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本日発売の『英語教育』(大修館書店)の4月号に,標記の本について私が執筆した書評が掲載されています (p. 69) .昨年10月に出版された,安藤 聡 『英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話』(平凡社)です(本体2,400円+税).英語文化史を中心とした,気軽に読めるエッセイ集です.
本書は,もともと著者が学生向けに書きためた文章がベースになっており,そこに書き下ろし数編を加えてエッセイ集としたものです.第1章「奇妙なイギリス英語の世界」,第2章「一筋縄では行かない発音の話」,第3章「英語で旅する英国」,第4章「英国文化は英語表現に学べ」という章立てで,コラムと合わせて28編のエッセイが収録されています.詳しい目次はこちらよりご確認できます.
英語の雑学的な話題が満載ですが,著者がへりくだってタイトルに含めたような「無駄」話では決してありません.予想される通り英語史に関連する話題も豊富に盛り込まれているので,本ブログをお読みの皆さんにも,楽しく読める一冊となっていると思います.
今回紹介した本と関連して,1ヶ月半程前に「#5025. 最長の英単語をめぐって --- 『英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話』より」 ([2023-01-29-1]) という記事も書いています.よろしければそちらもどうぞ.
・ 安藤 聡 『英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話』 平凡社,2022年.
・ 堀田 隆一 「書評:安藤 聡(著)『英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話』(平凡社)」 『英語教育』(大修館) 2023年4月号,2023年.69頁.
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最終更新時間: 2024-12-16 08:44
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