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私が主なウェブメディア上で展開している英語史に関する主な情報発信プラットフォームを,タイムラインでまとめてみました.上記のインフォグラフィックのなかから,リンクで直接飛べます.以下にリストの形でも挙げておきます.
一昨日の記事「#5737. 語源,etymology, veriloquium」 ([2025-01-10-1]) と関連して,2つの音声コンテンツを配信した.
・ heltalk (stand.fm) 「ラテン語で「語源」を意味する veriloquium もカッコいいですね」 (2025/01/10)
・ heldio (Voicy) 「#1322. word-lore 「語誌」っていいですよね」 (2025/01/11)
「語源」周りの用語・概念は種類が豊富である.ここから,そもそも語源 (etymology) とは何か,という問いが生じてくるだろう.実際,この問いについてはこれまでも多方面から検討してきた.各メディアから関連する主立ったコンテンツへのリンクを示そう.
・ hellog 「#466. 語源学は技芸か科学か」 ([2010-08-06-1])
・ hellog 「#1791. 語源学は技芸が科学か (2)」 ([2014-03-23-1])
・ hellog 「#598. 英語語源学の略史 (1)」 ([2010-12-16-1])
・ hellog 「#599. 英語語源学の略史 (2)」 ([2010-12-17-1])
・ hellog 「#727. 語源学の自律性」 ([2011-04-24-1])
・ hellog 「#3847. etymon」 ([2019-11-08-1])
・ hellog 「#5123. 「単語の語源を言い当てる」とは何か? --- 本日開幕した「語源バトル」のルールをめぐって」 ([2023-05-07-1])
・ hellog 「#5630. 語源学とは何か? --- 『英語語源辞典』 (p. 1647) より」 ([2024-09-25-1])
・ hellog 「#5737. 語源,etymology, veriloquium」 ([2025-01-10-1])
・ heldio 「#706. 爆笑・語源バトル with まさにゃん&藤原くん」 (2023/05/07)
・ helwa 「【英語史の輪 #9】語源って何?」 (2023/06/30)
この問いには,民間語源 (folk_etymology) をめぐる議論も深く関わってくるだろう.この重要な話題については hellog 「#5594. 民間語源(解釈語源)の復権のために」 ([2024-08-20-1]) およびそこからのリンク先コンテンツを参照されたい.
定期的に考え続けたいお題である.
英語史における through の綴り方が515通りある件について,これまで様々なメディアで頻繁に話題にしてきた.
・ hellog 「#53. 後期中英語期の through の綴りは515通り」 ([2009-06-20-1])
・ hellog 「#54. through 異綴りベスト10(ワースト10?)」 ([2009-06-21-1])
・ hellog 「#193. 15世紀 Chancery Standard の through の異綴りは14通り」 ([2009-11-06-1])
・ hellog 「#3397. 後期中英語期の through のワースト綴字」 ([2018-08-15-1])
・ hellog 「#5006. YouTube 版,515通りの through の話し」 ([2023-01-10-1])
・ hellog 「#5126. 「ゆる言語学ラジオ」出演第2回で話題となった515通りの through の怪」 ([2023-05-10-1])
・ heldio 「#599. YouTube「515通りの through」回への補足」
・ heldio 「#709. なぜ同一単語に多くのスペリングが存在し得たのか? --- 「ゆる言語学ラジオ」出演第2回で話題となった515通りの through の怪」
・ helwa 「【英語史の輪 #210】いのほた「515通りの through 回」の深掘り解説」
・ YouTube 「いのほた言語学チャンネル」 「#91. ゆるーい中世の英語の世界では綴りはマイルール?!through のスペリングは515通り!堀田的ゆるさベスト10!」
・ YouTube 「いのほた言語学チャンネル」 「#283. 中世の英語に through のつづりが515通りあるのは言語変化の象徴!」
・ YouTube 「ゆる言語学ラジオ」 「#228. 「英語史の専門家が through の綴りを数えたら515通りあった話【喜怒哀楽単語2】」
私自身が様々なソースから集めてきた証拠に基づいて「515通り」という数字を挙げてきたわけだが,さらに時間と労力をかけて探せば,異なる綴字がもう少しは見つかるだろうということは分かっていた.そして今回,516番目の through を見つけた.特に意識して探していたわけではないので,「気付いた」ほどの表現が正確かもしれない.
昨年末に note にて「【2024年12月28日正午の英語史緊急速報】3人称複数代名詞 they をめぐってたいへんなことが起こっています」を書いた.Ormulum という初期中英語期のテキストに現われる they の初例について解説した記事だ.その補足解説として,heldio でも「#1319. they の初出例 --- 昨年末緊急企画より Ormulum を覗いてみよう」を配信した.
そこで取り上げた例文を改めて掲げよう.このなかに問題の through が一度出現する.
& swa þeȝȝ leddenn heore lif Till þatt teȝȝ wærenn alde. Þatt naffdenn ðeȝȝ þurrh þeȝȝre streon. Ne sune child. ne dohhterr.
今回見つけた綴字は þurrh である.Ormulum の作者 Orm の独特な綴字は英語史上も有名で,これについて「#2712. 初期中英語の個性的な綴り手たち」 ([2016-09-29-1]) や「#3954. 母音の長短を書き分けようとした中英語の新機軸」 ([2020-02-23-1]) の記事で取り上げてきた.この through の516番目の綴字は,いかにも Orm 的である.<u> で表わされる母音が短母音であることを示すのに,後続する <r> が2つ重ねられている.
私自身,これまでの研究で Ormulum におけるこの綴字には何度となく触れてきており,ある意味では目に馴染んでいたはずだが,以前に掲げていた515通りの through の一覧に,この綴字は含まれていなかった.516番目の綴字の「劇的な発見」ではなく,単純に「見落とし」や「拾い漏れ」といったほうがよいケースだが,それでも久しぶりに記録が更新されて嬉しい.
本ブログの姉妹版・音声版である Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」には,プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪 (helwa)」という有料版(月額800円)があります.heldio 通常回は毎朝6時に更新する一般向けのチャンネルですが,「英語史の輪 (helwa)」は毎週火・木・土の午後6時に追加的に配信しているクローズド・チャンネルです.集まってきているのは,heldio では飽き足りないほどに英語史の好きなリスナーや,heldio を通じて「hel活」 (helkatsu) こと英語史活動を展開している(展開したい)リスナーの方々です.
helwa は1年半ほど前,2023年6月2日に開設しました.目下 helwa コミュニティには40名を超えるリスナー(=ヘルメイト)が集まっており,日々チャットツール Discord を利用した交流も盛んです.月に1回以上のオフ会も定期的に開催しており,各種のオンライン・イベントも不定期に企画しています.昨年10月28日には,有志のメルメイト数名の企画による月刊ウェブマガジン Helvillian が創刊され,先日12月28日には第3号(2025年1月)が公開されています.月々のヘルメイトによるhel活周りの記事,とりわけ英語史関連記事やイベント潜入ルポへのリンクがまとめられているほか,特集記事も編まれています.関連する hellog 記事として「#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています」 ([2024-12-04-1]) や「#5725. ウェブ月刊誌 Helvillian の1月号が公開されました」 ([2024-12-29-1]))をご覧ください.
helwa は,月額800円のサブスクリプションです.お入りになる方は,Voicy アプリから入りますと手数料が多くかかり月額1040円となってしまいますので,ぜひウェブブラウザ経由でご入会ください.初月無料サービスも付いています.
