9月8日(日),khelf(慶應英語史フォーラム)主催で,heldio の12時間連続生配信企画「英語史ライヴ2024」を実施しました.当日は様々な番組をライヴでお届けしましたが,目玉企画イベントとして,夕方のフィナーレに向けて「英語史クイズ大会」を催しました.
そのアーカイヴ版を,昨朝の heldio にて「#1268. khelf 杯「英語史クイズ大会」 --- 「英語史ライヴ2024」より」として配信しました.60分ほどの長尺ですが,ぜひお時間のあるときにお聴きください(同クイズ大会は khelf の公式インスタグラムよりインスタライヴとしても配信しました.アーカイヴ動画はこちらです).
「英語史クイズ大会」のメインMCは,khelf 会長の青木輝さんに務めてもらいました.クイズ出題者は,小河舜先生(上智大学),菊地翔太先生(専修大学),森田真登先生(武蔵野学院大学),矢冨弘(熊本学園大学)先生です.(菊地先生は,ご自身の出題されたクイズについて note 記事で解説を加えられていますので,ぜひ「「英語史ライヴ2024」で出題した英語史クイズ(解答・解説つき)」をご覧ください.)
配信回からは,大盛り上がりの様子が伝わるかと思います.会場には協賛出版社よりクイズの景品としてご提供いただいた書籍等がたくさん陳列されており,それを狙う参加者にとって本気のクイズ大会となりました.
以前にも英語史関連のフェスで英語史クイズ (helquiz) を何度か実施してきました.今後もhel活の一環として英語史クイズの企画を立てていきたいと思います.
英語史クイズといえば,最近ではヘルメイト(= helwa リスナー)による公開出題の動きが目立ちます.リスナーの川上さんによる X 上の試みや,ari さんによる note 上の試みなどもご参照ください.
「#5637. heldio 2024年第3四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 10月8日までオープン」 ([2024-10-02-1]) でご案内したとおり,今年第3四半期における Voicy heldio のベスト配信回を決めるリスナー投票(1人10票まで)を実施しました.一昨日投票が締め切られましたが,今回は31名のリスナーの皆さんよりご投票いただきました.ご協力ありがとうございます.
投票結果をまとめましたので本記事にて報告いたします(本日の heldio でも「#1229. heldio 2024年第3四半期のリスナー投票開票結果」として報告しています).以下に上位12位までの計16配信回を掲載します(全結果は本記事のソースHTMLをご覧ください).
1. 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 (39%)
2. 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (35%)
3. 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 (32%)
4. 「#1144. なぜ "have a look" のような表現が現われたのか --- composite predicate をめぐる秋元実治先生との対談」 (29%)
4. 「#1159. ハイブリッド語のおもしろい例をください --- 『ふらんす』8月号で英仏ハイブリッド語に触れています」 (29%)
4. 「#1163. 言葉って自然物ですか?人工物ですか?」 (29%)
4. 「#1213. ヘルメイトの皆さんに質問,あなたはいつ英語学習を始めましたか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (29%)
4. 「#1214. 教えて khelf 会長! 天候の it って何? --- 「英語史ライヴ2024」より」 (29%)
9. 「#1149. It's me. の me --- 英語史上の「代名詞交替」」 (23%)
9. 「#1187. 英語のSVO固定語順にフランス語の影響はありそうにない」 (23%)
9. 「#1201. 早朝の素朴な疑問「千本ノック」 with 小河舜さん --- 「英語史ライヴ2024」より」 (23%)
12. 「#1147. 日常の英語史・英語学 --- khelf 疋田くんの新シリーズ」 (19%)
12. 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」 (19%)
12. 「#1174. なぜ音変化はそのとき,そこで起きたのですか? --- 大学院生のための英語史」 (19%)
12. 「#1191. 言語の線状性をポジティヴに見ると」 (19%)
12. 「#1217. イチオシの英語本を教えて! --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (19%)
第1位(得票率39%)に輝いたのは,「はじめての古英語」シリーズより「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」でした! リスナーの皆さんの応援によりシリーズとして第10弾に達し,かつ「英語史ライヴ2024」での公開生収録という特別な機会だったこともあるかと想像しますが,それにしてもリスナー投票4連覇ということで強い! 小河舜さん(上智大学),「まさにゃん」こと森田真登さん(武蔵野学院大学),そして堀田隆一のトリオでお届けしてきた古英語入門シリーズです.昨年8月31日に初回の「#822. ゼロから学ぶはじめての古英語 --- Part 1 with 小河舜さん and まさにゃん」を配信して以来,シリーズ頓挫の危機(?)を乗り越え,時折ゲストを招くなどして変化をつけながら,ここまで続いてきました.次の第11弾は未定ですが(笑),緩く続けていければと思います.過去の配信回や関連する話題は,本ブログの hajimeteno_koeigo でまとめていますので,ご覧ください.
続いて得票率35%で堂々の第2位に輝いたのは,「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」です.khelf の藤原郁弥さん(慶應義塾大学大学院生)が MC を務め,そこに「英語語源辞典通読ノート」で知られる lacolaco さん,およびまさにゃんこと森田真登さんが加わり,45分間の集中精読会が成立しました.ニッチ界隈から熱い支持を受けた配信回です.
第3位には,32%の得票率で「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」が入りました.秋元実治先生(青山学院大学名誉教授)と小河舜さん(上智大学)と堀田の3名が,イディオム(化)について理論的に語らいました.私自身も勉強になった回として,強く印象に残っています.
第4位には,29%の得票率で5つの配信回がタイで並びました.秋元実治先生との対談回が改めて人気で,「#1144. なぜ "have a look" のような表現が現われたのか --- composite predicate をめぐる秋元実治先生との対談」への支持が集まりました.「#1159. ハイブリッド語のおもしろい例をください --- 『ふらんす』8月号で英仏ハイブリッド語に触れています」は,リスナーさんの間でコメントがおおいに盛り上がった回ですので,ぜひコメント欄を訪問していただければ.言語の本質を問うた「#1163. 言葉って自然物ですか?人工物ですか?」も支持をいただきました.「#1213. ヘルメイトの皆さんに質問,あなたはいつ英語学習を始めましたか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」は helwa メンバーの有志の収録回でしたが,リスナーさんの間で新鮮さと親近感がウケたものかと理解しています.実際に聴いていて楽しくなる回でした.大人数で議論が弾んだ「#1214. 教えて khelf 会長! 天候の it って何? --- 「英語史ライヴ2024」より」も,リスナーの皆さんに楽しんでいただいたようです.
第9位以下の詳細は省略しますが,今後期待したいシリーズとして「#1147. 日常の英語史・英語学 --- khelf 疋田くんの新シリーズ」を挙げておきましょう.何気ない日常に「hel活」 (helkatsu) のネタがある,という気づきを得られた新シリーズでした.
全体として,今回のリスナー投票では「英語史ライヴ2024」の表番組と裏番組,khelf メンバーや helwa メンバーが出演した配信回,研究者どうしのガッツリ議論回などが上位に入りました.パーソナリティとしては,heldio リスナー,helwa リスナー,khelf メンバー,出演者の方々皆の力でチャンネルを作り続けられているのだなあと,しみじみ感じた次第です.いつもご支援ありがとうございます.
以上,投票結果の報告でした.お聴きでない回がありましたら,ぜひご聴取ください.
Quirk et al. (1226--27; §16.75) に,"Adjective complementation by a to-infinitive clause" と題する項がある.
We distinguish seven kinds of construction in which an adjective is followed by a to-infinitive clause. They are exemplified in the following sentences, which are superficially alike:
(i) Bob is splendid to wait.
