての機能に限定されてゆくこととなった.近代英語で前置詞としての標準的な地位を確立したのは,最も後発の against だった.
 さて,again の直後の -(e)s の添加は,上述の通り,副詞化する属格語尾とされているが,さらなる t の添加はどのように説明されるだろうか.OED の against, prep., conj., adv., and n. の語源欄によると次のようにある.

The development of excrescent final -t . . . was probably reinforced by the fact that the word was frequently followed by te, variant of THE adj., and perhaps also by association with superlatives in -st; compare similarly AMONGST prep. 1a, AMIDST adv., BETWIXT prep.


 『英語語源辞典』の記述も,OED に沿っているが,補足説明がある.

-t はおそらく最上級の -st と混同されたための添え字 (cf. AMIDST, AMONGST, BETWIXT), または agains þeagains teagainst(e) þe (cf. hwīls þatwhilst þat) となる異分析によるものか.この -st に終わる語形の最初の例は Layamon Brut の Otho 写本 (c1300) に aȝenest として見いだされる(Caligula 写本 (?a1200) では toȝines). Trevisa や1400年以降 London の英語では広く使用され,16C半には文語として確立した.again, against とも ModE -g- の綴りと発音は ON の影響を受けた北部方言による.


 Brut からの初例は,MED ayēn(e)s (prep.) 1(b) より,"c1300 Lay. Brut (Otho C.13) 22476: He dude ase a wisman and wende a3enest [Clg: to3eines] him anon." である.
 上記より,against の -st 添加については,(1) 最上級語尾 -st との類推,(2) 直後の定冠詞の語頭子音に関わる異分析,という説明が提案されてきたということである.同じ語尾添加の例として amidst, amongst, betwixt, whilst などがあるが,これらの初出時期,互いの機能的類似性,-st の有無による意味の相違,語末3子音連続の音韻論的意義などを考察して,総合的に迫るべき問題だろう.関連して,古英語 ongēan の類義語 tōgēan(es) に基づいて,-t の添加された形態が15世紀に toȝenes として初出していることも付け加えておく.
 ほかに against における語尾音添加 (paragoge) については,「#739. glide, prosthesis, epenthesis, paragoge」 ([2011-05-06-1]) を参照.また,whilst については「#508. Dracula に現れる whilst」 ([2010-09-17-1]),「#509. Dracula に現れる whilst (2)」 ([2010-09-18-1]),「#510. アメリカ英語における whilst の消失」 ([2010-09-19-1]) を,betwixt については「#1389. between の語源」 ([2013-02-14-1]),「#1393. between の歴史的異形態の豊富さ」([2013-02-18-1]),「#1394. between の異形態の分布の通時的変化」 ([2013-02-19-1]),「#1399. 初期中英語における between の異形態の分布」 ([2013-02-24-1]) を参照.

 ・ 寺澤 芳雄 (編集主幹) 『英語語源辞典』 研究社,1997年.

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2013-06-09 Sun

#1504. 日本語の階層差 [japanese][sociolinguistics][variation][link]

 階級による英語の言語的な差異については,例えば次の記事で扱ってきた.
 
 ・ 「#1359. 地域変異と社会変異」 ([2013-01-15-1])
 ・ 「#1481. カンナダ語にみる社会方言差と地域方言差の逆ピラミッド」 ([2013-05-17-1])
 ・ 「#1370. Norwich における -in(g) の文体的変異の調査」 ([2013-01-26-1])
 ・ 「#406. Labov の New York City /r/」 ([2010-06-07-1])
 ・ 「#1371. New York City における non-prevocalic /r/ の文体的変異の調査」 ([2013-01-27-1])
 ・ 「#1363. なぜ言語には男女差があるのか --- 女性=保守主義説」 ([2013-01-19-1])
 ・ 「#1203. 中世イングランドにおける英仏語の使い分けの社会化」 ([2012-08-12-1])
 ・ 「#1292. 中英語から近代英語にかけての h の位置づけ」 ([2012-11-09-1])

 現代日本語では階級による言語の差異が明確にはみられないので,英語での差異について直感的に理解しにくいが,明治以前には日本語にも階級差が明確に存在した.『新版日本語教育事典』 (468) より,関連する箇所を引用する.
 