また,この1月1日から Voicy 社により,新しい「プレミアムリスナーVIP」というサービスが展開しています.これは,3ヶ月分の価格(helwa の場合には2400円)をお支払いになると,これまでのすべてのバックナンバーが1ヶ月間聴き放題となるサービスです.1ヶ月を過ぎると聴けなくなりますが,過去回を一気に聴きたい等のニーズに応えるものです.なお,通常の月額サブスクリプションでは,購入された各月の配信回は,その後も聴取することができます.
昨年は helwa としては157回の配信をお届けしました.heldio 通常回とは異なるインフォーマルな雰囲気で話していることが多いです.以下に一覧しますので,ご関心のある方はバックナンバーよりお聴きいただければ.
【 1月分 】
・ 「【英語史の輪 #75】2023年 heldio の推し配信回の投票結果,について講評の続き」 (2024-01-02配信)
・ 「【英語史の輪 #76】新年会前日の配信 --- 今後の helwa コミュニティに向けて」 (2024-01-04配信)
・ 「【英語史の輪 #77】umisio さんと『英語語源辞典』で England と English を精読する」 (2024-01-06配信)
・ 「【英語史の輪 #78】Englaland から England への重音省略 (haplology)」 (2024-01-09配信)
・ 「【英語史の輪 #79】逆成 (back-formation) を深掘る」 (2024-01-11配信)
・ 「【英語史の輪 #80】ジップの法則 (Zipf's law)」 (2024-01-13配信)
・ 「【英語史の輪 #81】ジップの法則と新語・古語」 (2024-01-16配信)
・ 「【英語史の輪 #82】I think, I suppose, I believe --- 認識動詞は難しい」 (2024-01-18配信)
・ 「【英語史の輪 #83】なぜコトバはおもしろいのか?(生放送)」 (2024-01-20配信)
・ 「【英語史の輪 #84】発音辞書って使ったことありますか?」 (2024-01-23配信)
・ 「【英語史の輪 #85】「『英語語源辞典』を読む(飲む)会」を画策しています」 (2024-01-25配信)
・ 「【英語史の輪 #86】bound や sound の -d はどこから来たの?」 (2024-01-27配信)
・ 「【英語史の輪 #87】1年間の「英語史」の講義を終えて(続編)」 (2024-01-30配信)
【 2月分 】
・ 「【英語史の輪 #88】年度の成果が実る時期」 (2024-02-01配信)
・ 「【英語史の輪 #89】凡例 (legend) は良質の教材 --- legend の語源」 (2024-02-03配信)
・ 「【英語史の輪 #90】ごめんなさいの言語学 --- 五所万実さん,金田拓さん,小河舜さんとの飲み会対談」 (2024-02-06配信)
・ 「【英語史の輪 #91】否定された「言語年代学」」 (2024-02-08配信)
・ 「【英語史の輪 #92】昨晩「いのほたチャンネル」に水野太貴さんをお招きしての初の公開収録を終えました」 (2024-02-10配信)
・ 「【英語史の輪 #93】「言語変化」とは言語が変化すること?」 (2024-02-13配信)
・ 「【英語史の輪 #94】言語は女系?」 (2024-02-15配信)
・ 「【英語史の輪 #95】boss ってなんで s が2つなの?」 (2024-02-17配信)
・ 「【英語史の輪 #96】辞書を引く、読む、味わう(生放送)」 (2024-02-20配信)
・ 「【英語史の輪 #97】「置換」か「駆逐」か」 (2024-02-22配信)
・ 「【英語史の輪 #98】heldio 千回直前のオフ会飲み会」 (2024-02-25配信)
・ 「【英語史の輪 #99】「触る」はネガティヴ?」 (2024-02-27配信)
・ 「【英語史の輪 #100】好きな辞書を披露し合いましょう」 (2024-02-29配信)
【 3月分 】
・ 「【英語史の輪 #101】ニワトリとネコ --- 同音異義衝突の古典的な例」 (2024-03-02配信)
・ 「【英語史の輪 #102】helフェス2024報告」 (2024-03-05配信)
・ 「【英語史の輪 #103】長崎オフ会のお知らせ & テレビ型言語とラジオ型言語」 (2024-03-07配信)
・ 「【英語史の輪 #104】helwa のコメント返し」 (2024-03-09配信)
・ 「【英語史の輪 #105】近代英語と中英語の anigh に直接の関連はない? --- lacolaco さんも二度見した『英語語源辞典』の記述」 (2024-03-12配信)
・ 「【英語史の輪 #106】音素配列論と音素化」 (2024-03-14配信)
・ 「【英語史の輪 #107】keep --- 基本語ほど語源に謎が多い?」 (2024-03-16配信)
・ 「【英語史の輪 #108】院ゼミ合宿生中継」 (2024-03-20配信)
・ 「【英語史の輪 #109】2024年度の hel 活と khelf 活動についてご相談」 (2024-03-21配信)
・ 「【英語史の輪 #110】hel活のアイディア,ありがとうございました!」 (2024-03-23配信)
・ 「【英語史の輪 #111】「はじめての古英語」生放送の反省会&アフタートーク」 (2024-03-26配信)
・ 「【英語史の輪 #112】 印欧語根 *reg- 「支配する」からの,Lilimi さんとの対談回」 (2024-03-28配信)
・ 「【英語史の輪 #113】「名前と英語史」生放送のアフタートーク生放送」 (2024-03-30配信)
【 4月分 】
・ 「【英語史の輪 #114】英語とフランス語,というストレートな話題」 (2024-04-02配信)
・ 「【英語史の輪 #115】helwa 2024年第1四半期のベスト回を決めるリスナー投票(1人5票,4月11日まで投票受付)」 (2024-04-04配信)
・ 「【英語史の輪 #116】hel活の4月」 (2024-04-06配信)
・ 「【英語史の輪 #117】言語変化と生物進化」 (2024-04-09配信)
・ 「【英語史の輪 #118】長崎オフ会前夜祭 --- umisio 父娘を含む4人飲み会」 (2024-04-11配信)
・ 「【英語史の輪 #119】umisio さんによる fresh の語源研究発表 (1) --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-13配信)
・ 「【英語史の輪 #120】umisio さんによる fresh の語源研究発表 (2) --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-16配信)
・ 「【英語史の輪 #121】「はじめての古英語」第5弾の生放送後のアフタートーク with 小河舜さん&まさにゃん」 (2024-04-19配信)
・ 「【英語史の輪 #122】ランチタイムのリスナー自己紹介 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-20配信)
・ 「【英語史の輪 #123】Lilimi さんの音素配列に関する研究発表 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-23配信)
・ 「【英語史の輪 #124】5人で話す博士論文の世界(生放送)続編:五所万実さん,北澤茉奈さん,尾崎萌子さん,小河舜さん&堀田隆一」 (2024-04-25配信)
・ 「【英語史の輪 #125】helwa 新宿オフ会の様子を生中継」 (2024-04-28配信)
・ 「【英語史の輪 #126】2024年4月27日(土)の晩に5人で新宿オフ会 --- Taku さん,Lilimi さん,シューちゃん,lacolaco さん」 (2024-04-30配信)
