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heldio - hellog〜英語史ブログ

最終更新時間: 2025-01-22 08:04

2025-01-21 Tue

#5648. egg の英語史 [old_norse][me_dialect][caxton][heltube][heldio][youtube][inohota][kdee][hel_herald][hel_education][oed][link]

 egg 「卵」について本ブログをはじめとする各種メディアで何度か取り上げてきた.概観を得るために,まず『英語語源辞典』の記述を確認しておこう(OEDegg, n.' も参照).


kdee_egg.png



 記述の通り,古英語では本来的な ǣġ が用いられていたが,後期中英語より古ノルド語 (old_norse) 由来の egg がイングランド北部・東中部に現われ,本来形を置き換えていったというプロセスを経ている.また,Caxton の Eneydos (1490) の序文における,旧形と新形の共存・競合に関する英語史上有名な逸話についても触れられている.
 egg をめぐるこの2つの話題について,これまで少なからぬコンテンツを作ってきたので,リンクをまとめておこう(ここ数ヶ月間,heltube こと「YouTube: heltube --- 英語史チャンネル」へのアクセスが増えてきているので,そちらを最初に挙げている).

 (1) 古ノルド語由来の egg

  ・ heltube 「#182. egg 「卵」は古ノルド語からの借用語!」 (2025/01/18)


  ・ heldio 「#182. egg 「卵」は古ノルド語からの借用語!」 (2021/11/29)
  ・ hellog 「#340. 古ノルド語が英語に与えた影響の Jespersen 評」 ([2010-04-02-1])
  ・ hellog 「#2625. 古ノルド語からの借用語の日常性」 ([2016-07-04-1])
  ・ hellog 「#3982. 古ノルド語借用語の音韻的特徴」 ([2020-03-22-1])
  ・ hellog 「#4820. 古ノルド語は英語史上もっとも重要な言語」 ([2022-07-08-1])
  ・ inohota 「え?それも外来語? 英語ネイティヴたちも(たぶん)知らない借用語たち」 (2022/07/08)

 (2) 新旧形をめぐる Caxton の逸話

  ・ heltube 「heldio #183. 卵を巡るキャクストンの有名な逸話」 (2025/01/19)


  ・ heldio 「#183. egges/eyren:卵を巡るキャクストンの有名な逸話」 (2021/11/30)
  ・ hellog 「#337. #337. egges or eyren」 ([2010-03-30-1])
  ・ hellog 「#4600. egges or eyren:なぜ奥さんは egges をフランス語と勘違いしたのでしょうか?」 ([2021-11-30-1])
  ・ hellog 「#4831. 『英語史新聞』2022年7月号外 --- クイズの解答です」 ([2022-07-19-1])

 ・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.

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2025-01-16 Thu

#5743. 1月25日(土)の朝カルのシリーズ講座第10回「英語,世界の諸言語と接触する」のご案内 [asacul][notice][kdee][etymology][hel_education][helkatsu][link][lexicology][vocabulary][contact][borrowing][loan_word][voicy][heldio]


asacul_20240427.png



 ・ 日時:1月25日(土) 17:30--19:00
 ・ 場所:朝日カルチャーセンター新宿教室
 ・ 形式:対面・オンラインのハイブリッド形式(1週間の見逃し配信あり)
 ・ お申し込み:朝日カルチャーセンターウェブサイトより

 今年度の朝カルシリーズ講座「語源辞典でたどる英語史」が,月に一度のペースで順調に進んでいます.主に『英語語源辞典』(研究社)を参照しながら,英語語彙史をたどっていくシリーズです.
 1月25日(土)の夕刻に開講される第10回は,冬クール(3回分)の始まりとして「英語,世界の諸言語と接触する」と題して,近代英語期における世界中の諸言語からの借用語にフォーカスします.
 ヨーロッパの近代英語期は,大航海時代で幕が開きます.イギリスは,スペインやポルトガルなどの列強には遅れたものの,何とか世界展開の足かがりをつかみ,2世紀半ほどの時間をかけてイギリス帝国を作り上げます.七つの海を支配したイギリスは,この過程を通じて世界中の言語と接触することになり,世界的語彙 (cosmopolitan_vocabulary) という滋養が,英語という言語に大量に流れ込んでくることになりました.英語語彙は,語源を追いかけていくだけで世界一周できるほどの豊かさを得たのです.英語界最大の辞書である OED (= Oxford English Dictionary) の編纂企画が打ち上げられたのは,上記過程の機の熟したイギリス帝国の絶頂時代,19世紀後半のことでした.今回の講座では,英語語彙史上とりわけ激動の時代というべき,この近代英語期における言語接触に注目します
 本シリーズ講座の各回は独立していますので,過去回への参加・不参加にかかわらず,今回からご参加いただくこともできます.過去8回分については,各々概要をマインドマップにまとめていますので,以下の記事をご覧ください.

 ・ 「#5625. 朝カルシリーズ講座の第1回「英語語源辞典を楽しむ」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-20-1])
 ・ 「#5629. 朝カルシリーズ講座の第2回「英語語彙の歴史を概観する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-24-1])
 ・ 「#5631. 朝カルシリーズ講座の第3回「英単語と「グリムの法則」」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-26-1])
 ・ 「#5639. 朝カルシリーズ講座の第4回「現代の英語に残る古英語の痕跡」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-04-1])
 ・ 「#5646. 朝カルシリーズ講座の第5回「英語,ラテン語と出会う」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-11-1])
 ・ 「#5650. 朝カルシリーズ講座の第6回「英語,ヴァイキングの言語と交わる」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-15-1])
 ・ 「#5669. 朝カルシリーズ講座の第7回「英語,フランス語に侵される」をマインドマップ化してみました」 ([2024-11-03-1])
 ・ 「#5704. 朝カルシリーズ講座の第8回「英語,オランダ語と交流する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-12-08-1])
 ・ 「#5723. 朝カルシリーズ講座の第9回「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」をマインドマップ化してみました」 ([2024-12-27-1])

 本講座の詳細とお申し込みはこちらよりどうぞ.『英語語源辞典』(研究社)をお持ちの方は,ぜひ傍らに置きつつ受講いただければと存じます(関連資料を配付しますので,辞典がなくとも受講には問題ありません).


寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.



 第10回については,Voicy heldio でも「#1325. 1月25日(土)の朝カル講座「英語,世界の諸言語と接触する」としてご案内していますので,ぜひお聴きください.



 ・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.

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2025-01-14 Tue

#5741. ウェブメディアでのhel活タイムライン [helkatsu][hellog][twitter][voicy][heldio][helwa][youtube][inohota][instagram][heltube][heltalk][note][link][timeline]

ウェブメディアでのhel活タイムライン 2009 2010 2011 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 hellog~英語史ブログ (2009/05/01~) X/@chariderryu (2010/01~) Voicy: 英語の語源が身につくラジオ (heldio) (2021/06/02~) YouTube: いのほた言語学チャンネル (2022/02/26~) Instagram/@chariderryu (2022/06/04~) YouTube: heltube --- 英語史チャンネル (2022/07/03~) note (2022/07/21~) Voicy: プレミアム限定配信 英語史の輪 (helwa) (2023/06/02~) stand.fm: 英語史つぶやきチャンネル (heltalk) (2023/10/05~)   *

 私が主なウェブメディア上で展開している英語史に関する主な情報発信プラットフォームを,タイムラインでまとめてみました.上記のインフォグラフィックのなかから,リンクで直接飛べます.以下にリストの形でも挙げておきます.

  1. 2009年5月1日~,hellog~英語史ブログ
  2. 2010年1月~,X/@chariderryu
  3. 2021年6月2日~,Voicy: 英語の語源が身につくラジオ (heldio)
  4. 2022年2月26日~,YouTube: いのほた言語学チャンネル
  5. 2022年6月4日~,Instagram/@chariderryu
  6. 2022年7月3日~,YouTube: heltube --- 英語史チャンネル
  7. 2022年7月21日~,note
  8. 2023年6月2日~,Voicy: プレミアム限定配信 英語史の輪 (helwa)
  9. 2023年10月5日~,stand.fm: 英語史つぶやきチャンネル (heltalk)


 本ブログは15年半以上前のスタートでしたが,それ以外はおおよそ2021年以降に立ち上げられています.2022年が建設ラッシュ(?)だったのかと感慨深く思いました.いずれの発信媒体についても,引き続きよろしくお願いいたします.

Referrer (Inside): [2025-01-15-1]

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2025-01-13 Mon

#5740. リスナー投票による heldio 2024年第4四半期のランキング [voicy][heldio][notice][ranking][link][helkatsu]

Slido_results_20250113


 「#5731. heldio 2024年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 1月10日までオープン」 ([2025-01-04-1]) でご案内したとおり,昨年第4四半期における Voicy heldio のベスト配信回を決めるリスナー投票(1人10票まで)を実施しました.1月10日に投票が締め切られましたが,今回は25名のリスナーの皆さんよりご投票いただきました.ご協力ありがとうございました.
 投票結果をまとめましたので本記事にて報告いたします(本日の heldio でも「#1324. heldio 2024年第4四半期のリスナー投票開票結果」として報告しています).今回はなかなかの混戦でした.以下に上位17位までの計18配信回を掲載します(全結果は本記事のソースHTMLをご覧ください).



