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timeline - hellog〜英語史ブログ

最終更新時間: 2019-01-18 05:57

2019-01-18 Fri

#3553. 大母音推移の各音変化の年代 [gvs][phonology][sound_change][timeline][chronology][vowel]

 昨日の記事「#3552. 大母音推移の5つの問題」 ([2019-01-17-1]) で取り上げたように,大母音推移 (gvs) には様々な問題が立ちはだかっている.昨日挙げた5点のすべてに通底する根本的な問いは,当時の書き言葉からしか得られない情報に基づき,いかに正しく音価を復元しうるのかという文献学的な問題である.綴字の分析や解釈の仕方に応じて,各長母音・2重母音の音価や変化のタイミングに関する結論が,研究者間で異なってしまうということになりかねない.これが大母音推移研究の最大の難問なのである.
 しかし,膨大な研究の蓄積により,各音変化の年代についてある程度の事実が分かってきていることも確かである.綴字以外にも,詩の脚韻の慣習,脚韻語の辞書,正音学者による記述なども音価の特定に貢献してきたし,情報を総合すればある程度の実態が浮かび上がってくるものである.Krug (249) は,主要な先行研究をまとめる形で,大母音推移の各変化の生じた年代を示す図を作成した.以下に,"Dating the changes of Middle English long vowels" と題されたその図を再現しよう.

 Middle English c.1500 c.1600 c.1700 Modern English
 c.1300       (RP)
(I) > ɪi > əɪ > 
(II) > ʊu > əʊ > 
(III) >     
(IV) >     
(V)ɛː > e̞ː >  > 
(VI)ɔː   >    > oʊ > əʊ
(VII)   > æː > ɛː >  > 


 この図をみるかぎり,少なくとも (I)--(IV) の変化,すなわち母音四辺形でいうところの上半分の長母音が経た変化は,14--15世紀という比較的早い段階で生じており,しかも互いに関わりあっているかのように思われる.この4つについては「推移」を語ることは許されるだろう.
 続いて,16--17世紀半ばにかけて,(V)--(VII) の下半分の長母音が変化しているようにみえるが,特に低母音の /aː/ の動きは,かなり遅い時期までずれ込んでいるようだ.これを信じるならば,低母音から始まったとする伝統的な「押し上げ推移」 (push chain) の仮説は少なくとも否定されるだろう.
 しかし,/aː/ の変化が上半分の諸変化の年代から100年ほど遅れていることを考慮すると,この時間差は一連の「推移」を断ち切るほどに大きいとみるべきだろうか,あるいは十分に小さいのだろうか.この問題を巡っても様々な意見があり,議論の終着点はみえない.

 ・ Krug, Manfred. "The Great Vowel Shift." Chapter 14 of The History of English. 4th vol. Early Modern English. Ed. Laurel J. Brinton and Alexander Bergs. Berlin: Mouton de Gruyter, 2017. 241--66.

Referrer (Inside): [2019-01-19-1]

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2019-01-09 Wed

#3544. 英語辞書史の略年表 [dictionary][lexicography][timeline][cawdrey][webster][johnson][mulcaster][oed]

 Dixon (242--44) より,英語に関する辞書史の略年表を掲げる.あくまで主要な辞書 (dictionary) や用語集 (glossary) に絞ってあるので注意.とりわけ18世紀以降には,ここで挙げられていない多数の辞書が出版されたことに留意されたい.それぞれのエントリーは特に記載のないかぎり単言語辞書を指しており,出版年は初版の年を表わす.

c725Corpus Glossary. Latin to Latin, Old English, and Old French.
c1000Aelfric's glossary. Latin to Old English.
1499Anonymous. Promptorium Parvalorum [ms version in 1430]. English to Latin.
1500Anonymous. Hortus Vocabularum [ms version in 1440]. Latin to English.
1535Ambrogio Calepino. Dictionarium Latinae Linguae. Monolingual Latin.
1538Thomas Elyot. Dictionary. Latin to English.
1552Richard Huloet. Abecedarium Anglo-Latinum. English to Latin.
1565Thomas Cooper. Thesaurus Linguae Romanae & Britannicae. Latin to English.
1573John Baret. An Alvearie or Triple Dictionarie. English, Latin, and French.
1582Richard Mulcaster. Elementarie. [List of English words with no definitions.]
1587Thomas Thomas. Dictionarium. Latin to English.
1596Edmund Coote. The English Schoole-maister.
1604Robert Cawdrey. A Table Alphabeticall.
1613Academia della Crusca. Vocabulario. Monolingual Italian.
1616John Bullokar. An English Expositor.
1623Henry Cockeram. The English Dictionarie.
1656Thomas Blount. Glossographia.
1658Edward Phillips. The New World of English Words.
1676Elisha Coles. An English Dictionary.
1694Académie française. Dictionnaire. Monolingual French.
1702John Kersey. A New English Dictionary.
1721Nathan Bailey. A Universal Etymological English Dictionary.
1730Nathan Bailey. Dictionarium Britannicum.
1749Benjamin Martin. Lingua Britannica Reformata.
1753John Wesley. The Complete English Dictionary.
1755Samuel Johnson. Dictionary.
1765John Baskerville. A Vocabulary, or Pocket Dictionary.
1773William Kenrick. A New Dictionary of English.
1775John Ash. The New and Complete Dictionary.
1798Samuel Johnson, Junr. A School Dictionary.
1828Noah Webster. American Dictionary.
1830Joseph Emerson Worcester. Comprehensive Dictionary.
1835--7Charles Richardson. A New Dictionary of the English Language.
1847--50John Ogilvie. The Imperial Dictionary.
1872Chambers's English Dictionary. Robert Chambers and William Chambers.
1888--1928Oxford English Dictionary. James A. H. Murray et al.
1889--91The Century Dictionary and Cyclopedia. William Dwight Whitney.
1893--5A Standard Dictionary. Isaac K. Funk. [Later known as Funk and Wagnalls.]
1898Webster's Collegiate Dictionary. [No editor stated.]
1898Austral English. Edward E. Morris.
1909Webster's New International Dictionary. William Torey Harris and F. Sturgis Allen.
1911The Concise Oxford English Dictionary of Current English. H. W. Fowler and F. G. Fowler.
1927The New Century Dictionary. H. G. Emery and K. G. Brewster.
1933The Shorter Oxford English Dictionary. C. T. Onions.
1935The New Method English Dictionary. Michael West and James Endicott.
1938--44A Dictionary of American English. William A. Craigie and James R. Hulbert.
1947The American College Dictionary. Clarence Barnhart.
1948The Oxford Advanced Learner's Dictionary. As. S. Hornby.
1951A Dictionary of Americanisms. Mitford M. Mathews.
1965The Penguin English Dictionary. George N. Garmonsway.
1966The Random House Dictionary Unabridged. Jess Stein.
1969The American Heritage Dictionary. Anne H. Soukhanov.
1971Encyclopedic World Dictionary. Patrick Hanks.
1978Longman Dictionary of Contemporary English. Paul Proctor.
1979Collins English Dictionary. Patrick Hanks.
1981The Macquarie Dictionary. Arthur Delbridge
1987COBUILD English Dictionary. John Sinclair.
1988The Australian National Dictionary. W. S. Ramson.
1995The Oxford English Reference Dictionary. Judy Pearsall and Bill Trumble.
1999The Australian Oxford Dictionary. Bruce Moore.


 ・ Dixon, R. M. W. The Unmasking of English Dictionaries. Cambridge: CUP, 2018.

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2018-11-26 Mon

#3500. 世界史資料集の「古代文字の解読」 [writing][grammatology][hieroglyph][timeline][map]

 高校の世界史資料集『タペストリー』を眺めていたら,世界の言語と文字についての情報がまとまった見開きページ (pp. 52--53) を見つけた.日本の教科書や資料集は非常によくできており,感心することが多いが,p. 53 の「古代文字の解読」なども実によく整理されている.以下に再現しよう.

古代文字解読者解読年解読資料・関連事項
神聖文字(ヒエログリフ)シャンポリオン(仏)1822ロゼッタストーン
楔形文字グローテフェント(独)1802ペルセポリスの碑文
ローリンソン(英)1847ベヒストゥーン碑文
インダス文字(未解読)
甲骨文字劉鶚・羅振玉・王国維(清),白川静(日)1903殷墟卜辞.白川は独自の再解釈を示したが,内容には異論も多い.
クレタ文字聖刻文字(絵文字)(未解読)
線文字A(未解読)
線文字B(ミケーネ文字)ヴェントリス(英),チャドウィック(英)1952 (1953)ギリシア古語を表わす音節文字と判明
ヒッタイト楔形文字ブロズニー(チェコ)1915ボアズキョイ出土の粘土板
原カナーン/原シナイ文字オルブライト(米)1966アルファベットの祖
ブラーフミー文字プリンセプ(英)1840ごろアショーカ王碑文
突厥文字トムセン(デンマーク)1893オルホン碑文
マヤ絵文字トンプソン(英)など一部解読


 「#2427. 未解読文字」 ([2015-12-19-1]),「#2486. 文字解読の歴史」 ([2016-02-16-1]) と合わせて文字解読のロマンに浸ってください.
 同じ資料集より「世界の語族」 (p. 52) と「世界の文字」 (p. 53) の地図も有用.  *

 ・ 川北 稔・桃木 至朗(監修) 帝国書院編集部(編) 『最新世界史図説 タペストリー』16訂版,帝国書院,2018年.

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2018-11-23 Fri

#3497. 『イギリス史10講』の年表 [timeline][history][monarch]

 この数週間のうちに「#3478. 『図説イギリスの歴史』の年表」 ([2018-11-04-1]),「#3479. 『図説 イギリスの王室』の年表」 ([2018-11-05-1]),「#3487. 『物語 イギリスの歴史(上下巻)』の年表」 ([2018-11-13-1]) などイギリス史年表をいくつか掲げてきたが,ついでにもう1つ近藤和彦(著)『イギリス史10講』の年表を提示しよう(以下,pp. 2, 18, 42, 72, 114, 148, 176, 200, 248, 284 より).このイギリス史概説は,経済や文化にも目配りをし,日本史との関わりにも注意を払っている点で読み応えがある.年表中で [I] はアイルランド,[S] はスコットランド,[A] は北アメリカを指す.