【 5月分 】
・ 「【英語史の輪 #127】Anna さんの漱石と英語に関する研究発表 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-05-02配信)
・ 「【英語史の輪 #128】パワスポ巡りとなりました --- 陸奥四人旅 その4」 (2024-05-04配信)
・ 「【英語史の輪 #129】さまざまな「チーズ職人」」 (2024-05-07配信)
・ 「【英語史の輪 #130】小河舜さんの上智大学での生活について」 (2024-05-09配信)
・ 「【英語史の輪 #131】英語史における職業名の増減について」 (2024-05-11配信)
・ 「【英語史の輪 #132】「カップ」はなぜ cup なのですか? --- 川上さんからのお題」 (2024-05-14配信)
・ 「【英語史の輪 #133】英語史問題へのAI回答を検証する」 (2024-05-16配信)
・ 「【英語史の輪 #134】helwa オフ会生放送?ラジオ向きの5人、素晴らしいメンツが集まりました」 (2024-05-19配信)
・ 「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」 (2024-05-21配信)
・ 「【英語史の輪 #136】「推し前置詞」回の振り返り」 (2024-05-24配信)
・ 「【英語史の輪 #137】「令和の英語史教育を考える」へのお誘い with 小河舜さん&まさにゃん」 (2024-05-25配信)
・ 「【英語史の輪 #138】北澤さんとアフタートーク(生放送のアーカイヴ)」 (2024-05-28配信)
・ 「【英語史の輪 #139】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信」 (2024-05-30配信)
【 6月分 】
・ 「【英語史の輪 #140】helwa 1周年記念」 (2024-06-01配信)
・ 「【英語史の輪 #141】「英語史ライヴ2024」への思い」 (2024-06-04配信)
・ 「【英語史の輪 #142】雑談生放送のアーカイヴ with 五所さん&小河さん」 (2024-06-07配信)
・ 「【英語史の輪 #143】helwa オフ会生放送 --- 北澤茉奈さんも加えて6人の夕べ」 (2024-06-09配信)
・ 「【英語史の輪 #144】helwa のオンライン・コミュニティを始めます」 (2024-06-11配信)
・ 「【英語史の輪 #145】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (2)」 (2024-06-13配信)
・ 「【英語史の輪 #146】 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (52) Old English Literature --- 和田忍さんとの実況中継(後半)」 (2024-06-15配信)
・ 「【英語史の輪 #147】言語の余剰性をアレコレ挙げてみます」 (2024-06-18配信)
・ 「【英語史の輪 #148】木夜対談 with 小河舜さん&村岡宗一郎さん」 (2024-06-20配信)
・ 「【英語史の輪 #149】シンポジウム「初期近代英語期におけるスペリング」報告その他もろもろ」 (2024-06-23配信)
・ 「【英語史の輪 #150】「helロギング」 --- 菊地翔太さんの新しいhel活」 (2024-06-25配信)
・ 「【英語史の輪 #151】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (3)」 (2024-06-27配信)
・ 「【英語史の輪 #152】初! 学会でリスナーさんとの交流」 (2024-06-30配信)
【 7月分 】
・ 「【英語史の輪 #153】先日の学会の振り返り --- 小河舜さんと khelf メンバーとともに」 (2024-07-02配信)
・ 「【英語史の輪 #154】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (4)」 (2024-07-04配信)
・ 「【英語史の輪 #155】helwa 英語史コンテンツ企画 for 英語史ライヴ」 (2024-07-06配信)
・ 「【英語史の輪 #156】言葉を「追加する」や「決める」という発想を考える」 (2024-07-09配信)
・ 「【英語史の輪 #157】言語の不変化について考える」 (2024-07-11配信)
・ 「【英語史の輪 #158】h に関する逆千本ノック」 (2024-07-13配信)
・ 「【英語史の輪 #159】helwa のリスナー投票とコメント返し」 (2024-07-16配信)
・ 「【英語史の輪 #160】「英語史ライヴ2024」への参加を正式に募集します(生配信)」 (2024-07-18配信)
・ 「【英語史の輪 #161】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (5)」 (2024-07-20配信)
・ 「【英語史の輪 #162】ローマ字のダブルスタンダードを考える」 (2024-07-23配信)
・ 「【英語史の輪 #163】helwa リスナー投票の結果を公表・講評 --- 2024年第2四半期版」 (2024-07-25配信)
・ 「【英語史の輪 #164】helwa オフ会生放送 --- 尾崎萌子さんとの夕べ」 (2024-07-28配信)
・ 「【英語史の輪 #165】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (6)」 (2024-07-30配信)
【 8月分 】
・ 「【英語史の輪 #166】8月の初回はいきなり生放送 --- 「英語史ライヴ2024」の最新情報」 (2024-08-01配信)
・ 「【英語史の輪 #167】history と story 」 (2024-08-03配信)
・ 「【英語史の輪 #168】最近のhel活で挑戦しようと思っていること」 (2024-08-06配信)
・ 「【英語史の輪 #169】なぜ英語の語順はSVOなのか?という問題を深掘り」 (2024-08-08配信)
・ 「【英語史の輪 #170】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (7)」 (2024-08-10配信)
・ 「【英語史の輪 #171】お盆休みのゆるっと配信 --- 最近の皆のhel活をご紹介」 (2024-08-13配信)
・ 「【英語史の輪 #172】お盆休みのゆるっと配信 --- AI文字起こし編集で気づいた話し言葉の特徴」 (2024-08-15配信)
・ 「【英語史の輪 #173】heldio の改善点をAIに訊いてみたら」 (2024-08-17配信)
・ 「【英語史の輪 #174】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (8)」 (2024-08-20配信)
・ 「【英語史の輪 #175】語順の変異と変化」 (2024-08-22配信)
・ 「【英語史の輪 #176】土曜日の helwa オフ会生放送の2次会」 (2024-08-25配信)
・ 「【英語史の輪 #177】helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」を10倍楽しむ方法」 (2024-08-28配信)
・ 「【英語史の輪 #178】暗黙知とAI」 (2024-08-29配信)
・ 「【英語史の輪 #179】「英語史ライヴ2024」がいよいよ8日後に」 (2024-08-31配信)
【 9月分 】
・ 「【英語史の輪 #180】「英語史ライヴ2024」の裏番組企画」 (2024-09-03配信)