 1. 「#1289. 佐久平千本ノック (1) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」 (52%)
 2. 「#1298. 保坂先生とのアフタートークでコメント返し」 (44%)
 3. 「#1221. 中高生への英語史導入のコツ --- 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信のご紹介」 (40%)
 4. 「#1293. 助動詞 do の文法化 --- 保坂先生との対談」 (32%)
 5. 「#1245. 保坂道雄先生との「文法化入門」対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (28%)
 5. 「#1280. 引用後の "..." said he という語順」 (28%)
 5. 「#1284. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック at 目白大学 --- Part 1」 (28%)
 5. 「#1292. 佐久平千本ノック (2) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」 (28%)
 5. 「#1294. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 高橋真理子先生とのヨーロッパと中東の英語をめぐる対談」 (28%)
 5. 「【生配信】ぜいぜいしながら heldio 緊急生配信」 (28%)
 11. 「#1231. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 山口美知代先生とのカリブ海の英語をめぐる対談」 (24%)
 11. 「#1250. 近代英語の魅力を語る 秋元先生・田辺先生・福元先生との対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (24%)
 11. 「#1254. 今村洋美先生・和田忍先生との『World Englishes 入門』対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (24%)
 11. 「#1270. 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (60-1) Latin Influence of the Second Period --- 対談精読実況中継」 (24%)
 11. 「#1290. 冠詞の文法化 --- 保坂先生との対談」 (24%)
 11. 「#1308. 古英語・英語史の発信とその課題 --- 小河舜さんによるダイジェスト」 (24%)
 17. 「#1234. 激論「AI時代の語学を考える」 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (20%)
 17. 「#1263. 英語史クイズの予習会 (2) --- 「英語史ライヴ2024」の裏番組より」 (20%)




 第1位(得票率52%)に輝いたのは,「#1289. 佐久平千本ノック (1) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」 (52%)でした! heldio/helwa リスナーのみーさんにホストいただき,「小中学生のために英語史」という新鮮なテーマを掲げた千本ノック企画となりました.多くのリスナーの皆様が,企画の趣旨を理解し,評価してくれたものと解釈しています.同企画の続編である「#1292. 佐久平千本ノック (2) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」も第5位(得票率28%)に入っていますし,堂々のグランプリといってよいでしょう.



 第2位(得票率44%)は「#1298. 保坂先生とのアフタートークでコメント返し」でした.昨年第4四半期は,保坂道雄先生(日本大学)との対談が相次ぎましたが,なんと4回の対談回がいずれも上位入賞です! 単独4位(得票率32%)の「#1293. 助動詞 do の文法化 --- 保坂先生との対談」,5位(28%)の「#1245. 保坂道雄先生との「文法化入門」対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」,11位(24%)の「#1290. 冠詞の文法化 --- 保坂先生との対談」とランクインです.保坂先生による文法化についての分かりやすい解説が人気を集めました.
 第3位(得票率40%)は「#1221. 中高生への英語史導入のコツ --- 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信のご紹介」でした.「やってます通信」(および「日曜英語史クイズ」)ですでにお馴染みの高校英語教員川上さんとの対談回でした.川上さんの「やってます通信」への思いへ支持が集まった結果かと思います.川上さんの「英語教育×英語史」への挑戦,これからも期待しています!
 第5位タイ(得票率28%)は6件ありましたが,配信者としては嬉しいコンテンツが並んでいました.Baugh and Cable の英語史書精読会の流れで出された問いに関連する「#1280. 引用後の "..." said he という語順」,もう1つのエキサイティングな千本ノック企画より「#1284. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック at 目白大学 --- Part 1」,シリーズ対談の一環として「#1294. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 高橋真理子先生とのヨーロッパと中東の英語をめぐる対談」,年末のジョーク企画「【生配信】ぜいぜいしながら heldio 緊急生配信」に票が入りました.
 第11位タイ(得票率24%)も6件,第17位タイ(20%)は2件ありましたが,これらすべてが対談回でした.
 全体として今回のリスナー投票では,千本ノック企画,研究者との対談回,helwa メンバー活躍回,Baugh and Cable 精読関連回が人気だったことが分かります.heldio リスナー,helwa リスナー,出演者の方々皆の力でチャンネルが作り上げられていることを,改めて実感しました.日々支えていただきまして,ありがとうございます.今後も良質な英語史音声コンテンツをお届けしていきます.
 以上,投票結果の報告でした.なお,同報告は heldio でも「#1324. heldio 2024年第4四半期のリスナー投票開票結果」として配信しています.この結果を参考に,まだお聴きでない回がありましたら,ぜひご聴取いただければ.

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2025-01-12 Sun

#5739. 定期的に考え続けたい「語源とは何か?」 [etymology][heldio][helwa][heltalk][folk_etymology][link]

 一昨日の記事「#5737. 語源,etymology, veriloquium」 ([2025-01-10-1]) と関連して,2つの音声コンテンツを配信した.

 ・ heltalk (stand.fm) 「ラテン語で「語源」を意味する veriloquium もカッコいいですね」 (2025/01/10)



 ・ heldio (Voicy) 「#1322. word-lore 「語誌」っていいですよね」 (2025/01/11)



 「語源」周りの用語・概念は種類が豊富である.ここから,そもそも語源 (etymology) とは何か,という問いが生じてくるだろう.実際,この問いについてはこれまでも多方面から検討してきた.各メディアから関連する主立ったコンテンツへのリンクを示そう.



・ hellog 「#466. 語源学は技芸か科学か」 ([2010-08-06-1])
・ hellog 「#1791. 語源学は技芸が科学か (2)」 ([2014-03-23-1])
・ hellog 「#598. 英語語源学の略史 (1)」 ([2010-12-16-1])
・ hellog 「#599. 英語語源学の略史 (2)」 ([2010-12-17-1])
・ hellog 「#727. 語源学の自律性」 ([2011-04-24-1])
・ hellog 「#3847. etymon」 ([2019-11-08-1])
・ hellog 「#5123. 「単語の語源を言い当てる」とは何か? --- 本日開幕した「語源バトル」のルールをめぐって」 ([2023-05-07-1])
・ hellog 「#5630. 語源学とは何か? --- 『英語語源辞典』 (p. 1647) より」 ([2024-09-25-1])
・ hellog 「#5737. 語源,etymology, veriloquium」 ([2025-01-10-1])

・ heldio 「#706. 爆笑・語源バトル with まさにゃん&藤原くん」 (2023/05/07)

・ helwa 「【英語史の輪 #9】語源って何?」 (2023/06/30)




 この問いには,民間語源 (folk_etymology) をめぐる議論も深く関わってくるだろう.この重要な話題については hellog 「#5594. 民間語源(解釈語源)の復権のために」 ([2024-08-20-1]) およびそこからのリンク先コンテンツを参照されたい.
 定期的に考え続けたいお題である.

Referrer (Inside): [2025-01-19-1]

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2025-01-11 Sat

#5738. 516番目の through を見つけました [through][ormulum][spelling][voicy][heldio][helwa][youtube][yurugengogakuradio][inohota][link]

 英語史における through の綴り方が515通りある件について,これまで様々なメディアで頻繁に話題にしてきた.



 ・ hellog 「#53. 後期中英語期の through の綴りは515通り」 ([2009-06-20-1])
 ・ hellog 「#54. through 異綴りベスト10(ワースト10?)」 ([2009-06-21-1])
 ・ hellog 「#193. 15世紀 Chancery Standard の through の異綴りは14通り」 ([2009-11-06-1])
 ・ hellog 「#3397. 後期中英語期の through のワースト綴字」 ([2018-08-15-1])
 ・ hellog 「#5006. YouTube 版,515通りの through の話し」 ([2023-01-10-1])
 ・ hellog 「#5126. 「ゆる言語学ラジオ」出演第2回で話題となった515通りの through の怪」 ([2023-05-10-1])

 ・ heldio 「#599. YouTube「515通りの through」回への補足」
 ・ heldio 「#709. なぜ同一単語に多くのスペリングが存在し得たのか? --- 「ゆる言語学ラジオ」出演第2回で話題となった515通りの through の怪」
 ・ helwa 「【英語史の輪 #210】いのほた「515通りの through 回」の深掘り解説」

 ・ YouTube 「いのほた言語学チャンネル」 「#91. ゆるーい中世の英語の世界では綴りはマイルール?!through のスペリングは515通り!堀田的ゆるさベスト10!」
 ・ YouTube 「いのほた言語学チャンネル」 「#283. 中世の英語に through のつづりが515通りあるのは言語変化の象徴!」
 ・ YouTube 「ゆる言語学ラジオ」 「#228. 「英語史の専門家が through の綴りを数えたら515通りあった話【喜怒哀楽単語2】」




 私自身が様々なソースから集めてきた証拠に基づいて「515通り」という数字を挙げてきたわけだが,さらに時間と労力をかけて探せば,異なる綴字がもう少しは見つかるだろうということは分かっていた.そして今回,516番目の through を見つけた.特に意識して探していたわけではないので,「気付いた」ほどの表現が正確かもしれない.
 昨年末に note にて「【2024年12月28日正午の英語史緊急速報】3人称複数代名詞 they をめぐってたいへんなことが起こっています」を書いた.Ormulum という初期中英語期のテキストに現われる they の初例について解説した記事だ.その補足解説として,heldio でも「#1319. they の初出例 --- 昨年末緊急企画より Ormulum を覗いてみよう」を配信した.
 そこで取り上げた例文を改めて掲げよう.このなかに問題の through が一度出現する.

& swa þeȝȝ leddenn heore lif Till þatt teȝȝ wærenn alde. Þatt naffdenn ðeȝȝ þurrh þeȝȝre streon. Ne sune child. ne dohhterr.


 今回見つけた綴字は þurrh である.Ormulum の作者 Orm の独特な綴字は英語史上も有名で,これについて「#2712. 初期中英語の個性的な綴り手たち」 ([2016-09-29-1]) や「#3954. 母音の長短を書き分けようとした中英語の新機軸」 ([2020-02-23-1]) の記事で取り上げてきた.この through の516番目の綴字は,いかにも Orm 的である.<u> で表わされる母音が短母音であることを示すのに,後続する <r> が2つ重ねられている.
 私自身,これまでの研究で Ormulum におけるこの綴字には何度となく触れてきており,ある意味では目に馴染んでいたはずだが,以前に掲げていた515通りの through の一覧に,この綴字は含まれていなかった.516番目の綴字の「劇的な発見」ではなく,単純に「見落とし」や「拾い漏れ」といったほうがよいケースだが,それでも久しぶりに記録が更新されて嬉しい.