士農工商という身分制度が存在した江戸時代には,日本語も同様であった.福沢諭吉は『旧藩情』(1877) のなかで,旧中津藩において士農商のことばにはっきりした差異があったことを,具体例を挙げて記述している.さらに,このような言語の変異は身分の違いに起因するものであり,このような状況は,他藩でも同じだろうとも述べている.〔中略〕日本語の社会階層差は,明治時代に入り,いわゆる身分制度が廃止された後も,教育・職業などによることばの違いとして存続してきた./近世・近代に比べると,高学歴化が進み,階層が固定的でなくなった現代では,社会階層間の格差の現象を反映して,日本語の階層による違いも,小さくなってきているといえよう.しかし,音声上の諸特徴,使用する語彙の選択,表現の方法などから,話者の職業などをある程度特定することは可能である.


 青空文庫より『旧藩情』を参照したところ,例えば「見てくれよ」というのに,上士は「みちくれい」,下士は「みちくりい」,商人は「みてくりぃ」,農民は「みちぇくりい」の如く変異を示したという.
 同じく『日本語学研究事典』 (176) より引用.

【階層差】宮廷・貴族の言葉と庶民の言葉,武家の言葉と町人の言葉など,身分・階級によって,言葉の様相に大きな差異がみられる.落語の『たらちね』は,宮仕えをしていた公家の娘を妻に迎えた,長屋住まいの八五郎夫婦の言葉の行き違いを描いたものであり,『八五郎出世』には,殿様の側室になった妹を訪ねた八五郎が武家言葉に戸惑うおかしみが描かれている.こうした,言語の階層差には,かつてイギリスやロシアの貴族社会ではフランス語が使われていたというような極端な例もある.江戸時代,各藩の武家社会の言葉は,「ご家中言葉(家中語)」などと呼ばれたが,そこには,改易や移封によって,地域住民の言葉とは全く別の地域の言語が行なわれていることが珍しくなかった.また,武家の女性たちの用いる,上品な言葉遣いは「お屋敷言葉・大和言葉」などと呼ばれ,庶民の言葉の純化に貢献した.例えば上田万年・保科孝一らの「東京の中流社会の言葉」をもとにして標準語を作ろうといった言説にも見られるように,言語に上流・中流・下流などの階層差を意識する傾向は,かなり強く残っている.


 明治以前の日本語でも,現在のイングランドの場合と同様に,上層の階級では地域による変異が小さいが,下層では変異が大きいピラミッド構造を示す([2013-01-15-1]の記事「#1359. 地域変異と社会変異」の図を参照).ただし,部分的にその逆のパターンを示すカンナダ語のような例があることは,「#1481. カンナダ語にみる社会方言差と地域方言差の逆ピラミッド」 ([2013-05-17-1]) で触れたとおりである.

 ・ 『新版日本語教育事典』 日本語教育学会 編,大修館書店,2005年.
 ・ 『日本語学研究事典』 飛田 良文ほか 編,明治書院,2007年.

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2013-05-16 Thu

#1480. (英語)社会言語学概説書の書誌 [bibliography][sociolinguistics][hel_education][link]

 「#1445. 英語史概説書の書誌」 ([2013-04-11-1]) と同様の趣旨で,(英語)社会言語学の概説的な参考図書のリストを作成した.
 近年,(英語)社会言語学の発展は著しく,扱う範囲が広大になってきているが,以下では(英語)社会言語学に関する概説的な図書とレファレンスのお薦めリストを掲げる(◎○は特にお薦めのもの).このほかにも,各図書の巻末に掲載されている参考文献リストや,オンラインでは O'Grady et al. の言語学入門書のコンパニオンサイトに置かれているPDFの参考文献リストも要参照.また,本ブログでも社会言語学の話題を多く扱っているので,とりわけ sociolinguistics の各記事を参照されたい.
 以下と同じ内容の印刷配布用のPDFはこちらからどうぞ.