・ 「【英語史の輪 #181】古英語LINEスタンプがついに完成!」 (2024-09-05配信)
・ 「【英語史の輪 #182】明日の「英語史ライヴ2024」は早朝から千本ノック!」 (2024-09-07配信)
・ 「【英語史の輪 #183】「英語史ライヴ2024」の振り返り」 (2024-09-10配信)
・ 「【英語史の輪 #184】オンラインKDEE読書会がヘルメイトの手で復活する?」 (2024-09-12配信)
・ 「【英語史の輪 #185】来週以降のhel活もアツい」 (2024-09-14配信)
・ 「【英語史の輪 #186】「英語史」の枠を広げたい」 (2024-09-19配信)
・ 「【英語史の輪 #187】helwa コミュニティの動きに感嘆!」 (2024-09-21配信)
・ 「【英語史の輪 #188】次々と難問が寄せられてくる helwa コミュニティの沼」 (2024-09-22配信)
・ 「【英語史の輪 #189】ヘルメイト裏番組収録の魅力」 (2024-09-24配信)
・ 「【英語史の輪 #190】形容詞 + 不定詞補文」 (2024-09-26配信)
・ 「【英語史の輪 #191】Discord helville へのお誘いがてら新宿オフ会生配信」 (2024-09-29配信)
【 10月分 】
・ 「【英語史の輪 #192】2重語とは何か? --- camp と campus を題材に」 (2024-10-01配信)
・ 「【英語史の輪 #193】 2重語とは何か? --- 音韻変化と形態置換」 (2024-10-03配信)
・ 「【英語史の輪 #194】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (9)」 (2024-10-05配信)
・ 「【英語史の輪 #195】a friend of mine 問題」 (2024-10-08配信)
・ 「【英語史の輪 #196】音素配列論について雑感 --- 千本ノックはうまく音が録れておらずすみませんでした」 (2024-10-10配信)
・ 「【英語史の輪 #197】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (10)」 (2024-10-12配信)
・ 「【英語史の輪 #198】生配信の雑談・対談回 with umisio さん」 (2024-10-15配信)
・ 「【英語史の輪 #199】小河舜さんのスペイン学会土産話」 (2024-10-17配信)
・ 「【英語史の輪 #200】「否定」について語りませんか?」 (2024-10-19配信)
・ 「【英語史の輪 #201】イギリス地名と英語史」 (2024-10-22配信)
・ 「【英語史の輪 #202】名前ソート文化雑感」 (2024-10-24配信)
・ 「【英語史の輪 #203】商標言語学で千本ノック --- 定例オフ会に五所万実さん登場」 (2024-10-27配信)
・ 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」 (2024-10-29配信)
・ 「【英語史の輪 #205】身近な社会言語学 --- オフ会に参加したプログラマー・リスナーからのお題」 (2024-10-31配信)
【 11月分 】
・ 「【英語史の輪 #206】日英語対照,音位転換の秘密(生配信)」 (2024-11-02配信)
・ 「【英語史の輪 #207】ネイティヴのような英語発音を習得すべきか否か?」 (2024-11-05配信)
・ 「【英語史の輪 #208】形容詞の意味と主観化」 (2024-11-07配信)
・ 「【英語史の輪 #209】印欧祖語には○○の単語があった!」 (2024-11-09配信)
・ 「【英語史の輪 #210】いのほた「515通りの through 回」の深掘り解説」 (2024-11-12配信)
・ 「【英語史の輪 #211】本日の収録会後の懇親」 (2024-11-15配信)
・ 「【英語史の輪 #212】収録会でのおしゃべりノック」 (2024-11-16配信)
・ 「【英語史の輪 #213】目白大学にお邪魔してきました」 (2024-11-19配信)
・ 「【英語史の輪 #214】リテラシーの話し」 (2024-11-22配信)
・ 「【英語史の輪 #215】taku さんとの対談生配信 --- 53分のフリートーク」 (2024-11-23配信)
・ 「【英語史の輪 #216】川上さんとの対談収録のアフタートーク」 (2024-11-26配信)
・ 「【英語史の輪 #217】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (11)」 (2024-11-28配信)
【 12月分 】
・ 「【英語史の輪 #218】濃いめの言語学雑談 at 新宿オフ会・小忘年会」 (2024-12-01配信)
・ 「【英語史の輪 #219】「大文字の存在意義は?」から「新宿オフ会2次会での ykagata さんの性と有標性をめぐる問題提起」まで」 (2024-12-03配信)
・ 「【英語史の輪 #220】お昼の helwa 雑談生配信」 (2024-12-05配信)
・ 「【英語史の輪 #221】お昼の helwa @福井 --- いのほた300回記念公開収録&ライブのお知らせと発酵の話し」 (2024-12-07配信)
・ 「【英語史の輪 #222】佐久平千本ノックを終えて --- みーさんとの反省会・感想会」 (2024-12-10配信)
・ 「【英語史の輪 #223】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (12)」 (2024-12-12配信)
・ 「【英語史の輪 #224】忘年会シーズンですね,音読系hel活でも?」 (2024-12-14配信)
・ 「【英語史の輪 #225】ヘルメイト活動月間&解剖図鑑(生配信)」 (2024-12-17配信)
・ 「【英語史の輪 #226】ch- よもやま話」 (2024-12-19配信)
・ 「【英語史の輪 #227】helwa 忘年会の2次会よりお届けします(生配信)」 (2024-12-22配信)
・ 「【英語史の輪 #228】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (13)」 (2024-12-24配信)
・ 「【英語史の輪 #229】年末収録会が楽しすぎました(生配信)」 (2024-12-27配信)
・ 「【英語史の輪 #230】Helvillian 1月号が公開!(連日の生配信) (2024-12-28配信)
・ 「【英語史の輪 #231】heldio/helwa の私的10大ニュース」 (2024-12-31配信)
昨日12月28日(土)に『月刊 Helvillian 〜ハロー!英語史』の最新号となる第3号(2025年1月)が公開されました.
heldio/helwa のコアリスナーからなる有志ヘルメイトによる制作で,毎月28日に,その月の仲間の皆さんによる様々な英語史活動「hel活」 (helkatsu) を,note 上でリンクを張りつつ紹介していこうという,hel活応援企画です.ぜひこちらの note アカウントをフォローしていただければと思います.
最新号も充実のラインナップです.まずレギュラー連載の種類が多くなりました.さらに note 上で都度公開される記事の執筆者が増え,公開頻度も増してきました.川上さんによる「日曜英語史クイズ」連載も好調です.
そして今号の特集記事は,季節感のある「英語史ゆく年くる年」(←脚韻に注目)です.2024年のhel活の振り返り,および新年に向けての抱負など,ヘルメイトさんの近況が語られています.Grace さんによる表紙のことば,および Helvillian 編集後記も読み逃しなきよう! 表紙やロゴにもこだわりが見られますので,ご注目ください.