Referrer (Inside): [2025-01-17-1] [2009-06-20-1]

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2025-01-07 Tue

#5734. B&C の第60節 "Latin Influence of the Second Period" の第3段落を Taku さん(ほかヘルメイト数名)と対談精読しました [bchel][latin][borrowing][christianity][link][voicy][heldio][anglo-saxon][st_augustine][history][helmate]



 今朝の Voicy heldio で「#1318. 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (60-3) Latin Influence of the Second Period --- Taku さん対談精読実況中継」を配信しました.これは昨年末の12月26日(木)の夕方に生配信した対談精読実況中継のアーカイヴ版です.
 今回の対談回はヘルメイトさんたちとの忘年会も兼ねていたので,賑やかです.今回は,前回に引き続き Taku さんこと金田拓さん(帝京科学大学)に司会をお願いしました.さらに,専門家として小河舜さん(上智大学)に加わっていただきました.ヘルメイトとしては,Grace さんykagata さん, lacolaco さん, Lilimi さんぷりっつさんが参加されました.8名でのたいへん充実した精読会となりました.
 今回の精読箇所は第60節 "Latin Influence of the Second Period: The Christianizing of Britain" の第3段落です.さほど長くない1節でしたが,55分ほどかけて皆で「超」精読しました.文字通りに「豊かな」時間となりました.特に gradual という基本語の意味をめぐって,私はたいへん大きな学びを得ることができました.お時間のあるときに,ぜひ精読対象のテキストとなる1段落分の文章(Baugh and Cable, pp. 79--80 より以下に掲載)を追いつつ,超精読にお付き合いください.

The conversion of the rest of England was a gradual process. In 635 Aidan, a monk from the Scottish monastery of Iona, independently undertook the reconversion of Northumbria at the invitation of King Oswald. Northumbria had been Christianized earlier by Paulinus but had reverted to paganism after the defeat of King Edwin by the Welsh and the Mercians in 632. Aidan was a man of great sympathy and tact. With a small band of followers he journeyed from town to town, and wherever he preached he drew crowds to hear him. Within twenty years, he had made all Northumbria Christian. There were periods of reversion to paganism and some clashes between the Celtic and the Roman leaders over doctrine and authority, but England was slowly won over to the faith. It is significant that the Christian missionaries were allowed considerable freedom in their labors. There is not a single instance recorded in which any of them suffered *martyrdom* in the cause they espoused. Within a hundred years of the landing of Augustine in Kent, all England was Christian.


 本節と関連の深い hellog 記事や heldio コンテンツは,「#5686. B&C の第60節 "Latin Influence of the Second Period" の第1段落を対談精読実況生中継しました」 ([2024-11-20-1]) に挙げたリンク集よりご参照ください.B&C の対談精読実況中継は,今後も時折実施していきたいと思います.


Baugh, Albert C. and Thomas Cable. ''A History of the English Language''. 6th ed. London: Routledge, 2013.



 ・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.

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2025-01-06 Mon

#5733. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック --- 年末ヴァージョン with 小河舜さん [senbonknock][sobokunagimon][voicy][heldio][hel_education]



 昨年末の12月26日(木)の午後,小河舜さん(上智大学)とともに,大学生から寄せられていた質問を話題に,Voicy heldio の生配信で,何度目かになる「千本ノック」 (senbonknock) をお届けしました.そのアーカイヴ版を,一昨日配信しましたので,ご案内します.「#1315. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック --- 年末ヴァージョン with 小河舜さん(生配信)です.55分ほどの回となっています.以下に,参考のため,寄せられた質問と本編チャプター内での対応する分秒を一覧します.今回回答したのは8問のみですが,各々の話題を2人で縦に横に広げてトークしましたので,全体として充実した回となっていると思います.じっくりとお聴きいただければ.

 (1) 02:35 --- 英語語彙における借用語は,ヨーロッパ起源のものが中心で,アメリカやアフリカ起源のものはあるのでしょうか?
 (2) 09:15 --- 「help 人 (to) do」の構文で to が付かなかったりするのは,言語の単純化によるものなのでしょうか?
 (3) 13:05 --- 日本語では「和語」「漢語」「外来語」を瞬時に弁別でき,ニュアンスの傾向も分かりますが,英語の native words と loan loanwords には,このような傾向はあるのでしょうか?また,英語話者はそれらを瞬時に弁別できるのでしょうか?
 (4) 20:25 --- 文法性が存在することのメリットは何なのでしょうか? 現代英語のように性がない方がスッキリしているように感じます.また,文法性はどのように決まったのでしょうか?
 (5) 28:09 --- 動詞に付く3人称「単数」現在が -s で,名詞に付く「複数」も -s ということが,英語を学び始めたときに不思議だなと思いました.
 (6) 33:10 --- yes/no question は文末上げ調子になるのに対し,wh-question は通常下げ調になるのはなぜでしょうか? 現在のイントネーションになったのはいつ頃でしょうか? ([追加の投げ込み質問として]question mark はいつ頃から使われるようになったのですか?)
 (7) 44:07 --- アポストロフィーは短縮形だけでなく Mary's のように所有格でも使われます。また CD の複数形として CD's の形もあると聞いたことがあります.アポストロフィの使われ方の歴史を知りたいです.
 (8) 48:59 --- 現代英語は地域的にも社会的にもバリエーションが豊富にありますが,特定の表現がどの地域でどのような方々に使われているのかを検索できるようなツールはありますか?

 今年もいろいろな形で「千本ノック」をやっていきたいと思います.皆さんもぜひ投げ込み用に素朴な疑問を温めておいていただけますと幸いです.

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2025-01-04 Sat

#5731. heldio 2024年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 1月10日までオープン [voicy][heldio][notice][link][ranking]


 heldio 2024年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票を,2025年1月3日(金)より1月10日(金) 23:59 までこちらの投票コーナーにて受け付けています(あるいは以下のQRコードよりどうぞ).ぜひ皆さんのマイベスト10を選んでいただければ幸いです.


「heldio 2024年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票」





 上記の通り,本ブログの音声版・姉妹版ともいえる毎朝配信の Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」より,今年第4四半期にお届けしてきた配信回(全93回)のなかからベスト回を決めるリスナー投票イベントを開催中です.1人10票まで投票できます.投票会場は10月8日(火)23:59 までオープンしていますので,この機会に聴き逃した過去配信回などを聴取いただき,マイベストの10件をじっくり選んでいただければと思います.
 各配信回へのアクセスは,本記事末尾の一覧,あるいは音声コンテンツ一覧よりどうぞ.10月1日配信の「#1220. heldio 2024年第3四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 10月8日までオープン」から12月31日配信の「#1311. 2024年 heldio 配信でよく聴かれた回ベスト10」までの93回分が投票の対象となります.
 過去のリスナー投票企画については,ranking の記事をご覧ください.
 昨日,同じ投票を呼びかける「#1314. heldio 2024年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 1月10日(金)までオープン」を配信しました.皆さん,奮ってご投票ください.