今から10000年前(紀元前8000ころ)このころまで氷期.ブリテン諸島はヨーロッパ大陸の大きな半島
紀元前6000このころまでに海水面が上昇し,現ブリテン諸島が出現
紀元前3000ころスカラ・ブレイなどオークニ島の遺跡群
紀元前2300ころストーンヘンジの完成
紀元前1000ころケルト系諸部族が広がる
紀元前55カエサルのブリタニア侵攻 (--54)
紀元後43クラウディウスのブリタニア征服
122ハドリアヌスの壁建設始まる;このころ「パクス・ローマーナ」
212ローマ帝国の全自由民に市民権
4世紀末ゲルマン諸部族の移住(--5世紀)
461以前[I] 聖パトリックの布教
563[I, S] コルンバ,アイオナに修道院創設
570以前ギルダス『ブリタニアの破滅について』
597聖アウグスティヌス,キャンタベリに教会建設
731ベーダ『イギリス人の教会史』,古英語に言及;このころアルクイン,フランク王国へ
793ヴァイキングの襲撃,始まる
871アルフレッド大王 (--899)
959エドガ王 (--975)
1016カヌート王 (--35) ,エマと再婚
1042エドワード証聖王 (--66)
10661. ハロルド王.10. ヘイスティングズの戦いでギヨーム(ウィリアム)勝利;ウィリアム1世征服王 (--87),ノルマン建築,中期英語の始まり
1069[S] マルカム3世,マーガレットと結婚
1135王位を巡る内戦 (--54)
1154ヘンリ2世 (-89),法と行政の整備,アイルランド遠征
1189リチャード1世獅子心王 (--99),第3回十字軍
1199ジョン欠地王 (--1216)
1215マグナ・カルタ
1216ヘンリ3世 (--72).尚書部,財務府が確立
1264シモン・ド・モンフォールの反乱 (--65)
1272エドワード1世長脛王 (--1307) .この前後に「アーサ王と騎士の物語」写本
1276ウェールズ戦争 (--83)
1296スコットランド独立戦争 (--1357)
1327エドワード3世 (--77)
1337フランスで百年戦争 (--1453)
1348黒死病猛威をふるう (--50)
1381人頭税,農民一揆(ウォト・タイラの乱)
1400以前チョーサ『キャンタベリ物語』
1422ヘンリ6世 (--61, 70--71)
1455バラ戦争 (--87) .このころフォーテスキュ『イングランドの統治』.このころイタリア・ルネサンス最盛期
1476キャクストン,ロンドンで活版印刷を開始.近世英語の始まり
1485ヘンリ7世 (--1509),テューダ朝始まる
1497カボット,ニューファンドランドへ
1509ヘンリ8世 (--47)
1517ルターの宗教改革始まる
1519カール5世,神聖ローマ皇帝 (--56)
1533上訴禁止法にて主権国家宣言
1534国王至上法にて国教会成立
1536ウェールズ合同法 (43にも)
1538教区登録法
1541アイルランド王位法
1542[S] メアリ・ステュアート (--67)
1547エドワード6世 (--53) .まもなく共通祈祷書,信仰統一法
1533メアリ1世 (--58) 「血まみれメアリ」.まもなくフォックス『殉教者の書』
1558エリザベス1世 (--1603) .国教会の再確立.[S] このころノックスの宗教改革
1568ネーデルラント(オランダ)で独立戦争始まる
1567[S] ジェイムズ6世 (--1625)
1580ドレイクの世界周航
1588アルマダ海戦.ティルベリの演説
1594[I] アルスタの反乱 (--1603)
1600ウィリアム・アダムズ九州に漂着,徳川家康に謁見.東インド会社設立.シェイクスピア『ハムレット』
1601貧民対策法,チャリティ用益法
1603ジェイムズ1世 (--25),ステュアート朝始まる
1607[I, A] プロテスタントのアルスタ植民,ヴァージニア植民
1611『欽定訳聖書』完成し,全国の教会へ
1613東インド会社のセーリス,ぜめし帝王の親書をたずさえ家康に越権
1618三十年戦争 (--48)
1623アンボイナ事件,以後東・東南アジア貿易はオランダが独占
1625チャールズ1世 (--49)
1638[S] 国民盟約.[I] ウェントワース総督「根こぎ」政策
1639主教戦争(翌年,第2次主教戦争)
16404. 短期議会.11. 長期議会 (--60) .「ピューリタン革命」開始
16415. ウェントワース(ストラフォード伯)処刑.10--. アイルランド「大虐殺」の報
16421. 王のクーデタ.8. 内戦始まる
1643[S] 厳粛な同盟と盟約
1645ニューモデル軍編成
1647パトニ討論(軍の幹部と水平派の議論)
16491. 特別法廷でチャールズ1世有罪,処刑.5. イングランド共和国.8. [I] クロムウェル,アイルランド出征
1651[S] エディンバラにて長老派,チャールズ2世の戴冠式.このころホッブズ『リヴァイアサン』
1652対オランダ戦争 (74まで継続)
1653統治章典によりクロムウェルは護国卿,ブリテン諸島は単一の共和国に
1660王政復古(国教会,3王国も復活),チャールズ2世 (--85)
1661フランスでルイ14世の親政 (--1715)
1665ロンドンでペスト大流行.ロイアル・ソサエティ『学術紀要』創刊
1666ロンドン大火
1679このころから議会でトーリ・ホウィグが対立
1685ジェイムズ2世 (--88) .この年ルイ14世,ナント王令を廃し,ユグノ難民生じる
1688九年戦争(大同盟戦争,ファルツ継承戦争,--97).6. 王太子誕生,「名誉革命」はじまる.11. オラニエ公ウィレム上陸.12. ジェイムズ2世,亡命
16892. 権利の宣言,ウィリアム3世 (--1702) & メアリ2世 (--94) .寛容法.12. 権利の章典.ロック『統治二論』.[S] エディンバラにて権利の要求.名誉革命レジームの始まり.第二次百年戦争の開始 (1815まで継続)
1690[I] ジェイムズ2世とウィリアム3世の会戦
1692[S] グレンコーの殺戮.最初の国債発行
1694イングランド銀行
1701王位継承法.スペイン継承戦争 (--13) .キャラコ論争
1703メシュエン条約
1707イングランドとスコットランドの合同(グレートブリテン王国成立)
1713ユトレヒト条約.このころから大西洋多角貿易の成長
1714ジョージ1世 (--27),ハノーヴァ朝始まる.ヴォルテールを援助
1715騒擾法,老僭王とジャコバイトの反乱
1720南海会社のバブル事件
1721ウォルポール首相 (--42) .このころデフォー,スウィフト,マンドヴィル,新聞雑誌,コーヒーハウスが活況を呈し,市民的公共圏が開花
1740オーストリア継承戦争 (--48)
1745若僭王とジャコバイトの反乱,翌年に惨敗
1754工芸振興協会
1755ジョンソン『英語辞典』,近代英語の確定
1756七年戦争 (--63) ,[A] 前年からフレンチ=インディアン戦争
1757インドでプラッシ会戦
1759ブリティシュ・ミュージアム開館.スミス『モラル感情論』
1760ジョージ3世 (--1820)
1763パリ条約(北アメリカの領土を拡大).ロンドンでウィルクス事件 (--74)
1765[A] 印紙税一揆
1771アークライトの水力紡績工場
1773[A] ボストン茶会事件.東インド会社規制法
1775[A] 13植民地の独立戦争 (--83)
1776スミス『諸国民の富』,ギボン『ローマ帝国衰亡史』.ペイン『コモンセンス』
1778コールブルクデイルに鉄製の橋
1780このころGDP年成長率1%をこえる(産業革命の始動)
1782[I] グラタン議会
1783パリ条約(合衆国独立の承認).ピット首相 (--1801, 04--06)
1784ウォット,複動回転蒸気機関の特許
1786英仏通商条約(イーデン条約)
1789マンチェスタに蒸気力紡績工場.フランス革命 (-99) .ワシントン大統領
1791[I] ユナイテッド・アイリッシュメン
1793対フランス大同盟による戦争(1815まで断続)
1799ネイサン・ロスチャイルド,マンチェスタに居住(1804にロンドンへ)
1800アイルランド合同法により,翌年に連合王国成立
1802/03綿製品がイギリス輸出品の第1位に
1808長崎でフェートン号事件(13より日本は「本国サラサ」を輸入)
1814ウィーン会議 (--15) でナポレオン戦争処理.第二次百年戦争終結
1825空前の好況,鉄道開通,年末に最初の恐慌.日本で「異国船打払令」
1826ロンドン大学 (UCL) 創立
1828審査法・自治体法の廃止
1829カトリック解放法
18309. リヴァプール・マンチェスタ鉄道開通.11. グレイ首相 (--34)
1832選挙法改正
1834貧民対策法改正(新救貧法).12. ピール首相 (--35, 41--46)
1837ヴィクトリア女王 (--1901)
18388. 人民憲章,チャーティスト運動.9. 穀物法反対教会(翌年,穀物法反対同盟)
1840アヘン戦争 (--42) ,グラッドストンの反対演説
1845ディズレーリ『シビル――または2つの国民』
1846穀物法撤廃,トーリ党分裂
1851大博覧会(最初の万博).ロイター通信社設立.全国信教調査
1854クリミア戦争に参戦 (--56)
1857インド大反乱 (--58) ,インド直接支配へ
1860英仏通商条約(コブデン条約).ナイティンゲールの看護婦養成学校
1862文久の遣欧使節(福沢諭吉も随行)が渡英
1863サッカー規約.翌年にクリケット規約
1867第2次選挙法改正.バジョット『イングランドの国政』.カナダ連邦
18682. ディズレーリ保守党首相 (--68, 74--80) .12. グラッドストン自由党首相 (--74, 80--85, 86, 92--94)
1869スエズ運河開通
1870初等教育法(80に就学義務化).国家公務員採用試験始まる
1871労働組合法
1872岩倉使節団(久米邦武も随行)が渡英
1876女王,インド皇帝を称する
1884第3次選挙法改正.フェビアン協会.セツルメント始まる
1885インド国民会議結成
1886アイルランド自治法案,チェインバレンが自由党から分裂
1887第1回植民地会議.「シャーロック・ホームズ」始まる
1889キプリング East is East . . .
1892ビアトリス・ポッタ,シドニ・ウェブと結婚
1899南アフリカ戦争 (--1902)
1900夏目漱石,渡英 (--02) .チャーチル政界入り
1901オーストラリア連邦.エドワード7世 (--10) .タフヴェイル裁判
1902日英同盟 (--23)
1903「田園都市」の建設始まる
1906労働党,総選挙で29名当選
1907ニュージーランド自治国に
1908アスクィス首相 (--16) .老齢年金法
1910ロイド=ジョージ財務相の人民予算.南アフリカ連邦
1912タイタニック号,処女航海で沈没
1914第一次世界大戦 (--18) .アイルランド自治法成立,棚上げ
1916イースタ蜂起.徴兵法.ロイド=ジョージ首相 (--22)
1917ロシア革命.バルフォア宣言
191830歳以上の女性参政権
1919パリ講和会議.ヴェルサイユ条約.アムリトサル虐殺.インド統治法
1921「グレートブリテンおよびアイルランド連合王国」から「アイルランド自由国」成立
1922アイルランド内戦 (--23) .BBCラジオ放送始まる
1924労働党政権,マクドナルド首相 (--24, 29--35) .フォースタ『インドへの道』
1928男女平等の選挙権
1929世界恐慌
1936王位継承危機,ジョージ6世 (--52) .ケインズ『一般理論』.ペンギン・ブックス
1939対ドイツ宣戦布告.第二次世界大戦 (--45)
1940チャーチル首相 (--45, 51--55)
1942「ベヴァリッジ報告」の社会保障構想,終戦まで棚上げ
1945終戦.総選挙で労働党圧勝(翌年から社会保障,国有化など実現)
1947インド,パキスタン,分裂独立
1948「国籍法」で帝国臣民,コモンウエルス市民の入国権を再確認.南アフリカでアパルトヘイト政策始まる
1949アイルランド共和国,コモンウェルスから離脱
1952エリザベス2世(--今日).原爆実験
1956スターリン批判.スエズ危機.『怒りをこめて振りかえれ』.原発操業開始
1957E. H. ノーマンの死.マクミラン首相 (--63) .「絶好調」発言.ガーナ独立に続きアフリカ諸国独立
1960ビートルズ (--70)
1961EEC に加盟申請(63にフランスが拒否権発動)
1964ウィルスン首相 (--70, 74--76)
1965ヴェトナム戦争 (--73) ,反戦運動たかまる
1968北アイルランド紛争 (--94) .パウエルの人種差別発言続く
1971メートル法,通貨百進法へ切り替え.入国管理法で入国制限はじまる
1973連合王国,アイルランド共和国とともにヨーロッパ共同体 (EC) に加盟.石油危機
1978「われらが不満の冬」 (--79)
1979サッチャ首相 (--90) ,二〇世紀のコンセンサス政治との戦い
19814. ブリクストン騒擾.7. チャールズ王太子結婚式
1982フォークランド戦争
1986金融自由化(ビッグバン),ロンドン市場の活性化
1989ベルリンの壁崩壊
1990ユーロ・トンネル開通.南アフリカでアパルトヘイト撤廃.メイジャ首相 (--97)
1991ソ連邦解体
1993マーストリヒト条約を批准して EU に加盟.このころアイルランドは好況で「ケルトの虎」と評される
1994IRA テロ活動停止宣言.マンデラ,南アフリカ大統領に
1997総選挙で労働党圧勝,ブレア首相 (--2007) .権限委譲進む
20019.11 アメリカで同時多発テロ
2003イギリス,イラクへ進軍
2010保守党・自由民主党の連立政権,キャメロン首相


 ・ 近藤 和彦 『イギリス史10講』 岩波書店〈岩波新書〉,2013年.

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2018-11-13 Tue

#3487. 『物語 イギリスの歴史(上下巻)』の年表 [timeline][history][monarch]

 イギリス年表シリーズとして,君塚直隆(著)『物語 イギリスの歴史(上下巻)』の巻末の年表を掲げる(上巻 pp. 216--20,下巻 pp. 245--52 より).この読みやすい通史は,基本的にはイングランド王朝・王室史および議会政治史の記述といってよい.当然ながら,個別言語史の背景的知識として政治史,社会史,経済史などの知見は非常に重要である.