[概説書(日本語)]

 ○ 東 照二 『社会言語学入門 改訂版』,研究社,2009年.
 ○ 鈴木 孝夫 『ことばと文化』 岩波書店〈岩波新書〉,1973年.
 ・ 田中 克彦 『ことばと国家』 岩波書店〈岩波新書〉,1981年.
 ○ 田中 春美,田中 幸子(編著) 『社会言語学への招待』 ミネルヴァ書房,1996年.
 ・ 津田 葵 「社会言語学」『英語学大系第6巻 英語学の関連分野』(柴谷 方良, 大津 由紀雄, 津田 葵),大修館書店, 1989年,365--495頁.
 ・ 日比谷 潤子(編著) 『はじめて学ぶ社会言語学』 ミネルヴァ書房,2011年.
 ・ ルイ=ジャン・カルヴェ(著),萩尾 生(訳) 『社会言語学』 白水社,2002年.

[概説書(英語)]

 ・ Fasold, Ralph. The Sociolinguistics of Language. Oxford: Blackwell, 1990.
 ・ Holmes, Janet. An Introduction to Sociolinguistics. 3rd ed. Harlow: Pearson Education, 2008.
 ◎ Hudson, R. A. Sociolinguistics. 2nd ed. Cambridge: Cambridge University Press, 1996.
 ・ Romain, Suzanne. Language in Society: An Introduction to Sociolinguistics. 2nd ed. Oxford: Oxford University Press, 2000.
 ○ Trudgill, Peter. Sociolinguistics: An Introduction to Language and Society. 4th ed. London: Penguin, 2000.
 ○ Wardhaugh, Ronald. An Introduction to Sociolinguistics. 6th ed. Malden: Blackwell, 2010.

[(英語)社会言語学の参考図書]

 ・ 石橋 幸太郎(編) 『現代英語学辞典』 成美堂,1973年.
 ○ 大塚 高信,中島 文雄(監修) 『新英語学辞典』 研究社,1982年.
 ・ 寺澤 芳雄(編) 『英語学要語辞典』 研究社,2002年.
 ・ 松浪 有,池上 嘉彦,今井 邦彦(編) 『大修館英語学事典』 大修館書店,1983年.
 ○ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of the English Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ・ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ○ McArthur, Tom, ed. The Oxford Companion to the English Language. Oxford: Oxford University Press, 1992.
 ◎ Trudgill, Peter. A Glossary of Sociolinguistics. Oxford: Oxford University Press, 2003.

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2013-05-11 Sat

#1475. 英語と言語に関する地図のサイト [internet][link][timeline][hel_education][map][global_language][elf][vexillology]

 Map of the World という,様々な地図を提供する良サイトを見つけた.探してみると,英語やその他の言語に関する地図やヴィジュアル資料による説明も豊富で,本ブログとして紹介する価値があると思ったので,以下にリンクを張っておきたい.地図の一般的な用途にも便利に使える.

 ・ English Language --- Facts & Infographic: 英語の特徴や英語の歴史を大雑把に解説.そのなかの English Speaking Countries の地図は有用.
 ・ Should English Be The Official Language Of The World --- Facts & Infographic: 世界語としての現代英語の地位を客観的に記述.データの典拠はわからないが The Web of Words では,ウェブ上のコンテンツの英語比率は56%(圧倒的首位),ウェブ上のコミュニケーションの英語比率は26.8%(中国語について2位)となっている.英語が公用語となっている56カ国の国旗が示されている.アルファベット順に挙げると,Antigua and Barbuda, Bahamas, Barbados, Belize, Botswana, Cameroon, Canada, Dominica, Eritrea, Ethiopia, Federated States of Micronesia, Fiji, Gambia, Ghana, Grenada, Guyana, India, Ireland, Jamaica, Kenya, Kiribati, Lesotho, Liberia, Malawi, Malta, Marshall Islands, Mauritius, Namibia, Nauru, New Zealand, Nigeria, Pakistan, Palau, Papua New Guinea, Philippines, Rwanda, Saint Kitts and Nevis, Saint Lucia, Saint Vincent and the Grenadines, Samoa, Seychelles, Sierra Leone, Singapore, Solomon Islands, South Africa, South Sudan, Sudan, Swaziland, Tanzania, Tonga, Trinidad and Tobago, Tuvalu, Uganda, Vanuatu, Zambia, Zimbabwe.関連して,「#177. ENL, ESL, EFL の地域のリスト」 ([2009-10-21-1]) や「#376. 世界における英語の広がりを地図でみる」 ([2010-05-08-1]) も参照.
 ・ Top Ten English Speaking Countries: 地図で英語話者(母語話者とは限らない)人口の世界トップ10の国が示されている.データソースと凡例に不明な点があるが,アルファベット順に挙げると,Australia, Canada, France, Germany, India, Italy, Nigeria, Philippines, United Kingdom, United States.本当だろうか・・・.
 ・ Top Ten Daily Newspapers in English: これも地図で示されるが,英米とインドのみ.1日の平均発行部数順に,The Sun (UK), USA Today (USA), The Daily Mail (UK), The Mirror (UK), Times of India (India), Wall Street Journal (USA), New York Times (USA), The Daily Telegraph (UK), Daily Express (UK), Los Angeles Times (USA) .