 ・ 「#1220. heldio 2024年第3四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 10月8日までオープン」 (2024/10/01)
 ・ 「#1221. 中高生への英語史導入のコツ --- 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信のご紹介」 (2024/10/02)
 ・ 「#1222. helwa コンテンツの講評 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/10/03)
 ・ 「#1223. 私と heldio/helwa --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (2024/10/04)
 ・ 「#1224. なぜ doctor は -er ではなく -or なの? --- ゼミ合宿企画より」 (2024/10/05)
 ・ 「#1225. コメント返し 2024/10/06(Sun)」 (2024/10/06)
 ・ 「#1226. フランス語は英語の音韻感覚を激変させた --- 月刊『ふらんす』の連載記事第7弾」 (2024/10/07)
 ・ 「#1227. 古英語LINEスタンプのお披露目 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/10/08)
 ・ 「#1228. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第2弾」 (2024/10/09)
 ・ 「#1229. heldio 2024年第3四半期のリスナー投票開票結果」 (2024/10/10)
 ・ 「#1230. どの英語を教えればいいの? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (2024/10/11)
 ・ 「#1231. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 山口美知代先生とのカリブ海の英語をめぐる対談」 (2024/10/12)
 ・ 「#1232. コメント返し 2024/10/13(Sun)」 (2024/10/13)
 ・ 「#1233. case が「格」? --- 文法用語を考える」 (2024/10/14)
 ・ 「#1234. 激論「AI時代の語学を考える」 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/10/15)
 ・ 「#1235. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 山口美知代先生との中華世界の英語をめぐる対談」 (2024/10/16)
 ・ 「#1236. mine を『英語語源辞典』で読み解く」 (2024/10/17)
 ・ 「#1237. 英語史でいちばん感動したことは何ですか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (2024/10/18)
 ・ 「#1238. 10月26日(土)の朝カル講座「英語,フランス語に侵される」に向けて」 (2024/10/19)
 ・ 「#1239. コメント返し 2024/10/20(Sun)」 (2024/10/20)
 ・ 「#1240. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 (2) --- KDEE の編集方針を理解しよう」 (2024/10/21)
 ・ 「#1241. 著者と語る『ハリウッド映画と英語の変化』(開拓社,2024年) --- 山口美知代先生との対談」 (2024/10/22)
 ・ 「#1242. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第3弾」 (2024/10/23)
 ・ 「#1243. なぜ英語には単数形と複数形の区別があるの? --- 中学生のための英語史」 (2024/10/24)
 ・ 「#1244. 小河舜さんと古英語の句読点を語る --- Wulfstan のリズムと文体より」 (2024/10/25)
 ・ 「#1245. 保坂道雄先生との「文法化入門」対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/10/26)
 ・ 「#1246. コメント返し 2024/10/27(Sun)」 (2024/10/27)
 ・ 「#1247. 言語は数えられない!? --- khelf 藤原郁弥さんと青木輝さんとの激論」 (2024/10/28)
 ・ 「#1248. 月刊誌 Helvillian 創刊! --- helwa リスナー有志によるウェブマガジン」 (2024/10/29)
 ・ 「#1249. 古英語で「了解!」 --- 古英語LINEスタンプの文言解説シリーズ」 (2024/10/30)
 ・ 「#1250. 近代英語の魅力を語る 秋元先生・田辺先生・福元先生との対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/10/31)
 ・ 「#1251. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第4弾」 (2024/11/01)
 ・ 「#1252. 古英語LINEスタンプの gars (草)とは何? with 小河舜さん」 (2024/11/02)
 ・ 「#1253. コメント返し 2024/11/03(Sun)」 (2024/11/03)
 ・ 「#1254. 今村洋美先生・和田忍先生との『World Englishes 入門』対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/11/04)
 ・ 「#1255. 10月,Mond で5件の質問に回答しました」 (2024/11/05)
 ・ 「#1256. 英語史クイズの予習会 (1) --- 「英語史ライヴ2024」の裏番組より」 (2024/11/06)
 ・ 「#1257. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第5弾」 (2024/11/07)
 ・ 「#1258. 古英語の4つの文字を紹介 with 小河舜さん」 (2024/11/08)
 ・ 「#1259. 印欧祖語には○○の単語がなかった!」 (2024/11/09)
 ・ 「#1260. コメント返し 2024/11/10(Sun)」 (2024/11/10)
 ・ 「#1261. five の経た音変化は同化,同化,同化」 (2024/11/11)
 ・ 「#1262. fifth の経た音変化は異化」 (2024/11/12)
 ・ 「#1263. 英語史クイズの予習会 (2) --- 「英語史ライヴ2024」の裏番組より」 (2024/11/13)
 ・ 「#1264. 『英語語源辞典』通読はキツい,無理!」 (2024/11/14)
 ・ 「#1265. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第6弾」 (2024/11/15)
 ・ 「#1266. chair と sit --- 『英語語源辞典』精読会 with lacolaco さんたち」 (2024/11/16)
 ・ 「#1267. コメント返し 2024/11/17(Sun)」 (2024/11/17)
 ・ 「#1268. khelf 杯「英語史クイズ大会」 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (2024/11/18)
 ・ 「#1269. 東京ポニークラス慶友会での千本ノック (1)」 (2024/11/19)
 ・ 「#1270. 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (60-1) Latin Influence of the Second Period --- 対談精読実況中継」 (2024/11/20)
 ・ 「#1271. B&C 60 の芝居がかった部分のレトリック --- 昨日お届けした精読回に反応いただきました」 (2024/11/21)
 ・ 「#1272. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第7弾」 (2024/11/22)
 ・ 「#1273. 「英語史ライヴ2024」のフィナーレ with 井上先生&3Ms」 (2024/11/23)
 ・ 「#1274. 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (60-2) Latin Influence of the Second Period --- Taku さん対談精読実況中継」 (2024/11/24)
 ・ 「#1275. コメント返し 2024/11/25(Mon)」 (2024/11/25)
 ・ 「#1276. 東京ポニークラス慶友会での千本ノック (2)」 (2024/11/26)
 ・ 「#1277. 11月30日(土)の朝カル講座「英語,オランダ語と交流する」に向けて」 (2024/11/27)
 ・ 「#1278. 川上さんとの対談 (1) --- 「やってます通信」インタビュー」 (2024/11/28)
 ・ 「#1279. 英文法におけるフランス語の影響 --- 月刊『ふらんす』の連載記事第9弾」 (2024/11/29)
 ・ 「#1280. 引用後の "..." said he という語順」 (2024/11/30)
 ・ 「#1281. コメント返し 2024/12/01(Sun)」 (2024/12/01)
 ・ 「#1282. 月刊 Helvillian 第2号が公開されました --- ヘルメイトさんによる自主的なhel活」 (2024/12/02)
 ・ 「#1283. みーさんとの対談 --- 12月8日(日)の佐久平千本ノックに向けて」 (2024/12/03)
 ・ 「#1284. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック at 目白大学 --- Part 1」 (2024/12/04)
 ・ 「#1285. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第8弾」 (2024/12/05)
 ・ 「#1286. come と some の綴字のナゾ --- 縦棒回避と語尾の -e」 (2024/12/06)
 ・ 「#1287. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック at 目白大学 --- Part 2」 (2024/12/07)
 ・ 「#1288. 川上さんとの対談 (2) --- 「英語史クイズ」インタビュー」 (2024/12/08)
 ・ 「#1289. 佐久平千本ノック (1) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」 (2024/12/09)
 ・ 「#1290. 冠詞の文法化 --- 保坂先生との対談」 (2024/12/10)
 ・ 「#1291. 田中 智之・縄田 裕幸・柳 朋宏(著)『生成文法と言語変化』(開拓社,2024年)」 (2024/12/11)
 ・ 「#1292. 佐久平千本ノック (2) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」 (2024/12/12)
 ・ 「#1293. 助動詞 do の文法化 --- 保坂先生との対談」 (2024/12/13)
 ・ 「#1294. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 高橋真理子先生とのヨーロッパと中東の英語をめぐる対談」 (2024/12/14)
 ・ 「#1295. コメント返し 2024/12/15(Sun)」 (2024/12/15)
 ・ 「#1296. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第9弾」 (2024/12/16)
 ・ 「#1297. 12月21日(土)の朝カル講座「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」に向けて」 (2024/12/17)
 ・ 「#1298. 保坂先生とのアフタートークでコメント返し」 (2024/12/18)
 ・ 「#1299. 書き言葉の3つの機能」 (2024/12/19)
 ・ 「#1300. 高橋真理子先生とのアフタートーク --- 『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年)の第8章「ヨーロッパと中東の英語」をめぐって」 (2024/12/20)
 ・ 「#1301. 超絶に単純な本来語要素からなる上級レベル動詞3選 --- atone, beget, don」 (2024/12/21)
 ・ 「#1302. コメント返し 2024/12/22(Sun)」 (2024/12/22)
 ・ 「#1303. 「言語化」してはいけないことがある --- タブーの存在」 (2024/12/23)
 ・ 「#1304. Yule! あるいは Merry Christmas!」 (2024/12/24)
 ・ 「#1305. 英語綴字におけるフランス語の影響 --- 月刊『ふらんす』の連載記事第10弾」 (2024/12/25)
 ・ 「#1306. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 (3) --- 印欧語比較言語学の学史をたどる」 (2024/12/26)
 ・ 「#1307. 佐久平千本ノックの振り返り with みーさん」 (2024/12/27)
 ・ 「#1308. 古英語・英語史の発信とその課題 --- 小河舜さんによるダイジェスト」 (2024/12/28)
 ・ 「#1309. コメント返し 2024/12/29(Sun)」 (2024/12/29)
 ・ 「【生配信】ぜいぜいしながら heldio 緊急生配信」 (2024/12/29)
 ・ 「#1310. 『英語史新聞』第11号が公開されました with khelf メンバー」 (2024/12/30)
 ・ 「#1311. 2024年 heldio 配信でよく聴かれた回ベスト10」 (2024/12/31)



Referrer (Inside): [2025-01-13-1]

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2025-01-02 Thu

#5729. 2024年のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪 (helwa)」の配信回一覧 [notice][helwa][heldio][helvillian][helmate]


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 本ブログの姉妹版・音声版である Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」には,プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪 (helwa)」という有料版(月額800円)があります.heldio 通常回は毎朝6時に更新する一般向けのチャンネルですが,「英語史の輪 (helwa)」は毎週火・木・土の午後6時に追加的に配信しているクローズド・チャンネルです.集まってきているのは,heldio では飽き足りないほどに英語史の好きなリスナーや,heldio を通じて「hel活」 (helkatsu) こと英語史活動を展開している(展開したい)リスナーの方々です.
 helwa は1年半ほど前,2023年6月2日に開設しました.目下 helwa コミュニティには40名を超えるリスナー(=ヘルメイト)が集まっており,日々チャットツール Discord を利用した交流も盛んです.月に1回以上のオフ会も定期的に開催しており,各種のオンライン・イベントも不定期に企画しています.昨年10月28日には,有志のメルメイト数名の企画による月刊ウェブマガジン Helvillian が創刊され,先日12月28日には第3号(2025年1月)が公開されています.月々のヘルメイトによるhel活周りの記事,とりわけ英語史関連記事やイベント潜入ルポへのリンクがまとめられているほか,特集記事も編まれています.関連する hellog 記事として「#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています」 ([2024-12-04-1]) や「#5725. ウェブ月刊誌 Helvillian の1月号が公開されました」 ([2024-12-29-1]))をご覧ください.
 helwa は,月額800円のサブスクリプションです.お入りになる方は,Voicy アプリから入りますと手数料が多くかかり月額1040円となってしまいますので,ぜひウェブブラウザ経由でご入会ください.初月無料サービスも付いています.
 また,この1月1日から Voicy 社により,新しい「プレミアムリスナーVIP」というサービスが展開しています.これは,3ヶ月分の価格(helwa の場合には2400円)をお支払いになると,これまでのすべてのバックナンバーが1ヶ月間聴き放題となるサービスです.1ヶ月を過ぎると聴けなくなりますが,過去回を一気に聴きたい等のニーズに応えるものです.なお,通常の月額サブスクリプションでは,購入された各月の配信回は,その後も聴取することができます.
 昨年は helwa としては157回の配信をお届けしました.heldio 通常回とは異なるインフォーマルな雰囲気で話していることが多いです.以下に一覧しますので,ご関心のある方はバックナンバーよりお聴きいただければ.



【 1月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #75】2023年 heldio の推し配信回の投票結果,について講評の続き」 (2024-01-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #76】新年会前日の配信 --- 今後の helwa コミュニティに向けて」 (2024-01-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #77】umisio さんと『英語語源辞典』で England と English を精読する」 (2024-01-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #78】Englaland から England への重音省略 (haplology)」 (2024-01-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #79】逆成 (back-formation) を深掘る」 (2024-01-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #80】ジップの法則 (Zipf's law)」 (2024-01-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #81】ジップの法則と新語・古語」 (2024-01-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #82】I think, I suppose, I believe --- 認識動詞は難しい」 (2024-01-18配信)
  ・ 「【英語史の輪 #83】なぜコトバはおもしろいのか?(生放送)」 (2024-01-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #84】発音辞書って使ったことありますか?」 (2024-01-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #85】「『英語語源辞典』を読む(飲む)会」を画策しています」 (2024-01-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #86】bound や sound の -d はどこから来たの?」 (2024-01-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #87】1年間の「英語史」の講義を終えて(続編)」 (2024-01-30配信)

【 2月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #88】年度の成果が実る時期」 (2024-02-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #89】凡例 (legend) は良質の教材 --- legend の語源」 (2024-02-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #90】ごめんなさいの言語学 --- 五所万実さん,金田拓さん,小河舜さんとの飲み会対談」 (2024-02-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #91】否定された「言語年代学」」 (2024-02-08配信)
  ・ 「【英語史の輪 #92】昨晩「いのほたチャンネル」に水野太貴さんをお招きしての初の公開収録を終えました」 (2024-02-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #93】「言語変化」とは言語が変化すること?」 (2024-02-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #94】言語は女系?」 (2024-02-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #95】boss ってなんで s が2つなの?」 (2024-02-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #96】辞書を引く、読む、味わう(生放送)」 (2024-02-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #97】「置換」か「駆逐」か」 (2024-02-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #98】heldio 千回直前のオフ会飲み会」 (2024-02-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #99】「触る」はネガティヴ?」 (2024-02-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #100】好きな辞書を披露し合いましょう」 (2024-02-29配信)