B.C. 6世紀頃ケルト系の部族が現在のグレート・ブリテン島で定住開始
B.C. 55--54カエサルのブリタニア遠征
A.D. 122「ハドリアヌスの長城」建設始まる (--132)
5--7世紀アングロ・サクソン諸族のブリタニア侵入および征服
757マーシアでオファ王が即位 (--796)
871ウェセックスルでアルフレッド大王が即位 (--899)
924アゼルスタンが全イングランド王としてパースで戴冠式を挙行
973エドガーがイングランド王としてバースで戴冠式を挙行
1066ウィリアム1世即位(10月):ノルマン王朝開始 (--1154)
1067ウィリアム1世により叛乱地域が制圧:「ノルマン征服」 (--1071)
1085『ドゥームズデイ・ブック(土地台帳)』の作成 (--1086)
1087ウィリアム2世即位(9月).兄ロベールとの抗争始まる
11007ウィリアム2世狩猟中に事故死.ヘンリ1世即位(8月)
1106ヘンリ1世が兄ロベールとの抗争を制し,ノルマンディ公国も継承
1135スティーヴンが国王に即位(12月):内乱へ (1135--53)
1154ヘンリ2世即位(10月):プランタジネット王朝開始 (--1399).「アンジュー帝国」の形成
1173ヘンリ若王らが父ヘンリ2世に叛乱(内紛の時代の始まり)
1189リチャード1世即位(7月).第3回十字軍遠征に参加 (--1194)
1192リチャードがウィーン近郊で虜囚に (--1194)
1199ジョンが国王に即位(4月)
1204ノルマンディ,アンジューがフランス国王により失陥 (--1205)
1205ジョンとローマ教皇インノケンティウス3世とは叙任権闘争 (--1213)
1215諸侯がジョンに「マグナ・カルタ(大憲章)」提出(6月)
1216ヘンリ3世即位(10月).諸侯との内乱も終息へ (--1217)
1258諸侯大会議が「オックスフォード条款」を作成(6月)
1259パリ条約でヘンリ3世が北部フランスに有する領土の放棄を宣言(12月):「アンジュー帝国」の消滅
1265シモン・ド・モンフォールの議会(1月)
1267モンゴメリー協定により,サウェリン・アプ・グリフィズが「ウェールズ大公」としてヘンリ3世から認可(9月)
1272エドワード1世即位(11月)
1283エドワード1世がウェールズ遠征.サウェリン・アプ・グリフィズが戦死し,ウェールズ大公が空位に (--1283)
1284エドワード1世が皇太子エドワードをウェールズ大公に任命(正式な叙任は1301年2月).これ以降,イングランド(イギリス)の王位継承第1位の男子が「ウェールズ大公」を帯びることに
1290スコットランド女王マーガレットが急死し,王位継承問題が浮上
1293エドワード1世の裁定により,ジョン・ベイリオルがスコットランド国王に即位 (--1296)
1295エドワード1世が聖俗諸侯,州・都市代表,聖職者会議からなる「模範議会」を召集(11月),スコットランドとフランスが「古き同名」関係を締結へ (--1560)
1296イングランド・スコットランド戦争.「スクーンの石」がイングランド軍により持ち去られる(1996年にスコットランドに返還).
1297ウィリアム・ウォレスがスコットランドで反乱.スターリングの戦いでイングランド軍に勝利.
1299エドワード1世がモンルイユ条約でフランス国王と講和:皇太子エドワードとフランス王女イサベルの婚約成立
1306ロバート・ブルースがスコットランド王位継承を宣言.エドワード1世がスコットランド遠征の途上で病死 (1307年7月)
1307エドワード2世即位(7月)
1314バノックバーンの戦いでブルースがイングランド軍を撃破し,ロバート1世としてスコットランド国王に即位(1328年にイングランドも承認)
1327エドワード2世が議会で廃位.皇太子がエドワード3世に即位(1月).エドワード2世が密かに処刑される(9月)
1330エドワード3世が親政開始(10月).この頃から議会が「貴族院」と「庶民院」の二院制に移行
1337皇太子エドワード(黒太子)がコーンウォール公爵に叙される(イングランドで最初の公爵位).フランス国王フィリップ6世がエドワード3世の在仏全所領の没収を宣言:英仏百年戦争の開始 (--1453)
1356ポワティエの戦いで黒太子が勝利(9月)
1360プンティニ=カレー条約締結:エドワード3世がフランスの王位請求権を放棄する代わりに,アキテーヌ領有が承認(10月)
1376エドワード3世が「善良議会」を開催(4--7月).黒太子急死(6月)
1377リチャード2世即位(6月)
1381人頭税に反対するワット・タイラーの乱(5--6月)
1382リチャード2世が親政開始.寵臣政治に議会が反発
1399リチャード2世廃位.ランカスター公爵ヘンリがヘンリ4世に即位(9月):ランカスター王朝成立 (--1471)
1413ヘンリ5世即位(3月)
1415ヘンリ5世がフランス遠征.アジンコートの戦いで大勝利(10月)
1420トロワ条約締結(5月).ヘンリのフランス王位継承権が承認され,ヘンリとフランス王女カトリーヌの結婚が決まる.二人の間に皇太子ヘンリが誕生(1421年12月)
1422ヘンリ6世即位(8月).フランス国王シャルル6世の死により,アンリ2世としてフランス王位も継承(10月)
1429シャルル7世がジャンヌ・ダルクに導かれ,ランス大聖堂で戴冠(7月)
1431ジャンヌ・ダルクの焚刑(5月).アンリ2世(ヘンリ6世)がパリのノートルダム大聖堂で戴冠(12月)
1453ボルドーが陥落し(10月),イングランドが在仏所領の大半を失う(英仏百年戦争の終結).ヘンリ6世が精神疾患に陥る(8月)
1454ヨーク公爵リチャードが護国卿に就任(3月)
1455ランカスター派とヨーク派の抗争始まる:バラ戦争 (--1485)
1460ヨーク公爵リチャードが戦死(12月):長男エドワードが継承
1461ヨーク派がロンドン制圧.ヘンリ6世を廃し,エドワード4世推戴(3月):第一次内乱の終結.ヨーク王朝開始 (--1485)
1470エドワード4世がネヴィル派によって放逐され,ブルゴーニュ公領に亡命.ヘンリ6世が復位(10月)
1471エドワード4世が帰国し,ランカスター=ネヴィル派を撃破:第二次内乱の終結.ヘンリ6世処刑(5月).エドワード4世復位 (--1483)
1478王弟クラレンス公爵ジョージがエドワード4世との不和で処刑(2月)
1483エドワード5世即位(4月).叔父のグロウスター公爵リチャードが護国卿に就任.エドワード5世廃位.リチャード3世即位(6月).バッキンガム公爵が叛乱を起こし,処刑(11月)
1485ボズワースの戦いでリッチモンド伯爵ヘンリがリチャード3世軍に勝利.リチャード3世戦死.ヘンリ7世が国王に即位(8月):テューダー王朝開始 (--1603)
1486ヘンリ7世とヨーク王家のエリザベスが結婚(1月)
1491パーキン・ウォーベックの叛乱 (--1499)
1494ポイニングズ法制定:アイルランド議会の権限縮小化
1501皇太子アーサーとスペイン王女キャサリン結婚(11月).5ヶ月後にアーサーが急死し,長弟ヘンリとキャサリンとの結婚が教皇庁から承認
1509ヘンリ8世即位(4月).キャサリンと結婚(6月)
1517マルティン・ルターの宗教改革始まる(10月).ヘンリ8世はルター派を封じ込めるロンドン条約を王侯らと締結(1518年10月)
1527ヘンリ8世がキャサリンとの離婚を教皇庁に申請(5月).神聖ローマ皇帝カール5世(キャサリンの甥)により阻止
1529ヘンリ8世が宗教改革議会を開催 (--1536)
1533ヘンリ8世がアン・ブーリンと極秘結婚(1月).上訴禁止法制定(3月).キャサリンとの離婚成立(4月).アンとの間にエリザベス誕生(9月)
1534国王至上法制定(11月):イングランド国教会が成立
1536アン処刑(5月):ヘンリ8世がジェーン・シーモアと結婚.小修道院の解散.北部でカトリック教徒らが叛乱(「恩寵の巡礼」:10月)
1537ヘンリ8世とジェーンとの間にエドワード誕生(10月)
1539大修道院解散
1541ヘンリ8世が「アイルランド国王」の称号をおびる
1544ヘンリ8世がスコットランド侵攻(遠征は失敗へ)
1547エドワード6世即位(1月).叔父のサマセット公爵が護国卿に就任.スコットランドに侵攻し,ピンキーの戦いで勝利(9月)
1549フランス=スコットランド連合の前に敗北.西部の叛乱(6月).サマセット公爵失脚(10月).ウォーリック伯爵(1551年よりノーサンバランド公爵)が実権掌握へ
1553エドワード6世死去.ノーサンバランド公爵によりジェーン・グレイが推戴されるが敗北(9日間の女王).メアリ1世即位(7月)
1554メアリ1世がスペイン皇太子フェリーペと結婚(7月).イングランド国教会を廃し,カトリックを復活へ
1556フェリーペがスペイン国王フェリーペ2世に:スペイン=フランス戦争が勃発し,メアリ1世も対仏宣戦布告(1557年6月)
1558カレー喪失(大陸の土地を完全に失う:1月).メアリ1世死去.エリザベス1世即位(11月)
1559国王至上法と礼拝統一法が議会を通過(4月):イングランド国教会復活
1561スコットランド女王メアリ(ステュアート)がフランスより帰国
1567スコットランド女王メアリが貴族らと衝突し,廃位(7月).ジェームズ6世が即位 (--1625) .メアリは翌68年イングランドに亡命
1569カトリック貴族らにより北部叛乱開始(10月).叛乱は翌70年2月に鎮圧され,直後にエリザベス1世は教皇庁により破門を宣告
1587メアリ・ステュアート処刑(2月).フランシス・ドレイクがカディスを襲撃(4月)
1588スペイン無敵艦隊が襲来(7月:アルマダの戦い):イングランド軍勝利
1600イングランド東インド会社設立
1601救貧法制定
1603エリザベス1世死去(3月):テューダー王朝断絶.スコットランド国王ジェームズ6世がイングランド国王ジェームズ1世に即位(同君連合)(3月):ステュアート王朝開始 (--1714)
1605ハンプトン・コート会議(1月):イングランド国教会とスコットランド教会がそれぞれの主流派として正式に承認(カトリックへの抑圧が続く)
1605火薬陰謀事件(11月)
1610「大契約」が議会の承認獲得に失敗(11月)
1625チャールズ1世即位(3月).フランス王女アンリエッタ・マリアと結婚(5月)
1628「権利の請願」裁可(3月).国王の側近バッキンガム公爵暗殺(8月)
1629チャールズ1世が議会を解散(3月):ロード=ウェントワース体制 (--1640)
1638宗教問題をめぐりスコットランドで叛乱勃発 (--1640)
1640チャールズ1世が議会召集(4--5月:短期議会).スコットランドとの戦争が終結(9月).チャールズ1世が再度議会を召集(11月:長期議会)
1642五議員逮捕事件(1月).国王軍と議会軍の内乱(清教徒革命)勃発 (--1649)
1645オリヴァー・クロムウェルにより議会側がニューモデル軍編成(2月).ネーズビーの戦いで議会軍が圧勝(6月)
1648国王軍が完全に敗北(8月).「プライドの追放(パージ)」(12月)
1649チャールズ1世処刑(1月).王政と貴族院が廃止(3月).クロムウェル軍がアイルランド遠征(8月〜1650年9月)
1650クロムウェル軍がスコットランド遠征(8月--1651年9月)
1651オランダによる中継貿易を禁じた航海法が制定(10月)
1652第一次イングランド・オランダ戦争 (--1654)
1653クロムウェルが長期議会を解散(4月).「統治章典」が採択され,クロムウェルが護国卿に就任(12月):護国卿体制の開始 (--1659)
1657議会が「謙虚なる請願と勧告」を提出し,クロムウェルに王位を提示(3月).クロムウェルは国王即位を固辞(5月).二度目の護国卿就任式を挙行(6月)
1658クロムウェル死去(9月).リチャード・クロムウェルが継承
1659リチャード・クロムウェルが護国卿辞任(5月)
1660長期議会が復活し,チャールズ1世の遺児による君主制を支持.ブレダ宣言・仮議会召集(4月).チャールズ2世即位(5月):王政復古
1661チャールズ2世戴冠式(4月),騎士議会開会(5月)
1665第二次イングランド・オランダ戦争 (--1667) .ロンドンでペスト流行
1666ロンドン大火(9月)
1670ドーヴァー密約(5月:対オランダ戦争などめぐり英仏君主間に密約)
1672チャールズ2世が「信仰自由宣言」公布.第三次イングランド・オランダ戦争 (--1674)
1673審査法制定(3月):ヨーク公爵ジェームズが海軍総司令官職を辞任
1677ヨーク公爵の長女メアリとオランダ総督ウィレムが結婚(11月)
1679王位継承排除法案の審議が開始(5月):これにより1680年代前半から,議会内にトーリとホイッグという二つの党派が登場
1685ジェームズ2世即位(2月).モンマス公の叛乱(6月)
1687--88ジェームズ2世が二度にわたり「信仰自由宣言」公布:審査法に違反し,重要官職をカトリック教徒で固め始める
1688皇太子ジェームズ誕生(6月).イングランド主要政治家と提携したオランダ総督ウィレムがイングランドに上陸(11月).ジェームズ2世亡命
1689仮議会により「権利宣言」が提出され,ウィリアム3世・メアリ2世の共同統治が決定(2月).「権利章典」の制定(12月):名誉革命.この間に,ウィリアム3世の主導により,イングランドもオランダ側につき,対仏宣戦布告(5月:九年戦争への参戦)
1690ボイン川の戦いでウィリアム3世がアイルランドのカトリック住民虐殺(7月):ジェームズ2世がアイルランド上陸を断念
1694イングランド銀行設立(7月).メアリ2世死去(12月)
1697レイスウェイク条約でルイ14世がウィリアム3世の王位承認(9月)
1701王位継承法制定(6月):カトリック教徒による王位継承,王族のカトリック教徒との結婚が禁止される (--2013) .ウィリアム3世により,ハーグ同盟結成(9月):スペイン王位継承戦争への参戦
1702アン女王即位(3月).対フランス戦争は継続へ
1704ブレンハイムの戦いでイングランド軍がフランス軍に大勝利(8月)
1713ユトレヒト条約(4月):イギリスがジブラルタル,ミノルカなど領有
1714アン女王死去:ステュアート王朝終結.ハノーファー選帝侯ゲオルクがジョージ1世に即位(8月):ハノーヴァー王朝開始 (--1901)
1715第一次ジャコバイトの叛乱(9月)
1716七年議会法制定(5月)
1720南海泡沫事件
1721サー・ロバート・ウォルポールが第一大蔵卿に就任(4月).南海泡沫事件を巧みに処理し,ジョージ1世から信任を得る
1727ジョージ2世即位(6月)
1739「ジェンキンズの耳戦争」勃発(10月).翌年のオーストリア王位継承戦争(1740--48年)に糾合され,ヨーロッパ大戦争へ
1742ウォルポール退陣(2月):第一大蔵卿を「首相」とする責任内閣制(議院内閣制)がイギリス政治に定着へ
1745第二次ジャコバイトの叛乱 (--1746) .二重内閣危機 (--1746)
1754アメリカでフレンチ・アンド・インディアン戦争勃発 (--1763)
1756イギリス・プロイセン間でウェストミンスター協定締結:七年戦争(1756--63年)に発展
1759「奇跡の年」(イギリス陸海軍が世界各地で大勝利)
1760ジョージ3世即位(10月)
1761--62国王と主要閣僚(ニューカースル公爵・大ピット)間で対立激化
1764--65北アメリカ植民地に対して「砂糖税」「印紙税」を課税.本国と植民地間の対立が深刻化:ボストン虐殺事件(1770年),ボストン茶会事件(1773年)などに発展
1775英米開戦(4月):アメリカ独立戦争 (--1783)
177613植民地が「独立宣言」を公表(7月):その後,フランス,スペイン,オランダがアメリカ側につき,イギリス軍が各地で敗戦
1783パリ条約でアメリカ合衆国が独立(9月).小ピットが首相に就任(12月)
1788ジョージ3世が発病(10月):ピット派とフォックス派の間で「摂政制危機」に(--1789年2月)
1793小ピットの提唱で列強間に第一次対仏大同盟結成(2月):イギリスがフランス革命戦争 (--1799) に参戦
1799第二次対仏大同盟結成(6月).フランスでナポレオン・ボナパルトが全権掌握(11月)
1800アイルランド合邦化が制定(3月).ナポレオン戦争開始 (--1815)
1804小ピットが首相復帰.ナポレオン1世が皇帝に即位(5月)
1805第三次対仏大同盟結成(8月).トラファルガー海戦(10月).アウステルリッツの戦い(12月)
1806小ピット急死(1月).フォックス急死(9月):イギリス政治混迷へ
1807イギリスが奴隷貿易の禁止を決定
1810ジョージ3世が発病(10月).皇太子ジョージを摂政とする法案が可決(1811年2月):摂政時代へ (--1820)
1812パーシヴァル首相が庶民院ロビーで暗殺(5月).リヴァプール伯爵首班の長期政権形成へ (--1827) .ナポレオンのロシア遠征失敗(6--12月)
1814ナポレオン戦争がいったん終結(4月).ロンドンで連合国の大祝賀会開催(6月).ウィーン会議開幕(11月--1815年6月)
1815ナポレオンの「百日天下」(3--6月):ワーテルローの戦いで終息(6月).穀物法制定(3月)
1819「ピータールーの虐殺」事件(8月).治安六法制定(11月)
1820ジョージ4世即位(1月).キャロライン王妃との離婚騒動 (--1821)
1822ジョージ・カニング外相,ロバート・ピール内相など改革派が登用され,「自由トーリ主義」の時代が始まる
1828--29ウェリントン保守党政権により,審査法・地方自治体法が廃止,カトリック教徒解放案が制定:トーリの分裂進む
1830ウィリアム4世即位(6月)マンチェスターとリヴァプール間に鉄道開通(9月).グレイ伯爵を首班とするホイッグ・旧カニング派・超トーリ連立政権成立(11月).ベルギー独立戦争を調停するロンドン会議がパーマストン外相を議長に進められる (--1832)
1832第一次選挙法改正成立(下層中産階級の戸主に選挙権拡大)
1833工場法制定.イギリス帝国内における奴隷制度の全面廃止
1834改正救貧法制定.ウィリアム4世によりメルバーン首相が更迭(11月).ピールにより「タムワース選挙綱領」が発表され,トーリが「保守党」と改名(12月)
1837ヴィクトリア女王即位(6月)
1838「人民憲章」が発表される:チャーティスト運動の高揚
1839ロンドンに反穀物法同盟結成
1840清国とイギリス東インド会社の間でアヘン戦争勃発 (--1842) .ヴィクトリア女王がアルバート公と結婚(2月):4男5女に恵まれる
1842ピール保守党政権により,所得税再導入,各種関税廃止,減税
1845アイルランドでジャガイモ飢饉発生(8月)
1846ピール保守党政権による穀物法廃止(6月):保守党分裂
1849航海法廃止(6月):自由貿易の黄金時代に突入
1851第一回ロンドン万国博覧会開催(5--10月)
1854英仏がトルコ側についてクリミア戦争に参戦(3月--1856年3月)
1856清国との間にアロー号戦争(第二次アヘン戦争)勃発 (--1860)
1857インド大叛乱発生(5月).東インド会社は解散し,イギリスによるインド直轄支配が開始(1858年8月より)
1859ホイッグ・ピール派・急進派により「自由党」結成(6月)
1867ダービー保守党政権により第二次選挙法改正成立(都市の労働者階級の戸主に選挙権拡大).カナダがイギリス帝国で初の自治領に(7月)
1868総選挙で自由党が勝利し,ウィリアム・グラッドストンが政権獲得(総選挙の結果が直接的に政権交代につながった最初の事例:12月)
1869アイルランド国教会廃止
1870アイルランド土地法制定.初等教育法制定(小学校の義務教育化)
1871大学審査法制定.労働組合法制定.陸軍売官制廃止
1872秘密投票制度の導入(7月)
1875ディズレーリ保守党政権によりスエズ運河会社株買収(11月)
1876王室称号法によりヴィクトリア女王が「インド皇帝」に即位へ
1877インド帝国成立 (--1947)
1878ロシア・トルコ戦争を調停するベルリン会議でキプロスの支配権獲得
1879グラッドストンによるミドロージアン・キャンペーン(11--12月)
1882イギリス軍によるエジプト侵略(エジプトが事実上の保護国化)
1883腐敗及び違法行為防止法制定(8月):選挙違反の取り締まり強化
1884第三次選挙法改正成立(地方の労働者階級の戸主に選挙権拡大)
1885議席再配分法制定:小選挙区制の本格的導入へ
1886グラッドストン自由党政権によりアイルランド自治法案が提出されるが敗北:自由党の分裂(6月)
1887ヴィクトリア女王の在位50周年記念式典(第1回植民地会議も開催)
1889海軍国防法制定(フランスとロシアを想定した二国標準主義へ)
1893二度目のアイルランド自治法案が庶民院を通過するも貴族院で否決(9月).ケア・ハーディが独立労働党結成
1897ヴィクトリア女王の在位60周年記念式典(第2回植民地会議も開催)
1899第二次ボーア戦争(南アフリカ戦争)勃発 (--1902)
1901エドワード7世即位(1月):サックス・コーバーグ・ゴータ王朝開始 (--1917)
1902日英同盟締結(1月)
1903エドワード7世がパリ公式訪問(5月):これを契機に英仏関係緊密化
1904英仏協商締結(4月).日露戦争勃発 (--1905)
1906英独建艦競争の激化 (--1912) .「労働党」結成(1月)
1907英露協商締結(8月)
1909自由党政権により「人民予算」提出されるが,貴族院で否決(11月)
1910ジョージ5世即位(5月).史上初の年内に二度の総選挙実施(1月・12月).「人民予算」成立へ
1911貴族院(保守党)と庶民院(自由党)の激しい抗争の後に議会法制定(8月):貴族院の権限が大幅縮小へ.ジョージ5世がインド皇帝戴冠式をデリーで挙行(12月)
1912三度目のアイルランド自治法案が提出(1914年に成立へ)
1914第一次世界大戦の勃発(7月).イギリスの参戦(8月)
1915アスキス挙国一致内閣成立(5月)
1916徴兵制度の導入(1月):国家総動員体制が本格化.アスキス首相辞任.デイヴィッド・ロイド=ジョージが政権を継承(12月)
1917ウィンザー王朝に改名(7月).革命によりロシアが事実上の戦線離脱(3月).アメリカが英仏側について参戦(4月)
1918第四次選挙法改正成立(男子普通選挙と30歳以上の女子選挙権実現).第一次世界大戦の終結(11月)
1919パリ講和会議.インド統治法が制定されるも,これを不服としたガンディーの不服従運動がインド全土で拡大へ(1920年--)
1921アイルランド自由国成立(12月).ワシントン海軍軍縮会議:日英同盟消滅へ(11月--1922年2月)
1922カールトン・クラブで保守党議員がロイド=ジョージとの連立解消を決定:ロイド=ジョージ首相辞任(10月)
1924ラムゼイ・マクロナルドを首班とする初の労働党単独政権樹立(1月)
1925ヨーロッパにおける安全保障を規定したロカルノ条約締結(12月)
1926全国的なゼネラル・ストライキ(5月).帝国会議により自治領と本国の地位平等が確認(11月)
1928第五次選挙法改正成立(女子普通選挙権も実現)
1929米国初の「世界恐慌」の発生(10月)
1930ロンドン海軍軍縮会議(1--4月)
1931国王の調整によりマクドナルドを首班とする挙国一致内閣成立(8月)
1932ジョージ5世により帝国臣民向けの「クリスマス・メッセージ」が BBC (英国放送協会)のラジオを通じて開始(12月)
1936エドワード8世即位(1月).ウォリス・シンプソンとの「王冠を賭けた恋」により退位.ジョージ6世即位(12月)
1937ネヴィル・チェンバレンが首相に就任(5月):宥和政策が本格化
1938ミュンヘン会談でドイツにズデーテン地方(チェコ)割譲が決定(9月)
1939第二次世界大戦勃発(9月).ウィンストン・チャーチルが海相に復帰
1940「奇妙な戦争(1939年9月--40年3月)」を経て,ドイツ軍が北部・西部ヨーロッパ各国に侵攻(4--5月).チェンバレンに代わりチャーチルが首相就任(5月).フランスがドイツに降伏し(6月),「ブリテンの戦い」開始(7月)
1941独ソ戦の開始(6月).チャーチルと F. D. ローズヴェルトの大西洋上会談(7月).日英米開戦
1942シンガポールが日本軍により陥落(2月).後半からは連合国(米英ソ)側が徐々に形勢を逆転(北アフリカ・太平洋・ソ連で)
1943カイロ会談(米英中:11月).テヘラン会議(米英ソ:11--12月)
1944ノルマンディ上陸作戦(6月).パリ解放(8月)
1945ヤルタ会談(米英ソ:2月).ドイツ降伏(5月).ポツダム会談(米英ソ:7--8月).10年ぶりの総選挙で労働党が大勝し,チャーチルが辞任.クレメント・アトリーが労働党単独政権を樹立(7月).日本降伏(8月):第二次世界大戦の終結(9月)
1946イングランド銀行が国有化.チャーチルの「鉄のカーテン」演説(3月).国民保険法制定(8月).国民保険サーヴィス法制定(11月)
1947石炭,電信・電話国有化(1月).インドと東西パキスタン独立(8月)
1948鉄道・電力国有化(1--4月).チャーチルの「三つの輪」演説(10月)
1951総選挙で保守党が勝利し,チャーチル保守党政権成立(10月)
1952エリザベス2世即位(2月).戴冠式は53年6月に挙行
1955チャーチル首相引退.サー・アンソニー・イーデンが後任に(4月)
1956スエズ戦争(10--11月)
1957ハロルド・マクミランが保守党政権の首相に就任(1月)
1958一代貴族法制定(4月)
1960「アフリカの年」:アフリカ諸国がヨーロッパ各国から独立
1963イギリスが EEC (欧州経済共同体)加盟に失敗(1月).貴族法成立(7月).マクミラン首相辞任:ヒューム政権に(10月)
1964総選挙で労働党が勝利し,ハロルド・ウィルソンが首相に(10月)
1967ポンド切り下げ.EC (欧州共同体)加盟に失敗(11月)
1968ウィルソン首相がスエズ以東からの英軍撤退表明(1月)
1973エドワード・ヒース保守党政権により,イギリスが EC 加盟(1月).石油危機(10月)
1975ウィルソン労働党政権の下で EC 残留問題に関わる国民投票(6月)
1977イギリス政府が IMF (国際通貨基金)から借款へ(1月)
1979総選挙で保守党が勝利し,マーガレット・サッチャー政権成立(5月)
1982フォークランド戦争(4--6月):イギリスが勝利
1984史上最大の炭鉱ストライキ(3月--1985年3月).労働組合方制定(7月).IRA (アイルランド共和国軍)によるサッチャー暗殺未遂事件(10月)
1984--87電信・電話・自動車・ガス・航空機など国有企業が民営化へ
1985--89ソ連にゴルバチョフ書記長が登場し,サッチャーの仲介で米ソ首脳会談が実現.ヨーロッパにおける米ソ冷戦が終結へ
1988サッチャーのブルージュ演説(9月):EC 統合推進を非難
1990地方自治体税(人頭税)導入(4月).保守党内で造反が起こり,サッチャー退陣:ジョン・メイジャーが首相に(11月)
1991湾岸戦争(1--3月):イギリスも参戦
1992ポンドが急落(「暗黒の水曜日」)し,ERM (為替相場メカニズム制度)からイギリスが離脱(9月).王子らの離婚・別居,ウィンザー城火災でエリザベス2世が「今年はひどい年」と演説(12月)
1993EC 統合に向けてのマーストリヒト条約批准(7月):イギリスは通貨統合や社会憲章を適用除外して参加へ.EU (欧州連合)発足(11月)
1997総選挙で労働党が大勝し,トニー・ブレア政権成立(5月).ダイアナ元皇太子妃がパリで事故死(8月).スコットランド,ウェールズ議会設置が住民投票で決定(9月)
1998イギリス・アイルランド間で北アイルランド問題に関わる「聖金曜日の合意」成立(4月)
1999スコットランド,ウェールズで議会選挙(5月).貴族院で世襲貴族の議席大幅削減が決定(10月).新生の北アイルランド議会開設(11月)
2001アメリカで同時多発テロ(9月).アフガン戦争(10--11月):イギリスもアメリカに全面協力へ
2002エリザベス2世在位50周年記念式典(6月)
2003イラク戦争(3--5月):イギリスもアメリカに全面協力へ
2005ロンドンで同時多発テロ(7月)
2007ブレア首相退陣.ゴードン・ブラウンが首相に
2008米国初の金融危機(リーマン・ショック:9月)
2010総選挙で保守党が勝利し,自由民主党との連立によりデイヴィッド・キャメロンが政権樹立(5月)
2012エリザベス2世在位60周年記念式典(6月).ロンドンでオリンピックとパラリンピックが開催(7--8月)
2014スコットランドで「独立」をかけた住民投票が行われ,連合王国に残留する結果に(9月)