(ii) Bob is slow to react.
(iii) Bob is sorry to hear it.
(iv) Bob is hesitant to agree with you.
(v) Bob is hard to convince.
(vi) The food is ready to eat.
(vii) It is important to be accurate.
In Types (i--iv) the subject of the main clause (Bob) is also the subject of the infinitive clause. We can therefore always have a direct object in the infinitive clause if its verb is transitive. For example, if we replace intransitive wait by transitive build in (i), we can have: Bob is splendid to build this house.
For Types (v--vii), on the other hand, the subject of the infinitive is unspecified, although the context often makes clear which subject is intended. In these types it is possible to insert a subject preceded by for; eg in Type (vi): The food is ready (for the children) to eat.
いずれの構文も表面的には「形容詞 + to 不定詞」と同様だが,それぞれに固有の統語的,意味的な特徴がある.要調査ではあるが,おそらく歴史的発達の経路も互いに大きく異なるものが多いだろう.
目下 helwa リスナーからなる Discord 上の英語史コミュニティ内部における「ヌマる!英文法」チャンネルにて,He is sure to win the game. のような構文が話題となっている.この「sure + to 不定詞」の構文は,Quirk et al. によれば (iv) タイプに属するという.理解は必ずしもたやすくない.
・ Quirk, Randolph, Sidney Greenbaum, Geoffrey Leech, and Jan Svartvik. A Comprehensive Grammar of the English Language. London: Longman, 1985.
9月8日の「英語史ライヴ2024」以降,heldio/helwa や khelf のメンバーを中心に,英語史の学びを推進する活動「hel活」 (helkatsu) がますます盛んになってきています.以前より活動されている方のほか,比較的最近活動を始めた方もおりますが,現段階で一度関連リンクをまとめておきます.ほかにもお気づきのhel活がありましたら,お知らせください.
・ ari さんの note いろんな単語の語源や気になることを書いています
・ umisio さんの note 「heldio の風に乗って」
・ Galois さんの note 普段生活していて「なぜ?」と思ったのものを・・・
・ 菊地翔太さん(専修大学)の note 「英語史の観点から身近な問題を考える」
・ Grace さんの note 「自由気ままに言葉について考える --- hel活(英語史普及活動)応援中」
・ まさにゃんの note 「ショートカット英文法」(←以前は「はじめての古英語」や「ゼロから始めるフリジア語」などの名前でした)
・ みーさんの 「ECCジュニア佐久塚原教室 教室日誌」
・ mozhi gengo さんの note もじくりっぷ
・ 矢冨弘さん(熊本学園大学)の ブログ
・ lacolaco さんの note 「英語語源辞典通読ノート」ほか
・ り~みんさんの note 「工学と言語学との狭間にハマってみた」
・ Lilimi さんの note 「Lilimiのオト」
heldio/helwa の活動としては,9月8日に「古英語LINEスタンプ」が公開・発売されています.今後は「週刊英語史」なる新企画も立ち上げられる予定です.
もちろん khelf(慶應英語史フォーラム)のhel活も絶好調です.9月8日に『英語史新聞』第10号と号外(2024年9月8日版)が発行されたほか,公式 X アカウント @khelf_keio や公式 Instagram アカウント @khelf_keio にて英語史関連コンテンツを発信中です.とりわけ Instagram では,「古英語LINEスタンプ」紹介や英語史クイズのコンテンツ公開するなど,活動が賑わってきています.
ぜひ,上記もろもろのhel活をフォローしていただければ.
9月8日(日)に Voicy heldio を通じて12時間ライヴ配信としてお届けした「英語史ライヴ2024」では,早朝から夕方まで様々な英語史の番組が組まれていました.早朝一番 6:30 からの番組は,標題の通りの「早朝の素朴な疑問「千本ノック」 with 小河舜さん」でした.55分間にわたり,小河舜さん(上智大学)と私が,英語に関する素朴な疑問に対し,主に英語史の観点から回答し議論しました.
「千本ノック」は heldio の人気シリーズではありますが,今回は「英語史ライヴ2024」という一大イベントを盛り上げるための火付け役の位置づけでしたので,早朝ながらもハイテンションでお届けしました.プレミアムリスナー(=ヘルメイト)3名をギャラリーとしてお迎えし,ギャラリーや生配信リスナーからの投げ込み質問にも答えるという形で,勢いのある55分間となったと思います.早朝から,のべ77名のリスナーにライヴでお聴きいただきましたが,この数には本当に驚きました.ありがとうございます.
以下,今回の千本ノックで取り上げた8件の素朴な疑問を,おおよその分秒とともに一覧します.お時間のあるときにお聴きいただければ.
(1) 09:02 --- なぜ英語の歌詞は日本語の歌詞よりも聞き心地がよいのですか?
(2) 15:20 --- cow/beef,pig/pork のように,生きている場合と食肉の場合とで違う単語が使われますが,chicken はどちらにも同じ単語を使えるのはなですか?
(3) 20:01 --- AIでは実現不可能な言語の性質ってなんでしょうか?
(4) 25:17 --- 基本的に英語では修飾語句は後ろからかかるのに、どうして1語の形容詞は前からかかるのですか?
(5) 30:20 --- 「give 人 物」という語順は「give 物 to 人」と書き換えられるとされますが,何か違いはありますか?
(6) 36:30 --- 「5W1H」について,なぜ how だけ <h> で始まるのですか?
(7) 40:30 --- study と student で <u> の部分の発音の仕方が異なるのはなぜですか?
(8) 44:22 --- 日本語の読点や英語のコンマには,付け方の決まりはあるのですか?
参考までに過去3回分の「千本ノック」のへのリンクを張っておきます.それより前の回については,senbonknock の記事をご参照ください.
・ 「#1054. 年度初めの「英語に関する素朴な疑問 千本ノック」生放送 with 小河舜さん」
・ 「#1069. 千本ノック(生放送) with 小河舜さん --- 陸奥四人旅 その2」
・ 「#1178. 千本ノック for 夏スク「英語史」」
昨日9月8日(日),Voicy heldio にて公開収録の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」が開催されました.
収録会場には60--70名の参加者が集結し,生配信のみならず会場での様々なイベントに参加され,盛会となりました.午後の重要な時間帯に,生配信にかかるネットワーク障害によりご迷惑をおかけする案件が発生し,悔やまれるところもありましたが,全体としては一日中賑やかに配信をお送りできたかと存じます.
イベント終了後,夜にはそのまま懇親会になだれ込み,「英語史の輪」の交流を深めることができました.ご参加の helwa リスナー(ヘルメイト),研究者の先生方,学生の皆さん,そして主催側の陣営として事前準備からおおいにお手伝いしてくれた khelf メンバーには心より感謝申し上げます.ありがとうございました.
そして,12時間の生配信を全部あるいは一部お聴きいただいた heldio リスナーの皆様にも,御礼を申し上げます.早朝の番組から数十名規模の方々が参加されたのには驚きました!
折しも今回のイベント開催と前後するタイミングで,heldio のフォロワーが6000名に到達したこともあり,習慣的にお聴きいただいているリスナーの皆さんには,お祝いのお言葉もいただきました.感謝に堪えません.
また,多くの方々より Voicy の「差し入れ」機能を通じて,あるいは会場受付にて,hel活へのご寄付もいただいた由,感謝申し上げます.khelf としては,今後ますますhel活に力を入れていきたいと存じます.
さらに,今回のライヴイベントに協賛いただいた9社の出版社さまにも,たくさんの書籍を景品・リスナープレゼントのためにご提供いただきまして,ありがとうございます.改めて五十音順にお名前を挙げて御礼申し上げます.
