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hel_education - hellog〜英語史ブログ

最終更新時間: 2024-07-19 08:04

2015-09-10 Thu

#2327. 国際学会に参加する長所と短所 [academic_conference][hel_education]

 以下の記事で,国際学会の参加報告を行ってきた.

 ・ 「#2004. ICEHL18 に参加して気づいた学界の潮流など」 ([2014-10-22-1])
 ・ 「#2325. ICOME9 に参加して気づいた学界の潮流など」 ([2015-09-08-1])
 ・ 「#2326. SHEL-9 に参加して気づいた学界の潮流など」 ([2015-09-09-1])

 報告をまとめながら,大学院生や若手研究者の立場に立って,英語史分野に関する国際学会に参加する長所と短所をブレストしてみた.多分に個人的な意見も混じっているが,何かの参考になるかもしれないと思い,箇条書きで綴っておきたい.

[長所]

 ・ 関心を共有する世界中の人々が1つの部屋に集まるので,エネルギー密度が高い
 ・ 世界的研究者の過去・現在の関心が目の前で開陳される(著書を読むきっかけになったり,既読の著書の理解向上にも)
 ・ 発表,司会,懇親会への参加を通じて,学会(学界)の主要人物と知り合えたり,誰が何を研究しているか等を知ることができる
 ・ 日本国内で会う機会の少ない日本人研究者と海外で出会えることもある
 ・ Proceedings に投稿する権利を得られる(論文執筆のペースメーカーに)
 ・ 論文執筆を意識しつつ英語の口頭発表の準備をすることで二度手間を省ける
 ・ 新著購入の割引のチャンスを得られる
 ・ 応募にあたっての敷居は,日本国内の学会と比べて著しく高いわけではない
 ・ (少なくとも私がこれまで出席した国際学会ではどこでも)聴衆が,若手・新人に対して温かく教育的に接してくれる
 ・ 国際的に発表すると自信がつく

[短所]

 ・ 渡航費などの負担
 ・ 開催時期が,日本では学期中など,タイミングがよくないことも
 ・ 応募締切が早い
 ・ 英語で発表する必要がある

 旅行好きであれば,ほかにも他愛もない長所が多数挙げられるはずである.経済的な問題をはじめ短所もあるが,多くの長所を買えると思えば,個人的には安いと思う.国際学会で(も),お会いしましょう.

Referrer (Inside): [2016-09-03-1]

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2015-08-20 Thu

#2306. 永井忠孝(著)『英語の害毒』と英語帝国主義批判 [review][linguistic_imperialism][hel][hel_education]

 6月に出版された標題の新書がよく読まれているようだ.出版されて間もない時期に書店に平積みになっているところを購入し,読んでみた.一言でいえば英語帝国主義批判の書である.この種の書物には著者のイデオロギーが前面に出ており,挑発的で,毒々しく,痛ましい読後感をもつものが多い.この著書にもその色が感じられるが,現代日本社会の英語にまつわる事情をうまく提示しながら読者を説得しようとしている点が注目に値する.ただし,著者が,書籍というメディアでこの主張を広めることは難しいと吐露するくだり (p. 169) は,類書と同様,ある種の痛ましさを感じさせずにはおかない.いや,私自身もこの点ではおおいに同情する一人である.
 私も英語帝国主義の議論には関心をもっているが,この問題については,原則として歴史的な観点から迫る必要があると思っている.その理由は,英語が帝国主義的になってきた(とらえられてきた)のは近代以降の歴史においてであり,現代の視点に立っていくら説得しようとしても,根拠が弱いために説得力が持続しないだろうと思うからだ.『英語の害毒』は,現代日本人の多くの直感的な英語観を指摘したり,あるいはその裏をかくような事実を豊富に挙げ,それを起点にして英語帝国主義批判を繰り広げているが,歴史への言及はほとんどない.したがって,瞬発的な説得の効果はあるかもしれないが,持続的な効果はないのではないかと思う.よく読まれているだけに,そこが残念である.だが,突破口としてはよいのかもしれない.この突破力を積極的に認め,読みやすい新書として世に出たことを有意義と評価したい.
 本ブログでは,英語帝国主義の問題に関連して「#1606. 英語言語帝国主義,言語差別,英語覇権」 ([2013-09-19-1]),「#1607. 英語教育の政治的側面」 ([2013-09-20-1]),「#1072. 英語は言語として特にすぐれているわけではない」 ([2012-04-03-1]),「#1073. 英語が他言語を侵略してきたパターン」 ([2012-04-04-1]),「#1194. 中村敬の英語観と英語史」 ([2012-08-03-1]) ほか,linguistic_imperialism の各記事で触れてきた.私は,この問題に対して,日本を含めた現代世界において,英語には全肯定も全否定もありえないという立場に立っている.ただし,永井氏の主張するように,現代日本の英語観の圧倒的なデフォルトが「英語万歳」であり,バランスが著しく肯定側に偏っているという現実がある以上,バランス是正を念頭に,否定側を擁護する必要があると感じる機会は多い.この意味でも,上にも述べたとおり,読みやすく,かつ突破口を開く新書として本書が出版された意義を認めたい.
 なお,英語帝国主義批判と関連して,英語史という分野が,英語の光と影を浮かび上がらせる貴重な機会を提供してくれる分野であることを添えておきたい.英語の言語内的な変化と言語外的な発展を学ぶことにより,どの点が英語帝国主義の賛成論あるいは反対論において利用されやすいかが見えてくるし,その議論の当否についても自分なりの判断を下すことができるようになる.

 ・ 永井 忠孝 『英語の害毒』 新潮社〈新潮新書〉,2015年.

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2015-08-19 Wed

#2305. 英語を説明する25の地図 [map][link][hel_education]

 英語史を学ぶ上で有用な地図25枚を解説つきで掲載しているウェブページをみつけたので紹介したい.25 maps that explain the English language では,地図や図式で表わすことのできる英語史上の重要な話題が取り上げられており,それがおよそ時代順に並べられている.25項目の題名を抜き出してみよう.

 1. Where English comes from
 2. Where Indo-European languages are spoken in Europe today
 3. The Anglo-Saxon migration
 4. The Danelaw
 5. The Norman Conquest
 6. The Great Vowel Shift
 7. The colonization of America
 8. Early exploration of Australia
 9. Canada
 10. English in India
 11. Tristan da Cunha
 12. Countries with English as the official language
 13. Which countries in Europe can speak English
 14. Where people read English Wikipedia
 15. Where new English words come from
 16. How vocabulary changes based on what you're writing
 17. Vocabulary of Shakespeare vs. rappers
 18. Where English learners speak the language proficiently
 19. Scores on the Test of English as a Foreign Language
 20. Immigrants to the US are learning English more quickly than previous generations
 21. Where Cockneys come from
 22. Dialects and accents in Britain
 23. North American vowel shift
 24. American dialects
 25. You guys vs. y'all

 本ブログでもこれらの多くの話題を取り上げてきたので,関連する記事をキーワードで検索されたい.地図や図表のような視覚資料についても,本ブログでは積極的に掲載してきた.map の各記事,およびイメージ集もご覧ください.

Referrer (Inside): [2015-08-25-1]

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2015-04-18 Sat

#2182. Baugh and Cable の英語史第6版 [review][hel_education][historiography][bibliography]

 新年度なので,授業で英語史の概説書などを紹介する機会があるが,英語史の定番・名著といえば Baugh and Cable である(ほかには「#1445. 英語史概説書の書誌」 ([2013-04-11-1]) も参照).「#2089. Baugh and Cable の英語史概説書の目次」 ([2015-01-15-1]) で2013年に出版された第6版の目次を紹介した.では,第6版は先行する第5版からどのように変化したのだろうか.両版を比較した和田によると,次のような異同が認められるという.

(1) 新たに第12章として,21世紀に向けた英語やその他の国際的な言語に関する章が付け加えられ,様々な言語的アプローチや言語における相対的な複雑性といった観点を含んだ議論がなされている.(2) 音韻変化について,新しいアプローチが加えられ,第3章の古英語,第7章の中英語の各章で紹介されている.(3) ルネサンス期の英語について,コーパス言語学的なアプローチが加えられている.(4) accent と register に関するセクションが加えられている.(5) アフリカ系黒人英語の観点から creolists と neo-Anglicists に関する最新の議論が加えられている.(6) 書誌情報の更新がなされている.


 さらに和田によると,中世英語の記述に的を絞ると,§38にて古英語期を中心としたその前後の時代に起こった音韻変化の解説が従来よりも詳しく書かれており,グリムの法則以後の主要な音韻変化の理解が縦につながるような工夫がなされているという.中英語を扱う第7章の冒頭セクション(§§111--12)でも,前の版にはみられなかった中英語の音韻変化が具体的に解説されており,音韻分野での最新の研究成果が反映されたものと考えられる.
 21世紀の英語,あるいは英語の未来を扱うような章節の追加は,近年出された英語史概説書に共通する特徴である.社会的な視点が豊富に取り入れられているのも最近の傾向だろう.だが,コーパス言語学の知見については,もっと取り入れられてもよいのではないかと思う.それくらいにコーパスを用いた研究の進展は著しい.Baugh and Cable の書誌情報は相変わらず豊富で,貴重である.
 英語史を志す大学生の皆さんには,早い段階での通読をお勧めします.
 ほかに英語史概説書の目次シリーズより,以下の記事も参照.

 ・ 「#2007. Gramley の英語史概説書の目次」 ([2014-10-25-1])
 ・ 「#2038. Fennell の英語史概説書の目次」 ([2014-11-25-1])
 ・ 「#2050. Knowles の英語史概説書の目次」 ([2014-12-07-1])

 ・ 和田 忍 「新刊紹介 Albert C. BAUGH & Thomas CABLE, A History of the English Language, Sixth edition, Upper Saddle River, NJ, Pearson, 2013, 446+xviii p., $174.07」『西洋中世研究』第5号,2013年,159頁.

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2015-04-16 Thu

#2180. 現代英語の知識だけで読めてしまう古英語文 [oe][hel_education]

 以下は,Mitchell and Robinson の A Guide to Old English (179) に掲載されている,現代英語としてほぼそのまま読める古英語の文章である.

Harold is swift. His hand is strong and his word grim. Late in līfe hē went tō his wīfe in Rōme.
Is his inn open? His cornbin is full and his song is writen.
Grind his corn for him and sing mē his song.
Hē is dēad. His bed is under him. His lamb is dēaf and blind. Hē sang for mē.
Hē swam west in storme and winde and froste.
Bring ūs gold. Stand ūp and find wīse men.