先日本ブログでも取り上げた「#5714. 佐久平千本ノック」 ([2024-12-18-1]) は,12月8日のイベントでしたので,今号の Helvillian でも取り上げられています.そもそも今号の表紙を飾っているのは佐久平駅なのです! イベントのホストを務めてくださったコアリスナーのみーさんによる記事「教室だより2024年12月号「堀田隆一教授ご来訪!」」や,ともに参加されたヘルメイト Grace さん の記事「佐久平オフ会(千本ノック)レポ」へもリンクが張られています.
制作班の Grace さん,Lilimi さん,MISATO (Galois) さん,umisio さんには,年末のお忙しい折にお骨折りいただきました.改めて感謝いたします.
過去号については本ブログや「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」でご案内しています.そちらもぜひご参照ください.
・ heldio 「#1282. 月刊 Helvillian 第2号が公開されました --- ヘルメイトさんによる自主的なhel活」(2024年10月29日配信)
・ helwa 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」(2024年10月29日配信)
・ heldio 「#1248. 月刊誌 Helvillian 創刊! --- helwa リスナー有志によるウェブマガジン」(2024年12月3日配信)
・ hellog 「#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています」 ([2024-12-04-1])
(以下,後記:2025/01/06(Mon))
12月8日,長野県佐久平にて英語に関する素朴な疑問に回答する「千本ノック」 (senbonknock) の企画を開催しました.heldio/helwa のコアリスナーであるみーさんがホストを務めてくださり,初の地方開催での千本ノック,かつ質問者が小中学生である千本ノックが実現した次第です.15名の小中学生,およびその保護者の方々が会場に集まり,生徒さんたちに事前に考えておいてもらった16の質問を題材に,私が80分ほどお話しさせていただきました.同席されたもう1人のコアリスナー Grace さんが,後日,同イベントへの潜入ルポというべき note 記事「佐久平オフ会(千本ノック)レポ」を書かれています.
小中学生から寄せられた疑問をもとに,ぶっつけ本番で千本ノックを敢行しました.大人相手とは異なり質問の角度も鋭角ですし,回答するにも専門用語は使えず,あくまで平易な言葉で分かりやすく答えなければなりません.事前に予想はしていたものの,私にとっては予想以上に難易度の高い課題でした.しかし,非常に多くの気づきを得られたことも確かです.教育上のみならず学術的にも示唆に富んだ質問がいくつかあり,当たり前に思っていた現象を再考察する機会となりました.
今回の佐久平千本ノックの一部始終は,当日の Voicy heldio で生配信しました.後日,それを前半(小学生版)と後半(中学生版)の2回に分割して,アーカイヴとしても配信しました.収録時の問題で,ところどころ聞こえにくいところはありますが,ご容赦ください.以下に,聴取の便のため,寄せられた質問と本編チャプター内の対応する分秒を一覧します.
【前半:小学生部門(約60分) 「#1289. 佐久平千本ノック (1) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」】
(1) 03:12 --- なぜ1のワンは one と書くの?
(2) 08:16 --- なぜ筆記体ができたの?
(3) 12:17 --- なぜ大文字と小文字で違う形の文字があるの?
(4) 18:31 --- アルファベットの形はどんな理由で決まったの?
(5) 22:13 --- なぜ deer, sheep, fish の複数形には -s がつかないの?
(6) 27:40 --- なぜ c と k で同じ発音をするの?
(7) 32:04 --- なぜ bottle の発音は t を読まないの?
(8) 36:38 --- なぜ c は「ク」とか「キャ」と読むのですか?
(9) 41:35 --- なぜ knife の k は読まないのですか?
(10) 45:10 --- なぜ英語が世界共通語なのですか?
【後半:中学生部門(約48分) 「#1292. 佐久平千本ノック (2) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」】
(11) 00:55 --- be 動詞が主語に応じて is, am, are と形を変えるのはなぜですか?
(12) 08:40 --- 序数の形について,なぜ first, second, fifth は変な形なのですか?
(13) 15:32 --- 疑問文で does が出ると動詞の -s がなくなるのはなぜですか?
(14) 22:19 --- 英語やアルファベットは誰が作ったのですか?
(15) 27:14 --- なぜ接続詞の that は省略できるの?
(16) 33:12 --- なぜ be 動詞と一般動詞は一緒に使えないのですか?
佐久平千本ノックに参加した小中学生と保護者の皆さん,本当に大きなインスピレーションをいただきました.あらためて感謝申し上げます.
9月8日(日)に khelf(慶應英語史フォーラム)の主催で heldio の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」が実施されました.ヘルメイト(= helwa リスナー)の方々が全国各地より東京の会場に参集し,当日のライヴに参加されたわけですが,このイベント後,ヘルメイトの「hel活」(英語史活動;helkatsu)がたいへんな勢いで盛り上がってきました.
その1つの現われが,今回ご紹介する『月刊 Helvillian 〜ハロー!英語史』です.有志ヘルメイトによる制作で,note 上に公開されています.毎月28日発行です.これまでに創刊号(2024年10月28日)と第2号(2024年11月28日)が公開されています.ぜひこちらの note アカウントをフォローしていただければと思います.
Helvillian は,毎月ヘルメイトが作成した英語史系ウェブコンテンツを集積し,リンク集を作って公開するウェブマガジンです.さらに特集も組まれており,最新号第2号では,制作班がアンケートを実施した上で「ヘルメイトってどんな人」の記事を執筆されています.その他,こだわりをもって制作された表紙やロゴ,編集後記なども見所です.
「英語史をお茶の間に」をモットーに掲げている私としては,このような素晴らしい形で有志のhel活を推進されている編集委員の Grace さん,Lilimi さん,MISATO (Galois) さん,umisio さんに改めて感謝いたします.
創刊号・第2号の各々については「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて以下の配信回でもご案内していますので,ぜひお聴きください.これからも強力に応援していきたいと思います!
・ heldio 「#1282. 月刊 Helvillian 第2号が公開されました --- ヘルメイトさんによる自主的なhel活」(2024年10月29日配信)
・ helwa 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」(2024年10月29日配信)
・ heldio 「#1248. 月刊誌 Helvillian 創刊! --- helwa リスナー有志によるウェブマガジン」(2024年12月3日配信)
9月8日(日),khelf(慶應英語史フォーラム)主催で,heldio の12時間連続生配信企画「英語史ライヴ2024」を実施しました.当日は様々な番組をライヴでお届けしましたが,目玉企画イベントとして,夕方のフィナーレに向けて「英語史クイズ大会」を催しました.
そのアーカイヴ版を,昨朝の heldio にて「#1268. khelf 杯「英語史クイズ大会」 --- 「英語史ライヴ2024」より」として配信しました.60分ほどの長尺ですが,ぜひお時間のあるときにお聴きください(同クイズ大会は khelf の公式インスタグラムよりインスタライヴとしても配信しました.アーカイヴ動画はこちらです).