 ・ Language Map of the World: 25言語とその他というくくりで色分けの地図がある.

 ・ UK Map --- United Kingdom: イギリスの地図をざっと示すときに使える.Physical Map はこちら.  *  
 ・ USA Map: アメリカ地図をざっと示すときに使える.Physical Map はこちら.  *  
 ・ Europe Map: ヨーロッパ地図をざっと示すときに使える.Physical Map はこちら.  *  
 ・ Map of the World: 世界地図をざっと示すときに使える.  *  *  *

 ほかにオンラインの言語地図としては,「#715. Britannica Online で参照できる言語地図」 ([2011-04-12-1]) で張ったリンクや,EthnologueBrowse by Map Title を参照.

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2013-04-11 Thu

#1445. 英語史概説書の書誌 [bibliography][hel_education][link]

 年度の初めに,英語史概説書や参考図書など英語史・英語学を学習・研究する上で知っておきたい図書等を書誌としてまとめておく.近年,この分野の出版物は日本語でも英語でも数が多く,レベルも入門から専門までと幅広いので,選定するのが難しいのだが,以下は現時点での一応の厳選リストである.
 独断と偏見ではあるが,最重要として◎を,重要として○を付した.このほかに,各図書の巻末やウェブサイトに掲載されている参考文献表も要参照.印刷配布用のPDFも作ったので,こちらからどうぞ.

[英語史概説書(日本語)]

 ・ 家入 葉子  『ベーシック英語史』 ひつじ書房,2007年.
 ・ 宇賀治 正朋 『英語史』 開拓社,2000年.
 ○ 唐澤 一友 『多民族の国イギリス---4つの切り口から英国史を知る』 春風社,2008年.
 ◎ 寺澤 盾 『英語の歴史』 中央公論新社〈中公新書〉,2008年.
 ・ 中尾 俊夫,寺島 廸子 『図説英語史入門』 大修館書店,1988年.
 ・ 橋本 功 『英語史入門』 慶應義塾大学出版会,2005年.
 ○ 堀田 隆一 『英語史で解きほぐす英語の誤解 --- 納得して英語を学ぶために』 中央大学出版部,2011年.
 ・ 松浪 有 編,小川 浩,小倉 美知子,児馬 修,浦田 和幸,本名 信行 『英語の歴史』 大修館書店,1995年.
 ○ 渡部 昇一 『英語の歴史』 大修館,1983年.

[英語史概説書(英語)]

 ◎ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.
 ○ Bradley, Henry. The Making of English. London: Macmillan, 1955.
 ・ Bragg, Melvyn. The Adventure of English. New York: Arcade, 2003.
 ・ Brinton, Laurel J. and Leslie K. Arnovick. The English Language: A Linguistic History. Oxford: Oxford University Press, 2006.
 ○ Crystal, David. The Stories of English. London: Penguin, 2005.
 ○ Fennell, Barbara A. A History of English: A Sociolinguistic Approach. Malden, MA: Blackwell, 2001.
 ・ Gelderen, Elly van. A History of the English Language. Amsterdam, John Benjamins, 2006.
 ・ Jespersen, Otto. Growth and Structure of the English Language. 10th ed. Chicago: University of Chicago, 1982.
 ・ Knowles, Gerry. A Cultural History of the English Language. London: Arnold, 1997.
 ・ McCrum, Robert, William Cran, and Robert MacNeil. The Story of English. 3rd rev. ed. London: Penguin, 2003.
 ・ Smith, Jeremy J. Essentials of Early English. London: Routledge, 1999.
 ・ Strang, Barbara M. H. A History of English. London: Methuen, 1970.
 ・ Svartvik, Jan and Geoffrey Leech. English: One Tongue, Many Voices. Basingstoke: Palgrave Macmillan, 2006.