【 3月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #101】ニワトリとネコ --- 同音異義衝突の古典的な例」 (2024-03-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #102】helフェス2024報告」 (2024-03-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #103】長崎オフ会のお知らせ & テレビ型言語とラジオ型言語」 (2024-03-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #104】helwa のコメント返し」 (2024-03-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #105】近代英語と中英語の anigh に直接の関連はない? --- lacolaco さんも二度見した『英語語源辞典』の記述」 (2024-03-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #106】音素配列論と音素化」 (2024-03-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #107】keep --- 基本語ほど語源に謎が多い?」 (2024-03-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #108】院ゼミ合宿生中継」 (2024-03-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #109】2024年度の hel 活と khelf 活動についてご相談」 (2024-03-21配信)
  ・ 「【英語史の輪 #110】hel活のアイディア,ありがとうございました!」 (2024-03-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #111】「はじめての古英語」生放送の反省会&アフタートーク」 (2024-03-26配信)
  ・ 「【英語史の輪 #112】 印欧語根 *reg- 「支配する」からの,Lilimi さんとの対談回」 (2024-03-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #113】「名前と英語史」生放送のアフタートーク生放送」 (2024-03-30配信)

【 4月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #114】英語とフランス語,というストレートな話題」 (2024-04-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #115】helwa 2024年第1四半期のベスト回を決めるリスナー投票(1人5票,4月11日まで投票受付)」 (2024-04-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #116】hel活の4月」 (2024-04-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #117】言語変化と生物進化」 (2024-04-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #118】長崎オフ会前夜祭 --- umisio 父娘を含む4人飲み会」 (2024-04-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #119】umisio さんによる fresh の語源研究発表 (1) --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #120】umisio さんによる fresh の語源研究発表 (2) --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #121】「はじめての古英語」第5弾の生放送後のアフタートーク with 小河舜さん&まさにゃん」 (2024-04-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #122】ランチタイムのリスナー自己紹介 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #123】Lilimi さんの音素配列に関する研究発表 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #124】5人で話す博士論文の世界(生放送)続編:五所万実さん,北澤茉奈さん,尾崎萌子さん,小河舜さん&堀田隆一」 (2024-04-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #125】helwa 新宿オフ会の様子を生中継」 (2024-04-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #126】2024年4月27日(土)の晩に5人で新宿オフ会 --- Taku さん,Lilimi さん,シューちゃん,lacolaco さん」 (2024-04-30配信)

【 5月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #127】Anna さんの漱石と英語に関する研究発表 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-05-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #128】パワスポ巡りとなりました --- 陸奥四人旅 その4」 (2024-05-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #129】さまざまな「チーズ職人」」 (2024-05-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #130】小河舜さんの上智大学での生活について」 (2024-05-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #131】英語史における職業名の増減について」 (2024-05-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #132】「カップ」はなぜ cup なのですか? --- 川上さんからのお題」 (2024-05-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #133】英語史問題へのAI回答を検証する」 (2024-05-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #134】helwa オフ会生放送?ラジオ向きの5人、素晴らしいメンツが集まりました」 (2024-05-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」 (2024-05-21配信)
  ・ 「【英語史の輪 #136】「推し前置詞」回の振り返り」 (2024-05-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #137】「令和の英語史教育を考える」へのお誘い with 小河舜さん&まさにゃん」 (2024-05-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #138】北澤さんとアフタートーク(生放送のアーカイヴ)」 (2024-05-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #139】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信」 (2024-05-30配信)

【 6月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #140】helwa 1周年記念」 (2024-06-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #141】「英語史ライヴ2024」への思い」 (2024-06-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #142】雑談生放送のアーカイヴ with 五所さん&小河さん」 (2024-06-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #143】helwa オフ会生放送 --- 北澤茉奈さんも加えて6人の夕べ」 (2024-06-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #144】helwa のオンライン・コミュニティを始めます」 (2024-06-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #145】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (2)」 (2024-06-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #146】 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (52) Old English Literature --- 和田忍さんとの実況中継(後半)」 (2024-06-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #147】言語の余剰性をアレコレ挙げてみます」 (2024-06-18配信)
  ・ 「【英語史の輪 #148】木夜対談 with 小河舜さん&村岡宗一郎さん」 (2024-06-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #149】シンポジウム「初期近代英語期におけるスペリング」報告その他もろもろ」 (2024-06-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #150】「helロギング」 --- 菊地翔太さんの新しいhel活」 (2024-06-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #151】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (3)」 (2024-06-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #152】初! 学会でリスナーさんとの交流」 (2024-06-30配信)

【 7月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #153】先日の学会の振り返り --- 小河舜さんと khelf メンバーとともに」 (2024-07-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #154】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (4)」 (2024-07-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #155】helwa 英語史コンテンツ企画 for 英語史ライヴ」 (2024-07-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #156】言葉を「追加する」や「決める」という発想を考える」 (2024-07-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #157】言語の不変化について考える」 (2024-07-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #158】h に関する逆千本ノック」 (2024-07-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #159】helwa のリスナー投票とコメント返し」 (2024-07-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #160】「英語史ライヴ2024」への参加を正式に募集します(生配信)」 (2024-07-18配信)
  ・ 「【英語史の輪 #161】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (5)」 (2024-07-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #162】ローマ字のダブルスタンダードを考える」 (2024-07-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #163】helwa リスナー投票の結果を公表・講評 --- 2024年第2四半期版」 (2024-07-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #164】helwa オフ会生放送 --- 尾崎萌子さんとの夕べ」 (2024-07-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #165】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (6)」 (2024-07-30配信)

【 8月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #166】8月の初回はいきなり生放送 --- 「英語史ライヴ2024」の最新情報」 (2024-08-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #167】history と story 」 (2024-08-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #168】最近のhel活で挑戦しようと思っていること」 (2024-08-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #169】なぜ英語の語順はSVOなのか?という問題を深掘り」 (2024-08-08配信)
  ・ 「【英語史の輪 #170】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (7)」 (2024-08-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #171】お盆休みのゆるっと配信 --- 最近の皆のhel活をご紹介」 (2024-08-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #172】お盆休みのゆるっと配信 --- AI文字起こし編集で気づいた話し言葉の特徴」 (2024-08-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #173】heldio の改善点をAIに訊いてみたら」 (2024-08-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #174】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (8)」 (2024-08-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #175】語順の変異と変化」 (2024-08-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #176】土曜日の helwa オフ会生放送の2次会」 (2024-08-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #177】helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」を10倍楽しむ方法」 (2024-08-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #178】暗黙知とAI」 (2024-08-29配信)
  ・ 「【英語史の輪 #179】「英語史ライヴ2024」がいよいよ8日後に」 (2024-08-31配信)

【 9月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #180】「英語史ライヴ2024」の裏番組企画」 (2024-09-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #181】古英語LINEスタンプがついに完成!」 (2024-09-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #182】明日の「英語史ライヴ2024」は早朝から千本ノック!」 (2024-09-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #183】「英語史ライヴ2024」の振り返り」 (2024-09-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #184】オンラインKDEE読書会がヘルメイトの手で復活する?」 (2024-09-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #185】来週以降のhel活もアツい」 (2024-09-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #186】「英語史」の枠を広げたい」 (2024-09-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #187】helwa コミュニティの動きに感嘆!」 (2024-09-21配信)
  ・ 「【英語史の輪 #188】次々と難問が寄せられてくる helwa コミュニティの沼」 (2024-09-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #189】ヘルメイト裏番組収録の魅力」 (2024-09-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #190】形容詞 + 不定詞補文」 (2024-09-26配信)
  ・ 「【英語史の輪 #191】Discord helville へのお誘いがてら新宿オフ会生配信」 (2024-09-29配信)

【 10月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #192】2重語とは何か? --- camp と campus を題材に」 (2024-10-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #193】 2重語とは何か? --- 音韻変化と形態置換」 (2024-10-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #194】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (9)」 (2024-10-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #195】a friend of mine 問題」 (2024-10-08配信)
  ・ 「【英語史の輪 #196】音素配列論について雑感 --- 千本ノックはうまく音が録れておらずすみませんでした」 (2024-10-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #197】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (10)」 (2024-10-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #198】生配信の雑談・対談回 with umisio さん」 (2024-10-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #199】小河舜さんのスペイン学会土産話」 (2024-10-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #200】「否定」について語りませんか?」 (2024-10-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #201】イギリス地名と英語史」 (2024-10-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #202】名前ソート文化雑感」 (2024-10-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #203】商標言語学で千本ノック --- 定例オフ会に五所万実さん登場」 (2024-10-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」 (2024-10-29配信)
  ・ 「【英語史の輪 #205】身近な社会言語学 --- オフ会に参加したプログラマー・リスナーからのお題」 (2024-10-31配信)

【 11月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #206】日英語対照,音位転換の秘密(生配信)」 (2024-11-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #207】ネイティヴのような英語発音を習得すべきか否か?」 (2024-11-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #208】形容詞の意味と主観化」 (2024-11-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #209】印欧祖語には○○の単語があった!」 (2024-11-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #210】いのほた「515通りの through 回」の深掘り解説」 (2024-11-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #211】本日の収録会後の懇親」 (2024-11-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #212】収録会でのおしゃべりノック」 (2024-11-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #213】目白大学にお邪魔してきました」 (2024-11-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #214】リテラシーの話し」 (2024-11-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #215】taku さんとの対談生配信 --- 53分のフリートーク」 (2024-11-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #216】川上さんとの対談収録のアフタートーク」 (2024-11-26配信)
  ・ 「【英語史の輪 #217】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (11)」 (2024-11-28配信)

【 12月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #218】濃いめの言語学雑談 at 新宿オフ会・小忘年会」 (2024-12-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #219】「大文字の存在意義は?」から「新宿オフ会2次会での ykagata さんの性と有標性をめぐる問題提起」まで」 (2024-12-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #220】お昼の helwa 雑談生配信」 (2024-12-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #221】お昼の helwa @福井 --- いのほた300回記念公開収録&ライブのお知らせと発酵の話し」 (2024-12-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #222】佐久平千本ノックを終えて --- みーさんとの反省会・感想会」 (2024-12-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #223】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (12)」 (2024-12-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #224】忘年会シーズンですね,音読系hel活でも?」 (2024-12-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #225】ヘルメイト活動月間&解剖図鑑(生配信)」 (2024-12-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #226】ch- よもやま話」 (2024-12-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #227】helwa 忘年会の2次会よりお届けします(生配信)」 (2024-12-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #228】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (13)」 (2024-12-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #229】年末収録会が楽しすぎました(生配信)」 (2024-12-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #230】Helvillian 1月号が公開!(連日の生配信) (2024-12-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #231】heldio/helwa の私的10大ニュース」 (2024-12-31配信)



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2024-12-31 Tue

#5727. 2024年 heldio 配信でよく聴かれた回ベスト30 [notice][heldio][ranking][link]



 今年も日々本ブログおよび姉妹版の Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」 をご参照いただきました.Voicy より heldio のアナリティクスが取れましたので,今年の一昨日までの全364回について,聴取数によるランキングを作成しました.上位30回まで挙げます(全結果は本記事のソースHTMLをご覧ください).