「英語史クイズ大会」のメインMCは,khelf 会長の青木輝さんに務めてもらいました.クイズ出題者は,小河舜先生(上智大学),菊地翔太先生(専修大学),森田真登先生(武蔵野学院大学),矢冨弘(熊本学園大学)先生です.(菊地先生は,ご自身の出題されたクイズについて note 記事で解説を加えられていますので,ぜひ「「英語史ライヴ2024」で出題した英語史クイズ(解答・解説つき)」をご覧ください.)
配信回からは,大盛り上がりの様子が伝わるかと思います.会場には協賛出版社よりクイズの景品としてご提供いただいた書籍等がたくさん陳列されており,それを狙う参加者にとって本気のクイズ大会となりました.
以前にも英語史関連のフェスで英語史クイズ (helquiz) を何度か実施してきました.今後もhel活の一環として英語史クイズの企画を立てていきたいと思います.
英語史クイズといえば,最近ではヘルメイト(= helwa リスナー)による公開出題の動きが目立ちます.リスナーの川上さんによる X 上の試みや,ari さんによる note 上の試みなどもご参照ください.
「#5637. heldio 2024年第3四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 10月8日までオープン」 ([2024-10-02-1]) でご案内したとおり,今年第3四半期における Voicy heldio のベスト配信回を決めるリスナー投票(1人10票まで)を実施しました.一昨日投票が締め切られましたが,今回は31名のリスナーの皆さんよりご投票いただきました.ご協力ありがとうございます.
投票結果をまとめましたので本記事にて報告いたします(本日の heldio でも「#1229. heldio 2024年第3四半期のリスナー投票開票結果」として報告しています).以下に上位12位までの計16配信回を掲載します(全結果は本記事のソースHTMLをご覧ください).
1. 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 (39%)
2. 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (35%)
3. 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 (32%)
4. 「#1144. なぜ "have a look" のような表現が現われたのか --- composite predicate をめぐる秋元実治先生との対談」 (29%)
4. 「#1159. ハイブリッド語のおもしろい例をください --- 『ふらんす』8月号で英仏ハイブリッド語に触れています」 (29%)
4. 「#1163. 言葉って自然物ですか?人工物ですか?」 (29%)
4. 「#1213. ヘルメイトの皆さんに質問,あなたはいつ英語学習を始めましたか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (29%)
4. 「#1214. 教えて khelf 会長! 天候の it って何? --- 「英語史ライヴ2024」より」 (29%)
9. 「#1149. It's me. の me --- 英語史上の「代名詞交替」」 (23%)
9. 「#1187. 英語のSVO固定語順にフランス語の影響はありそうにない」 (23%)
9. 「#1201. 早朝の素朴な疑問「千本ノック」 with 小河舜さん --- 「英語史ライヴ2024」より」 (23%)
12. 「#1147. 日常の英語史・英語学 --- khelf 疋田くんの新シリーズ」 (19%)
12. 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」 (19%)
12. 「#1174. なぜ音変化はそのとき,そこで起きたのですか? --- 大学院生のための英語史」 (19%)
12. 「#1191. 言語の線状性をポジティヴに見ると」 (19%)
12. 「#1217. イチオシの英語本を教えて! --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (19%)
第1位(得票率39%)に輝いたのは,「はじめての古英語」シリーズより「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」でした! リスナーの皆さんの応援によりシリーズとして第10弾に達し,かつ「英語史ライヴ2024」での公開生収録という特別な機会だったこともあるかと想像しますが,それにしてもリスナー投票4連覇ということで強い! 小河舜さん(上智大学),「まさにゃん」こと森田真登さん(武蔵野学院大学),そして堀田隆一のトリオでお届けしてきた古英語入門シリーズです.昨年8月31日に初回の「#822. ゼロから学ぶはじめての古英語 --- Part 1 with 小河舜さん and まさにゃん」を配信して以来,シリーズ頓挫の危機(?)を乗り越え,時折ゲストを招くなどして変化をつけながら,ここまで続いてきました.次の第11弾は未定ですが(笑),緩く続けていければと思います.過去の配信回や関連する話題は,本ブログの hajimeteno_koeigo でまとめていますので,ご覧ください.
続いて得票率35%で堂々の第2位に輝いたのは,「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」です.khelf の藤原郁弥さん(慶應義塾大学大学院生)が MC を務め,そこに「英語語源辞典通読ノート」で知られる lacolaco さん,およびまさにゃんこと森田真登さんが加わり,45分間の集中精読会が成立しました.ニッチ界隈から熱い支持を受けた配信回です.
第3位には,32%の得票率で「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」が入りました.秋元実治先生(青山学院大学名誉教授)と小河舜さん(上智大学)と堀田の3名が,イディオム(化)について理論的に語らいました.私自身も勉強になった回として,強く印象に残っています.
第4位には,29%の得票率で5つの配信回がタイで並びました.秋元実治先生との対談回が改めて人気で,「#1144. なぜ "have a look" のような表現が現われたのか --- composite predicate をめぐる秋元実治先生との対談」への支持が集まりました.「#1159. ハイブリッド語のおもしろい例をください --- 『ふらんす』8月号で英仏ハイブリッド語に触れています」は,リスナーさんの間でコメントがおおいに盛り上がった回ですので,ぜひコメント欄を訪問していただければ.言語の本質を問うた「#1163. 言葉って自然物ですか?人工物ですか?」も支持をいただきました.「#1213. ヘルメイトの皆さんに質問,あなたはいつ英語学習を始めましたか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」は helwa メンバーの有志の収録回でしたが,リスナーさんの間で新鮮さと親近感がウケたものかと理解しています.実際に聴いていて楽しくなる回でした.大人数で議論が弾んだ「#1214. 教えて khelf 会長! 天候の it って何? --- 「英語史ライヴ2024」より」も,リスナーの皆さんに楽しんでいただいたようです.
第9位以下の詳細は省略しますが,今後期待したいシリーズとして「#1147. 日常の英語史・英語学 --- khelf 疋田くんの新シリーズ」を挙げておきましょう.何気ない日常に「hel活」 (helkatsu) のネタがある,という気づきを得られた新シリーズでした.
全体として,今回のリスナー投票では「英語史ライヴ2024」の表番組と裏番組,khelf メンバーや helwa メンバーが出演した配信回,研究者どうしのガッツリ議論回などが上位に入りました.パーソナリティとしては,heldio リスナー,helwa リスナー,khelf メンバー,出演者の方々皆の力でチャンネルを作り続けられているのだなあと,しみじみ感じた次第です.いつもご支援ありがとうございます.
以上,投票結果の報告でした.お聴きでない回がありましたら,ぜひご聴取ください.
Quirk et al. (1226--27; §16.75) に,"Adjective complementation by a to-infinitive clause" と題する項がある.