 ・ 君塚 直隆 『物語 イギリスの歴史(上下巻)』 中央公論新社〈中公新書〉,2015年.

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2018-11-05 Mon

#3479. 『図説 イギリスの王室』の年表 [timeline][history][monarch]

 昨日の記事「#3478. 『図説イギリスの歴史』の年表」 ([2018-11-04-1]) に続いて,イギリス王室に特化したイギリス史年表を掲げる.著者の関心を反映し,君主の「配偶者」にも格別の関心が払われている年表である.「#3394. 歴代イングランド君主と配偶者の一覧」 ([2018-08-12-1]) も参照.

1050ウィリアム1世,マティルダ・オブ・エノーと結婚
1066エドワード懺悔王没
1066ハロルド1世即位;ノルマンディー公ウィリアムのイギリス征服;ウィリアム1世即位;ノルマン朝始まる
1085ドゥームズデイ・ブック作成
1087ウィリアム2世即位
1100ヘンリー1世即位,マティルダ・オブ・スコットランドと結婚
1118マティルダ王妃没(1121年ヘンリー1世,アデライザ・オブ・ルーヴァンと再婚)
1135スティーヴン王即位(1115年,マティルダ・オブ・ブオーローニュと結婚)
1139スティーヴン王とマティルダ(ヘンリー1世娘)の戦い始まる
1154ヘンリー2世即位(1152年,エレアノール・オブ・アキテーヌと結婚);プランタジネット朝始まる
1170カンタベルー大司教ベケット暗殺
1189リチャード獅子心王即位
1191リチャード獅子心王,ベランガリア・オブ・ナヴァールと結婚;リチャード獅子心王十字軍遠征,アッカーを占領.帰途にオーストリア公の捕虜となる
1199ジョン王即位(1189年,イザベラ・オブ・グロスターと結婚)
1200ジョン王,イザベラ・オブ・アングレームと再婚
1204ジョン王,フランス国内の英領喪失
1215ジョン王,「マグナ・カルタ」に署名
1216ヘンリー3世即位
1236エレアノール・オブ・プロヴァンスと結婚
1265シモン・ド・モンフォール,議会設立(下院の起源)
1272エドワード1世即位(1254年,エレアノール・オブ・カスティーリャと結婚)
1277〜95ウェールズ侵攻始まる
1290スコットランドとの戦争始まる
1295エドワード1世,模範議会召集
1299エドワード1世,マーガレット・オブ・フランスと再婚
1307エドワード2世即位
1308エドワード2世,イザベラ・オブ・フランスと結婚
1327エドワード3世即位,フランス王位継承を主張
1328エドワード3世,フィリッパ・オブ・エノーと結婚
1337〜1453英仏百年戦争
1346クレシーの戦いで勝利
1347カレー占領
1356ポワティエの戦い(黒太子の活躍)
1377リチャード2世即位
1381ワット・タイラーの乱
1382リチャード2世,アン・オブ・ホヘミアと結婚
1384ヘンリー4世,メアリー・ド・ブーンと結婚
1394リチャード2世,イザベラ・オブ・ヴァロアと再婚
1399ヘンリー4世即位,ランカスター王朝始まる
1402ヘンリー4世,ジョアン・オブ・ナヴァールと再婚
1413ヘンリー5世即位
1415アザンクールの戦いでフランスに勝利
1420ヘンリー5世,キャサリン・オブ・ヴァロアと結婚;トロワ条約締結.フランスの王位継承権を得る
1422ヘンリー6世即位
1429オルレアンの戦いでフランスに敗北
1444ヘンリー6世,マーガレット・オブ・アンジューと結婚
1453百年戦争終結
1455〜85薔薇戦争
1461エドワード4世即位
1464エドワード4世,エリザベス・オブ・ウッドヴィルと結婚
1483リチャード3世即位(1473年,アン・オブ・ウォリックと結婚)
1485ボズワースの戦い;リチャード3世破れ,薔薇戦争終結;ヘンリー7世即位;チューダー朝始まる
1486ヘンリー7世,エリザベス・オブ・ヨークと結婚
1509ヘンリー8世即位,キャサリン・オブ・アラゴンと結婚
1533ヘンリー8世,アン・ブーリンと結婚
1534首長令発布;英国国教会確立
1535トマス・モア処刑
1547エドワード6世即位
1553メアリー1世即位
1554ワイアットの乱;ジェーン・グレイ処刑
1554メアリー1世,スペインのフィリペ王子と結婚
1557スペイン王位継承戦争に参戦
1558スペイン対フランス戦争に参戦.カレーを奪われる
1558エリザベス1世即位
1588スペイン無敵艦隊破る
1593新教徒の非国教派閥,弾圧される
1600東インド会社設立
1603スコットランド王ジェームズ6世,イギリス王ジェームズ1世として即位(1589年,アン・オブ・デンマークと結婚).スチュアート王朝始まる
1605「火薬陰謀事件」発覚
1607北米ヴァージニアに英植民地建設
1608清教徒約100人,アムステルダムに移住
1610ジェームズ1世,王権神授説を唱え,議会と衝突
1616シェークスピア没
1620清教徒102人,メイフラワー号でアメリカに移住
125チャールズ1世即位.ヘンリエッタ・マリアと結婚
1628チャールズ1世,議会を解散
1642国王軍と議会軍の内戦勃発
1645ネズビーの戦いで国王軍敗れる
1649チャールズ1世処刑
1649〜60クロムウェル親子による共和制
1652第1次英蘭戦争
1660チャールズ2世即位
1662チャールズ2世,キャサリン・オブ・ブラガンザと結婚
1665第2次英蘭戦争
1666ロンドン大火
1673ジェームズ2世,メアリー・オブ・モデナと結婚
1685ジェームズ2世即位
1688名誉革命始まる
1689「権利の章典」制定;ウィリアム3世,メアリー2世即位
1690ジョン・ロックの『人間悟性論』
1694イングランド銀行設立
1702アン女王即位(1683年,デンマーク王子ジョージと結婚);スペイン王位継承戦争に参戦(1701〜14年)
1713ユトレヒト和約.スペイン王位継承戦争終結.
1714ジョージ1世即位(1688年,ゾフィア・ドロテアと結婚).ハノーヴァー朝始まる
1720南海泡沫事件
1727ジョージ2世即位(1705年,キャロライン・オブ・アーンズバックと結婚)
1753大英博物館設立
17567年戦争勃発(イギリス・プロイセン同盟対オーストリア,フランス)
1760ジョージ3世即位
1761ジョージ3世,シャーロット・オブ・メックレンブルク・シュトゥレリッツと結婚;産業革命始まる
1780ヨーロッパ諸国の中立同盟国との戦争勃発
1805ネルソン提督,トラファルガー海戦でナポレオンを破る
1820ジョージ4世即位(1795年,ヤロライン・オブ・ブラウンシュヴィックと結婚)
1830ウィリアム4世即位(1818年アデレイド・オブ・サクス・マイニンゲンと結婚)
1837ヴィクトリア女王即位
1839ヴィクトリア女王,サクス・コバーク・ゴータ公;王子アルバートと結婚
1840ニュージーランドの領有権宣言
1840〜42アヘン戦争
1851ロンドンで世界博覧会が開催される
1897ヴィクトリア女王在位60年記念式典
1901エドワード7世即位(1863年,デンマーク王女アレグザンドラと結婚);サクス・ゴバーグ・ゴータ王朝始まる
1902日英同盟の締結
1904英仏協商の締結
1910ジョー所5世即位(1893年,メアリー・オブ・テックと結婚)
1926空前のゼネスト起こる
1935インド統治法制定
1936エドワード8世即位;エドワード8世退位,翌年ウォーリス・シンプソンと結婚;ジョージ6世即位(1923年,エリザベス・バウズ・ライアンと結婚);ウィンザー王朝と改名
1938ミュンヘン会談
1952エリザベス2世即位(1947年,フィリップ・マウントバッテンと結婚)
1956スエズ動乱
1968北アイルランド紛争勃発
1982フォークランド紛争
1981チャールズ皇太子とダイアナ結婚
1996チャールズ皇太子とダイアナ妃離婚
1997ダイアナ妃交通事故死