 1. 「#980. 赤ちゃんは無言語状態で育てられても言語を習得できるのか? --- 目白大学の学生から寄せてもらった素朴な疑問」(547回)(2024-02-05配信)
 2. 「#1171. 自己紹介 --- 英語史研究者の堀田隆一です」(528回)(2024-08-13配信)
 3. 「#1166. なぜ英語ではいつも主語が必要なの? --- 中学生のための英語史」(507回)(2024-08-08配信)
 4. 「#945. なぜ言語は変化するのか?」(490回)(2024-01-01配信)
 5. 「#1067. 449年,アングロ・サクソンの渡来 --- 『アングロサクソン年代記』の該当テキストより古英語音読」(478回)(2024-05-02配信)
 6. 「#1093.「はじめての古英語」生放送(第7弾) with 小河舜さん&まさにゃん --- Bede を読む (4)」(382回)(2024-05-28配信)
 7. 「#947. なぜ言語は変化しないのか?」(352回)(2024-01-03配信 )
 8. 「#1030. 「はじめての古英語」生放送 with 小河舜さん&まさにゃん --- Bede を読む」(347回)(2024-03-26配信)
 9. 「#1124. 「はじめての古英語」第9弾 with 小河舜さん&まさにゃん&村岡宗一郎さん」(331回)(2024-06-27配信)
 10. 「#1107. 「はじめての古英語」生放送(第8弾) with 小河舜さん&まさにゃん --- Bede を読む (5)」(325回)(2024-06-11配信)
 11. 「#948. なぜ現在分詞形容詞は1語だと名詞の前に置き,2語以上の塊になると名詞の後ろに置くの?」(323回)(2024-01-04配信)
 12. 「#1201. 早朝の素朴な疑問「千本ノック」 with 小河舜さん --- 「英語史ライヴ2024」より」(318回)(2024-09-12配信)
 13. 「#1054. 年度初めの「英語に関する素朴な疑問 千本ノック」生放送 with 小河舜さん」(317回)(2024-04-19配信)
 14. 「#1243. なぜ英語には単数形と複数形の区別があるの? --- 中学生のための英語史」(305回)(2024-10-24配信)
 15. 「#1057. 「はじめての古英語」生放送 with 小河舜さん&まさにゃん --- Bede を読む (2)」(300回)(2024-04-22配信)
 16. 「#1005. and の意味って考えたことありますか?」(290回)(2024-03-01配信)
 17. 「#1172. なぜ have, do の3単現形は has, does と変則的なのですか? --- 中学生のための英語史」(286回)(2024-08-14配信)
 18. 「#1087. 英語の料理用語はフランス語とともにあり」(282回)(2024-05-22配信)
 19. 「#1033. figure を中心に「ゆる言語学ラジオ」『ターゲット1900』(9) の単語の語源を勝手に補う回」(277回)(2024-03-29配信)
 20. 「#1031. 英語は数量を表わすのに属格を好む? --- 前置詞 of を理解するために」(273回)(2024-03-27配信)
 21. 「#1066. ノルマン征服 --- Ten Sixty-Six」(273回)(2024-05-01配信)
 22. 「#1011. 「変なアルファベット表」の完成と公開 with 寺澤志帆さん」(270回)(2024-03-07配信)
 23. 「#1003. There is an apple on the table. --- 主語はどれ?」(269回)(2024-02-28配信)
 24. 「#1026. なぜ now と know は発音が違うの?」(259回)(2024-03-22配信)
 25. 「#1046. 山口美知代『ハリウッド映画と英語の変化』(開拓社,2024年)」(258回)(2024-04-11配信)
 26. 「#991. while の文法化」(257回)(2024-02-16配信)
 27. 「#1197. khelf 主催「英語史ライヴ2024」が始まります」(257回 )(2024-09-08配信)
 28. 「#990. 文法化とは何か?」(255回)(2024-02-15配信)
 29. 「#988. ぎゅうぎゅうの単語とすかすかの単語 --- 内容語と機能語」(253回)(2024-02-13配信)
 30. 「#1016. schedule の発音は「スケジュール」か「シェデュール」か? --- 「変なアルファベット表」の S の項目より」(251回)(2024-03-12配信)


 1位は,私にとっては(専門外の話題だったので)意外性がありました.上位には「中学生のための英語史」「はじめての古英語」「千本ノック」などのシリーズものが入っています.素朴な疑問系の配信回も堅調です.
 対談回としては,25位に「#1046. 山口美知代『ハリウッド映画と英語の変化』(開拓社,2024年)」が入っています.イベント系としては,27位に「#1197. khelf 主催「英語史ライヴ2024」が始まります」が見えます.
 上記のランキングのダイジェストは,本日の heldio 「#1311. 2024年 heldio 配信でよく聴かれた回ベスト10」でも配信していますので,どうぞお聴きください.
 ランキング上位回で聞き逃しているもの,内容を忘れているものがあれば,ぜひ年末年始のお時間のあるときにまとめ聴きしていただければ.年明けには,2024年第4四半期のリスナー投票も実施したいと思っています.
 日々 hellog をお読みくださっている皆様,2024年もお世話になりました.来年も何卒よろしくお願いいたします.

Referrer (Inside): [2025-01-01-1]

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2024-12-29 Sun

#5725. ウェブ月刊誌 Helvillian の1月号が公開されました [helwa][heldio][notice][helmate][helkatsu][helvillian][helville]


Helvillian_202501.png



 昨日12月28日(土)に『月刊 Helvillian 〜ハロー!英語史』の最新号となる第3号(2025年1月)が公開されました.
 heldio/helwa のコアリスナーからなる有志ヘルメイトによる制作で,毎月28日に,その月の仲間の皆さんによる様々な英語史活動「hel活」 (helkatsu) を,note 上でリンクを張りつつ紹介していこうという,hel活応援企画です.ぜひこちらの note アカウントをフォローしていただければと思います.
 最新号も充実のラインナップです.まずレギュラー連載の種類が多くなりました.さらに note 上で都度公開される記事の執筆者が増え,公開頻度も増してきました.川上さんによる「日曜英語史クイズ」連載も好調です.
 そして今号の特集記事は,季節感のある「英語史ゆく年くる年」(←脚韻に注目)です.2024年のhel活の振り返り,および新年に向けての抱負など,ヘルメイトさんの近況が語られています.Grace さんによる表紙のことば,および Helvillian 編集後記も読み逃しなきよう! 表紙やロゴにもこだわりが見られますので,ご注目ください.
 先日本ブログでも取り上げた「#5714. 佐久平千本ノック」 ([2024-12-18-1]) は,12月8日のイベントでしたので,今号の Helvillian でも取り上げられています.そもそも今号の表紙を飾っているのは佐久平駅なのです! イベントのホストを務めてくださったコアリスナーのみーさんによる記事「教室だより2024年12月号「堀田隆一教授ご来訪!」」や,ともに参加されたヘルメイト Grace さん の記事「佐久平オフ会(千本ノック)レポ」へもリンクが張られています.
 制作班の Grace さんLilimi さんMISATO (Galois) さんumisio さんには,年末のお忙しい折にお骨折りいただきました.改めて感謝いたします.
 過去号については本ブログや「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」でご案内しています.そちらもぜひご参照ください.

 ・ heldio 「#1282. 月刊 Helvillian 第2号が公開されました --- ヘルメイトさんによる自主的なhel活」(2024年10月29日配信)
 ・ helwa 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」(2024年10月29日配信)
 ・ heldio 「#1248. 月刊誌 Helvillian 創刊! --- helwa リスナー有志によるウェブマガジン」(2024年12月3日配信)
 ・ hellog 「#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています」 ([2024-12-04-1])

(以下,後記:2025/01/06(Mon))


Referrer (Inside): [2025-01-02-1]

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2024-12-28 Sat

#5724. 英語綴字におけるフランス語の影響 --- 月刊『ふらんす』の連載記事第10弾 [hakusuisha][french][rensai][furansu_rensai][contact][spelling][orthography][diacritical_mark][h][consonant][hypercorrection][heldio]


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  *

 12月23日,白水社の月刊誌『ふらんす』2025年1月号が刊行されました.今年度,同誌で連載記事「英語史で眺めるフランス語」を寄稿していますが,今回は第10回「英語綴字におけるフランス語の影響」です.
 なんと今号は『ふらんす』の100周年号という記念すべき号でした."Revue France, 100 ans!" と表紙にあり,特集企画「ふらんす100年!」も掲載されています.そのような記念号の一画に,フランス語史ならぬ英語史の連載記事を載せていただくのは恐縮でもあり,喜びでもあります.稀な瞬間に立ち会わせていただき,白水社さんにも感謝いたします.