[英語史・英語学の参考図書]

 ・ 荒木 一雄,安井 稔(編) 『現代英文法辞典』 三省堂,1992年.
 ・ 石橋 幸太郎(編) 『現代英語学辞典』 成美堂,1973年.
 ・ 大泉 昭夫(編) 『英語史 ・歴史英語学:文献解題書誌と文献目録書誌』 研究社,1997年.
 ○ 大塚 高信,中島 文雄(監修) 『新英語学辞典』 研究社,1982年.
 ◎ 小野 茂(他) 『英語史』(太田朗, 加藤泰彦編 『英語学大系』 8--11巻) 大修館書店,1972--85年.
 ・ 佐々木 達,木原 研三(編) 『英語学人名辞典』,研究社,1995年.
 ◎ 寺澤 芳雄(編) 『英語語源辞典』 研究社,1997年.
 ・ 寺澤 芳雄(編) 『英語史 ・歴史英語学 --- 文献解題書誌と文献目録書誌』 研究社,1997年.
 ・ 寺澤 芳雄(編) 『英語学要語辞典』 研究社,2002年.
 ・ 寺澤 芳雄,川崎 潔 (編) 『英語史総合年表?英語史 ・英語学史 ・英米文学史 ・外面史?』 研究社,1993年.
 ○ 松浪 有,池上 嘉彦,今井 邦彦(編) 『大修館英語学事典』 大修館書店,1983年.
 ○ Biber, Douglas, Stig Johansson, Geoffrey Leech, Susan Conrad, and Edward Finegan, eds. Longman Grammar of Spoken and Written English. Harlow: Pearson Education, 1999.
 ○ The Cambridge History of the English Language. Vols. 1--7. Ed. Richard M. Hogg. 1992--2001.
 ◎ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of the English Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ・ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ・ Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum, eds. The Cambridge Grammar of the English Language. Cambridge: CUP, 2002.
 ○ McArthur, Tom, ed. The Oxford Companion to the English Language. Oxford: Oxford University Press, 1992.
 ◎ The Oxford English Dictionary. 2nd ed. CD-ROM. Oxford: Oxford University Press, 1992. Version 3.1. 2004. (Also available online as Oxford English Dictionary Online at http://www.oed.com/ .)
 ○ Quirk, Randolph, Sidney Greenbaum, Geoffrey Leech, and Jan Svartvik. A Comprehensive Grammar of the English Language. London: Longman, 1985.

[英語史関連のウェブサイト]

 ・ 家入 葉子 「英語学関係(基本文献など)」 http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/English.htm .(より抜かれた基本文献のリスト)
 ・ 堀田 隆一 「hellog?英語史ブログ」 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~rhotta .本授業の履修者は必見.特に「参考文献リスト」 (http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~rhotta/course/2009a/hellog/references.html) を参照.
 ・ 三浦 あゆみ 「A Gateway to Studying HEL: Textbooks(日本語編)」 http://www013.upp.so-net.ne.jp/HEL/textbooks.html .(充実した英語史の文献リスト)

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2013-04-07 Sun

#1441. JACET 8000 等のベース辞書による語彙レベル分析ツール [lexicology][web_service][link][elt]

 日本の英語教育の世界では,「JACET 8000」という語彙集がよく用いられる.各語に1--8の語彙レベルが付されており,英文テキストの難易度判定や教材研究・開発などに使われる.ほかにも,類似した目的で SVL12000 や WLC などの語彙集が存在するが,それぞれの特徴については,染谷泰正氏のベース辞書についてに,次のようにある.

JACET8000 は大学英語教育学会基本語改訂委員会が編纂した学習語彙リストで,「British National Corpus と日本人英語学習者の環境を踏まえて独自に作成されたサブコーパスに準拠し,かつ中高の教育現場の状況にも配慮」して作成されたもので,「日本人英語学習者のための科学的教育語彙表」として評価を得ています.詳しくは『大学英語教育学会基本語リストJACET List of 8000 Basic Words』(大学英語教育学会基本語改訂委員会/2003年)を参照してください.