 ・ 石井 美樹子 『図説 イギリスの王室』 河出書房,2007年.

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2018-11-04 Sun

#3478. 『図説イギリスの歴史』の年表 [timeline][history]

 ヴィジュアル資料が豊富でよくできたイギリス史の本.その pp. 154--56 の「イギリス史略年表」を掲げよう.

前7世紀頃ケルト人の渡来が始まる
前55--54カエサルの2次にわたるブリタニア遠征
61ボウディッカの反乱
122ハドリアヌスの城壁建造始まる
140頃アンントニヌスの城壁建造始まる
2世紀頃キリスト教の伝来
5〜6世紀アングロ・サクソン人の渡来,いくつかの王国を形成
597アウグスティヌスによるローマ・カトリックの伝道
664ウィットビの教会会議
757マーシア王オッファ即位(〜796)
779頃オッファの防塁建造
8世紀末デーン人の来襲始まる(〜9世紀)
843アルバ王国(スコットランド)の成立
871ウェセックス王アルフレッド即位(〜899)
10世紀シャイア(州)制度の導入
1015カヌートの侵入,1016年イングランド王に(〜1035)
1042エドワード証聖者王即位(〜66)
1066ヘイスティングズの戦いでウィリアム征服王の勝利(ノルマン征服)
1085ドゥームズデイ・ブック左右生
1135ヘンリ1世の没後,スティーヴンとマティルダの戦い始まる(〜53)
1154ヘンリ2世の即位(プランタジネット朝の始まり)
1170カンタベリ大司教ベケット暗殺
1209ジョン王,教皇インノケンティウス3世に破門される
1215ジョン王,マグナ・カルタを承認
1264シモン・ド・モンフォールの乱(〜65)
1276エドワード1世によるウェールズ侵攻始まる(以後95年まで,4次に渡って継続);同時期スコットランドへの介入を強化
1295模範議会が開かれる
1296イングランドとスコットランドの戦争始まる.スクーンの石が持ち去られる.
1314バノックバーンの戦いで,ロバt−お・ブルースがエドワード2世を破る
1327エドワード2世の廃位,エドワード3世即位
1337百年戦争が始まる
1346クレシーの戦い
1348黒死病の流行(〜49)このご,1374年にも大流行
1356ポアティエの戦い
1376善良議会
1381ワット・タイラーの乱
1399リチャード2世廃位,ヘンリ4世の即位(ランカスタ朝の始まり)
1415ヘンリ5世による対仏戦争再開,アザンクールの戦い
1420トロア条約によりヘンリ5世のフランス王位継承権が認められる
1429ジャンヌ・ダルクの活躍にによるオルレアン解法,シャルル7世の戴冠
1453百年戦争終結
1455バラ戦争始まる
1461エドワード4世即位(ヨーク朝の始まり)
1476カクストンがイギリス最初の活版印刷所をウェスト民スタに開く
1483リチャード3世,エドワード5世を廃し,即位
1485ボズワースの戦いでリチャード3世敗死.ヘンリ7世即位(テューダー朝の始まり)
1501皇太子アーサーとアラゴンのキャサリンの結婚,翌年アーサー死去
1509ヘンリ8世即位,アラゴンのキャサリンとの結婚
1529宗教改革議会の始まり(〜36)
1534国王至上法により国教会の確立
1536小修道院解散,ウェールズの合同
1539大修道院解散
1541ヘンリ8世,アイルランド王を称する
1542スコットランド,イングランド侵攻に失敗し,国王ジェイムズ5世敗死;メアリ・ステュアートの即位
1547エドワード6世即位,プロテスタント化の進展
1559国王至上法・礼拝統一法により国教会の再確立
1567スコットランド女王メアリ・ステュアート廃位,イングランドへ亡命
1569北部反乱,翌年に鎮圧
1587メアリ・ステュアートの処刑
1588スペイン無敵艦隊の襲来
1600東インド会社設立
1603エリザベス1世死去,ジェイムス1世即位(ステュアート朝の始まり)
1605火薬陰謀事件
1628権利の請願
1639主教戦争始まる
1640長期議会開会
1642国王軍と議会軍の内戦勃発
1648議会からの長老派の追放
1649チャールズ1世の処刑,王政・貴族院を廃し,共和制が成立;クロムウェルのアイルランド征服
1652第1次英蘭戦争(〜54)
1653クロムウェル護国卿となる(〜56)
1660王政復古
1665第2次英蘭戦争;ロンドンでベスト流行
1666ロンドン大火
1685ジェイムズ2世即位,モンマス公の反乱
1688名誉革命
1689ウィリアム3世・メアリ2世の即位;権利の章典制定
1694イングランド吟嚢設立;メアリ2世死去
1702アン女王即位,スペイン継承戦争への参戦
1707スコットランドとの合同
1714ジョージ1世即位(ハノーヴァ朝の始まり)
1720南海泡沫事件,混乱収拾のため翌年ウォルポール大蔵卿に就任
1739対スペイン戦争開始,翌年オーストリア継承戦争に
1745じゃこバイトの反乱(〜46)
1757プラッシーの戦い
1774アメリカ独立戦争始まる(〜83);この頃,産業革命が本格的に進行
1789フランス革命の勃発
1793第1回対仏大同盟
1799第2回対仏大同盟
1802アミアンの和約
1805第3回対仏同盟;ネルソン,トラファルガー沖海戦でフランス・スペイン艦隊を撃破
1807奴隷貿易の禁止
1815穀物法制定;ウィーン議定書;ワーテルローの戦い
1819ピータールーの虐殺
1829カトリック解放法の成立
1830マンチェスター・リヴァプール間の鉄道開通
1832第1次選挙法改正
1833帝国内での奴隷制廃止決定;工場法制定
1838人民憲章の講評,以後40年代末までチャーティスト運動の盛上り
1840アヘン戦争(〜42)
1846穀物法廃止
1851ロンドンで初めての万国博覧会
1854クリミア戦争(〜56)
1857インドでセポイの反乱
1858東インド会社解散,インドは直轄統治領となる
1867第2次選挙法改正
1875スエズ運河株の購入
1877ヴィクトリア叙法,「インド皇帝」を称する
1880今日一区法により,就学の義務化
1881スーダンでマフディーの乱
1882イギリスによるエジプトの単独占領
1884フェビアン協会の結成;第3次選挙法改正
1887ヴィクトリア女王即位50周年記念式典;第1回植民地会議
1893独立労働党の結成
1897ヴィクトリア女王即位60周年記念式典
1899南アフリカ戦争始まる(〜1902)
1901ヴィクトリア女王死去,エドワード7世即位
1902日英同盟の締結
1904英仏協商の締結
1907英露協商締結により,三国協商の成立
1908老齢年金法制定
1910ロイド=ジョージ人民予算案
1911国民保険法制定
1914アイルランド自治法の成立(実施は第1次世界大戦のため延期);第1次世界大戦勃発(〜18年)
1916アイルランドで即時独立を求めるイースター蜂起
1918第4次選挙法改正,30歳以上の女性に参政権が認められる
1919パリ平和会議(〜20)
1920アイルランド島地方
1922アイルランド自由国成立
1924マクドナルド首相による初の労働党内閣成立
1931ウェストミンスタ憲章によりコモンウェルス(英連邦)の発足
1932オタワの帝国経済会議,帝国のブロック経済圏化
1935インド統治法
1936エドワード8世,結婚問題で退位
1938ミュンヘン会談
1939第2次世界大戦勃発(〜45)
1940チャーチルによる戦時挙国一致内閣(〜45)
1941チャーチルとルーズベルト大統領,大西洋憲章を発表
1942ベヴァリッジ報告書発表
1945アトリー首相の労働党内閣発足,主要産業の国有化を進める
1947インド・パキスタンの独立
1951英国祭の開催
1952エリザベス2世即位
1956スエズ戦争;1950年代後半から60年代にかけて,アフリカの植民地の独立相次ぐ
1962ビートルズのレコード・デビュー
1968北アイルランド紛争始まる
1971通貨の
1972北アイルランドの自治停止
1973EC(ヨーロッパ共同体)加盟の発行
1973地方行政区画の大幅な改変
1979サッチャー保守党政権の発足
1982フォークランド戦争
1984中国との要諦により1997年の香港返還を決定
1986狂牛病の発症を初めて確認
1990「人頭税」への反対運動が盛り上がる;サッチャー退陣
1992欧州通貨制度(ERM)を離脱
1997ブレア労働党内閣の成立;ダイアナ本皇太子妃事故死;スコットランド・ウェールズの地域議会設置を問う住民投票により,設置が決定
1999貴族院の改革により,世襲貴族の議員資格を大幅に制限
2000各地が洪水の被害に見舞われる
2001家畜に口蹄疫が大流行;総選挙でブレア率いる労働党の圧勝


 ・ 指 昭博 『図説イギリスの歴史』 河出書房新社,2002年.

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2018-10-06 Sat

#3449. Chaucer 関連年表 [chaucer][timeline]

 Fisher and Allen の見返しにある "A Chaucer Chronology" を再現する.Chaucer が公職で最も忙しかった時期に,創作活動が活発化しているということがわかる.1380年台〜1390年台が,The Canterbury Tales の執筆を含む,最も脂ののった時期である.