 1. 英語の綴字は意外とフランス語風
   ノルマン征服の影響で,その後の英語の綴字にはフランス語の綴字習慣が多分に反映されています.英単語の綴字が実はフランス語的であることはあまり知られていません.
 2. 「氷」が īs から ice へ
   英語の綴字は,フランス語の影響のもと中英語期にかけて大きく変容しました.「過剰修正」の結果,例えば現代英語の ice にみられるような -ce の綴字が広く採用されました.
 3. チャ行子音の綴字が c から ch へ
   フランス語の影響により,古英語では c で表記されたチャ行子音が中英語期に ch へと置換されました.これにより英単語 child や church などの綴字が確立しました.
 4. 消えた古英語の文字
   古英語で常用された文字 (æ, ƿ, þ, ð)は,フランス語に存在しなかったこともあり,中英語以降に衰退していき,最終的には消滅しました.
 5. なぜ英語綴字はフランス語かぶれしたのか?
   英語綴字は,簡素化や合理化の方向を目指すのではなく,むしろ威信あるフランス語の綴字習慣を受け入れることにより,若干複雑化しました.フランス語は権力と教養と洗練の言語だったのです.

 英語の綴字におけるフランス語の影響は,中英語期の綴字変化や古英語文字の廃用に顕著に見られます.これにより古英語的な綴字は影を潜め,代わって現代的な見栄えの綴字が拡がることになりました.
 さらに詳しくは,直接『ふらんす』1月号を手に取ってお読みいただければ.過去9回の連載記事は hellog 記事群 furansu_rensai で紹介してきましたので,そちらもご参照ください.
 今号と関連して,heldio でも「#1305. 英語綴字におけるフランス語の影響 --- 月刊『ふらんす』の連載記事第10弾」と題してお話ししていますので,こちらもお聴きください.



 ・ 堀田 隆一 「英語史で眺めるフランス語 第10回 英語綴字におけるフランス語の影響」『ふらんす』2025年1月号,白水社,2024年12月23日.52--53頁.

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2024-12-27 Fri

#5723. 朝カルシリーズ講座の第9回「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」をマインドマップ化してみました [asacul][latin][greek][mindmap][notice][kdee][etymology][hel_education][lexicology][vocabulary][heldio][link]

 12月21日に,今年度の朝日カルチャーセンター新宿教室でのシリーズ講座の第9回が開講されました.今回は「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」と題して,古典語への傾倒が顕著だった16--17世紀の初期近代英語期に注目しました.この時期,知識が増大し学問も発展したために新しい語彙が大量に必要となり,そのニーズに応えるべくラテン語やギリシア語の単語や要素が持ち出されたのでした.結果として,古典語に基づく借用語や新語がおびただしく導入され,英語語彙は空前の拡張を遂げることになります.
 今回も,対面およびオンラインで多くの方々にご参加いただきました.ありがとうございます.講座の内容を,markmap というウェブツールによりマインドマップ化して整理してみました(画像としてはこちらからどうぞ).受講された方は復習用に,そうでない方は講座内容を垣間見る機会としてご活用ください.



 今回のシリーズ第9回については hellog と heldio の過去回でも取り上げていますので,ご参照ください.

 ・ hellog 「#5710. 12月21日(土)の朝カルのシリーズ講座第9回「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」のご案内」 ([2024-12-14-1])
 ・ heldio 「#1297. 12月21日(土)の朝カル講座「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」に向けて」 (2024/12/17)

 また,シリーズ過去回のマインドマップについては,以下もご参照ください.
 
 ・ 「#5625. 朝カルシリーズ講座の第1回「英語語源辞典を楽しむ」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-20-1])
 ・ 「#5629. 朝カルシリーズ講座の第2回「英語語彙の歴史を概観する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-24-1])
 ・ 「#5631. 朝カルシリーズ講座の第3回「英単語と「グリムの法則」」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-26-1])
 ・ 「#5639. 朝カルシリーズ講座の第4回「現代の英語に残る古英語の痕跡」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-04-1])
 ・ 「#5646. 朝カルシリーズ講座の第5回「英語,ラテン語と出会う」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-11-1])
 ・ 「#5650. 朝カルシリーズ講座の第6回「英語,ヴァイキングの言語と交わる」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-15-1])
 ・ 「#5669. 朝カルシリーズ講座の第7回「英語,フランス語に侵される」をマインドマップ化してみました」 ([2024-11-03-1])
 ・ 「#5704. 朝カルシリーズ講座の第8回「英語,オランダ語と交流する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-12-08-1])

 次回の朝カル講座は.冬のクールの始まりとして,新年の1月25日(土)17:30--19:00に開講予定です.第10回「英語,世界の諸言語と接触する」と題して,主に後期近代英語期以降の世界中の諸言語からの借用語にフォーカスします.ご関心のある方は,朝日カルチャーセンター新宿教室の「語源辞典でたどる英語史」のページよりお申し込みください.

 ・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.

Referrer (Inside): [2025-01-16-1]

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2024-12-21 Sat

#5717. 高橋真理子先生との2回の heldio 対談 --- 『World Englishes 入門』の第8章「ヨーロッパと中東の英語」 [voicy][heldio][notice][world_englishes][we_nyumon][european_english][review][lingua_franca]


大石 晴美(編) 『World Englishes 入門』 昭和堂,2023年.



 先日,高橋真理子先生(関西学院大学)と Voicy heldio で2度にわたり対談させていただきました.昨年昭和堂より出版されている『World Englishes 入門』より,高橋先生の執筆された第8章「ヨーロッパと中東の英語」について,著者じきじきにお話をうかがうという回でした.

 ・ 「#1294. 著者と語る『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年) --- 高橋真理子先生とのヨーロッパと中東の英語をめぐる対談」(2024年12月14日配信)
 ・ 「#1300. 高橋真理子先生とのアフタートーク --- 『World Englishes 入門』(昭和堂,2023年)の第8章「ヨーロッパと中東の英語」をめぐって」(2024年12月20日配信)




 今回は,知っているようで意外と知らないヨーロッパと中東の英語事情について,本書第8章の記述を土台にしつつ,高橋先生にご解説いただきました.この広い地域には多様な言語,文化,民族が分布しています.そのなかで英語がいかにリンガフランカ (lingua_franca) として機能しているのか,社会的にどのように位置づけられているのか,いかなる英語変種が用いられているのか.様々な疑問が生じます.さらに,なぜヨーロッパと中東が,同じ章で扱われているのでしょうか.アフタートークを含め,今回の対談では,このような質問にお答えいただきました.
 ぜひ,これまでの『World Englishes 入門』関連の hellog 記事や heldio 対談回へ,we_nyumon を通じてアクセスしていただければと思います.
 最後に,アフタートークでも触れましたが,高橋先生の最近のご単著にもご注目ください.『アジア英語における口語表現の比較』(ナカニシヤ出版,2023年)です.高橋先生,このたびは対談のお時間を割いていただきまして,ありがとうございました!

 ・ 大石 晴美(編) 『World Englishes 入門』 昭和堂,2023年.
 ・ 高橋 真理子 『アジア英語における口語表現の比較』 ナカニシヤ出版,2023年.

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2024-12-20 Fri

#5716. 保坂先生との heldio 対談シリーズ --- 冠詞と do の文法化について [voicy][heldio][grammaticalisation][article][do-periphrasis][review][notice]


保坂 道雄 『文法化する英語』 開拓社,2014年.



 先日,保坂道雄先生(日本大学)と Voicy heldio にて文法化にまつわる対談を2回にわたってお届けしました.開拓社より2014年に出版されたご著書『文法化する英語』を参照しながら,英語史における文法化の具体的な事例について,著者じきじきに解説していただくという贅沢な企画です.2回の配信を以下に挙げておきます.

 ・ 「#1290. 冠詞の文法化 --- 保坂先生との対談」(2024年12月10日配信)
 ・ 「#1293. 助動詞 do の文法化 --- 保坂先生との対談」(2024年12月13日配信)




 英語史上,きわめて重要な文法化の2つの事例,冠詞の創発と do 迂言法の発展について丁寧に解説していただきました.これらの問題に関心をもった方は,本ブログより articledo-periphrasis のタグの付された記事群を読んでいただければと思います.
 上記配信内でも触れていますが,保坂先生との文法化をめぐる heldio 対談回は,以前にも1度配信しています.本ブログより「#5674. 保坂道雄先生との対談 --- ご著書『文法化する英語』(開拓社,2014年)より」 ([2024-11-08-1]) を,あるいは直接 heldio 「#1245. 保坂道雄先生との「文法化入門」対談 --- 「英語史ライヴ2024」より」をご参照ください.
 おまけとして,今回の保坂先生との対談にあたって「#1298. 保坂先生とのアフタートークでコメント返し」(2024年12月18日配信)も収録しています.こちらは肩の凝らないおしゃべり回ですので,ぜひお聴きいただければ.

 ・ 保坂 道雄 『文法化する英語』 開拓社,2014年.

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2024-12-18 Wed

#5714. 佐久平千本ノック [helkatsu][senbonknock][sobokunagimon][voicy][heldio][helwa][helmate][hel_education]

 12月8日,長野県佐久平にて英語に関する素朴な疑問に回答する「千本ノック」 (senbonknock) の企画を開催しました.heldio/helwa のコアリスナーであるみーさんがホストを務めてくださり,初の地方開催での千本ノック,かつ質問者が小中学生である千本ノックが実現した次第です.15名の小中学生,およびその保護者の方々が会場に集まり,生徒さんたちに事前に考えておいてもらった16の質問を題材に,私が80分ほどお話しさせていただきました.同席されたもう1人のコアリスナー Grace さんが,後日,同イベントへの潜入ルポというべき note 記事「佐久平オフ会(千本ノック)レポ」を書かれています.
 小中学生から寄せられた疑問をもとに,ぶっつけ本番で千本ノックを敢行しました.大人相手とは異なり質問の角度も鋭角ですし,回答するにも専門用語は使えず,あくまで平易な言葉で分かりやすく答えなければなりません.事前に予想はしていたものの,私にとっては予想以上に難易度の高い課題でした.しかし,非常に多くの気づきを得られたことも確かです.教育上のみならず学術的にも示唆に富んだ質問がいくつかあり,当たり前に思っていた現象を再考察する機会となりました.
 今回の佐久平千本ノックの一部始終は,当日の Voicy heldio で生配信しました.後日,それを前半(小学生版)と後半(中学生版)の2回に分割して,アーカイヴとしても配信しました.収録時の問題で,ところどころ聞こえにくいところはありますが,ご容赦ください.以下に,聴取の便のため,寄せられた質問と本編チャプター内の対応する分秒を一覧します.