SVL12000(「標準語彙水準12000」)は株式会社アルクが独自に開発した語彙リストで,「ネイティブスピーカーの「使用頻度」をベースにしながら,日本人学習者にとっての「有用性」「重要性」を考慮して編集」したもので,既存の学習語彙表ではカバーされていない上級?最上級レベルの語彙(Level 8 ? Level 12)が含まれているのが特徴です.

WLC ベース辞書 は「AWK による語彙レベル分布計測プログラム」(染谷 1998) において作成されたもので,ビジネス英語の分析用に特化した約35,000語の見出し語からなる語彙リストです.詳しくは ここを参照してください.なお,WLC ベース辞書で使用されている品詞タグの種類についてはここを参照してください.


 染谷氏の提供するオンライン版 Word Level Checker(英文語彙難易度解析プログラム)では,テキストボックスに英文を投げ込むと,語彙レベルごとのテキストカバー率を返してくれる.ベース辞書としては,JACET8000, SVL12000, WLC (Ver.02) のいずれかを選択することができる.
 特に JACEL 8000 をベースとした類似ツールとしては,JACET 8000 TOOLS からいくつかのものにアクセスできる.

 ・ JACET 8000 LEVEL ANALYZER: 英文を投げ込むと,単語を見出し語化したうえで語彙レベルごとのテキストカバー率を返してくれる.プログラムの仕様や使用例については,清水伸一氏による JACET 8000 付属CD-ROM のプログラムデータ使用法が参考になる.
 ・ JACET 8000 LEVEL MARKER: 英文を投げ込むと,各単語にレベルを表わすタグ (1--8) をつけてカラー表示してくれる.
 ・ JACET 8000 Measuring Vocabulary: 語彙力診断テスト.「#833. 語彙力診断テスト」 ([2011-08-08-1]) で紹介した Test Your Vocab も参照.

 関連して,その他の英語語彙頻度表については「#308. 現代英語の最頻英単語リスト」 ([2010-03-01-1]) を参照.

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2013-03-28 Thu

#1431. Gelderen の英語史概説書のリンク集 [link]

 Gelderen の英語史概説書で言及されているウェブサイトのリンク集を作った.それぞれがどのようなサイトなのか,内容説明をつけている余力はなく,内容別に仕分けているわけでもないのだが,概説書で現われている順に抜き出したものなので,緩やかに時代順にはなっているはずである.このようなリンク集を作っておくと,後々けっこう役立つものなので,とりあえずの掲載.
 なお,Gelderen の英語史概説書のコンパニオンサイト History of English 自体にも有益なリンクが多数あるので,じっくり探ってみる価値はあるだろう.