We distinguish seven kinds of construction in which an adjective is followed by a to-infinitive clause. They are exemplified in the following sentences, which are superficially alike:
(i) Bob is splendid to wait.
(ii) Bob is slow to react.
(iii) Bob is sorry to hear it.
(iv) Bob is hesitant to agree with you.
(v) Bob is hard to convince.
(vi) The food is ready to eat.
(vii) It is important to be accurate.
In Types (i--iv) the subject of the main clause (Bob) is also the subject of the infinitive clause. We can therefore always have a direct object in the infinitive clause if its verb is transitive. For example, if we replace intransitive wait by transitive build in (i), we can have: Bob is splendid to build this house.
For Types (v--vii), on the other hand, the subject of the infinitive is unspecified, although the context often makes clear which subject is intended. In these types it is possible to insert a subject preceded by for; eg in Type (vi): The food is ready (for the children) to eat.
いずれの構文も表面的には「形容詞 + to 不定詞」と同様だが,それぞれに固有の統語的,意味的な特徴がある.要調査ではあるが,おそらく歴史的発達の経路も互いに大きく異なるものが多いだろう.
目下 helwa リスナーからなる Discord 上の英語史コミュニティ内部における「ヌマる!英文法」チャンネルにて,He is sure to win the game. のような構文が話題となっている.この「sure + to 不定詞」の構文は,Quirk et al. によれば (iv) タイプに属するという.理解は必ずしもたやすくない.
・ Quirk, Randolph, Sidney Greenbaum, Geoffrey Leech, and Jan Svartvik. A Comprehensive Grammar of the English Language. London: Longman, 1985.
9月8日の「英語史ライヴ2024」以降,heldio/helwa や khelf のメンバーを中心に,英語史の学びを推進する活動「hel活」 (helkatsu) がますます盛んになってきています.以前より活動されている方のほか,比較的最近活動を始めた方もおりますが,現段階で一度関連リンクをまとめておきます.ほかにもお気づきのhel活がありましたら,お知らせください.
・ ari さんの note いろんな単語の語源や気になることを書いています
・ umisio さんの note 「heldio の風に乗って」
・ Galois さんの note 普段生活していて「なぜ?」と思ったのものを・・・
・ 菊地翔太さん(専修大学)の note 「英語史の観点から身近な問題を考える」
・ Grace さんの note 「自由気ままに言葉について考える --- hel活(英語史普及活動)応援中」
・ まさにゃんの note 「ショートカット英文法」(←以前は「はじめての古英語」や「ゼロから始めるフリジア語」などの名前でした)
・ みーさんの 「ECCジュニア佐久塚原教室 教室日誌」
・ mozhi gengo さんの note もじくりっぷ
・ 矢冨弘さん(熊本学園大学)の ブログ
・ lacolaco さんの note 「英語語源辞典通読ノート」ほか
・ り~みんさんの note 「工学と言語学との狭間にハマってみた」
・ Lilimi さんの note 「Lilimiのオト」
heldio/helwa の活動としては,9月8日に「古英語LINEスタンプ」が公開・発売されています.今後は「週刊英語史」なる新企画も立ち上げられる予定です.
もちろん khelf(慶應英語史フォーラム)のhel活も絶好調です.9月8日に『英語史新聞』第10号と号外(2024年9月8日版)が発行されたほか,公式 X アカウント @khelf_keio や公式 Instagram アカウント @khelf_keio にて英語史関連コンテンツを発信中です.とりわけ Instagram では,「古英語LINEスタンプ」紹介や英語史クイズのコンテンツ公開するなど,活動が賑わってきています.
ぜひ,上記もろもろのhel活をフォローしていただければ.
9月8日(日)に Voicy heldio を通じて12時間ライヴ配信としてお届けした「英語史ライヴ2024」では,早朝から夕方まで様々な英語史の番組が組まれていました.早朝一番 6:30 からの番組は,標題の通りの「早朝の素朴な疑問「千本ノック」 with 小河舜さん」でした.55分間にわたり,小河舜さん(上智大学)と私が,英語に関する素朴な疑問に対し,主に英語史の観点から回答し議論しました.
「千本ノック」は heldio の人気シリーズではありますが,今回は「英語史ライヴ2024」という一大イベントを盛り上げるための火付け役の位置づけでしたので,早朝ながらもハイテンションでお届けしました.プレミアムリスナー(=ヘルメイト)3名をギャラリーとしてお迎えし,ギャラリーや生配信リスナーからの投げ込み質問にも答えるという形で,勢いのある55分間となったと思います.早朝から,のべ77名のリスナーにライヴでお聴きいただきましたが,この数には本当に驚きました.ありがとうございます.
以下,今回の千本ノックで取り上げた8件の素朴な疑問を,おおよその分秒とともに一覧します.お時間のあるときにお聴きいただければ.
(1) 09:02 --- なぜ英語の歌詞は日本語の歌詞よりも聞き心地がよいのですか?
(2) 15:20 --- cow/beef,pig/pork のように,生きている場合と食肉の場合とで違う単語が使われますが,chicken はどちらにも同じ単語を使えるのはなですか?
(3) 20:01 --- AIでは実現不可能な言語の性質ってなんでしょうか?
(4) 25:17 --- 基本的に英語では修飾語句は後ろからかかるのに、どうして1語の形容詞は前からかかるのですか?
(5) 30:20 --- 「give 人 物」という語順は「give 物 to 人」と書き換えられるとされますが,何か違いはありますか?
(6) 36:30 --- 「5W1H」について,なぜ how だけ <h> で始まるのですか?
(7) 40:30 --- study と student で <u> の部分の発音の仕方が異なるのはなぜですか?
(8) 44:22 --- 日本語の読点や英語のコンマには,付け方の決まりはあるのですか?
参考までに過去3回分の「千本ノック」のへのリンクを張っておきます.それより前の回については,senbonknock の記事をご参照ください.
・ 「#1054. 年度初めの「英語に関する素朴な疑問 千本ノック」生放送 with 小河舜さん」
・ 「#1069. 千本ノック(生放送) with 小河舜さん --- 陸奥四人旅 その2」
・ 「#1178. 千本ノック for 夏スク「英語史」」
昨日9月8日(日),Voicy heldio にて公開収録の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」が開催されました.
収録会場には60--70名の参加者が集結し,生配信のみならず会場での様々なイベントに参加され,盛会となりました.午後の重要な時間帯に,生配信にかかるネットワーク障害によりご迷惑をおかけする案件が発生し,悔やまれるところもありましたが,全体としては一日中賑やかに配信をお送りできたかと存じます.
イベント終了後,夜にはそのまま懇親会になだれ込み,「英語史の輪」の交流を深めることができました.ご参加の helwa リスナー(ヘルメイト),研究者の先生方,学生の皆さん,そして主催側の陣営として事前準備からおおいにお手伝いしてくれた khelf メンバーには心より感謝申し上げます.ありがとうございました.