【前半:小学生部門(約60分) 「#1289. 佐久平千本ノック (1) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」



 (1) 03:12 --- なぜ1のワンは one と書くの?
 (2) 08:16 --- なぜ筆記体ができたの?
 (3) 12:17 --- なぜ大文字と小文字で違う形の文字があるの?
 (4) 18:31 --- アルファベットの形はどんな理由で決まったの?
 (5) 22:13 --- なぜ deer, sheep, fish の複数形には -s がつかないの?
 (6) 27:40 --- なぜ c と k で同じ発音をするの?
 (7) 32:04 --- なぜ bottle の発音は t を読まないの?
 (8) 36:38 --- なぜ c は「ク」とか「キャ」と読むのですか?
 (9) 41:35 --- なぜ knife の k は読まないのですか?
 (10) 45:10 --- なぜ英語が世界共通語なのですか?

【後半:中学生部門(約48分) 「#1292. 佐久平千本ノック (2) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」



 (11) 00:55 --- be 動詞が主語に応じて is, am, are と形を変えるのはなぜですか?
 (12) 08:40 --- 序数の形について,なぜ first, second, fifth は変な形なのですか?
 (13) 15:32 --- 疑問文で does が出ると動詞の -s がなくなるのはなぜですか?
 (14) 22:19 --- 英語やアルファベットは誰が作ったのですか?
 (15) 27:14 --- なぜ接続詞の that は省略できるの?
 (16) 33:12 --- なぜ be 動詞と一般動詞は一緒に使えないのですか?

 佐久平千本ノックに参加した小中学生と保護者の皆さん,本当に大きなインスピレーションをいただきました.あらためて感謝申し上げます.

Referrer (Inside): [2024-12-29-1]

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2024-12-14 Sat

#5710. 12月21日(土)の朝カルのシリーズ講座第9回「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」のご案内 [asacul][notice][kdee][etymology][hel_education][helkatsu][link][lexicology][vocabulary][latin][greek][renaissance][emode][voicy][heldio]


asacul_20240427.png



 ・ 日時:12月21日(土) 17:30--19:00
 ・ 場所:朝日カルチャーセンター新宿教室
 ・ 形式:対面・オンラインのハイブリッド形式(1週間の見逃し配信あり)
 ・ お申し込み:朝日カルチャーセンターウェブサイトより

 今年度の朝カルシリーズ講座「語源辞典でたどる英語史」が,月に一度のペースで順調に進んでいます.主に『英語語源辞典』(研究社)を参照しながら,英語語彙史をたどっていくシリーズです.
 1週間後に開講される第9回では主に初期近代英語期におけるラテン語およびギリシア語の語彙的影響を評価します.16--17世紀の初期近代英語期は英国ルネサンスの時代に当たり,古典語への傾倒が顕著でした.知識が増大し学問も発展したために新しい語彙が大量に必要となり,そのニーズに応えるべくラテン語やギリシア語の単語や要素が持ち出されたのです.結果として,古典語に基づく借用語や新語がおびただしく導入され,英語語彙は空前の拡張を遂げることになります.
 今回の講座では,古典語からの借用語に主に注目し,この時期の語彙拡大の悲喜劇を観察してみたいと思います.ぜひ皆さんもこの時代にもたらされたラテン・ギリシア語系のオモシロ単語を探してみてください.
 本シリーズ講座の各回は独立していますので,過去回への参加・不参加にかかわらず,今回からご参加いただくこともできます.過去8回分については,各々概要をマインドマップにまとめていますので,以下の記事をご覧ください.

 ・ 「#5625. 朝カルシリーズ講座の第1回「英語語源辞典を楽しむ」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-20-1])
 ・ 「#5629. 朝カルシリーズ講座の第2回「英語語彙の歴史を概観する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-24-1])
 ・ 「#5631. 朝カルシリーズ講座の第3回「英単語と「グリムの法則」」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-26-1])
 ・ 「#5639. 朝カルシリーズ講座の第4回「現代の英語に残る古英語の痕跡」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-04-1])
 ・ 「#5646. 朝カルシリーズ講座の第5回「英語,ラテン語と出会う」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-11-1])
 ・ 「#5650. 朝カルシリーズ講座の第6回「英語,ヴァイキングの言語と交わる」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-15-1])
 ・ 「#5669. 朝カルシリーズ講座の第7回「英語,フランス語に侵される」をマインドマップ化してみました」 ([2024-11-03-1])
 ・ 「#5704. 朝カルシリーズ講座の第8回「英語,オランダ語と交流する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-12-08-1])

 本講座の詳細とお申し込みはこちらよりどうぞ.『英語語源辞典』(研究社)をお持ちの方は,ぜひ傍らに置きつつ受講いただければと存じます(関連資料を配付しますので,辞典がなくとも受講には問題ありません).


寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.



(以下,後記:2024/12/17(Tue))



 ・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.

Referrer (Inside): [2024-12-27-1]

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2024-12-09 Mon

#5705. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック at 目白大学 [senbonknock][sobokunagimon][sociolingustics][voicy][heldio][goshosan][stress][personal_pronoun][pragmatics][variety][3ps][language_or_dialect][language_family][origin_of_language][artificial_language][waseieigo][stigma][synonym][sapir-whorf_hypothesis][lexicology]

 先日,五所万実さん(目白大学)に,同大学で開講されている社会言語学入門の授業にお招きいただきました.ありがとうございます! 事前に受講学生の皆さんより質問を募るなどの準備を整えた上で,授業本番で千本ノック (senbonknock) を敢行しました.五所さんと2人でのライヴのような千本ノックとなりましたが,数々の良問が飛び出し,80分ほどのエキサイティングなセッションとなりました.
 この授業の一部始終を Voicy heldio で収録しました.全体を前半と後半に分け,各々を配信しました.以下に各質問および対応するチャプター分秒を示します.

【前半(約48分) 「#1284. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック at 目白大学 --- Part 1」



 (1) Chapter 2, 03:55 --- 発音上のアクセントが苦手なのですが,何かコツはありますか? (言語におけるアクセントの存在意義は?)
 (2) Chapter 3, 04:58 --- なぜ日本語には「私」「僕」「俺」など1人称に多くの言い方があるのですか?
 (3) Chapter 4, 00:03 --- 日本語にあるような役割語は英語には存在するのですか? (「周辺部」の話題へ)
 (4) Chapter 4, 04:40 --- なぜ you には「あなた」と「あなた方」の両方の意味があるのですか?
 (5) Chapter 5, 02:57 --- なぜ3単現の -s をつけるのですか?
 (6) Chapter 5, 01:26 --- 違う語族なのに似ている言語はありますか? (言語と方言の区別,世界の言語の数の問題へ)

【後半(約35分) 「#1287. 目白大学で千本ノック with 五所先生 (2)」



 (7) Chapter 2, 00:05 --- 人類で初めて2つの言語を習得した人間は誰ですか?
 (8) Chapter 2, 02:57 --- 世界の共通語を作ることは実現可能ですか?
 (9) Chapter 3, 03:35 --- 最初に英語が日本に入ってきたとき,どのように翻訳できたのですか?
 (10) Chapter 3, 02:51 --- 和製英語のようなものは他言語にもあるのですか?
 (11) Chapter 4, 00:46 --- 日本語のバイト敬語のようなものは英語にもありますか?
 (12) Chapter 5, 00:00 --- なぜ英語には say, speak, tell など「言う」を意味する単語が多いのですか?

 授業というよりも,五所さんとの heldio 生配信イベントとなりました.ありがとうございました.

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2024-12-08 Sun

#5704. 朝カルシリーズ講座の第8回「英語,オランダ語と交流する」をマインドマップ化してみました [asacul][oe][dutch][mindmap][notice][kdee][etymology][hel_education][lexicology][vocabulary][heldio][link]

 11月30日に,今年度の朝日カルチャーセンター新宿教室でのシリーズ講座の第8回が開講されました.今回は「英語,オランダ語と交流する」と題して,英語史ではあまり注目されることのないオランダ語との言語接触について論じました.企画時には90分の講義に値するテーマかどうか自問していましたが,資料を準備する段になって,それが杞憂であることがわかりました.対面およびオンラインで,多くの方々にご参加いただき,ありがとうございました.
 講座の内容を,markmap というウェブツールによりマインドマップ化して整理してみました(画像としてはこちらからどうぞ).受講された方は復習用に,そうでない方は講座内容を垣間見る機会としてご活用ください.



 今回のシリーズ第8回については hellog と heldio の過去回でも取り上げていますので,ご参照ください.

 ・ hellog 「#5689. 11月30日(土)の朝カルのシリーズ講座第8回「英語,オランダ語と交流する」のご案内」 ([2024-11-23-1])
 ・ heldio 「#1277. 11月30日(土)の朝カル講座「英語,オランダ語と交流する」に向けて」 (2024/11/27)

 また,シリーズ過去回のマインドマップについては,以下もご参照ください.
 
 ・ 「#5625. 朝カルシリーズ講座の第1回「英語語源辞典を楽しむ」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-20-1])
 ・ 「#5629. 朝カルシリーズ講座の第2回「英語語彙の歴史を概観する」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-24-1])
 ・ 「#5631. 朝カルシリーズ講座の第3回「英単語と「グリムの法則」」をマインドマップ化してみました」 ([2024-09-26-1])
 ・ 「#5639. 朝カルシリーズ講座の第4回「現代の英語に残る古英語の痕跡」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-04-1])
 ・ 「#5646. 朝カルシリーズ講座の第5回「英語,ラテン語と出会う」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-11-1])
 ・ 「#5650. 朝カルシリーズ講座の第6回「英語,ヴァイキングの言語と交わる」をマインドマップ化してみました」 ([2024-10-15-1])
 ・ 「#5669. 朝カルシリーズ講座の第7回「英語,フランス語に侵される」をマインドマップ化してみました」 ([2024-11-03-1])

 次回の朝カル講座は.12月21日(土)17:30--19:00に開講予定です.第9回「英語,ラテン・ギリシア語に憧れる」と題して,主に初期近代英語期の古典語からの語彙借用に注目します.ご関心のある方は,朝日カルチャーセンター新宿教室の「語源辞典でたどる英語史」のページよりお申し込みください.

 ・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.

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