 ・ Timeline of Britain's Prehistoric Past
 ・ Verbix -- Germanic languages: conjugate Old-English verbs
 ・ Ethnologue
 ・ World Wide Words
 ・ Shaw Phonetic Alphabet
 ・ The English Spelling Society
 ・ English Spelling Reform
 ・ The Great Vowel Shift
 ・ Phonetics: The Sounds of Spoken Language
 ・ UCLA Phonetics Lab Data
 ・ A Study of Some of the Most Commonly Misspelled Words
 ・ Origins of Modern Humans: Multiregional or Out of Africa?
 ・ Omniglot: Writing Systems & Language of the World
 ・ A Compendium of World-Wide Writing Systems from Prehistory to Today
 ・ Everything you ever wanted to know about Proto-Indo-European
 ・ Book of Kells Images
 ・ Old English Texts Transliterated
 ・ The Dictionary of Old English (DOE)
 ・ Runic alphabets
 ・ Audio Recordings of OE and ME Texts
 ・ OE Lessons
 ・ OE Grammar
 ・ The Electronic Introduction to Old English
 ・ Bosworth-Toller Dictionary
 ・ Diacritically-Marked Text of Beowulf facing a New Translation (with explanatory notes)
 ・ Beowulf Readings
 ・ Beowulf Translation
 ・ Thesaurus of Old English
 ・ Bright's Old English Glossary
 ・ The Anglo-Saxon Chronicle
 ・ Old English Aerobics Anthology
 ・ Gelderen's Audio History of English
 ・ The Wanderer: e-Edition by Tim Romano. Swarthmore, PA.
 ・ Yorshire Dialect
 ・ Bede's account in Medieval Sourcebook
 ・ Ogden's Basic English
 ・ Middle English Texts Transliterated
 ・ Anthology of ME Literature
 ・ The Auchinleck Manuscript
 ・ Jane Zatta's Chaucer
 ・ Transcription and Manuscript of Sir Orfeo
 ・ Transcription and Notes of Sir Orfeo
 ・ Chaucer Studio
 ・ 2 Gawain Manuscript Images
 ・ 5 Ellesmere Manuscript Images
 ・ Milton Reading Room
 ・ The Complete Works of Marlowe
 ・ Beaumont and Fletcher Play List
 ・ Queen Elizabeth I of England: Selected Writing and Speeches
 ・ Edmund Coote's English School-maister (1596)
 ・ The evolution of English lexicography by James Augustus Henry Murray
 ・ Diary archive (Pepys' Diary)
 ・ Shakespearean Prompt-Books of the Seventeenth Century
 ・ Book Facsimiles: Internet Shakespeare Editions
 ・ Shakespeare's Early Editors
 ・ Shakespeare Authorship
 ・ Sixteenth Century Renaissance English Literature (1485--1603)
 ・ King Aflred's Boethius' English Translation
 ・ Letters from Dorothy Osborne to Sir William Temple
 ・ Eighteenth-Century E-Texts
 ・ Bartleby.com: Great Books Online -- Quotes, Poems, Novels, Classics and hundreds more
 ・ British National Corpus -- free
 ・ Sample Sound Files @ ICE-corpora.net
 ・ New Spelling
 ・ Scottish-Themed Audio Library
 ・ English Dialect Links
 ・ The Routes of English
 ・ Letters of delegates to Congress, 1774--1789, Volume 2, September 1775--December 1775
 ・ Johnson, Preface to the Dictionary
 ・ Selections from Johnson's Dictionary
 ・ Mencken, H. L. 1921. The American Language
 ・ Common Errors in English Usage
 ・ Oxford English Dictionary
 ・ British Accents and Dialects
 ・ Routes of English: Accents and Dialects
 ・ Varieties of English
 ・ A Glossary of Hardboiled Slang
 ・ Computer History Museum
 ・ LearnEnglish by British Council
 ・ IDEA: International Dialects of English Archive
 ・ Speech Accent Archive
 ・ Australian Broadcast Corporation
 ・ Radio New Zealand International
 ・ Canadian raising and other oddities
 ・ World English: Listen to English around the World
 ・ Stories of the Dreaming -- Australian Museum
 ・ Wordorigins.org
 ・ British Slang Dictionary or English-to-American Dictionary
 ・ Jamaican Creole Texts
 ・ The Corpus of Written British Creole
 ・ Society for Pidgin and Creole Linguistics
 ・ Endangered languages home
 ・ American Indian Language Development Institute (AILDI)
 ・ BBC NEWS: Census shows Welsh language rise
 ・ The Bologna Declaration
 ・ Tok Pisin -- Pidgin / English Dictionary
 ・ Concordance software: MonoConc and ParaConc
 ・ The University of Oxford Text Archive (OTA)
 ・ EModE and ModE collection
 ・ The Online Books Page -- EModE and ModE
 ・ Childes: Child Language Data Exchange System
 ・ Micase: Michigan Corpus of Academic Spoken English
 ・ Early Manuscripts at Oxford University
 ・ New Words in TV-series
 ・ BBC History
 ・ American Speech: A Quarterly of Linguistic Usage
 ・ Luciferous Logolepsy: Dragging obscure words into the light of day
 ・ Barbara Wallraff's Word Court

 ・ Gelderen, Elly van. A History of the English Language. Amsterdam, John Benjamins, 2006.