・ 朝倉書店
・ 開拓社
・ 研究社
・ 昭和堂
・ 大修館書店
・ 中央大学出版部
・ 白水社
・ 早川書房
・ ひつじ書房
昨日,生配信でお届けした番組はすべで録音しておりますし,ネットワーク障害で生配信できなかったセッションについては代替措置を検討するつもりです.その大半は,今後,順次アーカイヴにて公開していく予定ですので,どうぞご期待ください.
生配信の収録を行なっていたメイン会場とは別に,実は別のサブ会場にて「裏番組」を収録しており,そちらの音源も整理した後,heldio あるいは helwa にて随時公開していく予定です.
「英語史ライヴ2024」はまだ終わっていません.余韻が続いていくと思います.ぜひ今後の heldio/helwa 配信回にご注目ください! この機会に Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のフォロー,さらにはプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa)へのご参加(月額800円)をご検討いただければ.
本日,khelf(慶應英語史フォーラム)主催の「英語史ライヴ2024」が Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」上で開催されます.明朝6時から夕方6時までの12時間,英語史を楽しみ学び尽くす前代未聞のイベントです.都内某所に数十名の方々が集まり,公開収録という形で催されます.
本日のライヴイベントを最大限に楽しむために,以下に様々な関連リンクを張っておきます.本日のこのブログ記事についても,本日中随時あたらしい情報が書き加えられていきますので,たびたび戻ってきていただければ幸いです.
【 番組表 】
・ hellog 「#5608. 「英語史ライヴ2024」の番組表(最新版)を公開」 ([2024-09-03-1])
【 ライヴイベントの最新情報について 】
・ 最新情報やお伝えしたいリンクは Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のチャンネル概要欄をご覧ください.
・ 主催者 khelf の「英語史ライヴ2024特設ページ」にも最新情報が掲載されています.
・ khelf の公式 X アカウント @khelf_keio からもイベントの情報を発信します.
・ 同じく khelf の公式 Instagram アカウント @khelf_keio からも発信します.とりわけ2つの番組についてはインスタライヴでも配信する予定ですので,ぜひチェックしていただければ.
【 リスナープレゼントへの応募 】
・ こちらのフォームよりどうぞ.
【 番組へのコメント 】
・ 各番組へのコメント等は,通常どおり Voicy のコメント機能で投げ込みいただけます.ただし,生配信終了後はコメントは残りません.
・ もう1つ,本日中は Slido によるコメントサービスからも,匿名/記名でご意見,ご感想,ご質問を受け付けます.こちらでは生配信終了後もコメントが残ります.寄せられたコメント群はこちらのページから閲覧できます.積極的につぶやいて盛り上げていただければ.
【 協賛出版社さんとご提供書籍のご案内 】
・ hellog 「#5603. 「英語史ライヴ2024」の協賛出版社さんよりたくさん書籍をご提供いただいています」 ([2024-08-29-1])
【 注目番組のご紹介 】
・ 「#5609. 「英語史ライヴ2024」でお披露目2本 --- 『英語史新聞』第10号と「古英語LINEスタンプ」」 ([2024-09-04-1])
・ 「#5610. 「英語史ライヴ2024」でインスタライヴ2本 --- 「はじめての古英語」と「英語史クイズ大会」」 ([2024-09-05-1])
・ 「#5612. 「英語史ライヴ2024」 --- 明日の午後に研究者の先生方と対談します」 ([2024-09-07-1])
【 1. khelf 主催「英語史ライヴ2024」が始まります (06:00--06:25) 】
イベント開始を告げるこの番組「#1197. khelf 主催「英語史ライヴ2024」が始まります」のみ,事前収録による heldio の通常配信回となります.あしからず.
【 2. 早朝の素朴な疑問「千本ノック」 (06:30--07:25) 】
・ 前々回の千本ノック:heldio 「#1054. 年度初めの「英語に関する素朴な疑問 千本ノック」生放送 with 小河舜さん」
・ 前々回の千本ノック:heldio 「#1069. 千本ノック(生放送) with 小河舜さん --- 陸奥四人旅 その2」
【 3. 朝の雑談生配信 --- ただいま準備中 (07:30--07:55) 】
【 4. Baugh and Cable 第57節を対談精読実況生中継 (08:00--08:55) 】
・ 精読対象テキスト:hellog 「#5607. 「英語史ライヴ2024」で B&C の第57節 "Chronological Criteria" を対談精読実況生中継します」 ([2024-09-02-1])
・ B&C 精読シリーズのバックナンバー:hellog 「#5291. heldio の「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズが順調に進んでいます」 ([2023-10-22-1])
・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.
【 5. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 (09:00--09:25) 】
・ hellog 「#5436. 私の『英語語源辞典』推し活履歴 --- 2024年3月15日版」 ([2024-03-15-1])
・ hellog 「#5522. 私の『英語語源辞典』推し活履歴 --- 2024年6月9日版」 ([2024-06-09-1])
・ hellog 「#5553. 寺澤芳雄(編集主幹)『英語語源辞典』(研究社,1997年)の新装版 --- 「いのほた言語学チャンネル」でも紹介しました」 ([2024-07-10-1])
・ heldio 「#1182. 【緊急のご報告】研究社『英語語源辞典』新装版が重版決定!」
・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.
【 6. 『英語語源辞典』ダラダラ読み (09:30--09:55) 】
【 7. 「教えて khelf 会長」at 英語史ライヴ2024 (10:00--10:25) 】
・ heldio 「#1130. 教えて khelf 会長! --- 新シリーズののろし」
・ heldio 「#1137. 教えて khelf 会長! --- Yes, this is! 問題を語る」
・ heldio 「#1143. 教えて khelf 会長! --- 言語学的センスを磨く方法は?」
・ heldio 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」
【 8. 『英語史新聞』第10号のお披露目 (10:30--10:55) 】
・ 『英語史新聞』第10号(2024年9月8日):https://keio.box.com/s/295t8qkh9761hnkbnaqig9vx5z4uyr97
・ 『英語史新聞』号外(2024年9月8日):https://keio.box.com/s/kgnffr7xtbckiyegro88x3b4pmqy0y9p
・ 寺澤 芳雄 『聖書の英語の研究 --- 英訳聖書の古典 (AV) に親しむための手引き』 研究社,2016年.
【 9. 「はじめての古英語」at 英語史ライヴ2024(+インスタライヴ) (11:00--11:25) 】
・ khelf の公式 Instagram アカウント @khelf_keio
・ hellog より「はじめての古英語」シリーズのバックナンバー
【 10. 「helwa コンテンツ」の講評 (11:30--11:55) 】
・ 「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」
・ hellog 「#5611. 「英語史ライヴ2024」を見据えた「helwa コンテンツ」企画を完走」 ([2024-09-06-1])
【 11. 古英語LINEスタンプのお披露目 (12:00--12:25) 】
・ 最新情報は生配信開始後に公開予定
・ 購入ページ:https://store.line.me/stickershop/product/28179362/ja
・ オープンチャット「古英語スタンプお試し会」:https://line.me/ti/g2/twn2NgO1qYJNOYBVwhuYKHWzUjspYVDwSFz0-g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
【 12. 激論「AI時代の語学を考える」 (12:30--13:25) 】
・ heldio 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」
【 13. 2024年度前半の khelf hel活報告 (13:30--13:55) 】
・ 「英語史コンテンツ50+」企画
【 14. 文法化入門 --- 保坂道雄先生との対談 (14:00--14:25) 】
・ 『文法化する英語』(開拓社,2014年)の著者である保坂道雄先生(日本大学教授)と初の heldio 対談
・ 保坂 道雄 『文法化する英語』 開拓社,2014年.