 だが,年度の初めの授業で古英語を導入するつもりで上の文章を見せると,相当に誤解を招くことになるだろう.現代英語として理解できる語彙と文法で強引にでっちあげた文章であり,実際には,ほとんど違和感もなく読めてしまうこのような古英語文に出会う機会はまれと言わざるを得ない.しかし,古英語と現代英語が千年以上の時を隔てて連綿とつながっていることは,この文章からも明らかである.やはり,英語は英語である.
 続いて,見た目は現代英語とかけ離れているが,多少の古英語の発音規則を学んだ後で発音してみると現代英語の響きにおよそ通じ,およそ理解可能という古英語文を見てみよう (Mitchell and Robinson 179--80) .

Is his þeġn hēr ġīet?
His līnen socc fēoll ofer bord in þæt wæter and scranc.
Hwǣr is his cȳþþ and cynn?
His hring is gold, his disc glæs, and his belt leðer.
Se fisc swam under þæt scip and ofer þone sciellfisc.
His ċicen ran from his horsweġe, ofer his pæð, and in his ġeard.
Se horn sang hlūde: hlysten wē!
Se cniht is on þǣre brycge.
Sēo cwēn went from þǣre ċiriċe.
Hēo siteþ on þǣre benċe.
God is gōd.
Þis trēow is æsc, ac þæt trēow is āc.
Hē wolde begān wiċċecræft, and hē began swā tō dōnne.
Fuhton ȝē manlīċe oþþe mānlīċe?
His smiððe is þām smiðe lēof.


 新年度の古英語初学者のみなさん,恐れる必要はありません!

 ・ Mitchell, Bruce and Fred C. Robinson. A Guide to Old English. 8th ed. Malden, MA: Wiley-Blackwell, 2012.

Referrer (Inside): [2016-10-27-1]

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2015-04-15 Wed

#2179. IPA の肺気流による子音の分類 (2) [phonetics][consonant][ipa][chart][hel_education][cgi][web_service]

 「#1813. IPA の肺気流による子音の分類」 ([2014-04-14-1]) に引き続き,調音音声学に関する図表について.Carr (xx--xxi) の音声学の教科書に,調音器官の図とIPAの分節音の表が見開きページに印刷されているものを見つけたので,スキャンした(画像をクリックするとPDFが得られる).

The Organs of Speech and IPA Charts by Carr (xx--xxi)

 特に右上にある肺気流による子音の分類表について,学習の一助になるようにと,表の穴埋め問題生成ツールを以下に作ってみた.調音音声学の学習の一助にどうぞ.

Choose how many questions to make out of the total of 78. (0 questions will give the original table.)

0 10 20 30 40 50 60 70 78

    


 ・ Carr, Philip. English Phonetics and Phonology: An Introduction. 2nd ed. Malden MA: Wiley-Blackwell, 2013.

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2015-01-15 Thu

#2089. Baugh and Cable の英語史概説書の目次 [historiography][hel_education][toc]

 「#2007. Gramley の英語史概説書の目次」 ([2014-10-25-1]),「#2038. Fennell の英語史概説書の目次」 ([2014-11-25-1]),「#2050. Knowles の英語史概説書の目次」 ([2014-12-07-1]) に続き,英語史概説書の目次を抜粋するシリーズ.今回は,6版を重ねる英語史の古典的かつ現役の名著 Baugh and Cable の A History of the English Language より.私が学生のときに読んだのは古い版だったが,英語の読みやすさと引き込むような文体で英語史の魅力にとりつかれた.
 2013年に出版された最新版6版では,現代英語と英語の未来を扱う1章と12章に大幅な改訂と追加が見られるほか,初期近代英語の章でコーパス言語学の成果を紹介するなど,英語史研究の進展に沿ったヴァージョンアップがなされている.私自身による読み上げ音声ファイルはこちら

1 English Present and Future
   1. The History of the English Language as a Cultural Subject
   2. Influences at Work on Language
   3. Growth and Decay
   4. The Importance of a Language
   5. The Importance of English
   6. The Future of the English Language: Demography
   7. External and Internal Aspects of English
   8. Cosmopolitan Vocabulary
   9. Inflectional Simplicity
   10. Natural Gender
2 The Indo-European Family of Languages
   11. Language Constantly Changing
   12. Dialectal Differentiation
   13. The Discovery of Sanskrit
   14. Grimm's Law
   15. The Indo-European Family
   16. Indian
   17. Iranian
   18. Armenian
   19. Hellenic
   20. Albanian
   21. Italic
   22. Balto-Slavic
   23. Germanic
   24. Celtic
   25. Twentieth-century Discoveries
   26. The Home of the Indo-Europeans
3 Old English
   27. The Languages in England before English
   28. The Romans in Britain
   29. The Roman Conquest
   30. Romanization of the Island
   31. The Latin Language in Britain
   32. The Germanic Conquest
   33. Anglo-Saxon Civilization
   34. The Names "England" and "English"
   35. The Origin and Position of English
   36. The Periods in the History of English
   37. The Dialects of Old English
   38. Old English Pronunciation
   39. Old English Vocabulary
   40. Old English Grammar
   41. The Noun
   42. Grammatical Gender
   43. The Adjective
   44. The Definite Article
   45. The Personal Pronoun
   46. The Verb
   47. The Language Illustrated
   48. The Resourcefulness of the Old English Vocabulary
   49. Self-explaining Compounds
   50. Prefixes and Suffixes
   51. Syntax and Style
   52. Old English Literature
4 Foreign Influences on Old English
   53. The Contact of English with Other Languages
   54. The Celtic Influence
   55. Celtic Place-Names and Other Loanwords
   56. Three Latin Influences on Old English
   57. Chronological Criteria
   58. Continental Borrowing (Latin Influence of the Zero Period)
   59. Latin through Celtic Transmission (Latin Influence of the First Period)
   60. Latin Influence of the Second Period: The Christianizing of Britain
   61. Effects of Christianity on English Civilization
   62. The Earlier Influence of Christianity on the Vocabulary
   63. The Benedictine Reform
   64. Influence of the Benedictine Reform on English
   65. The Application of Native Words to New Concepts
   66. The Extent of the Influence
   67. The Scandinavian Influence: The Viking Age
   68. The Scandinavian Invasions of England
   69. The Settlement of the Danes in England
   70. The Amalgamation of the Two Peoples
   71. The Relation of the Two Languages
   72. The Tests of Borrowed Words
   73. Scandinavian Place-names
   74. The Earliest Borrowing
   75. Scandinavian Loanwords and Their Character
   76. The Relation of Borrowed and Native Words
   77. Form Words
   78. Scandinavian Influence outside the Standard Speech
   79. Effect on Grammar and Syntax
   80. Period and Extent of the Influence
5 The Norman Conquest and the Subjection of English, 1066--1200
   81. The Norman Conquest
   82. The Origin of Normandy
   83. The Year 1066
   84. The Norman Settlement
   85. The Use of French by the Upper Class
   86. Circumstances Promoting the Continued Use of French
   87. The Attitude toward English
   88. French Literature at the English Court
   89. Fusion of the Two Peoples
   90. The Diffusion of French and English
   91. Knowledge of English among the Upper Class
   92. Knowledge of French among the Middle Class
6 The Reestablishment of English, 1200--1500
   93. Changing Conditions after 1200
   94. The Loss of Normandy
   95. Separation of the French and English Nobility
   96. French Reinforcements
   97. The Reaction against Foreigners and the Growth of National Feeling
   98. French Cultural Ascendancy in Europe
   99. English and French in the Thirteenth Century
   100. Attempts to Arrest the Decline of French
   101. Provincial Character of French in England
   102. The Hundred Years' War
   103. The Rise of the Middle Class
   104. General Adoption of English in the Fourteenth Century
   105. English in the Law Courts
   106. English in the Schools
   107. Increasing Ignorance of French in the Fifteenth Century
   108. French as a Language of Culture and Fashion
   109. The Use of English in Writing
   110. Middle English Literature
7 Middle English
   111. Middle English a Period of Great Change
   112. From Old to Middle English
   113. Decay of Inflectional Endings
   114. The Noun
   115. The Adjective
   116. The Pronoun
   117. The Verb
   118. Losses among the Strong Verbs
   119. Strong Verbs That Became Weak
   120. Survival of Strong Participles
   121. Surviving Strong Verbs
   122. Loss of Grammatical Gender
   123. Middle English Syntax
   124. French Influence on the Vocabulary
   125. Governmental and Administrative Words
   126. Ecclesiastical Words
   127. Law
   128. Army and Navy
   129. Fashion, Meals, and Social Life
   130. Art, Learning, Medicine
   131. Breadth of the French Influence
   132. Anglo-Norman and Central French
   133. Popular and Literary Borrowings
   134. The Period of Greatest Influence
   135. Assimilation
   136. Loss of Native Words
   137. Differentiation in Meaning
   138. Curtailment of OE Processes of Derivation
   139. Prefixes
   140. Suffixes
   141. Self-explaining Compounds
   142. The Language Still English
   143. Latin Borrowings in Middle English
   144. Aureate Terms
   145. Synonyms at Three Levels
   146. Words from the Low Countries
   147. Dialectal Diversity of Middle English
   148. The Middle English Dialects
   149. The Rise of Standard English
   150. The Importance of London English
   151. The Spread of the London Standard
   152. Complete Uniformity Still Unattained
8 The Renaissance, 1500--1650
   153. From Middle English to Modern
   154. The Great Vowel Shift
   155. Weakening of Unaccented Vowels
   156. Changing Conditions in the Modern Period
   157. Effect upon Grammar and Vocabulary
   158. The Problems of the Vernaculars
   159. The Struggle for Recognition
   160. The Problem of Orthography
   161. The Problem of Enrichment
   162. The Opposition to Inkhorn Terms
   163. The Defense of Borrowing
   164. Compromise
   165. Permanent Additions
   166. Adaptation
   167. Reintroductions and New Meanings
   168. Rejected Words
   169. Reinforcement through French
   170. Words from the Romance Languages
   171. The Method of Introducing New Words
   172. Enrichment from Native Sources
   173. Methods of Interpreting the New Words
   174. Dictionaries of Hard Words
   175. Nature and Extent of the Movement
   176. The Movement Illustrated in Shakespeare
   177. Shakespeare's Pronunciation
   178. Changes Shown through Corpus Linguistics
   179. Grammatical Features
   180. The Noun
   181. The Adjective
   182. The Pronoun
   183. The Verb
   184. Usage and Idiom
   185. General Characteristics of the Period
9 The Appeal to Authority, 1650--1800
   186. The Impact of the Seventeenth Century
   187. The Temper of the Eighteenth Century
   188. Its Reflection in the Attitude toward the Language
   189. "Ascertainment"
   190. The Problem of "Refining" the language
   191. The Desire to "Fix" the Language
   192. The Example of Italy and France
   193. An English Academy
   194. Swift's Proposal, 1712
   195. Objection to an Academy
   196. Substitutes for an Academy
   197. Johnson's Dictionary
   198. The Eighteenth-century Grammarians and Rhetoricians
   199. The Aims of the Grammarians
   200. The Beginnings of Prescriptive Grammar
   201. Methods of Approach
   202. The Doctrine of Usage
   203. Results
   204. Weakness of the Early Grammarians
   205. Attempts to Reform the Vocabulary
   206. Objections to Foreign Borrowings
   207. The Expansion of the British Empire
   208. Some Effects of Expansion on the Language
   209. Development of Progressive Verb Forms
   210. The Progressive Passive
10 The Nineteenth and Twentieth Centuries
   211. Influences Affecting the Language
   212. The Growth of Science
   213. Automobile, Film, Broadcasting, Computer
   214. The World Wars
   215. Language as a Mirror of Progress
   216. Sources of the New Words: Borrowings
   217. Self-explaining Compounds
   218. Compounds Formed from Greek and Latin Elements
   219. Prefixes and Suffixes
   220. Coinages
   221. Common Words from Proper Names
   222. Old Words with New Meanings
   223. The Influence of Journalism
   224. Changes of Meaning
   225. Slang
   226. Register
   227. Accent
   228. British and Irish English
   229. English World-Wide
   230. Pidgins and Creoles
   231. Spelling Reform
   232. Purist Efforts
   233. Gender Issues and Linguistic Change
   234. The Oxford English Dictionary
   235. Grammatical Tendencies
   236. Verb-adverb Combinations
   237. A Liberal Creed
11 The English Language in America
   238. The Settlement of America
   239. The Thirteen Colonies
   240. The Middle West
   241. The Far West
   242. Uniformity of American English
   243. Archaic Features in American English
   244. Early Changes in the Vocabulary
   245. National Consciousness
   246. Noah Webster and an American Language
   247. Webster's Influence on American Spelling
   248. Webster's Influence on American Pronunciation
   249. Pronunciation
   250. The American Dialects
   251. The Controversy over Americanisms
   252. The Purist Attitude
   253. Present Differentiation of Vocabulary
   254. American Words in General English
   255. Scientific Interest in American English
   256. American English and World English
12 The Twenty-first Century
   257. The Future of English: Three Circles
   258. How Many Speakers?
   259. Cross-linguistic Influence and the Spread of Languages
   260. The Relative Difficulty of Languages
   261. The Importance of Chinese
   262. India and the Second Circle
   263. The Expanding Circle
   264. Coming Full Circle