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2013-03-26 Tue

#1429. 英語史に関連する BL の写本等画像と説明 [link][bl][manuscript][bible]

 The British LibraryOnline Gallery より,英語史に関連する写本等の画像(とその説明)へのリンクを集めてみた.およそ1枚画像だが,いくつかについては,ブラウザ上でページをめくるようにして写本や刊本の画像を次々に閲覧できるサービスも提供されている.Online Gallery からサーチ機能を利用すれば,いろいろと掘り出し物が出てきそうである.

 ・ Bede's History of the English Church and People の写本画像と説明.
 ・ Beowulf の写本画像と説明.
 ・ The Lindisfarne Gospels の写本画像と説明.写本をめくって読めるサービスもあり.
 ・ Anglo-Saxon Chronicle の写本画像と説明.
 ・ Magna Carta の画像と説明.(See also Treasures in Full: Magna Carta, as mentioned in [2011-06-08-1].)
 ・ 'Sumer is icumen in' の写本画像と説明.
 ・ Geoffrey Chaucer's 'The Canterbury Tales' の写本画像と説明.
 ・ Thomas Malory's 'Le Morte Darthur' の写本画像と説明.
 ・ William Caxton's Chaucer: 'The Canterbury Tales' の刊本画像と説明.
 ・ William Tyndale's New Testament の写本画像と説明.
 ・ Princess Elizabeth's letter の手記画像と説明.
 ・ King James Bible の刊本画像と説明.写本をめくって読めるサービスもあり.
 ・ Shakespeare's First Folio の刊本画像と説明.

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2013-02-03 Sun

#1378. 英語史のインフォグラフィック [timeline][hel_education][link]

 昨日の記事「#1377. Gelderen 版,英語史略年表」 ([2013-02-02-1]) も含め,ここ最近,英語史年表にこだわってきた(##777,1368,1369,1377 ほか,timeline の各記事も参照).
 取り上げてきたのは,年代と文字だけの伝統的で散文的な年表ばかりだが,絵入りの年表のようなものがあるとおもしろい.ウェブ上で探してみたところ,Infographic Showing the History of the English Language なるページを見つけた.画像による英語史の概説だ.画像は縦長で1.5MBと重いので,以下のようにクリックによるズームと移動を可能にした(あるいはこちらのページへ).



 このインフォグラフィック作成に当たっては,画像の下部にあるように以下のサイトを情報源として利用したという.ウェブ上には,あちらこちらに年表のページが転がっているようだ.

 ・ BBC British History in Depth: The Ages of English: 「#18. 英語史をオンラインで学習できるサイト」 ([2009-05-16-1]) で紹介したのと同じサイト内
 ・ Key Events in the History of the English Language: これ自身も英語史略年表.割りに詳しい説明がついている
 ・ Chronology of Events in the History of English: コメント付きの英語史略年表
 ・ Language Timeline: 数十年単位での説明つきの英語史略年表

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2012-11-18 Sun

#1301. Gramley の英語史概説書のコンパニオンサイト [link][review][hel_education]

 今年出版された Gramley の英語史概説書コンパニオンサイトが充実している.特に Timeline とそこからアクセスできる資料の豊富さが魅力だ.
 概説書をめくってみると,ページの至る所に,ウェブ上に説明書きのある項目が青字で示されている.多くは用語説明だが,なかには便利な表や一覧を含んでいるものもあり,相当の情報量だ.PDFで資料をダウンロードする必要があり,ウェブ上でシームレスにとはいかないが,探ってみる価値はある.
 こちらのページからは,古い英語のグロッサリー付きテキスト(91頁分)が手に入り,講読用教材としておおいに利用できそうだ.
 また,様々な英語変種で発音された音声ファイルがこちらから手に入る.諸変種のサンプル音源については,以下の記事に張ったリンクからもアクセスできるので参考までに.

 ・ 「#517. ICE 提供の7種類の地域変種コーパス」 ([2010-09-26-1])
 ・ 「#303. 世界で話される英語の発音のサンプル音源」 ([2010-02-24-1])

 本書自体は未読だが,目次を見る限り,社会言語学的な観点を打ち出しており,外面史への傾斜が強いようだ.昨今の英語史の潮流を反映して,近代以降の諸変種の誕生にも力点が置かれている.438頁の分厚い本だが,いずれ目を通したい.

 ・ Gramley, Stephan. The History of English: An Introduction. Abingdon: Routledge, 2012.

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