1327Edward III crowned, age 14.  
1328Edward marries Philippa of Hainault; Sir Paon de Roet in her entourage.  
1330Birth of Edward, the Black Prince.  
1331England at war with Scotland; France intervenes on behalf of Scotland.  
1338Unsuccessful invasion of northern France (beginning of Hundred Years' War); John Chaucer (Geoffrey's father) in the King's company.  
1340(?)Birth of Geoffrey Chaucer. Birth of John of Gaunt. Edward III takes title "King of France"  
1346Battle of Crécy  
1348Black Death  
1356Battle of Poitiers; high point of England's success in the wars with France.  
1357First record of Chaucer: in household of Countess of Ulster, wife of Prince Lionel. Philippa Pan' also in household.  
1359May: (?) Chaucer at wedding of John of Gaunt and Blanche of Lancaster. Gaunt becomes Duke of Lancaster. After November 3: Chaucer in French war in Prince Lionel's company.  
1360Chaucer captured and ransomed by the King.  
1361Black Prince marries Joan of Kent. (?) Chaucer at Inns of Chancery.Prier a Nostre Dame; Romaunt of the Rose; early Complaints (--1367) 
1363Death of Countess of Ulster. (?) Philippa Pan' enters service of Queen Philippa. (?) Chaucer at Inns of Court.  
1366February 22--May 24: safe conduct for Chaucer to travel in Spain. Philippa Chaucer (so designated) granted royal annuity of 10 marks.  
1367Geoffrey Chaucer granted royal annuity of of 20 marks. Chaucer enters the King's service.  
1368Death of Blanche, Duchess of Lancaster. French war active. Chaucer on mission in France.Book of the Duchess (--1369) 
1369Chaucer with Gaunt in raid on Picardy. Death of Queen Philippa. (?) Philippa Chaucer enters Gaunt's household.  
1370June 20--September 29: Chaucer on mission in France, (?) with Gaunt in Aquitaine.  
1371Gaunt marries Princess Costanza of Castile.  
1372Katherine Swynford, sister of Philippa Chaucer, bears first son by Gaunt. August 30: Gaunt grants Philippa Chaucer annuity of £10. December 1: Chaucer leaves for Genoa, visits Florence. (Boccaccio in Florence; Petrarch in Padua.)Parliament of Fowls; St. Cecilia; Monk's tragedies; Anelida (--1377) 
1373May 23: Chaucer returns to London. (?) Birth of Thomas Chaucer. July 13: Gaunt goes to French wars.  
1374April 10: Gaunt returns from French wars. April 23: Chaucer receives a royal grant of a pitcher of wine daily. May 10: Chaucer leases Aldgate house and sets up housekeeping. June 8: Chaucer made controller of customs. June 13: Geoffrey and Philippa receive £10 annuity from Gaunt.  
1376Death of Black Prince. Chaucer on mission to Calais.  
1377February 17, April 30: Chaucer on missions in France concerning peace treaty and marriage of Richard. June 22: death of Edward III and accession of his grandson, Richard II, age 10. Government controlled by Gaunt.  
1378January 16--March 9: Chaucer in France concerning marriage of Richard to French king's daughter Marie. April 18: daily pitcher of wine replaced by annuity of 20 marks. May 28--September 19: Chaucer in Lombardy to treat with Barnado Visconti (Gower given Chaucer's power of attorney).House of Fame; Boece; Boethian balades; Palamon and Arcite (--1381) 
1380May 1: Chaucer released from suit for "raptus" of Cecily Champain. (?) Birth of Lewis Chaucer.  
1381Peasants' Revolt. June 19: deed of Geoffrey Chaucer, son of John Chaucer, vintner of London, quitclaiming his father's house.  
1382Richard II marries Anne of Bohemia.Troylus and Criseyde; Legend of Good Women (--1386) 
1383Chaucer obtains first loan against his annuity.  
1385October 12: Chaucer appointed justice of the peace in Kent. Political struggle between Gaunt and his brother, Thomas of Woodstock. September: death of Joan of Kent.  
1386Justice of peace reaffirmed. February 19: Philippa admitted to fraternity of Lincoln Cathedral. August: Chaucer elected member of parliament from Kent. October 5: Aldgate house rented to Richard Forester. October 15: Scrope-Grosvenor trial. December 4: Adam Yardley appointed controller of customs.Canterbury Prologue; early Tales (Knight, Part VII) (--1387) 
1387June 18: last payment of annuity of Philippa Chaucer.  
1388May 1: Chaucer surrenders his royal annuities to John Scalby of Lincolnshire.Fabliaux (Miller, Reeve) (--1389) 
1389King Richard assumes power. Chaucer appointed clerk of the King's works (more than £30 a year).  
1390Commissions to repair St. George's Chapel, Windsor; to oversee repairs on the lower Thames sewers and conduits; to build bleachers for jousts at Smithfield, etc. The three robberies. Chaucer appointed subforester of North Petherton, Somerset.Marriage group (Wife of Bath, Friar, Summoner, Merchant, Clerk, Franklin); Astrolabe; Equatorie (--1394) 
1391June 17: another clerk of the works appointed.  
1393Chaucer granted a gift of £10 from Richard for services rendered "in this year now present."  
1394Death of Queen Anne. Chaucer granted a new annuity of £20.  
1395Richard marries Isabella of France. Thomas Chaucer marries heiress Maud Burghersh.  
1396John of Gaunt marries Katherine Swynford.Balades to Scogan, Bukton (--1399) 
1398Chaucer borrows against his annuity; action for debt against Chaucer; letters of protection from the King.  
1399Deposition of Richard II. Election of Henry IV. Death of John of Gaunt. October 13: on his coronation day, Henry doubles Chaucer's annuity. December 24: Chaucer signs 53-year lease for tenement in the garden of the Lady Chapel, Westminster Abbey.  
1400September 29: last record of Chaucer: quittance given by him for a tun of wine received. October 25: date of Chaucer's death on tombstone in Westminster Abbey (erected in 1556)  


 ・Fisher, John H. and Mark Allen, eds. The Complete Canterbury Tales of Geoffrey Chaucer. Boston: Thomson Wadsworth, 2006.

Referrer (Inside): [2018-12-27-1]

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2018-08-12 Sun

#3394. 歴代イングランド君主と配偶者の一覧 [timeline][history][monarch]

 「#2547. 歴代イングランド君主と統治年代の一覧」 ([2016-04-17-1]) でも似たような一覧を示したが,ウィリアム1世以降について,より詳しい「国王及び王妃(婿)一覧表」を森 (626--31) に見つけたので掲げておきたい.王妃(婿)の情報まで含まれているのが便利かつ興味深い.

王及び王妃(婿)生年結婚在位没年王妃(婿)の出身
●ノルマン王家
ウィリアム1世1027?1050?1066--10871087
   マティルダ・オブ・フランダース10311050?1083フランドル
ウィリアム2世1060?1087--11001100
ヘンリー1世1068110001100--11351135
   (1) マティルダ・オブ・スコットランド108011001118スコットランド
   (2) アデライザ・オブ・ルーヴァン110211211151フランス
スティーヴン1097?11151135--11541154
   マティルダ・オブ・ブーローニュ1103?11151152アングロ・ノルマン
●プランタジニット王家
ヘンリー2世113311521154--11891189
   エリナー・オブ・アキテーヌ1122?11521204フランス
リチャード1世115711911189--11991199
   ベレンガリア・オブ・ナヴァール117411911230?スペイン
ジョン116711891199--12161216
   (1) イザベル・オブ・グロースター?11891217イングランド
   (2) イザベル・オブ・アングレーム118812001246フランス
ヘンリー3世120712361216--12721272
   エリナー・オブ・プロヴァンス1226?12361291フランス
エドワード1世123912541272--13071307
   (1) エリナー・オブ・カスティル124412541290スペイン
   (2) マーガレット・オブ・フランス1282?12991318フランス
エドワード2世128413081307--13271327
   イザベル・オブ・フランス129213081358フランス
エドワード3世131213281327--13771377
   フィリッパ・オブ・エノー1314?13281369フランドル
リチャード2世136713821377--13991400
   (1) アン・オブ・ボヘミア136613821394ボヘミア
   (2) イザベル・オブ・ヴァロア138913961409フランス
●ランカスター王家
ヘンリー4世136713801399--14141413
   (1) メアリー・ドゥ・ブーン137013811394イングランド
   (2) ジョアン・オブ・ナヴァール1370?14031437スペイン
ヘンリー5世138714201413--14221422
   キャサリン・オブ・ヴァロア140114201437フランス
ヘンリー6世142114441422--1461, 1470--14711471
   マーガレット・オブ・アーンジュ142914441482フランス
●テューダー王家
ヘンリー7世145714861485--15091509
   エリザベス・オブ・ヨーク146514861503イングランド
ヘンリー8世149115091509--15471547
   (1) キャサリン・オブ・アラゴン148515091536スペイン
   (2) アン・ブーリン1507?15331536イングランド
   (3) ジェイン・シーモア1509?15361537イングランド
   (4) アン・オブ・クレーヴズ151515401557フランドル
   (5) キャサリン・ハワード1521?15401542イングランド
   (6) キャサリン・パー1512?15431548イングランド
エドワード6世15371547--15531553
メアリー1世151615541553--15581558
   フェリペ・オブ・スペイン15271554(スペイン王)1556--15981598スペイン
エリザベス1世15331558--16031603
●ステュアート王家
ジェイムズ1世156615891603--16251625
   アン・オブ・デンマーク157415891619デンマーク
チャールズ1世160016251625--16491649
   ヘンリエッタ・マリア160916251669フランス
再興ステュアート王家
チャールズ2世163016621660--16851685
   キャサリン・オブ・ブラガンザ163816621705ポルトガル
ジェイムズ2世163316601685--16881701
   (1) アン・ハイド163716601671イングランド
   (2) メアリー・オブ・モデナ165816731718イタリア
メアリー2世(共同統治)166216771689--16941694
ウィリアム3世(共同統治)165016771689--17021702オランダ
アン166516831702--17141714
   プリンス・ジョージ・オブ・デンマーク165316831708デンマーク
ハノーヴァー王家
ジョージ1世166016821714--17271727
   ゾフィア・ドロテア166616821726ドイツ
ジョージ2世168317051727--17601760
   キャロライン・オブ・アーンズパック168317051737ドイツ
ジョージ3世173817611760--18201820
   シャーロット・オブ・メックレンブルク・シュトゥレリッツ174417611818ドイツ
ジョージ4世176217951820--18301830
   キャロライン・オブ・ブルンスウィック176817951821ドイツ
ウィリアム4世176518181830--18371837
   アデレイド・オブ・サクス・マイニンゲン179218181849ドイツ
ヴィクトリア181918401837--1901
   プリンス・アルバート181918401861ドイツ
サクズ・コバーグ・ゴータ王家
エドワード7世184118631901--19101910
   アレグザンドラ・オブ・デンマーク184118631925デンマーク
●ウィンザー王家
ジョージ5世186518931910--1936
   メアリー・オブ・テック186718931953ドイツ
エドワード8世189419371936--19361972
   (ウォーリス・シンプソン夫人)189619371986アメリカ
ジョージ6世189519231936--19521952
   エリザベス・バウズ・ライアン19001923スコットランド
エリザベス2世192619471952--
   プリンス・フィリップ・マウントバッテン19211947デンマーク


 君主の配偶者の出身地の欄を縦に見ていくと,改めてヨーロッパの様々な国から来ているものだなと感心する.プランタジニット朝のフランスかぶれがよく分かるし,テューダー朝のイングランドへの回帰,そしてハノーヴァー朝のドイツべったりの様子も明らかだ.また,これまで気づかなかったが,イングランド王室が配偶者をデンマークに求める伝統(?)もうっすらと見えてくる.
 ウィリアム1世以前の系図については,「#2620. アングロサクソン王朝の系図」 ([2016-06-29-1]) を参照.

 ・ 森 護 『英国王室史話』16版 大修館,2000年.

Referrer (Inside): [2018-11-05-1]

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2018-03-07 Wed

#3236. スライドできるイギリス文学関連略年表 [literature][timeline][history]

 年表シリーズ (timeline) の一環として,「#3226. イギリス文学関連略年表」 ([2018-02-25-1]) を横方向にスライドできる年表に作り直した(下図をクリック).スライドできる年表としては,「#2358. スライドできる英語史年表」 ([2015-10-11-1]),「#2871. 古英語期のスライド年表」 ([2017-03-07-1]),「#3164. スライドできる英語史年表 (2)」 ([2017-12-25-1]),「#3205. スライドできる英語史年表 (3)」 ([2018-02-04-1]) も参照.

 HELIT Timeline by Kawasaki

 ・ 川崎 寿彦 『イギリス文学史入門』 研究社,1986年.

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2018-02-25 Sun

#3226. イギリス文学関連略年表 [literature][timeline][history]

 年表シリーズ (cf. timeline) .今回は,イギリス文学史より略年表を示す.川崎による英文学史概説書の巻末に挙げられているものである (175--80) .イギリス史と日本史との関連付けもあり,眺めて楽しめる.

