hellog〜英語史ブログ     前の日     次の日     最新     2019-12     検索ページへ     ランダム表示    

hellog〜英語史ブログ / 2019-12-07

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

2019-12-07 Sat

#3876. トップ50言語における文字体系の種別 [writing][grammatology][alphabet][syllabary]

 Cook (9) が,話者人口によるランキングでトップ50に入る言語で使用されている文字体系を調査し,その種別ごとの割合をはじき出している.15年ほど前の統計なので解釈には若干の注意を要するが,参考になる.
 文字体系のオーソドックスな分類は,「#422. 文字の種類」 ([2010-06-23-1]) でみたとおりだが,ここでは表語文字 (Character-based) および3種の表音文字へと大雑把に分類されている.後者の3種とは,音素文字 (Alphabet-base),音節文字 (Syllable-based),子音文字 (Consonant-based) のことである.

Writing Systems in the Top 50 Languages


 最も多いのは,世界中で12億3200万人以上の人々に用いられている音素文字,いわゆるアルファベットである.次に来るのが,漢字に代表される表語文字 (Character-based) である.ここには9億3千万人を超える中国語使用者(実際には1億2500万人の日本の漢字使用者も含む)が含まれる.3番目に来るのは,3億2900万人以上に用いられている音節文字である.ここにはインド系文字や日本語の仮名が含まれる.そして,ヘブライ語やアラビア語を話す4500万人以上によって用いられる子音文字が続く.
 もちろんこの割合はトップ50の言語に限って計算されたものにすぎないが,他の多数の諸言語を考慮に入れたとしても,おそらく分布が大きく変動することはないかと思われる.粗くいって表音文字系列が2/3,表語文字系列が1/3を占めるととらえておけばよいだろう.

 ・ Cook, Vivian. The English Writing System. London: Hodder Education, 2004.

[ | 固定リンク | 印刷用ページ ]

2020 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2019 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2018 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2017 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2016 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2015 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

最終更新時間: 2020-05-29 05:17

Powered by WinChalow1.0rc4 based on chalow