01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
今年度もゼミ生から卒業論文が提出された.今年度は以下の8本である.緩く分野別に並べてみた.2009--2011年の題目リストも合わせてどうぞ (##1379,973,608,266) .
(1) 否定接頭辞 in- と un- の差異について --- 借用接頭辞 in- の勢力の拡大 ---
(2) 近代英語期における clipping による語形成
(3) Semantic Prosody of Synonymous Verbs Meaning "To Keep in Mind"
(4) 助動詞 can における可能,可能性,許可の3用法 --- 共時的混同と通時的変化の観点から ---
(5) 英語語彙における三層構造の批判的考察 --- 形容詞の類義語群の観点から ---
(6) ポリティカル・コレクトネスによる是正語の考察
(7) マオリ語の復興と学校教育 --- オーストラリアとの比較を交えて ---
(8) 「英語帝国主義」は実在する --- 英語検定受検者数から見る「英語帝国主義」の存在 ---
昨年度,コーパスを用いた卒論研究が増えてきたと述べたが,今年度は (1), (3), (4), (5) の4本でコーパス利用がみられた.伝統的な言語学の部門として形態,統語,意味,語彙,語用のテーマがそれぞれある一方で,(6)--(8) は社会言語学の話題だ.特に,(7), (8) は macro-sociolinguistics あるいは sociology of language といわれる分野の話題であり,卒論のテーマとしては,これまでなかった類だ.指導している自分がどこまで話題について行けるかということを試されているともいえるが,たいへん勉強になった.来年度の卒論も,variation の広さと新しい話題に期待したい.
2024 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2023 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2022 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2021 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2020 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2019 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2018 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2017 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2016 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2015 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2014 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2013 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2012 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2011 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
最終更新時間: 2024-09-24 08:28
Powered by WinChalow1.0rc4 based on chalow