【 15. 英語史研究のこれから --- 家入葉子先生とのオンライン対談 (14:30--14:55) 】
・ 家入葉子先生(京都大学教授)とのオンライン対談.家入先生と私による共著をベースにしながら,英語史研究の来し方行く末を語ります.とりわけ英語史研究を目指す方々に向けて有益なお話しができればと思っています.
・ 家入 葉子・堀田 隆一 『文献学と英語史研究』 開拓社,2022年.
【 16. 近代英語の魅力を語る --- 秋元・田辺・福元先生との対談 (15:00--15:55) 】
・ 秋元実治先生(青山学院大学名誉教授), 田辺春美先生(成蹊大学教授),福元広二先生(法政大学教授)のお3方とともに,じっくりと近代英語を語ります.
・ 秋元 実治(編),片見 彰夫・福元 広二・田辺 春美・山本 史歩子・中山 匡美・川端 朋広・秋元 実治(著) 『近代英語における文法的・構文的変化』 開拓社,2023年.
・ 秋元 実治 『Sherlock Holmes の英語』 開拓社,2017年.
・ 秋元 実治 『増補 文法化とイディオム化』 ひつじ書房,2014年.
【 17. khelf 杯「英語史クイズ大会」(+インスタライヴ) (16:00--16:55) 】
・ hellog より英語史クイズ関連回のご案内
【 18. World Englishes とは何か? --- 今村・和田先生との対談 (17:00--17:25) 】
・ 今村洋美先生(中部大学教授)と和田忍先生(駿河台大学准教授)に,世界英語についてお話しを伺いながら,本書の意義を皆さんと一緒に考えていきます.
・ hellog より『World Englishes 入門』関連回のご案内
・ 大石 晴美(編) 『World Englishes 入門』 昭和堂,2023年.
【 19. 「英語史ライヴ2024」のフィナーレ --- 井上先生&3Msとの対談 (17:30--17:55) 】
・ YouTube 「いのほた言語学チャンネル」でタッグを組ませていただいている井上逸兵先生(慶應義塾大学教授)との対談.
・ 対談には,井上先生のお弟子さんで,heldio/helwa でも人気の出演者 3Ms こと,五所万実さん(目白大学),北澤茉奈さん(杉野服飾大学),尾崎萌子さん(慶應義塾大学大学院生;共立女子大学)も同席されます.
・ 井上 逸兵(編) 『社会言語学』 朝倉日英対照言語学シリーズ[発展編]1 朝倉書店,2017年.
・ 服部 義弘・児馬 修(編) 『歴史言語学』 朝倉日英対照言語学シリーズ[発展編]3 朝倉書店,2018年.
以上です.「英語史ライヴ2024」を存分にお楽しみください.
さて,明後日9月8日(日)に Voicy heldio で開催予定の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」では,11:30--11:55 の枠で「「helwa コンテンツ」の講評」と題する番組をライヴでお届けします.この15本のコンテンツを制作した方々,読んだ方々がライヴ会場に参集し,あれこれと講評しあうという雑談番組です.メインMCは,ご自身がヘルメイトでもある金田拓さん(帝京科学大学)です.
当日は個々のコンテンツを振り返るのみならず,「英語史コンテンツ」とは何かも合わせて考えていければと思っています.
連日お伝えしているように,今週末9月8日(日)の 6:00--18:00 に Voicy heldio の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」が khelf(慶應英語史フォーラム)主催で開催されます.イベント詳細は khelf の公式ホームページより「英語史ライヴ2024」 (hellive2024) 特設ページをご覧ください.最新の番組表は昨日の記事「#5608. 「英語史ライヴ2024」の番組表(最新版)を公開」 ([2024-09-03-1]) に掲載した通りです.
当日は khelf と heldio による2件の重要な「お披露目」があります.1つめは 10:30--10:55 の枠での『英語史新聞』第10号のお披露目,2つめは 12:00--12:25 の枠での「古英語LINEスタンプ」のお披露目です.
【 『英語史新聞』第10号 (10:30--10:55) 】
khelf 発行の『英語史新聞』の第10号が,ライヴ当日のお披露目番組を通じて公開される予定です.目下,khelf の第10号編集委員会は編集・校正の大詰めを迎えています.2022年4月1日の創刊号以来,おおよそ3ヶ月ごとに発行してきましたが,今回は第10号の記念号となります.記念号ということで,これまでの4面構成から6面構成へと増量し,質の点でも過去号を上回る内容のものが仕上がりつつあります.
英語史研究者にインタビューする人気コーナー「英語史ラウンジ」では,「あの」著名な研究者が登場します.新コーナーも設立され,ますます充実した紙面となります.10:30に公開です.乞うご期待!
【 古英語LINEスタンプ (12:00--12:25) 】
本邦初(もしかして世界初?)の古英語をモチーフとしたLINEスタンプが完成しました.こちらも「英語史ライヴ2024」当日のお披露目番組を通じて公開されることになっています.
スタンプのイラスト製作者は,heldio の有料版,プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) のリスナーの有志お2人,Lilimi さんと MISATO (Galois) さんです.アングロサクソンのキャラのイラストは必見です.そこに,古英語の挨拶文が加わります.日本語訳も付されていますので,大丈夫,日常遣いできます!
古英語文の監修は小河舜さん(上智大学)と khelf の藤原郁弥さん(慶應義塾大学大学院生)と堀田隆一が担当しました.
「英語史ライヴ2024」でのお披露目時には,皆でその場で当該LINEスタンプを購入し,LINE オープンチャットでスタンプを交わし合うイベントも予定されています.ぜひ正午に生配信でお聴きください!
「#5568. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 ([2024-07-25-1])で紹介した khelf(慶應英語史フォーラム)主催の Voicy heldio ライヴイベントの開催日が近づいてきました.khelf の仲間,学生たち,研究者の先生方,helwa リスナー(ヘルメイト)の皆さんが都内某会場に参集し,朝6時より夕方6時まで,30分あるいは60分刻みで多種多様な英語史番組を生配信でお届けしていく予定です.
イベントの詳細は khelf の公式ホームページより「英語史ライヴ2024」 (hellive2024) 特設ページよりご確認ください.また,イベントに関する情報は khelf の公式 X アカウント @khelf_keio,および公式 Instagram アカウント @khelf_keio からも随時発信していますので,ぜひフォローのほどよろしくお願いいたします.
目下,準備の大詰めに入っています.諸事情により番組表はギリギリまで変更があり得ますが,9月3日(火)現在の最新版の番組表を公開します.当日は Voicy 生配信の仕様により,12時間通しの唯一の URL は得られず,各番組ごとに異なる URL が割り当てられることになります.生配信中の番組は,必ず Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のホーム画面上方に表示されますので,イベント当日は常にそちらに注目していただければ.
9月8日(日),ぜひ耳を空けておいてください!
↑↑↑ 本企画の特設ページ「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」へ今すぐアクセス ↑↑↑
来たる2024年9月8日(日),Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて12時間連続の公開生収録のイベント「英語史ライヴ2024」(hellive2024) が開催されます.khelf(慶應英語史フォーラム)主催の,英語史に特化した企画です.英語史系イベントとしては前代未聞の試みとなります.詳しくは「英語史ライヴ2024」特設ページをご覧ください.
さて,「英語史ライヴ2024」には事前登録した数十名の方々が会場に参集します.参加者には khelf メンバー,大学(院)生,研究者などが含まれますが,とりわけ熱量をもって日本各地から参集してくる方々がいます.それは heldio のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa)(月額800円の有料配信)に加わっているプレミアムリスナーたち,またの名を「helメイト」の面々です.