 ・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.

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2014-12-23 Tue

#2066. 2014年度に提出された卒論の題目 [hel_essay][hel_education][sotsuron]

 今年度もゼミ生から卒業論文が提出された.今年度は以下の9本である.緩く分野別に並べてみた.

 (1) 中英語期のフランス借用語の傾向について --- 宗教運動の盛衰という観点から ---
 (2) フランス語における英語の借用とイギリスの時代背景
 (3) 「神」を意味する言葉とその使い分け
 (4) The Backgrounds of "Swear" --- Why It Has Double Meanings
 (5) 意味の分解によるベーシック・イングリッシュの動詞表現の考察
 (6) with にもたらされた多義性 --- コーパスを用いて fight with の意味分化を調査する ---
 (7) 習慣・非習慣用法における黒人英語とアイルランド英語の関係性
 (8) 英語商品名の総称化プロセスにおける Majuscule Loss について --- 社会背景を含めた考察 ---
 (9) イギリスの階級と言葉 -- 日本の士農工商社会と比較して ---

 社会言語学的な視点を含めた英語史の話題が比較的多かったように思う.ゼミの授業ではとりわけこのような視点に注目した内容を扱ったわけではなかったのだが,学生が関心を抱きやすいテーマなのだろう.語彙,意味,語法は例年人気のある分野で今年度も多かったが,音声や形態の研究はなかった.一方,私が綴字にこだわった年度だったためか,その関連で1本が提出された.○○英語を扱う World Englishes への関心は毎年続いており,今年もあった.近年の潮流となってきている歴史語用論の観点からの研究も1本出された.
 2009年度以来の歴代卒論題目リスト集もどうぞ (##2065,1745,1379,973,608,266) .来年度もバリエーション豊かな話題に期待します!

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2014-12-08 Mon

#2051. 言語学に対して学生が感じるストレス [hel_education]

 黒田は言語学の入門書で,大学などで言語学に初めて接する学習者がしばしば「言語学のストレス」を体験すると述べている.言語学を教える身としてこれは人ごとではなく,なかなか興味深い話題なので,考えてみたい.黒田 (29) は4つのストレスを挙げている.

(1) イメージを否定されるストレス
(2) 用語の厳密さに対するストレス
(3) 枠にはめられるストレス
(4) 日常のことば遣いに対して指摘されるストレス


 まず (1) について.すでに日本語を話しながら生活している者にとって,言語とは空気のように慣れ親しんだ自然なものである.ところが,言語学ではこれまで当然と思ってきたことがおよそすべて否定され,受け入れてきた前提が覆される.確かにその通りだ.多少のはったりを込めつつ,私もいろいろな授業で「日本語とか英語などというものは存在しない」とか「万人がバイリンガル,いやマルチリンガルだ」とか「正しい文法などは存在しない」などと明言する(「うそぶく」ともいう).日本語以外に知っている言語といえば英語であり,これまで何年も英語教育を受けてきた学生にとって,「英語というものは存在しない」とか「正しい英語とは虚構である」などと指摘されれたところで,何のことを言っているのかちんぷんかんぷんだろう.だが,そのような馬鹿げたことをある程度本気で言っているらしいということになれば,学生も言語学という分野に対して警戒心を抱くことになる.
 (2) は本当はどの学問分野にも一般に言えることなのだが,確かに言語学も用語にはうるさい.学生はこれまでの国文法や英文法の授業で「名詞」「動詞」に始まり「未然形」「係り結び」「現在完了」「分詞構文」などという小難しい用語に苦しめられてきた.そのような用語の嵐に襲われてきた末に入った大学では,言語に関わるディスコースでは「母国語」ではなく「母語」を使うべし (cf. 「#1537. 「母語」にまつわる3つの問題」 ([2013-07-12-1]) や「#1926. 日本人≠日本語母語話者」 ([2014-08-05-1]))とか,「語」ではなく「形態素」を使えとか,「方言」ではなく「変種」と言うべしなどと諭されることになる(←よく諭すのは私).この人は言葉尻を取ることばかり考えているのではないかということになり,不信感が増す.
 (3) は私としては実感がわかないのだが,黒田 (32--35) によれば例えば「言語は人間に特有の能力であり,他の動物にはないものである」というような枠のはめ方にストレスを感じる人がいるということらしい.このストレスについて私に(想像ですら)実感がわかないのは,私自身が言語学にあまり厳しい枠をはめたくないと思っているからかもしれないが,確かに伝統的な言語学やその下位分野にはそれぞれ独自の守備範囲,すなわち「枠」があるのは確かだ.構造言語学,生成文法,認知言語学などという学派を言語学の「枠」ととらえるのであれば,確かにこれは一種のストレスかもしれない.これは結構分かるような気がする.
 (4) のストレスは (1) に通じるが,黒田 (35) によれば「多くの人がフラストレーションを感じる最大のもの」であり「自分ではふだん何気なく使っていることばに対して,トヤカクいわれるのはみんないやなのだ」ということである.しかし,もしこのストレスが普段の言葉遣いの正誤に関して言語学に干渉されたくないというストレスという理解であれば,それは当を得ていない.というのは,そもそも現代の言語学は,言葉遣いの正用と誤用を判断する規範主義的な立場を取っていないからだ.言語学は,通常,語法の正誤について無関心である.したがって,(4) は幻のストレス,いわば独り相撲である.
 と,ここまで書いて,言語のような当たり前のことを追究するというのはとても難しいことなのかもしれないと思い直した.だが,私は言語学の考え方に対してストレスというよりはむしろ解放を感じているということは述べておきたい.(1) と (2) に基づいて,学生の言語に対する「イメージを否定」し「用語の厳密さ」を要求し続けていこうと思う(疎まれない範囲で).また,(3) と (4) については,完全とはいかないかもしれないけれども,なるべく干渉せずという方針でいきたいなと.

 ・ 黒田 龍之助 『はじめての言語学』 講談社〈講談社現代新書〉,2004年.

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2014-12-07 Sun

#2050. Knowles の英語史概説書の目次 [historiography][hel_education][toc]

 「#2007. Gramley の英語史概説書の目次」 ([2014-10-25-1]),「#2038. Fennell の英語史概説書の目次」 ([2014-11-25-1]) に続き,社会言語学的な観点を多分に含んだもう1つの読みやすい英語史書,Gerry Knowles 著 A Cultural History of the English Language の目次を掲げる.歴史社会言語学的な立場からの英語史概説書を紹介する機会が多いが,個人的には今や古典といってよい,筋金入りの構造主義路線をいく Strang や特異な言語史観をもつ Görlach なども本当は好きである.それでも個別言語史は話者(集団)の歴史,いわゆる外面史とともに記述するのが原則だろうとは思っている.
 Knowles の章節のタイトルを見ていくと,Jespersen の Growth and Structure of the English Language を彷彿させるところがある.社会史としての英語史の流れが簡潔にとらえられる目次だ.Knowles に言及した過去の記事も参照されたい.

