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先日,ひょんなきっかけから,最近の日本語で流行言葉となっている感のある「言語化」という表現について考え,論じる機会を得ました.
「言語化」は,近年多くのビジネス書のタイトルを飾っており,いわばトレンドワードといってよさそうです.日本語での日常の話し言葉や書き言葉でよく使われており,私も学生とのやりとりを通じてよく耳にします.
私自身は「言語化」という表現に違和感を覚えており,用いるときはあるにせよ,かなり控えめに用いていると思います.今回,自身の違和感の正体を探り,Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」で3回にわたって発信しました.つまり「言語化」について音声で言語化してみた次第です.
・ 「#809. 「言語化」という表現が流行っているようですが」(8月18日朝配信)
・ 【英語史の輪 #23】verbalization 「言語化」入門(8月18日夜配信)(←こちらは月ごとの有料配信の1本としてです)
・ 「#812. 「言語化」に対してちょっと一言 --- 言語学者の視点から」(8月21日朝配信)(←こちらは Voicy のトークテーマ企画「#言語化しよう」に参加しての配信です)
とりわけ #809 と #812 の配信回については,多くの方々に聴いていただきました.コメントもたくさんいただき,「言語化」という表現に違和感を抱いている人は私自身以外にも少なくないという実感を得ました.また,Voicy のトークテーマ企画「#言語化しよう」からは,様々なパーソナリティの「言語化」観を聞くことができ,今回の議論のためにおおいに参考になりました.皆さんもぜひいろいろと聴取してみた上で,この話題についてお考えいただければと.
とりわけ #809 の配信回のコメント欄が,リスナーの皆さんからの議論で盛り上がっていますので,ぜひ今からでもそちらに参入していただき,コメントを投げていただければと思います.
まだまだ議論していけそうなお題ですね.
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最終更新時間: 2024-09-24 08:28
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