とりわけhelメイトの皆さんに「英語史ライヴ2024」を何倍も楽しんでいただくために,事前に「helwa コンテンツ」企画を催すことに致しました.この企画に賛同いただいたhelメイトの方々には,事前に英語史に関する「コンテンツ」と称するエッセイ風の読み物を自由に作成していただき,ラジオネーム記名で,あるいは匿名で,ご提出いただきました.その寄せられてきたコンテンツを,「英語史ライヴ2024」の2週間ほど前の8月26日(月)より,毎日1つずつ(ただし土日は2つずつ),こちらのページで公開していくという企画です.
helwa コンテンツの内容は,必ずしも学術的ではありませんし,その必要もありません.英語史を楽しめる内容であることが最大のポイントです.勉強になるコンテンツ,くすっと笑えるコンテンツ,作成者の切り口を味わえるコンテンツ,何でもありです.
「英語史ライヴ2024」当日の11:30--11:55には「helwa コンテンツの講評」と題する生配信が予定されています.コンテンツ作成者にもトークに加わっていただき,このコンテンツが勉強になった,あのコンテンツが笑えた,などワイワイ楽しい25分にしたいと思います.そのためにも,ぜひhelメイトはもとより多くの方々に,ライヴの前までに helwa コンテンツを鑑賞しておいていただければ幸いです.
では,本企画の特設ページ「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」よりコンテンツをたっぷりお楽しみください.すでに3本のコンテンツが公開されています.
新企画のお知らせについては,heldio より「#1185. helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」 --- 新企画がスタート!」もお聴きください.
5月から6月にかけて,あなたの推しの前置詞は何ですか,という問いを方々に尋ねていました.とりとめのない話題ですが,Voicy heldio/helwa,本ブログ,大学の授業などで意外と盛り上がりました.関連するコンテンツへのリンクを時系列順に並べます.
・ helwa 「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」(2024年5月21日)
・ helwa 「【英語史の輪 #136】「推し前置詞」回の振り返り」(2024年5月22日)
・ heldio 「#1096. あなたの推し前置詞を教えてください with 小河舜さん&まさにゃん」(2024年5月31日)
・ heldio 「#1097. あなたの推し前置詞を教えてください with khelf 青木輝さん&藤原郁弥さん」(2024年6月1日)
・ hellog 「#5516. あなたの「推し前置詞」は何ですか?」 ([2024-06-03-1])
・ hellog 「#5517. 大学生に尋ねました --- あなたの「推し前置詞」は何ですか?」 ([2024-06-04-1])
・ hellog 「#5574. heldio/helwa でコメントが盛り上がった配信回,ベスト30」 ([2024-07-31-1])
特に最初に挙げた helwa 配信回「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」はおおいに盛り上がりました.コメント欄にスレッドが林立し,ほぼ前置詞のみの話題でお祭り騒ぎとなりました.一般には公開されていないスレッドですが,これを垣間見ると helwa の雰囲気やメンバー(「ヘルメイト」 "helmates" と呼んでいます)の気質(?)が分かるのではないかと思い,許可を得て,匿名化するなど多少の編集を加えた上でこちらに掲載することにしました(注:コメンテーターCは堀田です).新しいスレッドが上に掲載される仕様なので,下から読んでいくとよいと思います.
7月29日現在,Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて3年2ヶ月ほどをかけて通常配信,プレミアム限定配信,有料配信を合わせて1,372回ほどの配信回をお届けしてきました.とりわけこの1年半ほどは,リスナーの皆さんのご協力によりコメント欄が賑わいをみせ,英語史コミュニティとして徐々に盛り上がってきた感があります.ありがとうございます.
Voicy のアナリティクスにより,寄せられたコメントが多い配信回のベスト30を拾い出してみました.対談や企画ものの配信回で,リスナーの皆さんが呼びかけに応じて多くコメントくださる場合に,議論が盛り上がり,ますますコメント欄が賑わうといった傾向が見られるようです.
コメント欄自体が1つのコンテンツになっているのではないかと思われるほど面白い回もありますので,改めて読んだり聴いたりしていただければと思います.第1位に輝いたニックネーム考の回などは,振り返ってみると一大イベントになっています!
Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のイベントのご案内です.2024年9月8日(日)に12時間連続の公開生収録の「英語史ライヴ2024」 (hellive2024) を都内某所で開催します! khelf(慶應英語史フォーラム)主催の,英語史に特化した大企画です.英語史系イベントとしては前代未聞の試みとなります.
学界の一線で活躍する研究者の先生方との対談を企画しているほか,「英語史クイズ」や人気シリーズ「はじめての古英語」なども予定しています.また,多くの出版社より協賛いただくことになっております.
当日は午前6時から午後6時まで,12時間の Voicy heldio 生配信をお届けします.公開生収録には,khelf メンバー,他大学の関係者の先生方や学生たちが立ち会います.
そのほか,Voicy heldio のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa)(月額800円のサブスク)のリスナーさんにもご登録の上ご参加いただけます.詳しくは7月18日(木)の配信回「【英語史の輪 #160】「英語史ライヴ2024」への参加を正式に募集します(生配信)」をお聴きください.「英語史ライヴ2024」に参加するために helwa にお入りいただくことも歓迎いたします.
今から1ヶ月半ほど後のイベントですが,目下 khelf で鋭意準備中です.7月25日現在,「英語史ライヴ2024」に関して決まっていることを一覧します.
【メイン MCs】
・ 青木輝さん(khelf 会長,慶應義塾大学大学院生)
・ 藤原郁弥さん(慶應義塾大学大学院生)
・ 「まさにゃん」こと森田真登さん(武蔵野学院大学,元 khelf 会長)
・ 小河舜さん(上智大学)
・ 金田拓さん(帝京科学大学)
・ 堀田隆一(慶應義塾大学)
【対談予定の先生(五十音順)】
・ 秋元実治先生(青山学院大学名誉教授)
・ 家入葉子先生(京都大学)
・ 井上逸兵先生(慶應義塾大学)
・ 今村洋美先生(中部大学)
・ 田辺春美先生(成蹊大学)
・ 福元広二先生(法政大学)
・ 保坂道雄先生(日本大学)
・ 和田忍先生(駿河台大学)
【協賛出版社(五十音順)】
・ 朝倉書店
・ 開拓社
・ 研究社
・ 昭和堂
・ 大修館書店
・ 中央大学出版部
・ 白水社
・ 早川書房
・ ひつじ書房
【配信予定の番組】
・ 先生方との対談
・ 人気シリーズ「はじめての古英語」
・ 英語史クイズ
・ 『英語史新聞』第10号お披露目
・ 『英語語源辞典』読書会
・ 古英語LINEスタンプお披露目
今後の決定事項は随時 heldio の配信回や,khelf の公式 HP より「英語史ライヴ2024」特設ページにてお知らせしていきます.また,khelf の公式 X アカウント @khelf_keio,および khelf の公式 Instagram アカウント @khelf_keio からもイベント情報を発信していきます.日々ご注目ください.
とりわけ heldio では,頻繁に「英語史ライヴ2024」関連の告知配信をお届けしていく予定です.これまでの重要な告知回を挙げておきます.
・ 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します by khelf」(2024年6月22日)
・ 「#1145. 重大告知 --- khelf 主催「英語史ライヴ2024」の出演者と協賛社の発表」(2024年7月18日)
・ 「#1152. 【速報】「英語史ライヴ2024」スポンサー,研究社との打合報告」(2024年7月25日)
「英語史ライヴ2024」,準備段階からおおいに盛り上げていきたいと思います.応援をよろしくお願いいたします.