1 Introduction
   1.1 An outline history
   1.2 Language and social change
   1.3 Language, evolution and progress
   1.4 Language and myth
   1.5 Language superiority
2 The origins of the English language
   2.1 The linguistic geography of Europe
   2.2 Language in Britain
   2.3 Early English
   2.4 The survival of Celtic
   2.5 The British people
3 English and Danish
   3.1 Old English and Old Norse
   3.2 Norse immigration
   3.3 The Anglo-Saxon written tradition
   3.4 English in the Danelaw
   3.5 Norse influence on English
4 English and French
   4.1 England and France
   4.2 Literacy in the medieval period
   4.3 The reemergence of English
   4.4 English under French influence
   4.5 Printing
5 English and Latin
   5.1 The Lollards
   5.2 Classical scholarship
   5.3 Scholarly writing in English
   5.4 The English Bible
   5.5 The legacy of Latin
6 The language of England
   6.1 Saxon English
   6.2 The language arts
   6.3 English spelling and pronunciation
   6.4 The study of words
   6.5 Elizabethan English
7 The language of revolution
   7.1 The Norman yoke
   7.2 The Bible and literacy
   7.3 Language, ideology and the Bible
   7.4 The intellectual revolution
   7.5 The linguistic outcome of the English revolution
8 The language of learned and polite persons
   8.1 Language and science
   8.2 The improving language
   8.3 The uniform standard
   8.4 A controlled language
   8.5 A bourgeois language
9 The language of Great Britain
   9.1 The codification of Standard English
   9.2 London and the provinces
   9.3 English beyond England
   9.4 English pronunciation
   9.5 Change in Standard English
10 The language of empire
   10.1 The international spread of English
   10.2 The illustrious past
   10.3 Working-class English
   10.4 The standard of English pronunciation
   10.5 Good English
11 Conclusion
   11.1 The aftermath of empire
   11.2 English in the media
   11.3 Speech and language technology
   11.4 The information superhighway
   11.5 English in the future


 ・ Knowles, Gerry. A Cultural History of the English Language. London: Arnold, 1997.
 ・ Strang, Barbara M. H. A History of English. London: Methuen, 1970.
 ・ Görlach, Manfred. The Linguistic History of English. Basingstoke: Macmillan, 1997.
 ・ Jespersen, Otto. Growth and Structure of the English Language. 10th ed. Chicago: U of Chicago, 1982.

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2014-11-25 Tue

#2038. Fennell の英語史概説書の目次 [historiography][hel_education][toc][flash]

 「#2007. Gramley の英語史概説書の目次」 ([2014-10-25-1]) に続き,英語史概説書の目次を挙げて,英語史 (a history of English) を数分で俯瞰するというシリーズの第2弾.Fennell (2001) は,本ブログでもたびたび参照してきた英語史概説書であり,歴史社会言語学的なアプローチに特徴がある.ある書評を読むと,"A Sociolinguistic Approach" という副題の割には,とりわけ古い時代における社会言語学的な扱いは弱く,体系的でもないという.一方で,最後の3章,後期近代英語以降の各章では社会言語学的な洞察が光っており,読むに値するという評価がある.私もおよそこの評価に同意する.新しい洞察がどれだけあるかといえば必ずしも多くはないかもしれないが,近代以前の時代についても社会言語学的に興味深い話題をいくつか提供しており,社会言語学的に英語史を眺めるとどうなるかという試みとしてはよいのではないかと好意的に見ている.社会言語学寄りとはいえ伝統的な構造言語学的な記述も多いので,その他の定評のある英語史概説書を1, 2冊読んだ上で読むのに適するのではないか.ノードの開閉もできる Flash 版ももどうぞ.

1 Introduction
   1.1 The Time Periods of English
   1.2 Language Change
   1.3 Sources of Information on Language Change
   1.4 Linguistic Preliminaries
   1.5 The Sounds of English, and Symbols Used to Describe Them
      1.5.1 Consonants
      1.5.2 Vowels
         1.5.2.1 Monophthongs
         1.5.2.2 Diphthongs
   1.6 Structure of the Book
2 The Pre-history of English
   Timeline: The Indo-European Period
   2.1 The Indo-European Languages and Linguistic Relatedness
      2.1.1 The Beginnings
      2.1.2 The Development of Historical Linguistics
      2.1.3 Genetic Relatedness
   2.2 Linguistic Developments: The Indo-European Language Family
      2.2.1 Family-Tree Relationships
      2.2.2 The Indo-European Family
         2.2.2.1 Indo-Iranian
         2.2.2.2 Armenian
         2.2.2.3 Albanian
         2.2.2.4 Balto-Slavonic
         2.2.2.5 Hellenic
         2.2.2.6 Italic
         2.2.2.7 Celtic
         2.2.2.8 Germanic
   2.3 From Indo-European to Germanic
         2.3.1 Prosody
         2.3.2 The Consonant System: Sound Shifts
            2.3.2.1 Grimm's Law
            2.3.2.2 Verner's Law
            2.3.2.3 The Second Consonant Shift
         2.3.3 The Vowel System
         2.3.4 Morphology
         2.3.5 Syntax
         2.3.6 Lexicon
         2.3.7 Semantics
         2.3.8 Indo-European/Germanic Texts
         2.3.9 Neogrammarians, Structuralists and Contemporary Linguistic Models
   2.4 Typological Classification
      2.4.1 Universals
         2.4.1.1 Syntactic Universals
      2.4.2 Morphological Typology
   2.5 Sociolinguistic Focus. The Indo-European Tribes and the Spread of Language. Language Contact and Language Change. Archaeological Linguistics
      2.5.1 Language Contact
      2.5.2 Archaeological Linguistics
   2.6 Conclusion
3 Old English
   Timeline: The Old English Period
   3.1 Social and Political History
      3.1.1 Britain before the English
      3.1.2 The Anglo-Saxon Invasions
      3.1.3 Anglo-Saxon Influence
      3.1.4 Scandinavian Influence
   3.2 Linguistic Developments: The Sounds, Structure and Typology of Old English
      3.2.1 The Structure of Old English
         3.2.1.1 OE Consonants
         3.2.1.2 Vowels: from Germanic to Old English
         3.2.1.3 Old English Gender
         3.2.1.4 Inflection in Old English
         3.2.1.5 Old English Syntax
         3.2.1.6 Old English Vocabulary
   3.3 Linguistic and Literary Achievements
      3.3.1 Texts
         3.3.1.1 Prose
         3.3.1.2 Poetry
   3.4 The Dialects of Old English
   3.5 Sociolinguistic Focus
      3.5.1 Language Contact
         3.5.1.1 Latin and Celtic
         3.5.1.2 The Scandinavians
4 Middle English
   Timeline: The Middle English Period
   4.1 Social and Political History
      4.1.1 Political History: The Norman Conquest to Edward I
      4.1.2 Social History
         4.1.2.1 The Establishment of Towns and Burghs and the Beginnings of Social Stratification
   4.2 Linguistic Developments: Middle English Sounds and Structure, with Particular Emphasis on the Breakdown of the Inflectional System and its Linguistic Typological Implications
      4.2.1 Major Changes in the Sound System
         4.2.1.1 The Consonants
         4.2.1.2 Consonant Changes from Old to Middle English
         4.2.1.3 Vowels in Stressed Syllables
         4.2.1.4 Vowels in Unstressed Syllables
         4.2.1.5 Lengthening and Shortening
         4.2.1.6 Summary Table of Vowel Changes from Old to Middle English
         4.2.1.7 The Formation of Middle English Diphthongs
      4.2.2 Major Morphological Changes from Old to Middle English
         4.2.2.1 Loss of Inflections
         4.2.2.2 Other Changes in the Morphological System
         4.2.2.3 Verbs
      4.2.3 Middle English Syntax
         4.2.3.1 Word Order
      4.2.4 The Lexicon: Loan Words from French
         4.2.4.1 Numbers and Parts of the Body
         4.2.4.2 Two French Sources
   4.3 Middle English Dialects
      4.3.1 Linguistic and Literary Achievements
         4.3.1.1 Middle English Literature
      4.3.2 Language
      4.3.3 Genre
   4.4 Sociolinguistic Focus: Social Stratification, Multilingualism and Dialect Variation. Language Contact: The Myth of Middle English Creolization
      4.4.1 English Re-established
         4.4.1.1 Language and the Rise of the Middle Class
      4.4.2 The Development of Standard English
         4.4.2.1 The Evolution of ME 'Standard' English
      4.4.3 Middle English Creolization: Myth?
         4.4.3.1 Definitions
         4.4.3.2 Pidgins and Creoles in England?
   4.5 Conclusion
5 Early Modern English
   Timeline: The Early Modern English Period
   5.1 Social and Political History
      5.1.1 Historical and Political Background
         5.1.1.1 Internal Instability and colonial Expansion
   5.2 Linguistic Developments: The Variable Character of Early Modern English
      5.2.1 Phonology
         5.2.1.1 Consonants
         5.2.1.2 Vowels
         5.2.1.3 The Great Vowel Shift
      5.2.2 Morphology
         5.2.2.1 Nouns
         5.2.2.2 Pronouns
         5.2.2.3 Adjectives and Adverbs
         5.2.2.4 Verbs
         5.2.2.5 The Spread of Northern Forms
      5.2.3 Syntax
         5.2.3.1 Periphrastic do
         5.2.3.2 Progressive Verb Forms
         5.2.3.3 Passives
      5.2.4 Sample Text
      5.2.5 Vocabulary
      5.2.6 The Anxious State of English: The Search for Authority
         5.2.6.1 Dictionaries and the Question of Linguistic Authority: Swift's and Johnson's View of Language
   5.3 Linguistic and Literary Achievement
   5.4 Sociolinguistic Focus
      5.4.1 Variation in Early Modern English
      5.4.2 Standardization
         5.4.2.1 The Printing Press
         5.4.2.2 The Renaissance and the Protestant Reformation
         5.4.2.3 English Established
      5.4.3 The Great Vowel Shift
         5.4.3.1 Phonological Change
      5.4.4 Case Study: Power and Solidarity Relations in Early Modern English
   5.5 Conclusion
6 Present-Day English
   Timeline: Present-Day English
   Introduction
   6.1 Social and Political History
      6.1.1 The Age of Revolutions, Wars and Imperialism
      6.1.2 Urbanization, Industrialization and Social Stratification
   6.2 Linguistic Developments
      6.2.1 Morphology and Syntax
         6.2.1.1 Morphology
         6.2.1.2 Syntax
      6.2.2 The Lexicon
         6.2.2.1 Colonialism, Contact and Borrowings
         6.2.2.2 Neologisms
         6.2.2.3 Illustrative Texts
   6.3 Modern English Dialects
      6.3.1 Traditional Dialects
      6.3.2 Modern Dialects
      6.3.3 Received Pronunciation (RP): The Social Background
         6.3.3.1 Characteristics of RP
      6.3.4 RP, Estuary English and 'the Queen's English'
   6.4 Sociolinguistic Focus: English in Scotland, Ireland and Wales --- Multilingualism in Britain
      6.4.1 English in the British Isles
         6.4.1.1 English in Scotland
         6.4.1.2 English in Wales
         6.4.1.3 English in Ireland
      6.4.2 Immigrant Varieties of English in Britain
         6.4.2.1 Immigration to Britain in the PDE Period
         6.4.2.2 Colonial Immigration and Language
7 English in the United States
   Timeline: America in the Modern Period
   7.1 Social and Political History
      7.1.1 Settlement and Language
      7.1.2 Settlement by Region
         7.1.2.1 The Original Thirteen Colonies
         7.1.2.2 The Middle West
         7.1.2.3 The South and West
   7.2 The Development of American English
      7.2.1 The Strength and maintenance of Dialect Boundaries
      7.2.2 How, Why and When American English Began to Diverge from British English
         7.2.2.1 Physical Separation
         7.2.2.2 The Different Physical Conditions Encountered by the Settlers
         7.2.2.3 Contact with Immigrant Non-Native Speakers of English
         7.2.2.4 Developing Political Differences and the Growing American Sense of National Identity
   7.3 Language Variation in the United States
      7.3.1 Uniformity and Diversity in Early American English
      7.3.2 Regional Dialect Divisions in American English
         7.3.2.1 The Lexicon
         7.3.2.2 Phonology: Consonants
         7.3.2.3 Phonology: Vowels
      7.3.3 Social and Ethnic Dialects
         7.3.3.1 Social Class and Language Change
         7.3.3.2 Ethnicity
         7.3.3.3 African-American Vernacular English
         7.3.3.4 Traditional Dialects and the Resistance to Change
8 World-Wide English
   Timeline: World-Wide English
   8.1 Social and Political History: The Spread of English across the Globe
      8.1.1 British Colonialism
         8.1.1.1 Canada
         8.1.1.2 The Caribbean
         8.1.1.3 Australia
         8.1.1.4 New Zealand
         8.1.1.5 South Africa
         8.1.1.6 South Asia
         8.1.1.7 Former Colonial Africa: West Africa
         8.1.1.8 East Africa
         8.1.1.9 South-East Asia and South Pacific
      8.1.2 An Overview of the Use of English throughout the World
   8.2 English as a Global language
      8.2.1 The Industrial Revolution
      8.2.2 American Economic Superiority and Political Leadership
      8.2.3 American Technological Domination
      8.2.4 The Boom in English language Teaching
      8.2.5 The Need for a Global Language
      8.2.6 Structural Considerations
      8.2.7 Global and at the Same Time Local
   8.3 English as a Killer Language
      8.3.1 Language Death
      8.3.2 Language and Communication Technology
   8.4 The Future of English