西暦イギリス(文学)関係参考事項
410ローマの Britain 島支配終わる 
1000 (日)清少納言『枕草子』,紫式部『源氏物語』この頃起稿
1066ノーマン征服.ウィリアム一世即位 (--1087) 
1154プランタジネット朝始まる (--1399) 
1167Oxford 大学の基礎成る 
1313 (イ)ダンテ『神曲』この頃,イタリア人文主義思潮起こる
1337英仏百年戦争始まる (--1453) 
1349 (イ)ボッカチオ『デカメロン』
1380Wyclif が聖書の翻訳を始める 
1382Chaucer, Troilus and Criseyde (--1385. 出版 1484) 
1387Chaucer, The Canterbury Tales 執筆開始(出版 1478) 
1455ばら戦争 (--1485) 
1469Malory, Le Morte d'Arthur (出版 1485) 
1475W. Caxton, 最初の英語による印刷物出版 
1485ヘンリー七世即位 (--1509) 
1492 (ス)コロンブス,新大陸へ航海
1513 (イ)マキャベルリ『君主論』この頃成る
1516More, Utopia 
1517 ルターの宗教改革始まる
1519 マゼランの世界周航 (--1522)
1534The Church of England (or Anglican Church) 成立し,England の宗教改革成る 
1535Sir Thomas More (1478--) 処刑さる 
1543 (日)ポルトガル人,種子島に来る
1557England で the Stationers' Company (書籍出版業組合)誕生 
1558Elizabeth I 即位 (--1603) 
1576最初の常設公開劇場 The Theatre を建設 
1579Spenser, E., The Shepheardes Calendar 
1587Scotland 女王 Mary 処刑さる 
1588Drake, Hawkins ら,スペイン無敵艦隊 (The Armada) を破る 
1589Spenser, E., The Faerie Queene, I〜III 
1593ペスト流行のためロンドンの劇場が2月から年末まで閉鎖(日)最初の木版活字本印刷される
1595Shakespeare, Romeo and Juliet 
1596Shakespeare, A Midsummer Night's Dream; Spenser, E., The Faerie Queene, IV〜VI 
1597Shakespeare, The Merchant of Venice 
1599グローブ劇場開場 
1600Shakespeare, As You Like It 
1601Shakespeare, Hamlet 
1603ジェイムス一世即位 (--1625) 
1605Shakespeare, Othello(ス)セルバンテス『ドン・キホーテ』
1606Shakespeare, King Lear; Macbeth 
1618 (ド)三十年戦争(宗教戦争) (--1648)
1620Pilgrim Fathers が Mayflower 号でアメリカに渡航 
1634Milton, Comus 
1642清教徒革命始まる 
1649チャールズ一世処刑され,王制が廃止され,イギリスは「共和国にして自由国」となる (--1660) 
1666ロンドンの大火 
1667Milton, Paradise Lost (初版10巻本) 
1684Bunyan, The Pilgrim's Progress, Pt. ii (Pt. i は1678) 
1687 ニュートン,万有引力の法則を発表
1688名誉革命 (Glorious Revolution) 起こる 
1702The Daily Courant 創刊(イギリス最初の日刊新聞) 
1707England, Scotland を併合,Great Britain 成立 
1711Addison と Steele が The Spectator を創刊 
1714ジョージ一世即位 (--1727) ハノーヴァー朝始まる 
1719Defoe, Robinson Crusoe 
1721R. ウォールポールが組閣し,イギリス最初の首相となる 
1724 (日)近松門左衛門 (1635--)歿
1726Swift, Gulliveris Travel 
1731イギリス,公用語としてのラテン語全廃 
1739イギリスとスペインが開戦 
1740Richardson, Pamela 
1742Fielding, Joseph Andreas 
1748 (仏)モンテスキュ『法の精神』
1749Fielding, Tom Jones 
1755Johnson の『英語辞典』成る 
1756英仏間に七年戦争始まる 
1760Sterne, Tristram Shandy 
1767この頃イギリス産業革命 
1774 (日)杉田玄白『解体新書』;(ド)ゲーテ『若きヴェルテルの悩み』
1776 アメリカ,独立宣言
1789 フランス革命起こる
1791The Observer 創刊 
1798Wordsworth & Coleridge, Lyrical Ballads 
1801イギリスがアイルランドを併合,the Union of Great Britain and Ireland が成立 
1805Wordsworth, The Prelude 
1807イギリスが奴隷売買を禁止 
1812Byron, Childe Harold's Pilgrimage;英米戦争始まる (--1814) 
1813Austen, Pride and Prejudice 
1817Byron, Manfred(日)イギリス船,浦賀に来航
1819Keats, 'Ode to a Nightingale'; Scott, Ivanhoe 
1820Shelley, Prometheus Unbound; 'To a Skylark' 
1823Lamb, The Essays of Elia 
1836Dickens, Pickwick Papers (出版は1837);イギリス経済恐慌始まる 
1837Dickens, Oliver Twist;ヴィクトリア女王即位 (--1901) 
1840イギリスが New Zealand を併合;アヘン戦争始まる (--42) 
1847C. Brontë, Jane Eyre; E. Brontë, Wuthering Heights; Thackeray, Vanity Fair 
1848 マルクス=エンゲルス『共産党宣言』をロンドンで発表
1849Dickens, David Copperfield 
1850Tennyson, In Memoriam 
1851ロンドンで万国博覧会開催 
1854 クリミア戦争起きる (--1856);(日)ペリー,浦賀に来航.日米和親条約
1856イギリス国王,インドを直轄日本,英米修好通商条約締結
1859Darwin, On the Origin of Species; G. Eliot, Adam Bede 
1865Carroll, Alice's Adventures in Wonderland 
1868(日)明治と改元,江戸を東京と改める 
1871G. Eliot, Middlemarch(日)津田梅子らアメリカ留学
1872Butler, Erewhon(日)福沢諭吉『学問のすすめ』
1877 (日)東京大学創立
1883Stevenson, Treasure Island 
1891Hardy, Tess 
1893Wilde, Salomé (仏語版,英訳版は1894) 
1894Shaw, Arms and the Man; Kipling, The Jungle Book日清戦争
1895Wells, The Time Machine 
1896 アテネで近代オリンピック第一回大会
1899 ボーア戦争 (--1902)
1900Conrad, Lord Jim(日)津田梅子,女子英学塾(津田塾大学)創立.夏目漱石,イギリス留学
1901ヴィクトリア女王歿.エドワード七世即位 
1902The Times Literary Supplement 創刊日英同盟成立
1907 (日)英語研究社(のち研究社)創業
1909 (日)坪内逍遙訳『ハムレット』(以後次々に翻訳)
1913Lawrence, Sons and Lovers 
1914Joyce, Dubliners第一次世界大戦始まる (--18)
1917 ロシア革命
1920 国際連盟成立
1922T. S. Eliot, The Waste Land; Galsworthy, The Forsyte Saga; Joyce, Ulysses (パリで出版); Ireland 自由国,正式に成立 
1924Forster, A Passage to India 
1925Woolf, Mrs. Dalloway 
1927Woolf, To the Lighthouse 
1928Lawrence, Lady Chatterley's Lover; Huxley, Brave New World 
1929 (日)日本英文学会結成
1936エドワード八世,シンプソン夫人との結婚を選び王位放棄.ジョージ六世即位 (--52)スペイン内乱 (--39)
1937Ireland 自由国,国名をエール (Eire) と改める 
1936Joyce, Finnegans Wake第二次世界大戦始まる
1940Greene, The Power and Glory 
1941 日本,米英に宣戦布告
1945Orwell, Animal Farm第二次世界大戦終結
1948Greene, The Heart of the Matter 
1949Orwell, Nineteen Eighty-Four; Eire 共和国,Ireland 共和国として独立 
1950 (日)ロレンス著,伊藤整訳『チャタレー夫人の恋人』発禁
1951 日米安保条約調印
1952Beckett, En Attendant Godot(『ゴドーを待ちながら』);エリザベス二世即位宣言 
1954Golding, Lord of the Flies; Murdock, Under the Net 
1956Osborne, Look Back in Anger 
1957Braine, Room at the Top 
1958Weaker, Chicken Soup with Barley 
1959Sillitoe, The Loneliness of the Long-Distance Runner 
1960Pinter, The Caretaker日米新安保条約成立
1963 (日)実用英検始まる
1964 オリンピック東京大会
1965Pinter, The Homecoming(日)大学生数百万人突破
1970 大阪で万国博覧会開催
1971貨幣制度を十進法に切り替え 
1975ベトナム戦争終結 
1979サッチャー,イギリス初の女性首相となる東京サミット
1980レーガン,アメリカ大統領に就任;オリンピックモスクワ大会 
1981チャールズ皇太子,ダイアナ・スペンサーと結婚 
1982ローマ法王が訪英,英国国教会と和解成る 
1984T. Hughes, J. Betjeman のあとの桂冠詩人となるオリンピックロサアンゼルス大会


 ・ 川崎 寿彦 『イギリス文学史入門』 研究社,1986年.

Referrer (Inside): [2018-03-07-1]

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2018-02-17 Sat

#3218. 講座「スペリングでたどる英語の歴史」の第3回「515通りの through --- 中英語のスペリング」 [slide][spelling][spelling_pronunciation_gap][norman_conquest][chaucer][manuscript][reestablishment_of_english][timeline][me_dialect][minim][orthography][standardisation][digraph][hel_education][link][asacul]

 朝日カルチャーセンター新宿教室で開講している講座「スペリングでたどる英語の歴史」も,全5回中の3回を終えました.2月10日(土)に開かれた第3回「515通りの through --- 中英語のスペリング」で用いたスライド資料を,こちらにアップしておきました.
 今回は,中英語の乱立する方言スペリングの話題を中心に据え,なぜそのような乱立状態が生じ,どのようにそれが後の時代にかけて解消されていくことになったかを議論しました.ポイントとして以下の3点を指摘しました.

 ・ ノルマン征服による標準綴字の崩壊 → 方言スペリングの繁栄
 ・ 主として実用性に基づくスペリングの様々な改変
 ・ 中英語後期,スペリング再標準化の兆しが

 全体として,標準的スペリングや正書法という発想が,きわめて近現代的なものであることが確認できるのではないかと思います.以下,スライドのページごとにリンクを張っておきました.その先からのジャンプも含めて,リンク集としてどうぞ.

   1. 講座『スペリングでたどる英語の歴史』第3回 515通りの through--- 中英語のスペリング
   2. 要点
   3. (1) ノルマン征服と方言スペリング
   4. ノルマン征服から英語の復権までの略史
   5. 515通りの through (#53, #54), 134通りの such
   6. 6単語でみる中英語の方言スペリング
   7. busy, bury, merry
   8. Chaucer, The Canterbury Tales の冒頭より
   9. 第7行目の写本間比較 (#2788)
   10. (2) スペリングの様々な改変
   11. (3) スペリングの再標準化の兆し
   12. まとめ
   13. 参考文献

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2018-02-04 Sun

#3205. スライドできる英語史年表 (3) [timeline][web_service][hel_education]

 「#2358. スライドできる英語史年表」 ([2015-10-11-1]),「#2871. 古英語期のスライド年表」 ([2017-03-07-1]),「#3164. スライドできる英語史年表 (2)」 ([2017-12-25-1]) に引き続き,もう1つのスライド英語史年表を提示する.
 最近の記事で,Algeo and Pyles の英語史概説書に基づく年表を掲載した (see 「#3193. 古英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-23-1]),「#3196. 中英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-26-1]),「#3197. 初期近代英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-27-1]),「#3200. 後期近代英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-30-1])).今回のスライドは,この Algeo and Pyles 版をもとに作成した.項目数は比較的少いながらも,説明書きが長いので,読みながら学習できるだろう.

 HEL Timeline by Algeo and Pyles

 ・ Algeo, John, and Thomas Pyles. The Origins and Development of the English Language. 5th ed. Thomson Wadsworth, 2005.

Referrer (Inside): [2018-03-07-1]

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2018-01-30 Tue

#3200. 後期近代英語期の主要な出来事の年表 [timeline][history][lmode][chronology][world_englishes][linguistic_imperialism]

 Algeo and Pyles の英語史年表シリーズのシメとなる第4弾は,後期近代英語期 (201--02) .著者たちのいう Late Modern English は,1800年以降の英語を指している.これより前の時代の年表は,「#3193. 古英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-23-1]),「#3196. 中英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-26-1]),「#3197. 初期近代英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-27-1]) を参照.

1805A victory over the French at the battle of Trafalgar established British naval supremacy.
1806The British occupied Cape Colony in South Africa, preparing the way for the arrival in 1820 of a large number of British settlers.
1828Noah Webster's American Dictionary of the English Language was published.
1840In New Zealand, by the Treaty of Waitangi, native Maori ceded sovereignty to the British crown.
1857A proposal at the Philological Society of London led to work that resulted in the New English Dictionary on Historical Principles (1928), reissued as the Oxford English Dictionary (1933).
1858The Government of India Act transferred power from the East India Company to the crown, thus creating the British Raj in India.
1861--5The American Civil War established the indissolubility of the Union and abolished slavery in America.
1898The four-month Spanish-American War resulted in the United States becoming a world power with overseas possessions and thus a major participant in international politics.
1906The first radio broadcast, leading in 1920 to the first American commercial radio station in Pittsburgh.
1914--8World War I created an alliance between the United States and the United Kingdom.
1922The British Broadcasting Company (after 1927, Corporation) was established and became a major conveyor of information in English around the world.
1927The first motion picture with spoken dialog, The Jazz Singer, was released.
1936The first high-definition television service was established by the BBC, to be followed by cable service in the early 1950s and satellite service in the early 1960s.
1939--45World War II further solidified the British-American link.
1945The charter of the United Nations was produced at San Francisco.
1947British India was divided into India and Pakistan, and both became independent.
1952The Secretariat building of the United Nations was constructed in Manhattan.
1961The Merriam Webster's Third New International Dictionary was published.
1983The Internet was created.
1991The Union of Soviet Socialist Republics was dissolved, leaving the United States as the world's only superpower.
1992The first Web browser for the World Wide Web was released.


 年表をざっと眺めるだけでも,この時期に英語が世界へ拡大していく様子がわかる.拡大といっても地理的な側面に限らない.話者人口という側面においても拡大したし,使用される状況や場面の範囲,すなわち機能的にも拡大した.Algeo and Pyles (201) の記述が的を射ている.

The history of English since 1800 has been a story of expansion---in geography, in speakers, and in the purposes for which English is used. Geographically, English has been spread around the world, first by British colonization and empire-building, and more recently by the prominence of America in world affairs. The number of its speakers has undergone a population explosion, not alone of native speakers but also of nonnative speakers of English as an additional language. And the uses to which English is put have ramified with the growth of science, technology, and commerce.


 要するに,後期近代英語期は,地理,人口,機能という3面における同時的拡大の時代である.見方によれば,言語帝国主義への道をひた走っていたともいえる.

 ・ Algeo, John, and Thomas Pyles. The Origins and Development of the English Language. 5th ed. Thomson Wadsworth, 2005.

Referrer (Inside): [2018-02-04-1]

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2018-01-27 Sat

#3197. 初期近代英語期の主要な出来事の年表 [timeline][history][emode][chronology][monarch][caxton][reformation][book_of_common_prayer][bible][renaissance][shakespeare][johnson]

 Algeo and Pyles の英語史年表シリーズの第3弾は初期近代英語期 (153--55) .著者らは初期近代英語期を1500--1800年として区切っていることに注意.「#3193. 古英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-23-1]) と「#3196. 中英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-26-1]) も参照.

1476William Caxton brought printing to England, thus both serving and promoting a growing body of literate persons. Before that time, literacy was confined to the clergy and a handful of others. Within the next two centuries, most of the gentry and merchants became literate, as well as half the yeomen and some of the husbandmen.
1485Henry Tudor ascended the throne, ending the civil strife called the War of the Roses and introducing 118 years of the Tudor dynasty, which oversaw vast changes in England.
1497John Cabot went on a voyage of exploration for a Northwest Passage to China, in which he discovered Nova Scotia and so foreshadowed English territorial expansion overseas.
1534The Act of Supremacy established Henry VIII as "Supreme Head of the Church of England," and thus officially put civil authority above Church authority in England.
1549The first Book of Common Prayer was adopted and became an influence on English literary style.
1558At the age of 25, Elizabeth I became queen of England and, as a woman with a Renaissance education and a skill for leadership, began a forty-five-year reign that promoted statecraft, literature, science, exploration, and commerce.
1577--80Sir Francis Drake circumnavigated the globe, the first Englishman to do so, and participated in the defeat of the Spanish Armada in 1588, removing an obstacle to English expansion overseas.
1590--1611William Shakespeare wrote the bulk of his plays, from Henry VI to The Tempest.
1600The East India Company was chartered to promote trade with Asia, leading eventually to the establishment of the British Raj in India.
1604Robert Cawdrey published the first English dictionary, A Table Alphabeticall.
1607Jamestown, Virginia, was established as the first permanent English settlement in America.
1611The Authorized or King James Version of the Bible was produced by a committee of scholars and became, with the Prayer Book and the works of Shakespeare, one of the major examples of and influences on English literary style.
1619The first African slaves in North America arrived in Virginia.
1642--48The English Civil War or Puritan Revolution overthrew the monarchy and resulted in the beheading of King Charles I in 1649 and the establishment of a military dictatorship called the Commonwealth and (under Oliver Cromwell) the Protectorate, which lasted until the Restoration of King Charles II in 1660.
1660The Royal Society was founded as the first English organization devoted to the promotion of scientific knowledge and research.
1670The Hudson's Bay Company was chartered for promoting trade and settlement in Canada.
ca. 1680The political parties---Whigs (named perhaps from a Scots term for 'horse drivers' but used for supporters of reform and parliamentary power) and Tories (named from an Irish term for 'outlaws' but used for supporters of conservatism and royal authority), both terms being originally contemptuous---became political forces, thus introducing party politics as a central factor in government.
1688The Glorious Revolution was a bloodless coup in which members of Parliament invited the Dutch prince William of Orange and his wife, Mary (daughter of the reigning English king, James II), to assume the English throne, resulting in the establishment of Parliament's power over that of the monarchy.
1702The first daily newspaper was published in London, followed by an extension of such publications throughout England and the expansion of the influence of the press in disseminating information and forming public opinion.
1719Daniel Defoe published Robinson Crusoe, sometimes identified as the first modern novel in English, although the evolution of the genre was gradual and other works have a claim to that title.
1755Samuels Johnson published his Dictionary of the English Language, a model of comprehensive dictionaries of English
1775--83The American Revolution resulted in the foundation of the first independent nation of English speakers outside the British Isles. Large numbers of British loyalists left the former American colonies for Canada and Nova Scotia, introducing a large number of new English speakers there.
1788The English first settled Australia near modern Sydney.


 初期近代英語期は,外面史的には英語の世界展開の種が蒔かれた時代であり,社会言語学的には種々の機能的な標準化が進んだ時代だったとまとめられるだろう.

 ・ Algeo, John, and Thomas Pyles. The Origins and Development of the English Language. 5th ed. Thomson Wadsworth, 2005.