先日,Voicy heldio のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) にて「【英語史の輪 #146】 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (52) Old English Literature --- 和田忍さんとの実況中継(後半)」をお届けしました.B&C による英語史の名著を1節ずつ精読していく有料シリーズの一環で,古英語文学を概説する第52節を読み終えたところです.
精読した英文は「#5525. 古英語文学 --- Baugh and Cable の英語史の第52節より」 ([2024-06-12-1]) で紹介した通りですが,p. 67 の中程に,次のような文章が現われます.
All of these poems have their counterparts in other literatures of the Middle Ages. They show England in its cultural contact with Rome and being drawn into the general current of ideas on the continent, no longer simply Germanic, but cosmopolitan.
この第2文 "They show . . . ." をめぐって,helwa リスナーさんの間で,数日間にわたりコメント欄にて熱い英文読解スレッドが展開されました.皆さんはこの文を読み解けますか? ただし正確に解釈するにはもっと前の文脈から追っていく必要がありそうです.
スレッドを展開している登場人物は,ぷりっつさん,umisio さん,川上さん(←高校の英語教員でいらっしゃいます),そして堀田隆一の4名です.以下,有料配信回のコメントなので一般には公開されていないのですが,関係者各位の許可も得て,読みやすく編集した上で公開します.議論を追いかけて問題の1文を正確に解釈してみてください.
ぷりっつさん
umisioさん.この第52節,長いですよね~.私も最近,やっと読み終えました.umisioさんも,頑張って下さい!(私は,67ページの They show England ~ の文章の構造がイマイチ腑に落ちず,2日程悩みました.)
umisioさん
いや,返信嬉しい~.そうなんです! 長くて少々息切れ気味です.仲間の声掛けで頑張れそうです.それとご指摘の箇所,すぐに分かりました.私もしばらく考えて分からなかったのですが,難しい構文でもないし,と川上さんにも質問せずに先に進んでいました.they は先の詩を指すと思うのですが show England をどう訳すのか?? 川上さん,これ目に留まったら教えてください
22:00 ころから重要な問題提起あり.日常語は散文?韻文?→文学語と日常語の区分があり,文学語に散文と韻文があるとしたら,In the development of 以下2行は不十分ではないか?
32:00 ころ,さらに示唆深い指摘が続いています!
川上さん
見ましたよ.SVOC の構文かと.They show {=V} England {=O} in its cultural contact with Rome and being drawn ... the continent {=C},{=同格} no longer simply Germanic, but cosmopolitan.
訳は,O が C する様子を V 示している,の型がいいと思います.私のはこんなです.「ここにあげた詩の数々は,イングランドがローマと文化的に接触し,ヨーロッパ大陸の一般的な思想の潮流に引き込まれていく様子を,つまりイングランドがもはや単にゲルマン的なだけではなくその枠組みを超えていく様子を捉えている.」 current は前と違ってここでは名詞「潮流」です.
ぷりっつさん
umisio さん.この節は長いですが,お陰で,ベオウルフのカッコ良さ,Deor の悲哀(私も結構なおばさんなので共感.),アルフレッド大王の凄さ(自国民に文化を与える)が判り,スゴく勉強になりました! ので,頑張って! フレーフレー.先生方の日常語に関する考察や英語が(ラテン語と比べて)方言だったから独自進化したのでは?の議論も興味深かったですね.
わ,川上先生だ! 私もこんなコメントを書いていたところでした.
因みに,They show~ は,they を「古英語のキリスト教風味の詩 these poems」,in の目的語は「contact と being drawn」,no longer 以下は being が省略された分詞構文として,こんな風に考えました.
直訳「これらの詩は,その文化的なローマとの接触と大陸における考えの一般的な動向に引き込むことに,イングランドを招き入れた.つまり,それらの詩は,もはや単にゲルマン的なだけでなく,コスモポリタン(ヨーロッパ大陸的)なものとなったのだ」
意訳「これらの詩によって,イングランドはローマと文化面での接触を持ち,大陸での一般的な考え方を取り入れるようになったのだ.つまり~」
川上先生,どうでしょう?
umisioさん
川上さん&ぷりっつさん
川上さんの SVOC のご指摘でようやく訳が進み始めた次第です.振り返ると壁になっていたのは show だったような.前回質問した equally しかり,私の場合,一つ一つの単語の意味を疎かにしているところがあるような気がします.今回配信 (52) での大きな反省点であり大いになる気づきでした.で,以上を踏まえてこう訳しました.
「ここにあげた詩の数々は,イングランドがローマとの文化的接触,並びに大陸の一般的な思想の潮流からの吸引を経る中で,もはや(イングランドは)単にゲルマン的であるだけではなく,大陸的であることを show 示している.」としましたがどんなもんでしょうか?
川上さん
umisio さん,大変結構でございます.
ぷりっつさん.show を「招き入れる」ととる,ということですね.私としては show = reveal 「明らかにする,示す」ではないかと.
読み返したら,前段落末尾の In its ... ではじまる文は Old English literature reveals (at ...) the outlook and temper of the Germanic mind. 「古英語の文学はゲルマン的見方と考え方を示している」とあり,今話題にしている文と呼応してて「おおっ」てなりました.並べて見てください!
ぷりっつさん
川上さん,umisio さん
川上先生,ご返信ありがとうございます.show は reveal の意味かぁ.私は England の後ろの in にこだわり過ぎていたのかも.
こんな風に同じ英文について語り合って精読するの楽しいですね.(先週は一人でウニャウニャ考えてました.)川上さんが教えて下さった箇所ももう一度読んでみます!
堀田隆一
盛り上がっていて楽しそうですね!
この文の構文理解の助けにもなるような意訳的パラフレーズを作ってみました.いかがでしょうか.
All of these poems let us see England in a new way; that is, something that had been in contact with Rome and now was being drawn into the general current of ideas on the continent. In other words, England in the Old English period was no longer a simply Germanic nation, but a cosmopolitan one.
以上です.
川上さん
先生,なるほど明快です.see in a new way というのはどのあたりに由来するものでしょうか?
ぷりっつさん
わ,堀田先生も! 先生方,本当にありがとうございます.先生方の解説で納得できました!私の読み方だと,(まず先に)cosmopolitan なのは poems ですが,本当は England なんですね.書物によって外国文化(大陸的なもの)を取り入れる,という流れなのかと思い,poems → England で大陸の影響を受けたのかと思い込んでしまいました.
でも,poems は口で伝わるので,cosmopolitan な poems があるということは,既に国民が cosmopolitan であるということなんですね.
お陰様で大変理解が深まりました.引き続き精読,頑張ります!
堀田隆一
ぷりっつさん,統語的には no longer 以降はやはりこの文の目的語である England の記述なのだろうと考えます.もちろん,おっしゃるとおり,結果的に主語の They (= these poems) にも及んでいくわけではありますが.
川上さん,in a new way は意訳という以上に,私の解釈を多分に入れた部分です.読者は,B&C のこれまでの記述から,英語はゲルマン語派に属する言語であり,古英語やアングロサクソンといえばまだ十分にゲルマン的な言語であるという印象を強く抱いてきたはずです.ところが England = simply Germanic というわけでもない,実は cosmopolitan なのだ,とここで新機軸を打ち出してきているように読み込んだ,という次第です.
川上さん
なるほど,後続の but cosmopolitan を先取りする in a new way という「パラフレーズ」ですね.
umisioさん
B&C もそろそろ一年.先生の着想とご尽力でここまで続きましたね.めでたしめでたし.ここらあたりでひとプッシュいかがでしょうか? あ,プシュではありません.プッシュです.念のために.