 ・ Fennell, Barbara A. A History of English: A Sociolinguistic Approach. Malden, MA: Blackwell, 2001.

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2014-11-20 Thu

#2033. 日本とイングランドの方言地図 [hel_education][historiography][map][dialectology][history_of_linguistics][geolinguistics][geography][dialect]

 様々な方言地図を眺めながら日本語とイングランド英語の方言について概要を学ぼうと思い,以下の4冊をざっと読んだ.いずれも概説的で読みやすく,気軽に方言地図のおもしろさを味わえるのがよい.

 ・ 柴田 武 『日本の方言』 岩波書店〈岩波新書〉,1958年.
 ・ 徳川 宗賢(編) 『日本の方言地図』33版,中央公論新社〈中公新書〉,2013年.  *
 ・ Upton, Clive and J. D. A. Widdowson. An Atlas of English Dialects. 2nd ed. Abingdon: Routledge, 2006.  *
 ・ Trudgill, Peter. The Dialects of England. 2nd ed. Oxford: Blackwell, 2000.

 方言地理学と言語史は密接な関係にある.現代方言はいわば生きた言語史の素材を提供してくれ,言語史の知識は方言地図の解釈を助けてくれる.両者の連携を意識すれば,そこは通時態と共時態の交差点となるし,汎時的 (panchronic) な平面ともなる.英語史の記述や教育にも,現代方言の知見を盛り込むことにより,新たな可能性が開かれるのではないかと感じている.
 さて,日本における方言地図作成の歴史は,世界のなかでも最も古い類いに属する.徳川 (ii) によると,明治期に文部省の国語調査委員会が標準語制定の参考とするために音韻と口語法に関する方言調査を行い,その成果として刊行された29面の『音韻分布図』 (1905) と37面の『口語法分布図』 (1906) が日本の方言地理学の出発点である.Gilliéron らによる画期的なフランス方言地図 (Atlas linguistique de la France) の出版が1902--10年であることを考えると,日本の方言研究も相当早い時期に発展してたかのように思われる.しかし,当時の国語調査委員会の目的は標準語制定や方言区画論といった実用的な色彩が強く,学問としての方言地理学のその後の発展に大きく貢献することはなかった.
 日本の方言地理学にとって次の重要な契機となったは,柳田国男の『蝸牛考』 (1930) (cf. 「#1045. 柳田国男の方言周圏論」 ([2012-03-07-1])) である.しかし,柳田が作り出した潮流は戦争により頓挫し,その発展は戦後を待たなければならなかった.戦後,国立国語研究所(文部省・文化庁)による大規模な全国調査の結果として,300面に及ぶ『日本言語地図』 (1966--74) が刊行された.その目的は方言地理学と日本語史の研究に資する材料を提供することであり,明治期と異なり,明らかに科学的な方向を示していた.日本語方言地理学の本格的な歩みはここに始まるといってよい.手に取りやすい新書『日本の方言地図』(徳川宗賢(編))は,『日本言語地図』の300面から50面を選び出して丁寧に解説した方言学の入門書である.
 一方,英語の方言地図作成は,日本や他のヨーロッパ諸国に比べて,出遅れていた.イングランド英語の最初の本格的な方言地図は,Harold Orton と Eugen Dieth が企図し,Leeds 大学を基点として行われた大規模な全国調査に基づく Survey of English Dialects (A in 1962; B in 1962--71) である.これは,現地調査員が1948--61年のあいだに全国313地点において伝統方言 (Traditional Dialects) を調査した成果であり,イングランドの方言地理学の基礎をなすものである.
 日本においてもイングランドにおいても,大規模調査に基づいて作成された方言地図が,現在の各言語の方言地理学の基礎となっている.それぞれすでに半世紀以上前の伝統方言の調査結果であり,古めかしくなっていることは否定できないが,方言地図の1枚1枚がそれぞれの言語項と話者の歴史を物語っており,言語資料であるとともに貴重な民俗資料ともなっている.

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2014-10-25 Sat

#2007. Gramley の英語史概説書の目次 [historiography][hel_education][toc]

 概説書の目次というのは,その分野の全体像を見渡すのにうってつけである.英語史概説書も例外ではない.例えば,「#1301. Gramley の英語史概説書のコンパニオンサイト」 ([2012-11-18-1]) で紹介した The History of English: An Introduction の目次を取り上げよう.Gramley の英語史概説書コンパニオンサイトこちらのページより目次が得られるので,以下そこから目次の章立ての部分のみを抜き出したものを転載する.

Chapter 1: The origins of English (before 450)
   1.1. The origins of human language
   1.2. Language change
   1.3. Changes in Germanic before the invasions of Britain
   1.4. The world of the Germanic peoples
   1.5. The Germanic migrations
   1.6. Summary
Chapter 2: Old English: early Germanic Britain (450--700)
   2.1. The first peoples
   2.2. The Germanic incursions
   2.3. Introduction to Old English
   2.4. The Christianization of England
   2.5. Literature in the early Old English period
   2.6. Summary
Chapter 3: Old English: the Viking invasions and their consequences (700--1066/1100)
   3.1. The Viking invasions
   3.2. Linguistic influence of Old Norse
   3.3. Creolization
   3.4. Alfred's reforms and the West Saxon standard
   3.5. Monastic reform, linguistic developments, and literary genres
   3.6. Summary
Chapter 4: Middle English: The non-standard period (1066/1100--1350)
   4.1. Dynastic conflict and the Norman Conquest
   4.2. Linguistic features of Middle English in the non-standard period
   4.3. French influence on Middle English and the question of creolization
   4.4. English literature
   4.5. Dialectal diversity in ME
   4.6. Summary
Chapter 5: Middle English: the emergence of Standard English (1350--1500)
   5.1. Political and social turmoil and demographic developments
   5.2. The expansion of domains
   5.3. Chancery English (Chancery Standard)
   5.4. Literature
   5.5. Variation
   5.6 Summary
Chapter 6: The Early Modern English Period (1500--1700)
   6.1. The Early Modern English Period
   6.2. Early Modern English
   6.3. Regulation and codification
   6.4. Religious and scientific prose and belles lettres
   6.5. Variation: South and North
   6.6. Summary
Chapter 7: The spread of English (since the late sixteenth century)
   7.1. Social-historical background
   7.2. Language policy
   7.3. The emergence of General English (GenE)
   7.4. Transplantation
   7.5. Linguistic correlates of European expansionism
   7.6. Summary
Chapter 8: English in Great Britain and Ireland (since 1700)
   8.1. Social and historical developments in Britain and Ireland
   8.2. England and Wales
   8.3. Scotland
   8.4. Ireland
   8.5. Urban varieties
   8.6. Summary
Chapter 9: English pidgins, English creoles, and English (since the early seventeenth century)
   9.1. European expansion and the slave trade
   9.2. Language contact
   9.3. Pidgins
   9.4. Creoles
   9.5. Theories of origins
   9.6 Summary
Chapter 10: English in North America (since the early seventeenth century)
   10.1. The beginnings of English in North America
   10.2. Colonial English
   10.3. Development of North American English after American independence
   10.4. Ethnic variety within AmE
   10.5. Summary
Chapter 11: English in the ENL communities of the Southern Hemisphere (since 1788)
   11.1. Social-historical background
   11.2. Southern Hemisphere English: grammar
   11.3. Southern Hemisphere English: pronunciation
   11.4. Southern Hemisphere English: vocabulary and pragmatics
   11.5. Regional and ethnic variation
   11.6. Summary
Chapter 12: English in the ESL countries of Africa and Asia (since 1795)
   12.1. English as a Second Language
   12.2. Language planning and policy
   12.3. Linguistic features of ESL
   12.4. Substrate influence
   12.5. Identitarian function of language
   12.6. Summary
Chapter 13: Global English (since 1945)
   13.1. The beginnings of Global English
   13.2. Media dominance
   13.3. Features of medialized language
   13.4. ENL, ESL, and ELF/EFL
   13.5. The identitarian role of the multiplicity of Englishes
   13.6. Summary


 近年の英語史概説書におよそ共有される特徴ではあるが,近現代の英語を巡る社会言語学的な記述や論考が目立つ.Gramley では,英語の諸変種(ピジン語やクレオール語を含め)について多くの紙幅が割かれており,とりわけ12--13章においてその内容が充実しているように思われる.また,ENL, ESL, ELF/EFL の区別にかかわらず英語が "identitarian role" を担っているという指摘が繰り返されている辺り,21世紀的な英語観が感じられる.社会言語学的な色彩の濃い英語史概説書として,Fennell と並んでお勧めしたい.