Referrer (Inside): [2018-02-04-1] [2018-01-30-1]

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2018-01-26 Fri

#3196. 中英語期の主要な出来事の年表 [timeline][me][history][chronology][norman_conquest][reestablishment_of_english][monarch][hundred_years_war][black_death][wycliffe][chaucer][caxton]

 「#3193. 古英語期の主要な出来事の年表」 ([2018-01-23-1]) に引き続き,中英語期の主要な出来事の年表を,Algeo and Pyles (123--24) に拠って示したい,

1066The Normans conquered England, replacing the native English nobility with Anglo-Normans and introducing Norman French as the language of government in England.
1204King John lost Normandy to the French, beginning the loosening of ties between England and the Continent.
1258King Henry III was forced by his barons to accept the Provisions of Oxford, which established a Privy Council to oversee the administration of the government, beginning the growth of the English constitution and parliament.
1337The Hundred Years' War with France began and lasted until 1453, promoting English nationalism
1348--50The Black Death killed an estimated one-third of England's population, and continued to plague the country for much of the rest of the century
1362The Statute of Pleadings was enacted, requiring all court proceedings to be conducted in English.
1381The Peasants' Revolt led by Wat Tyler was the first rebellion of working-class people against their exploitation; although it failed in most of its immediate aims, it marks the beginning of popular protest.
1384John Wycliffe died, having promoted the first complete translation of scripture into the English language (the Wycliffite Bible).
1400Geoffrey Chaucer died, having produced a highly influential body of English poetry.
1476William Caxton, the first English printer, established his press at Westminster, thus beginning the widespread dissemination of English literature and the stabilization of the written standard.
1485Henry Tudor became king of England, ending thirty years of civil strife and initiating the Tudor dynasty.


 中英語の外面史は,まさに英語の社会的地位の没落とその後の復権に特徴づけられていることがよくわかる.

 ・ Algeo, John, and Thomas Pyles. The Origins and Development of the English Language. 5th ed. Thomson Wadsworth, 2005.

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2018-01-23 Tue

#3193. 古英語期の主要な出来事の年表 [timeline][oe][christianity][synod_of_whitby][history][chronology][monarch]

 Algeo and Pyles (86--87) より,古英語期の主要な出来事の年表を示そう.

449Angles, Saxons, Jutes, and Frisians began to occupy Great Britain, thus changing its major population to English speakers and separating the early English language from its Continental relatives.
597Saint Augustine of Canterbury arrived in England to begin the conversion of the English by baptizing King Ethelbert of Kent, thus introducing the influence of the Latin language.
664The Synod of Whitby aligned the English with Roman rather than Celtic Christianity, thus linking English culture with mainstream Europe.
730The Venerable Bede produced his Ecclesiastical History of the English People, recording the early history of the English people
787The Scandinavian invasion began with raids along the Northeast seacoast.
865The Scandinavians occupied northeastern Britain and began a campaign to conquer all of England.
871Alfred became king of Wessex and reigned until his death in 899, rallying the English against the Scandinavians, retaking the city of London, establishing the Danelaw, and securing the position of king of all England for himself and his successors.
991Olaf Tryggvason invaded England, and the English were defeated at the Battle of Maldon.
1000The manuscript of the Old English epic Beowulf was written about this time.
1016Canute became king of England, establishing a Danish dynasty in Britain.
1042The Danish dynasty ended with the death of King Hardicanute, and Edward the Confessor became king of England.
1066Edward the Confessor died and was succeeded by Harold, last of the Anglo-Saxon kings, who died at the Battle of Hastings fighting against the invading army of William, duke of Normandy, who was crowned king of England on December 25.


 年代と出来事に加えて,簡単な解説が添えられているのがよい.しかも,歴史的意義に関する的確なコメントが散見される.例えば,449年の出来事は,しばしばブリテン島における英語の開始という象徴的な意味合いをもって紹介されるが,ここでは英語が他のゲルマン諸語から袂を分かったことを主眼におくコメントが加えられている.ここには,社会(言語学)的というよりは言語学的な側面により強い関心をもつ Algeo and Pyles の英語史記述の方針が現われているように思われる.
 664年のホイットビー会議の歴史的意義にも注目したい.先立つ597年にイングランド人がキリスト教化する種は蒔かれていたといえるかもしれないが,当時のイングランドでは,ローマのキリスト教とともにアイルランドから入ったケルト化したキリスト教が拡大する可能性があった.しかし,この会議によりイングランドにおいてローマのキリスト教が優勢となったことで,後のイングランド史も英語史も,ラテン語を始めとする大陸的なものに大きく影響されていくことになった.島国でありながらも大陸的な要素との接触を常に保ち続けたその後の歴史を考えると,この会議の歴史的意義がおのずと知られる.

 ・ Algeo, John, and Thomas Pyles. The Origins and Development of the English Language. 5th ed. Thomson Wadsworth, 2005.

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2017-12-25 Mon

#3164. スライドできる英語史年表 (2) [timeline][web_service][hel_education]

 英語史に関連する種々の年表をこれまで timeline の各記事で示してきたが,今回は「#2562. Mugglestone (編)の英語史年表」 ([2016-05-02-1]) をスライド化してみた.スライドの仕様によりすべてが反映されているわけではないが,とりあえず遊びながら眺められる.14世紀くらいから,だんだんゴチャゴチャしてくる.

 HEL Timeline by Mugglestone

 関連して,「#2358. スライドできる英語史年表」 ([2015-10-11-1]),「#2871. 古英語期のスライド年表」 ([2017-03-07-1]) も参照.

 ・ Mugglestone, Lynda, ed. The Oxford History of English. Oxford: OUP, 2006.

Referrer (Inside): [2018-03-07-1] [2018-02-04-1]

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2017-12-17 Sun

#3156. 「大英帝国の拡大と英語」のまとめ [slide][new_englishes][world_englishes][model_of_englishes][variety][history][link][timeline][standardisation][prescriptive_grammar][prescriptivism][asacul]

 大英帝国の拡大という世界史的展開は,現代英語と英語の未来を論じる上で避けて通ることのできないトピックです.その英語史上の意義について,スライド (HTML) にまとめてみました.こちらからどうぞ.結論としては次のように述べました.

大英帝国の発展は
 (1) 英語の標準化・規範化を後押しして,英語に「求心力」をもたらした一方で,
 (2) 英語の多様化を招き,英語に「遠心力」をもたらし,
現在および未来の英語のあり方の基礎を築いた.


 詳細は各々のページをご覧ください.本ブログの記事や各種画像へのリンクも豊富に張っています.

 1. 大英帝国の拡大と英語
 2. 要点
 3. (1) 大英帝国の発展
 4. 関連年表 (#777, #1377, #2562)
 5. (2) 英語の求心力 --- 標準化・規範化
 6. 標準化と規範化
 7. 18世紀の規範主義
 8. 辞書,文法書,発音指南書
 9. 規範文法の例
 10. (3) 英語の遠心力 --- 世界の様々な英語
 11. 様々な英語変種の例
 12. 英語変種の諸分類法
 13. 21世紀,求心力と遠心力のせめぎ合い
 14. まとめ
 15. 参考文献

 他の「まとめスライド」として,「#3058. 「英語史における黒死病の意義」のまとめスライド」 ([2017-09-10-1]),「#3068. 「宗教改革と英語史」のまとめスライド」 ([2017-09-20-1]),「#3089. 「アメリカ独立戦争と英語」のまとめスライド」 ([2017-10-11-1]),「#3102. 「キリスト教伝来と英語」のまとめスライド」 ([2017-10-24-1]),「#3107. 「ノルマン征服と英語」のまとめスライド」 ([2017-10-29-1]),「#3121. 「印刷術の発明と英語」のまとめ」 ([2017-11-12-1]) もどうぞ.

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2017-09-19 Tue

#3067. 宗教改革略年表 [timeline][reformation][history]

 今年は宗教改革500周年に当たる.1517年10月31日,ルターがヴィッテンベルクの城教会の北入口の扉に「95箇条の提題」を貼りだし,宗教改革が始まったとされる.以下に,森田 (122--25) による「宗教改革略年表」を再現したい.西ヨーロッパ全体に関わる年表だが,イングランドやスコットランドの主要な事件も含まれている(黄字で示した).宗教改革と英語(史)の関係を考慮する際のおともにどうぞ.

148311.10マルティン・ルター誕生(〜1546.2.18.)
14841.1ウルリヒ・ツヴィングリ誕生(〜1531.10.11.)
14884.21ウルリヒ・フォン・フッテン誕生(〜1523.8.29?)
15097.10ジャン・カルヴァン誕生(〜1564.5.27)
15162.エラスムス『校訂新約聖書』
15164.16ツヴィングリ,アインジーデルン修道院の司牧司祭となる
151710.31ルター「95箇条の提題」を発表
15191.1ツヴィングリ,チューリヒの司牧司祭となる
1519 エラスムス『パラクレーシス キリスト教哲学研究の勧め』単行本として出版
15196.27--7.17ライプツィヒ討論会
15206.15ルターに対する波紋威嚇勅書「主よ,立ちて」が出される
15208.ルター「キリスト教界の改善について,ドイツ国民のキリスト教貴族に与える」
15209.28フッテン『ドイツ国民の諸身分に与える訴状』
152010.ルター「教会のバビロン捕囚について」
152011.ルター「キリスト者の自由」
152011.ドイツ各地でルターの書物焼かれる
152012.10ルター,破門脅迫勅書,教会法などの書籍を焼却
15211.3教皇勅書「ローマ教皇にふさわしく」によりルター正式に破門さる
1521「神の水車」(パンフレット)
1521 ルフェーヴル・デターブル,モーで改革運動
15214.17ルター,ヴォルムス帝国議会に召喚
15215.26ルター,ヴォルムス勅令により帝国追放刑
1521 クラーナハ『キリストの受難とアンチ・キリストの受難』
15229.フッテン,ジッキンゲンら帝国騎士とともに,トリーア大司教を攻撃し,失敗する(騎士戦争)
15231.29チューリヒの第一回公開討論会
15236.ツヴィングリ『67箇条の提題の講解と論証』
152310.26チューリヒの第二回公開討論会
1523/24 カールシュタット,オルラミュンデにおいて急進的改革を実施
1524/25 ドイツ農民戦争
15251.チューリヒ郊外のツォリコーン村で,再洗礼派運動誕生
15261.マドリード条約
15265.21--6.8バーデン宗教討論会(スイス版ヴォルムス帝国議会)
15265.22フランソワ一世,教皇とコニャック同名を結ぶ
15268.モハーチの戦い
15268.第一回シュパイエル帝国議会,宗教改革に自由を与える
15271.フェーリクス・マンツ,リマト川にて溺殺刑
1527 ザクセン選帝侯ヨーハン「巡察者のための訓令」を発布
15275.皇帝軍,ローマ掠奪
152712.チューリヒ,コンスタンツと「キリスト教都市同盟」締結
15281.ベルン公開討論会,ベルン宗教改革を導入して,「キリスト教都市同盟」へ加入
15282.「パック事件」が起きる
15294.22第二回シュパイエル帝国議会,ヴォルムス勅令の再施行
15294.オーストリア,スイスのカトリック諸邦と「キリスト教連合」(ヴァルツフート同盟)
1529 ルーカス・クラーナハ「律法と福音」
15295.第一次カペル戦争
15298.3カンブレ和約
15299.26--10.15第一次ウィーン包囲
152910.1--3マールブルク宗教会談,ルター派とツヴィングリ派,正餐論争で一致せず
152911.4--1536.4イングランドで「宗教改革議会」召集
15301.「キリスト教都市同盟」にシュトラースブルク加入
15306.アウクスブルク帝国議会,「アウクスブルク信仰告白」の朗読
15308.エックら「カトリックの論駁書」
153011.ウルジー,大逆罪の容疑で逮捕され,ロンドンへ護送される途中で病死
15312.27シュマルカルデン同盟結成
153110.第二次カペル戦争,ツヴィングリ戦死
15348.イグナティウス・デ・ロヨラ,イエズス会を設立
153410.17--18「檄文事件」
153411.イングランド議会「国王至上法」制定
1535 『カヴァデイル訳聖書』刊行
15357.6トマス・モア処刑
15362.7ジュネーヴ,ベルンと同盟
15362.26「第一スイス信仰告白」
15363カルヴァン『キリスト教綱要』
15365.21ジュネーヴ,宗教改革導入を決定
15365西南ドイツの福音派とルター派のあいだに「ヴィッテンベルク一致信条」成立
15367カルヴァン,ジュネーヴで宗教改革運動に参加
15371.カルヴァン「教会組織に関する諸条項」
15384.23カルヴァン,市民総会の決定により都市外追放
15396.「六箇条法」制定,『大聖書(グレート・バイブル)』刊行
15399.カルヴァン「サドレート枢機卿への返答」
15419.13カルヴァン,ジュネーヴへ帰還
154111.「ジュネーヴ教会規則」を制定
1545 カステリョ,ジュネーヴより追放
1546/47 シュマルカルデン戦争
15471.28英王ヘンリ8世没
15474.24ミュールベルクの戦い,ザクセン選帝侯ヨーハン・フリードリヒ捕虜になる
15473.31仏王フランソワ一世没
15486.「よろいを着た」アウクスブルク帝国議会,「仮信条協定」制定
1551 カルヴァン,ジェローム・ボルセックと二重予定説問題の論争
1552 諸侯戦争 皇帝カール5世敗退
155310.27ミカエル・セルヴェトゥス焚刑
1558 ノックス『女たちの奇怪な統治に反対するラッパの最初の高鳴り』
15559.アウクスブルク宗教平和
1559 ジュネーヴ・アカデミーの創設
15594.イタリア戦争の終結,カトー・カンブレジの和議
15595.「フランス信仰告白」
15603.15--16アンボワーズの陰謀
15608.「スコットランド信仰告白」
15623.ヴァシー事件,ユグノー戦争始まる
1566 「飢餓の年」
15711.イングランド「三九箇条」法制化
15728.23サン・バルテルミの虐殺
15737.「ブーローニュの王令」改革派はラ・ロシェルなどの都市で礼拝式を認められる
15787.「規律(第二)の書」
15791.23ユトレヒト同盟締結
15885.「バリケードの日」パリ市民の蜂起
15888.スペイン無敵艦隊イングランドに敗退
15898.アンリ3世暗殺され,アンリ・ド・ブルボンがアンリ4世として即位
1593 「国教忌避者処罰例」「ピューリタン処罰法」
15984.13ナントの王令
16094.9オランダ独立戦争,オランダとスペインがアントウェルペンで,十二年休戦条約を結ぶ
161811.ドルトレヒト会議,ホマルス派の全面的勝利
164810.ウェストファリア条約


 ・ 森田 安一 『図説 宗教改革』 河出書房,2010年.

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