いや,とても有意義で楽しい時間となりました.ぷりっつさんの問題提起からはじまり川上さん,さらに痺れを切らして先生がご登場とは.なんと贅沢なコンテンツ!このスレッドを見て B&C 参加者が増えるといいですね.あっこれは helwa か~(>_<)
このスレッドを読んで関心を抱いた皆さんは,ぜひ B&C の精読シリーズにご参加ください.バックナンバーは「#5291. heldio の「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズが順調に進んでいます」 ([2023-10-22-1]) よりどうぞ.
・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.
寺澤芳雄(編集主幹)『英語語源辞典』(研究社,1997年)の推し活を始めて11ヶ月ほどが経ちました.KDEE (= The Kenkyusha Dictionary of English Etymology) と略称される本辞典は日本の英語史研究の宝といってよい頼もしい存在です.本ブログでも kdee のタグのついた記事にて様々に取り上げてきました.
KDEE 推しにとって,とても嬉しいお知らせがあります.来たる6月19日に新装版が刊行されることになっているのです.研究社のサイトよりこちらのページをご覧ください.本体価格10,000円(+税)で現行版よりも値上がりしていますが,諸般の事情によるものと漏れ聞いています.それでも,この辞典がさらに普及していくために,今回の新装版刊行はおおいに歓迎すべき出来事だと思います.まだお持ちでない方は,ぜひ現行版あるいは新装版で入手され,英語史や英語語彙の学びに最大限に活用していただければ.
さて,前回の私の『英語語源辞典』推し活報告は,3ヶ月ほど前のことでした(cf. 「#5436. 私の『英語語源辞典』推し活履歴 --- 2024年3月15日版」 ([2024-03-15-1])).この3ヶ月の間にも推し活を続けてきましたので,前回の続きとして時系列で報告したいと思います.
・ 2024年3月15日 helwa のオンラインオフ会にて「『英語語源辞典』を漫然と読む/飲む」企画の第2回が開催される.
・ 2024年4月27日 朝日カルチャーセンター新宿教室にてシリーズ講座「語源辞典でたどる英語史」の開講がスタートする.1年かけて全12回の講座を毎月指定土曜日に開催予定.初回は「英語語源辞典を楽しむ」.本シリーズ講座では KDEE 以外の英語語源辞典も参照するがメインは KDEE.なお,2018年にも『英語語源辞典』に注目しつつ朝カルで英語語源講座を開いたことがある(cf. 「#3381. 講座「歴史から学ぶ英単語の語源」」 ([2018-07-30-1])).
・ 2024年5月14日 heldio/helwa リスナーの lacolaco さんによる note 上の「英語語源辞典通読ノート」にて,A の項目が踏破された旨が報告される.偉業.
・ 2024年5月18日 朝カルのシリーズ講座「語源辞典でたどる英語史」の第2回「英語語彙の歴史を概観する」が開講される.
・ 2024年6月6日 heldio にて「#1101. 『英語語源辞典』凡例読みシリーズ with 藤原郁弥さん&青木輝さん」が配信される.
・ 2024年6月8日 朝カルのシリーズ講座「語源辞典でたどる英語史」の第3回「英単語と「グリムの法則」」が開講される.
皆さんも,どのような形であれ,ぜひ KDEE 推し活にご参加いただければ!
・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』 研究社,1997年.
先週末,Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて,標記の趣旨で2回の配信回を公開しました.「#1096. あなたの推し前置詞を教えてください with 小河舜さん&まさにゃん」と「#1097. あなたの推し前置詞を教えてください with khelf 青木輝さん&藤原郁弥さん」です.英語史を研究する4人に好きな前置詞とその理由を尋ねるという,それだけの回だったのですが,多くのリスナーの皆さんからコメントをいただくとともに,各リスナーからも独自の推し前置詞を挙げていただきました.
実はこの企画そのものはプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) で先に実施していたものだったのですが,盛り上がったので heldio でも実施してみた次第です.先の企画は5月のサブスクの有料配信回にてお届けしています(【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」および「【英語史の輪 #136】「推し前置詞」回の振り返り」).
もっといえば,私の大学の授業内でも同じ質問を学生に問いかけており,この1--2週間ほどは「推し前置詞」の話題で私自身が盛り上がっていたのでした.滅多にお目にかからない前置詞もあり,卑近だけれども用法が多いので気になる前置詞もあり,皆さんがそれぞれ思い思いに選んでくれました.
結果として,様々な推し前置詞とその理由が集まってきました.まだまだ収集したいと思いますので,ぜひ本ブログをお読みの皆さんには「#1096. あなたの推し前置詞を教えてください with 小河舜さん&まさにゃん」等のコメント欄でリスナーさんの回答サンプルを読んでいただいた上で,同じそちらのコメント欄に,ご自身の推し前置詞とその理由を書き込んでいただければと思います.
参考までに「#947. 現代英語の前置詞一覧」 ([2011-11-30-1]) を訪問いただければ,英語の前置詞には少なくとも194個ほどがあることが分かると思います.この中から,コレだと思ったものを選び,コメントにお寄せ願います.
本ブログの姉妹版・音声版と位置づけている Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」では,リスナーの皆さんに,英語史をお茶の間に広げる活動「hel活」 (helkatsu) へのご協力を呼びかけています.昨今,とりわけ新年度に入ってからは,私自身のhel活を応援していただくにとどまらず,リスナーさん自身が独自のhel活を展開するという動きが出てきまして,嬉しいやら驚くやら.
3週間ほど前に hellog 「#5461. この4月,皆さんの「hel活」がスゴいことになっています」 ([2024-04-09-1]) および heldio 「#1044. リスナーさんの著しいhel活をご紹介」で取り上げましたが,5月になりましたので,その後の展開も含め改めてご紹介します.いずれのリスナーさんも,主に note 上でhel活を発信されています.ぜひ各々をフォローしていただければ.
[ Grace さん ]
・ note 「Voicy で英語の語源が身につくラジオ (heldio) を聴き,言葉についてあれこれ考えることを日課としています」にて強力なhel活を展開しています.A の記事から始め,アルファベットの各文字と関連付けた記事を執筆されています.
・ 「「英語史」をインストールして日常に彩りを加えよう!」
・ 「~heldioガイド~【A】秋元実治先生」
・ 「~heldioガイド~【B】Baugh and Cable 読書会」
・ 「~heldioガイド~【C】コメント欄,コメント返し」
・ 「~heldioガイド~【D】dictionary のお話し」
・ 「~heldioガイド~【E】英語史新聞,英語史コンテンツ」
・ 「~heldioガイド~【F】福元広二先生」
・ 「~heldioガイド~【G】五所万実先生」
・ 「~heldioガイド~【H】hel活」
・ 「~heldioガイド~【I】家入葉子先生」
・ 「~heldioガイド~【J】Jun Terasawa(寺澤盾)先生」
・ 「~heldioガイド~【K-1】唐澤一友先生」
・ 「~heldioガイド~【K-2】菊地翔太先生」
・ 「~heldioガイド~【L】リスナーコミュニティ」
[ lacolaco さん ]
・ note 「英語語源辞典通読ノート」.『英語語源辞典』を A から読み,おもしろい項目のみを抜き出してコメントしていくという,たいへん勉強になるシリーズ記事です.
・ 「英語語源辞典通読ノート A (advance-afraid)」
・ 「英語語源辞典通読ノート A (age-aisle)」
<間にたくさんあるので中略>
・ 「英語語源辞典通読ノート A (arm-artificial)」
・ 「英語語源辞典通読ノート A (as-assemble)」
[ り~みん さん ]
・ note 「工学と言語学との狭間にハマってみた」を始められています.とりわけ「英語の語源で身につく技術用語」シリーズに要注目.