 ・ Gramley, Stephan. The History of English: An Introduction. Abingdon: Routledge, 2012.
 ・ Fennell, Barbara A. A History of English: A Sociolinguistic Approach. Malden, MA: Blackwell, 2001.

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2014-06-10 Tue

#1870. 「創世記」2:18--25 を7ヴァージョンで読み比べ [bible][hel_education][basic_english]

 「#1803. Lord's Prayer」 ([2014-04-04-1]) に引き続き,時代別ヴァージョンで聖書の節を読み比べてみる.寺澤盾先生の『聖書でたどる英語の歴史』の第6章で「創世記」2:18--25 の箇所が,新共同訳,NRSV, KJ, Wycl, OEH の5ヴァージョン間で比較されている.これを基にして,2つの現代版聖書を追加し,全体として7ヴァージョンでの比較が可能となるように,パラレル・テキストを造ってみた.追加した2ヴァージョンは,平易な米口語訳で知られる Good News Translation (BibleGateway.com より)と,基礎語彙のみを用いた Basic English 版(The Holy Bible --- Bible in Basic English より)である.聖書の各版については,「#1709. 主要英訳聖書年表」 ([2013-12-31-1]) を参照されたい.

Gen. 2:18

新共同訳主なる神は言われた.「人が独りでいるのは良くない.彼に合う助ける者を造ろう.」
NRSVThen the LORD God said, "It is not good that the man should be alone; I will make him a helper as his partner."
Good News BibleThen the Lord God said, "It is not good for the man to live alone. I will make a suitable companion to help him."
Basic EnglishAnd the Lord God said, It is not good for the man to be by himself: I will make one like himself as a help to him
KJAnd the LORD God said, "It is not good that the man should be alone: I will make him an helpe meet for him."
WyclAnd the Lord God seide, "It is not good that a man be aloone, make we to hym an help lijk to hym silf."
OEHGod cwæð ēac swylce, "Nis nā gōd ðisum men āna tō wunigenne; uton wyrcean him sumne fultum tō his gelīcnysse."

Gen. 2:19

新共同訳主なる神は,野のあらゆる獣,空のあらゆる鳥を土で形づくり,人のところへ持って来て,人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた.人が呼ぶと,それはすべて,生き物の名となった.
NRSVSo out of the ground the LORD God formed every animal of the field and every bird of the air, and brought them to the man to see what he would call them; and whatever the man called every living creature, that was its name.
Good News BibleSo he took some soil from the ground and formed all the animals and all the birds. Then he brought them to the man to see what he would name them; and that is how they all got their names.
Basic EnglishAnd from the earth the Lord God made every beast of the field and every bird of the air, and took them to the man to see what names he would give them: and whatever name he gave to any living thing, that was its name.
KJAnd out of ye ground the LORD God formed euery beast of the field, and euery foule of the aire; and brought them vnto Adam, to see what he would call them: and whatsoeuer Adam called euery liuing creature, that was the name thereof.
WyclTherfor whanne alle lyuynge beestis of erthe, and alle the volatils of heuene weren formed of erthe, the Lord God brouȝte tho to Adam, that he schulde se what he schulde clepe tho; for al thing that Adam clepide of lyuynge soule, thilke is the name therof.
OEHGod sōðlīce gelǣdde ðā nȳtenu, ðe hē of eorðan gescēop, and ðǣre lyfte fugelas tō Adame, ðæt hē forescēawode hū hē hī gecȳgde. Sōðlīce ǣlc libbende nȳten, swā swā Adam hit gecȳgde, swā is his nama.

Gen. 2:20

新共同訳人はあらゆる家畜,空の鳥,野のあらゆる獣に名を付けたが,自分に合う助ける者は見つけることができなかった.
NRSVThe man gave names to all cattle, and to the birds of the air, and to every animal of the field; but for the man there was not found a helper as his partner.
Good News BibleSo the man named all the birds and all the animals; but not one of them was a suitable companion to help him.
Basic EnglishAnd the man gave names to all cattle and to the birds of the air and to every beast of the field; but Adam had no one like himself as a help.
KJAnd Adam gaue names to all cattell, and to the foule of the aire, and to euery beast of the fielde: but for Adam there was not found an helpe meete for him.
WyclAnd Adam clepide bi her names alle lyuynge thingis, and alle volatils, and alle vnresonable beestis of erthe. Forsothe to Adam was not foundun an helpere lijk hym.
OEHAnd Adam ðā genamode ealle nȳtenu heora naman, and ealle fugelas and ealle wildēor. Adam sōðlīce ne gemētte ðā gȳt nānne fultum his gelīcan.

Gen. 2:21

新共同訳主なる神はそこで,人を深い眠りに落とされた.人が眠り込むと,あばら骨の一部を抜き取り,その跡を肉でふさがれた.
NRSVSo the LORD God caused a deep sleep to fall upon the man, and he slept; then he took one of his ribs and closed up its place with flesh.
Good News BibleThen the Lord God made the man fall into a deep sleep, and while he was sleeping, he took out one of the man's ribs and closed up the flesh.
Basic EnglishAnd the Lord God sent a deep sleep on the man, and took one of the bones from his side while he was sleeping, joining up the flesh again in its place:
KJAnd the LORD God caused a deepe sleepe to fall vpon Adam, and hee slept; and he tooke one of his ribs, and closed vp the flesh in stead thereof.
WyclTherfore the Lord God sente sleep in to Adam, and whanne he slepte, God took oon of hise ribbis, and fillide fleisch for it.
OEHÐā sende God slǣp on Adam, and ðā ðā hē slēp, ðā genam hē ān rib of his sīdan, and gefylde mid flǣsce ðǣr ðæt rib wæs.

Gen. 2:22

新共同訳そして,人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた.主なる神が彼女を人のところを連れて来られると,
NRSVAnd the rib that the LORD God had taken from the man he made into a woman and brought her to the man.
Good News BibleHe formed a woman out of the rib and brought her to him.
Basic EnglishAnd the bone which the Lord God had taken from the man he made into a woman, and took her to the man.
KJAnd the rib which the LORD God had taken from man, made hee a woman, & brought her vnto the man.
WyclAnd the Lord God bildide the rib which he hadde take fro Adam in to a womman, and brouȝte hir to Adam.
OEHAnd geworhte ðæt rib, ðe hē genam of Adame, tō ānum wīfmen and gelǣdde hī tō Adame.

Gen. 2:23

新共同訳人は言った.「ついに,これこそわたしの骨の骨,わたしの肉の肉.これをこそ,女(イシャー)と呼ぼう,まさに,男(イシュ)から取られたものだから.」
NRSVThen the man said, "This at last is bone of my bones and flesh of my flesh; this one shall be called Woman, for out of Man this one was taken."
Good News BibleThen the man said, "At last, here is one of my own kind---Bone taken from my bone, and flesh from my flesh. 'Woman' is her name because she was taken out of man."
Basic EnglishAnd the man said, This is now bone of my bone and flesh of my flesh: let her name be Woman because she was taken out of Man.
KJAnd Adam said, "This is now bone of my bones, and flesh of my flesh: she shalbe called woman, because shee was taken out of man."
WyclAnd Adam seide, "This is now a boon of my boonys, and fleisch of my fleisch; this schal be clepid virago, for she is takun of man."
OEHAdam ðā cwæð, "Ðis is nū bān of mīnum bānum and flǣsc of mīnum flǣsce; bēo hēo gecīged fǣmne, for ðan ðe hēo is of hyre were genumen."

Gen. 2:24

新共同訳こういうわけで,男は父母を離れて女と結ばれ,二人は一体となる.
NRSVTherefore a man leaves his father and his mother and clings to his wife, and they become one flesh.
Good News BibleThat is why a man leaves his father and mother and is united with his wife, and they become one.
Basic EnglishFor this cause will a man go away from his father and his mother and be joined to his wife; and they will be one flesh.
KJTherefore shall a man leaue his father and his mother, and shall cleaue vnto his wife: and they shalbe one flesh.
WyclWherfor a man schal forsake fadir and modir, and schal cleue to his wijf, and thei schulen be tweyne in o fleisch.
OEHFor ðan forlǣt se man fæder and mōdor, and geðēot hine tō his wīfe, and hī bēoð būta on ānum flǣsce.

Gen. 2:25

新共同訳人と妻は二人とも裸であったが,恥ずかしがりはしなかった.
NRSVAnd the man and his wife were both naked, and were not ashamed.
Good News BibleThe man and the woman were both naked, but they were not embarrassed.
Basic EnglishAnd the man and his wife were without clothing, and they had no sense of shame.
KJAnd they were both naked, the man & his wife, and were not ashamed.
WyclForsothe euer eithir was nakid, that is, Adam and his wijf, and thei weren not aschamed.
OEHHī wǣron ðā būta, Adam and his wīf, nacode and him ðæs ne sceamode.


 ・ 寺澤 盾 『聖書でたどる英語の歴史』 大修館書店,2013年.

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2014-04-04 Fri

#1803. Lord's Prayer [bible][popular_passage][hel_education][book_of_common_prayer]

 イエスが弟子たちに教えた祈りで,「主の祈り」「主祷文」とも言われる.ラテン語より paternoster とも.キリスト教において最も重要な祈りの文句である.聖書では Matt 6:9--13(簡約版が Luke 11:2--4)に現われる.the Lord's Prayer という英語表現はラテン語 ōrātiō Dominica のなぞりで,1548--49年に The Book of Common Prayer の中に the Lordes prayer として初めて現われる.
 「#1427. 主要な英訳聖書に関する年表」 ([2013-03-24-1]) で見たように英語訳聖書の歴史は長く,Lord's Prayer も古英語版から21世紀の最新版まで各種そろっている.英語の通時的変化を見るための素材としてうってつけなので,以下に (1) 1000年頃の West-Saxon Gospels より古英語版を,(2) 1388--95年の Wycliffite Bible の後期訳より中英語版を,(3) 1611年の The Authorised Version (The King James Version [KJV]) より初期近代英語版を,(4) 1989年の The New Revised Standard Version より現代英語版を,(5) 参考までに新共同訳の日本語版を,それぞれ掲げる.引用は,Matt 6:9--13 の Lord's Prayer を含む箇所である.これらの詳しい解説については,寺澤盾先生の『聖書でたどる英語の歴史』2--5章を参照されたい.

 (1) 1000年頃の古英語訳 West-Saxon Gospels より.

Fæder ūre þū þe eart on heofonum, Sī þīn nama gehālgod. Tō becume þīn rīce. Gewurþe ðīn willa on eorðan swā swā on heofonum. Ūrne gedæghwāmlīcan hlāf syle ūs tōdæg. And forgyf ūs ūre gyltas, swā swā wē forgyfað ūrum gyltendum. And ne gelǣd þu ūs on costnunge, ac ālȳs ūs of yfele. Sōþlīce.


 (2) 1388--95年の Wycliffite Bible (Later Version) より.

Oure fadir that art in heuenes, halewid be thi name; thi kyngdoom come to; be thi wille don in erthe as in heuene; ȝyue to vs this dai oure breed ouer othir substaunce; and forȝyue to vs oure dettis, as we forȝyuen to oure dettouris; and lede vs not in to temptacioun, but delyuere vs fro yuel. Amen.


 (3) 1611年の The Authorised Version (The King James Version)より.

Our father which art in heauen, hallowed be thy name. Thy kingdome come. Thy will be done, in earth, as it is in heauen. Giue vs this day our daily bread. And forgiue vs our debts, as we forgiue our debters. And lead vs not into temptation, but deliuer vs from euill: For thine is the kingdome, and the power, and the glory, for euer, Amen.


 (4) 1989年の The New Revised Standard Version より.

Our Father in heaven, hallowed be your name. Your kingdom come. Your will be done, on earth as it is in heaven. Give us this day our daily bread. And forgive us our debts, as we also have forgiven our debtors. And do not bring us to the time of trial, but rescue us from the evil one. [For the kingdom and the power and the glory are yours forever. Amen.]


 (5) 新共同訳より.

天におられるわたしたちの父よ,御名が崇められますように.御国が来ますように.御心が行われますように,天におけるように地の上にも.わたしたちに必要な糧を今日与えてください.わたしたちの負い目を赦してください,わたしたちも自分に負い目のある人を/赦しましたように.わたしたちを誘惑に遭わせず,悪い者から救ってください.[国と力と栄えとは永遠にあなたのものです.アーメン.]


 なお,古英語の Lord's Prayer について,YouTube で The Lords Prayer in Old English from the 11th century なる映像を見つけたので,参考までに.

 ・ 寺澤 盾 『聖書でたどる英語の歴史』 大修館書店,2013年.

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2014-02-05 Wed

#1745. 2013年度に提出された卒論の題目 [hel_essay][hel_education][sotsuron]

 今年度もゼミ生から卒業論文が提出された.今年度は以下の16本である.緩く分野別に並べてみた.

 (1) 現代英語における Yod-dropping の生じた順序について --- 前後する子音群に注目して ---
 (2) Long Front-Vowel Shift in Early Sixteenth Century
 (3) The Shift from be-perfect to have-perfect in Late Modern English
 (4) 準助動詞 had better の用法拡大 --- had best との比較も交えて ---
 (5) 単独前置詞における区分の仕方 --- 除去の意味を持つ前置詞7語に限定して ---
 (6) 1810年?2000年のアメリカ英語における at all costs と at any cost の使い分けについて
 (7) On Classification of Old English Christian Terms into the Native or Exotic Type
 (8) 英語における名詞から動詞への意味分類
 (9) 温感形容詞 "hot" と "cold" の意味比較 日英対照言語学的観点から
 (10) 16世紀末から17世紀までのイギリス詩における2人称代名詞 ye の使用頻度と目的格での使用
 (11) 現代英語における thou の使用がもたらす効果
 (12) ヴィクトリア朝の小説におけるポライトネスの表れの傾向
 (13) 英語変種における航空管制英語の特殊性について
 (14) 言語政策から見るシンガポールの英語教育
 (15) ネイティブ英語に影響される日本人大学生 --- アンケート調査より ---
 (16) カタカナ語のコミュニケーション機能における矛盾 --- 背後に存在する英語とアメリカ ---

 音韻,形態,統語,語法,語彙,意味,語用にわたる言語学的な話題もあれば,言語変種や言語に対する態度といった社会言語学的な話題もあった.数が比較的多かったということもあろうが,とりわけバリエーション豊かな年となった.おかげさまで,今年度も新しいことをおおいに勉強させてもらいました.多謝.来年度の話題にも期待します.
 2009年度以来の歴代卒論題目リスト集もどうぞ (##1745,1379,973,608,266) .

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2013-09-20 Fri

#1607. 英語教育の政治的側面 [linguistic_imperialism][elt][hel_education]

 標題は,昨日の記事「#1606. 英語言語帝国主義,言語差別,英語覇権」 ([2013-09-19-1]),及びかつての記事としては「#1073. 英語が他言語を侵略してきたパターン」 ([2012-04-04-1]) や「#1072. 英語は言語として特にすぐれているわけではない」 ([2012-04-03-1]) で触れてきた問題である.Phillipson は,著書の随所で,一般に ELT 関係者が英語教育のもつ政治的な含みに対してあまりにナイーブであることを主張している.そして,この無知こそが英語言語帝国主義の拡張を促しているのだとも批判している.この趣旨の引用を5点ほど示そう.

. . . the majority of those working in the ELT field tend to confine themselves, by choice and training, to linguistic, literary, or pedagogical matters. ELT is however an international activity with political, economic, military, and cultural implications and ramifications. (8)


I would argue that ELT professionalism excludes broader societal issues, the prerequisites and consequences of ELT activity, from its professional purview. (48)


The belief that ELT is non-political serves to disconnect culture from structure. It assumes that educational concerns can be divorced from social, political, and economic realities. It exonerates the experts who hold the belief from concerning themselves with these dimensions. It encourages a technical approach to ELT, divorced even from wider educational issues. It permits the English language to be exported as a standard product without the requirements of the local market being considered except in a superficial way. (67)


There is explicit recognition of the commercial relevance of English, though their view of the spread of English is remarkably ahistorical. 'The interest of the British and American peoples in spreading their language abroad has never been narrowly political or chauvinistic. A great deal of the expansion that has already occurred has been almost accidental; but many natural forces and inducements have been at work' ([The Drogheda Report: 4). One hopes that this is self-deception rather than more sinister imperialist rhetoric. (148)


These declarations [from Center for Applied Linguistics 1959] are clear examples of the myth of non-political ELT. They show little awareness of the contribution of professionalism to the constitution and affirmation of hegemonic ideas. The experts are probably intuitively aware that central professional practices, procedures, and norms represent a paradigm that is being exported, directly or indirectly, to periphery-English countries, yet this is not regarded as educational or cultural imperialism, let alone political in any sense. Their narrow interpretation of this implicitly identifies the 'political' as the discourse of professional politicians or diplomats. They are also inconsistent, since they can immediately identify the political motivations of communist textbooks, yet want their own to project Western values. Their protestations ring somewhat hollow, when their work is explicitly intended to benefit the State they represent. (165)


 英語言語帝国主義批判の文献では,「精神の奴隷化」とか "servitude of the mind" などの強い表現がしばしば現われるが,これらの表現は上のような態度をも指しているのだろう.
 この Phillipson の議論に,私も基本的に同意する.英語教育に携わっているばかりでなく英語史教育・研究に携わっている者としても,この議論には親近感を覚える.というのは,(とりわけ社会言語学的な側面に注目して)英語の発達してきた歴史的背景に光を当てるのが,英語史のなすべき基本的な仕事だからだ.特に近代以降の英語の著しい成長が,もっぱら種々の言語外的な要因,すなわち政治的なものをも含めた社会的な要因によるものであることは,英語史を批判的に学ぶ者にとっては明らかなのだが,それが一般に広く知られているわけではない.もし上記のナイーブさがあるのだとしたら,それを減じてゆくためには,英語史教育が有効だと考える.「#24. なぜ英語史を学ぶか」 ([2009-05-22-1]) の記事で,英語史を学べば「歴史に基づいた英語観を形成することができる(特に英語を教える立場にある者には必要)」と記したとおりである.

 ・ Phillipson, Robert. Linguistic Imperialism. Oxford: OUP, 1992.

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2013-05-16 Thu

#1480. (英語)社会言語学概説書の書誌 [bibliography][sociolinguistics][hel_education][link]

 「#1445. 英語史概説書の書誌」 ([2013-04-11-1]) と同様の趣旨で,(英語)社会言語学の概説的な参考図書のリストを作成した.
 近年,(英語)社会言語学の発展は著しく,扱う範囲が広大になってきているが,以下では(英語)社会言語学に関する概説的な図書とレファレンスのお薦めリストを掲げる(◎○は特にお薦めのもの).このほかにも,各図書の巻末に掲載されている参考文献リストや,オンラインでは O'Grady et al. の言語学入門書のコンパニオンサイトに置かれているPDFの参考文献リストも要参照.また,本ブログでも社会言語学の話題を多く扱っているので,とりわけ sociolinguistics の各記事を参照されたい.
 以下と同じ内容の印刷配布用のPDFはこちらからどうぞ.

[概説書(日本語)]

 ○ 東 照二 『社会言語学入門 改訂版』,研究社,2009年.
 ○ 鈴木 孝夫 『ことばと文化』 岩波書店〈岩波新書〉,1973年.
 ・ 田中 克彦 『ことばと国家』 岩波書店〈岩波新書〉,1981年.
 ○ 田中 春美,田中 幸子(編著) 『社会言語学への招待』 ミネルヴァ書房,1996年.
 ・ 津田 葵 「社会言語学」『英語学大系第6巻 英語学の関連分野』(柴谷 方良, 大津 由紀雄, 津田 葵),大修館書店, 1989年,365--495頁.
 ・ 日比谷 潤子(編著) 『はじめて学ぶ社会言語学』 ミネルヴァ書房,2011年.
 ・ ルイ=ジャン・カルヴェ(著),萩尾 生(訳) 『社会言語学』 白水社,2002年.

[概説書(英語)]

 ・ Fasold, Ralph. The Sociolinguistics of Language. Oxford: Blackwell, 1990.
 ・ Holmes, Janet. An Introduction to Sociolinguistics. 3rd ed. Harlow: Pearson Education, 2008.
 ◎ Hudson, R. A. Sociolinguistics. 2nd ed. Cambridge: Cambridge University Press, 1996.
 ・ Romain, Suzanne. Language in Society: An Introduction to Sociolinguistics. 2nd ed. Oxford: Oxford University Press, 2000.
 ○ Trudgill, Peter. Sociolinguistics: An Introduction to Language and Society. 4th ed. London: Penguin, 2000.
 ○ Wardhaugh, Ronald. An Introduction to Sociolinguistics. 6th ed. Malden: Blackwell, 2010.