・ 「Authencication vs. Authorization」
・ 「Binding, Assignment & Substitution」
・ 「Certificate vs. Credentials」
[ Lilimi さん ]
・ 4月半ばよりこちらの note にてhel活を始められています.
・ 「古英語を音読しよう~helwa 合宿 in 長崎」
・ 「helwa 合宿 in 長崎~自己紹介」
・ 「helwa 合宿 in 長崎~研究発表「変な音素配列たち」」
・ 「helwa 合宿 in 長崎 プロローグ」
・ 「helwa 合宿 in 長崎 第1章 午前の部 umisio さんの研究発表」
・ 「helwa 合宿 in 長崎 第2章 自己紹介」
・ 「helwa 合宿 in 長崎 第3章 お昼休みと付近散策」
・ 「helwa 合宿 in 長崎 第4章 Lilimi の研究発表」
・ 「helwa 合宿 in 長崎 第5章 思いつきから生まれた大ヒット企画「マイ盲点」
[ umisio さん ]
・ note 「heldio の風に乗って」.主に heldio を聴いて気づいたことをメモやコラムにして投稿されています.手書きのノートも写真で公開されています.
・ 「清書版 helwa オフ会 in 長崎 リスナー研究発表「古英語期における fresh の意味が「塩気のない」だったのはなぜ?」」
・ 「英語史の輪 #120「umisio による fresh の語源研究発表長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」のまとめ」
・ 「コトバのマイ盲点シリーズ~それは長崎オフ会からはじまった~ #1049 関連」
・ 「オーディエンスデザインとは? heldio #1062 with 3Ms 特に北澤茉奈さん その1」
・ その他の記事も多数あり
ほかにも多くのリスナーの皆さんに,SNSやその他の媒体でhel活にご協力いただいています.たいへん嬉しいことです.ぜひその他の方々も,「#hel活」のハッシュタグをご活用いただくなどして,hel活へのご協力をお願い致します!
上記のリスナーさんは,プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) のメンバーでもあります.毎週火・木・土の午後6時に追加的に配信している月次サブスクのチャンネルですが,今晩より5月の回がスタートします.初月無料の試聴サービスもありますので,ご関心のある方は,そちらもご利用いただきつつ,ぜひ英語史仲間,hel活仲間になっていただければ.明日以降,heldio/helwa でおもしろいシリーズが配信されることになるかと思いますので,この機会に helwa へお入りください!
1年のなか最も力強く学びの意欲が湧き出す4月.私の周囲でも英語史の学びを奨励する「hel活」 (helkatsu) が著しくなってきています.皆さんには,ご自身で驚くほどの精力でhel活を推進していただいている,あるいは他の方々のhel活に側面から支援していただいています.
今回は,3ヶ月ほど前に「#5373. Voicy heldio を通じて「hel活」仲間が増えてきました」 ([2024-01-12-1]) としてすでにご紹介している方々も含め,パワーアップしたhel活支援者のラインナップの抜粋を示します.
・ khelf(慶應英語史フォーラム)のメンバー:私の身近なところでは最大の「hel活」推進団体です.『英語史新聞』を季刊で発行しています.HP での広報のほか,X(旧ツイッター)アカウント @khelf_keio からも日々元気にhel活中.
・ heldio/helwa のリスナーの皆さん:日々の配信回へのコメント,SNS を通じての広報,企画回や生放送への参加,その他のhel活でお世話になっています.とりわけ最近注目すべき note 上での活動をご紹介します.
- リスナー umisio さんの note 「heldio の風に乗って」.heldio を聴いて気づいたことをコラムや論文にして投稿されています.
- リスナー lacolaco さんの note 「英語語源辞典通読ノート」.『英語語源辞典』を A から読み,おもしろい項目のみを抜き出してコメントしていくという,たいへん勉強になるシリーズ記事です.
- リスナー Grace さんの note 「Voicy で英語の語源が身につくラジオ (heldio) を聴き,言葉についてあれこれ考えることを日課としています」.強力な heldio 推し活が展開されています.
- リスナー り~みん さんの note 「工学と言語学との狭間にハマってみた」.heldio を推していただいています.
- ほかには「#5459. 「はじめての古英語」シリーズのオマケとしての古英語音読投稿企画が続いています」 ([2024-04-07-1]) で触れたリスナーさんも.
・ heldio/helwa 対談出演者の研究者や学生の皆さんにもお世話になっています.特に最近ご出演いただいた方々を中心にまとめてみます.
- 菊地翔太先生(専修大学)の HP
- 矢冨弘先生(熊本学園大学)の HP
- 小河舜先生(上智大学)の HP
- 「まさにゃん」こと森田真登先生(武蔵野学院大学)の HP
・ そしてもちろん本ブログを毎日お読みいただいている皆さんにも感謝いたします.私の公式 X アカウント @chariderryu からも情報を発信していますので,ぜひフォローをお願い致します.
hel活に,この4月という絶好のタイミングを利用しない手はありません.hel活のますますの盛り上がりに期待しています.皆さん,どんな形でもけっこうですので,ぜひhel活にご参加いただければと思います.SNS などではぜひ「#hel活」のハッシュタグをご活用ください.私からも,見つけられる限り反応していきたいと思います.
ちなみに今朝の heldio 「#1044. リスナーさんの著しいhel活をご紹介」でも同じ話題をお届けしています.
先日,英語史研究者である矢冨弘先生(熊本学園大学)とお会いする機会がありました.「名前プロジェクト」 (name_project) の一環として,他のプロジェクトメンバーのお二人,五所万実先生(目白大学)と小河舜先生(上智大学)もご一緒でした.
そこで主に「名前」の問題をめぐり Voicy heldio/helwa の生放送をお届けしたり収録したりしました.以下の3本をアーカイヴより配信しています.いずれも長めですので,お時間のあるときにでもお聴きいただければ.
(1) heldio 「#1034. 「名前と英語史」 4人で生放送 【名前プロジェクト企画 #3】」(59分)
(2) helwa 「【英語史の輪 #113】「名前と英語史」生放送のアフタートーク生放送」(←こちらの回のみ有料のプレミアム限定配信です;60分)
(3) heldio 「#1038. do から提起する新しい英語史 --- Ya-DO-me 先生(矢冨弘先生)教えて!」(20分)
その後,矢冨先生がご自身のブログにて,上記の収録と関連する内容の記事を2本書かれていますので,ご紹介します.
・ 「3月末の遠征と4月の抱負」
・ 「日英の口の可動域」
2つめの「日英の口の可動域」は,上記 (2) の helwa 生放送中に,名前の議論から大きく逸れ,発音のトークに花が咲いた折に飛びだした話題です.トーク中に,矢冨先生が日本語と英語では口の使い方(母音の調音点)が異なることを日頃から意識されていると述べ,場が湧きました.英語で口の可動域が異なることを示す図をお持ちだということも述べられ,その後リスナーの方より「その図が欲しい」との要望が出されたのを受け,このたびブログで共有していただいた次第です.皆さん,ぜひ英語の発音練習に活かしていただければ.
ちなみに,矢冨先生についてもっと詳しく知りたい方は,khelf 発行の『英語史新聞』第6号と第7号をご覧ください.それぞれ第3面の「英語史ラウンジ by khelf」にて,2回にわたり矢冨先生のインタビュー記事を掲載しています.
矢冨先生,今後も様々な「hel活」 (helkatsu) をよろしくお願いします!
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