[(英語)社会言語学の参考図書]

 ・ 石橋 幸太郎(編) 『現代英語学辞典』 成美堂,1973年.
 ○ 大塚 高信,中島 文雄(監修) 『新英語学辞典』 研究社,1982年.
 ・ 寺澤 芳雄(編) 『英語学要語辞典』 研究社,2002年.
 ・ 松浪 有,池上 嘉彦,今井 邦彦(編) 『大修館英語学事典』 大修館書店,1983年.
 ○ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of the English Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ・ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ○ McArthur, Tom, ed. The Oxford Companion to the English Language. Oxford: Oxford University Press, 1992.
 ◎ Trudgill, Peter. A Glossary of Sociolinguistics. Oxford: Oxford University Press, 2003.

Referrer (Inside): [2022-03-10-1]

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2013-05-11 Sat

#1475. 英語と言語に関する地図のサイト [internet][link][timeline][hel_education][map][global_language][elf][vexillology]

 Map of the World という,様々な地図を提供する良サイトを見つけた.探してみると,英語やその他の言語に関する地図やヴィジュアル資料による説明も豊富で,本ブログとして紹介する価値があると思ったので,以下にリンクを張っておきたい.地図の一般的な用途にも便利に使える.

 ・ English Language --- Facts & Infographic: 英語の特徴や英語の歴史を大雑把に解説.そのなかの English Speaking Countries の地図は有用.
 ・ Should English Be The Official Language Of The World --- Facts & Infographic: 世界語としての現代英語の地位を客観的に記述.データの典拠はわからないが The Web of Words では,ウェブ上のコンテンツの英語比率は56%(圧倒的首位),ウェブ上のコミュニケーションの英語比率は26.8%(中国語について2位)となっている.英語が公用語となっている56カ国の国旗が示されている.アルファベット順に挙げると,Antigua and Barbuda, Bahamas, Barbados, Belize, Botswana, Cameroon, Canada, Dominica, Eritrea, Ethiopia, Federated States of Micronesia, Fiji, Gambia, Ghana, Grenada, Guyana, India, Ireland, Jamaica, Kenya, Kiribati, Lesotho, Liberia, Malawi, Malta, Marshall Islands, Mauritius, Namibia, Nauru, New Zealand, Nigeria, Pakistan, Palau, Papua New Guinea, Philippines, Rwanda, Saint Kitts and Nevis, Saint Lucia, Saint Vincent and the Grenadines, Samoa, Seychelles, Sierra Leone, Singapore, Solomon Islands, South Africa, South Sudan, Sudan, Swaziland, Tanzania, Tonga, Trinidad and Tobago, Tuvalu, Uganda, Vanuatu, Zambia, Zimbabwe.関連して,「#177. ENL, ESL, EFL の地域のリスト」 ([2009-10-21-1]) や「#376. 世界における英語の広がりを地図でみる」 ([2010-05-08-1]) も参照.
 ・ Top Ten English Speaking Countries: 地図で英語話者(母語話者とは限らない)人口の世界トップ10の国が示されている.データソースと凡例に不明な点があるが,アルファベット順に挙げると,Australia, Canada, France, Germany, India, Italy, Nigeria, Philippines, United Kingdom, United States.本当だろうか・・・.
 ・ Top Ten Daily Newspapers in English: これも地図で示されるが,英米とインドのみ.1日の平均発行部数順に,The Sun (UK), USA Today (USA), The Daily Mail (UK), The Mirror (UK), Times of India (India), Wall Street Journal (USA), New York Times (USA), The Daily Telegraph (UK), Daily Express (UK), Los Angeles Times (USA) .

 ・ Language Map of the World: 25言語とその他というくくりで色分けの地図がある.

 ・ UK Map --- United Kingdom: イギリスの地図をざっと示すときに使える.Physical Map はこちら.  *  
 ・ USA Map: アメリカ地図をざっと示すときに使える.Physical Map はこちら.  *  
 ・ Europe Map: ヨーロッパ地図をざっと示すときに使える.Physical Map はこちら.  *  
 ・ Map of the World: 世界地図をざっと示すときに使える.  *  *  *

 ほかにオンラインの言語地図としては,「#715. Britannica Online で参照できる言語地図」 ([2011-04-12-1]) で張ったリンクや,EthnologueBrowse by Map Title を参照.

Referrer (Inside): [2014-02-07-1]

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2013-04-11 Thu

#1445. 英語史概説書の書誌 [bibliography][hel_education][link]

 年度の初めに,英語史概説書や参考図書など英語史・英語学を学習・研究する上で知っておきたい図書等を書誌としてまとめておく.近年,この分野の出版物は日本語でも英語でも数が多く,レベルも入門から専門までと幅広いので,選定するのが難しいのだが,以下は現時点での一応の厳選リストである.
 独断と偏見ではあるが,最重要として◎を,重要として○を付した.このほかに,各図書の巻末やウェブサイトに掲載されている参考文献表も要参照.印刷配布用のPDFも作ったので,こちらからどうぞ.

[英語史概説書(日本語)]

 ・ 家入 葉子  『ベーシック英語史』 ひつじ書房,2007年.
 ・ 宇賀治 正朋 『英語史』 開拓社,2000年.
 ○ 唐澤 一友 『多民族の国イギリス---4つの切り口から英国史を知る』 春風社,2008年.
 ◎ 寺澤 盾 『英語の歴史』 中央公論新社〈中公新書〉,2008年.
 ・ 中尾 俊夫,寺島 廸子 『図説英語史入門』 大修館書店,1988年.
 ・ 橋本 功 『英語史入門』 慶應義塾大学出版会,2005年.
 ○ 堀田 隆一 『英語史で解きほぐす英語の誤解 --- 納得して英語を学ぶために』 中央大学出版部,2011年.
 ・ 松浪 有 編,小川 浩,小倉 美知子,児馬 修,浦田 和幸,本名 信行 『英語の歴史』 大修館書店,1995年.
 ○ 渡部 昇一 『英語の歴史』 大修館,1983年.

[英語史概説書(英語)]

 ◎ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.
 ○ Bradley, Henry. The Making of English. London: Macmillan, 1955.
 ・ Bragg, Melvyn. The Adventure of English. New York: Arcade, 2003.
 ・ Brinton, Laurel J. and Leslie K. Arnovick. The English Language: A Linguistic History. Oxford: Oxford University Press, 2006.
 ○ Crystal, David. The Stories of English. London: Penguin, 2005.
 ○ Fennell, Barbara A. A History of English: A Sociolinguistic Approach. Malden, MA: Blackwell, 2001.
 ・ Gelderen, Elly van. A History of the English Language. Amsterdam, John Benjamins, 2006.
 ・ Jespersen, Otto. Growth and Structure of the English Language. 10th ed. Chicago: University of Chicago, 1982.
 ・ Knowles, Gerry. A Cultural History of the English Language. London: Arnold, 1997.
 ・ McCrum, Robert, William Cran, and Robert MacNeil. The Story of English. 3rd rev. ed. London: Penguin, 2003.
 ・ Smith, Jeremy J. Essentials of Early English. London: Routledge, 1999.
 ・ Strang, Barbara M. H. A History of English. London: Methuen, 1970.
 ・ Svartvik, Jan and Geoffrey Leech. English: One Tongue, Many Voices. Basingstoke: Palgrave Macmillan, 2006.

[英語史・英語学の参考図書]

 ・ 荒木 一雄,安井 稔(編) 『現代英文法辞典』 三省堂,1992年.
 ・ 石橋 幸太郎(編) 『現代英語学辞典』 成美堂,1973年.
 ・ 大泉 昭夫(編) 『英語史 ・歴史英語学:文献解題書誌と文献目録書誌』 研究社,1997年.
 ○ 大塚 高信,中島 文雄(監修) 『新英語学辞典』 研究社,1982年.
 ◎ 小野 茂(他) 『英語史』(太田朗, 加藤泰彦編 『英語学大系』 8--11巻) 大修館書店,1972--85年.
 ・ 佐々木 達,木原 研三(編) 『英語学人名辞典』,研究社,1995年.
 ◎ 寺澤 芳雄(編) 『英語語源辞典』 研究社,1997年.
 ・ 寺澤 芳雄(編) 『英語史 ・歴史英語学 --- 文献解題書誌と文献目録書誌』 研究社,1997年.
 ・ 寺澤 芳雄(編) 『英語学要語辞典』 研究社,2002年.
 ・ 寺澤 芳雄,川崎 潔 (編) 『英語史総合年表?英語史 ・英語学史 ・英米文学史 ・外面史?』 研究社,1993年.
 ○ 松浪 有,池上 嘉彦,今井 邦彦(編) 『大修館英語学事典』 大修館書店,1983年.
 ○ Biber, Douglas, Stig Johansson, Geoffrey Leech, Susan Conrad, and Edward Finegan, eds. Longman Grammar of Spoken and Written English. Harlow: Pearson Education, 1999.
 ○ The Cambridge History of the English Language. Vols. 1--7. Ed. Richard M. Hogg. 1992--2001.
 ◎ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of the English Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ・ Crystal, David. The Cambridge Encyclopedia of Language. Cambridge: Cambridge University Press, 1995. 2nd ed. 2003.
 ・ Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum, eds. The Cambridge Grammar of the English Language. Cambridge: CUP, 2002.
 ○ McArthur, Tom, ed. The Oxford Companion to the English Language. Oxford: Oxford University Press, 1992.
 ◎ The Oxford English Dictionary. 2nd ed. CD-ROM. Oxford: Oxford University Press, 1992. Version 3.1. 2004. (Also available online as Oxford English Dictionary Online at http://www.oed.com/ .)
 ○ Quirk, Randolph, Sidney Greenbaum, Geoffrey Leech, and Jan Svartvik. A Comprehensive Grammar of the English Language. London: Longman, 1985.

[英語史関連のウェブサイト]

 ・ 家入 葉子 「英語学関係(基本文献など)」 http://homepage3.nifty.com/iyeiri/students/English.htm .(より抜かれた基本文献のリスト)
 ・ 堀田 隆一 「hellog?英語史ブログ」 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~rhotta .本授業の履修者は必見.特に「参考文献リスト」 (http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~rhotta/course/2009a/hellog/references.html) を参照.
 ・ 三浦 あゆみ 「A Gateway to Studying HEL: Textbooks(日本語編)」 http://www013.upp.so-net.ne.jp/HEL/textbooks.html .(充実した英語史の文献リスト)

Referrer (Inside): [2015-04-18-1] [2013-05-16-1]

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