そして,12時間の生配信を全部あるいは一部お聴きいただいた heldio リスナーの皆様にも,御礼を申し上げます.早朝の番組から数十名規模の方々が参加されたのには驚きました!
折しも今回のイベント開催と前後するタイミングで,heldio のフォロワーが6000名に到達したこともあり,習慣的にお聴きいただいているリスナーの皆さんには,お祝いのお言葉もいただきました.感謝に堪えません.
また,多くの方々より Voicy の「差し入れ」機能を通じて,あるいは会場受付にて,hel活へのご寄付もいただいた由,感謝申し上げます.khelf としては,今後ますますhel活に力を入れていきたいと存じます.
さらに,今回のライヴイベントに協賛いただいた9社の出版社さまにも,たくさんの書籍を景品・リスナープレゼントのためにご提供いただきまして,ありがとうございます.改めて五十音順にお名前を挙げて御礼申し上げます.
・ 朝倉書店
・ 開拓社
・ 研究社
・ 昭和堂
・ 大修館書店
・ 中央大学出版部
・ 白水社
・ 早川書房
・ ひつじ書房
昨日,生配信でお届けした番組はすべで録音しておりますし,ネットワーク障害で生配信できなかったセッションについては代替措置を検討するつもりです.その大半は,今後,順次アーカイヴにて公開していく予定ですので,どうぞご期待ください.
生配信の収録を行なっていたメイン会場とは別に,実は別のサブ会場にて「裏番組」を収録しており,そちらの音源も整理した後,heldio あるいは helwa にて随時公開していく予定です.
「英語史ライヴ2024」はまだ終わっていません.余韻が続いていくと思います.ぜひ今後の heldio/helwa 配信回にご注目ください! この機会に Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のフォロー,さらにはプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa)へのご参加(月額800円)をご検討いただければ.
本日,khelf(慶應英語史フォーラム)主催の「英語史ライヴ2024」が Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」上で開催されます.明朝6時から夕方6時までの12時間,英語史を楽しみ学び尽くす前代未聞のイベントです.都内某所に数十名の方々が集まり,公開収録という形で催されます.
本日のライヴイベントを最大限に楽しむために,以下に様々な関連リンクを張っておきます.本日のこのブログ記事についても,本日中随時あたらしい情報が書き加えられていきますので,たびたび戻ってきていただければ幸いです.
【 番組表 】
・ hellog 「#5608. 「英語史ライヴ2024」の番組表(最新版)を公開」 ([2024-09-03-1])
【 ライヴイベントの最新情報について 】
・ 最新情報やお伝えしたいリンクは Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のチャンネル概要欄をご覧ください.
・ 主催者 khelf の「英語史ライヴ2024特設ページ」にも最新情報が掲載されています.
・ khelf の公式 X アカウント @khelf_keio からもイベントの情報を発信します.
・ 同じく khelf の公式 Instagram アカウント @khelf_keio からも発信します.とりわけ2つの番組についてはインスタライヴでも配信する予定ですので,ぜひチェックしていただければ.
【 リスナープレゼントへの応募 】
・ こちらのフォームよりどうぞ.
【 番組へのコメント 】
・ 各番組へのコメント等は,通常どおり Voicy のコメント機能で投げ込みいただけます.ただし,生配信終了後はコメントは残りません.
・ もう1つ,本日中は Slido によるコメントサービスからも,匿名/記名でご意見,ご感想,ご質問を受け付けます.こちらでは生配信終了後もコメントが残ります.寄せられたコメント群はこちらのページから閲覧できます.積極的につぶやいて盛り上げていただければ.
【 協賛出版社さんとご提供書籍のご案内 】
・ hellog 「#5603. 「英語史ライヴ2024」の協賛出版社さんよりたくさん書籍をご提供いただいています」 ([2024-08-29-1])
【 注目番組のご紹介 】
・ 「#5609. 「英語史ライヴ2024」でお披露目2本 --- 『英語史新聞』第10号と「古英語LINEスタンプ」」 ([2024-09-04-1])
・ 「#5610. 「英語史ライヴ2024」でインスタライヴ2本 --- 「はじめての古英語」と「英語史クイズ大会」」 ([2024-09-05-1])
・ 「#5612. 「英語史ライヴ2024」 --- 明日の午後に研究者の先生方と対談します」 ([2024-09-07-1])
【 1. khelf 主催「英語史ライヴ2024」が始まります (06:00--06:25) 】
イベント開始を告げるこの番組「#1197. khelf 主催「英語史ライヴ2024」が始まります」のみ,事前収録による heldio の通常配信回となります.あしからず.
【 2. 早朝の素朴な疑問「千本ノック」 (06:30--07:25) 】
・ 前々回の千本ノック:heldio 「#1054. 年度初めの「英語に関する素朴な疑問 千本ノック」生放送 with 小河舜さん」
・ 前々回の千本ノック:heldio 「#1069. 千本ノック(生放送) with 小河舜さん --- 陸奥四人旅 その2」
【 3. 朝の雑談生配信 --- ただいま準備中 (07:30--07:55) 】
【 4. Baugh and Cable 第57節を対談精読実況生中継 (08:00--08:55) 】
・ 精読対象テキスト:hellog 「#5607. 「英語史ライヴ2024」で B&C の第57節 "Chronological Criteria" を対談精読実況生中継します」 ([2024-09-02-1])
・ B&C 精読シリーズのバックナンバー:hellog 「#5291. heldio の「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズが順調に進んでいます」 ([2023-10-22-1])
・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.
【 5. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 (09:00--09:25) 】
・ hellog 「#5436. 私の『英語語源辞典』推し活履歴 --- 2024年3月15日版」 ([2024-03-15-1])
・ hellog 「#5522. 私の『英語語源辞典』推し活履歴 --- 2024年6月9日版」 ([2024-06-09-1])
・ hellog 「#5553. 寺澤芳雄(編集主幹)『英語語源辞典』(研究社,1997年)の新装版 --- 「いのほた言語学チャンネル」でも紹介しました」 ([2024-07-10-1])
・ heldio 「#1182. 【緊急のご報告】研究社『英語語源辞典』新装版が重版決定!」
・ 寺澤 芳雄(編集主幹) 『英語語源辞典』新装版 研究社,2024年.
【 6. 『英語語源辞典』ダラダラ読み (09:30--09:55) 】
【 7. 「教えて khelf 会長」at 英語史ライヴ2024 (10:00--10:25) 】
・ heldio 「#1130. 教えて khelf 会長! --- 新シリーズののろし」
・ heldio 「#1137. 教えて khelf 会長! --- Yes, this is! 問題を語る」
・ heldio 「#1143. 教えて khelf 会長! --- 言語学的センスを磨く方法は?」
・ heldio 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」
【 8. 『英語史新聞』第10号のお披露目 (10:30--10:55) 】
・ 『英語史新聞』第10号(2024年9月8日):https://keio.box.com/s/295t8qkh9761hnkbnaqig9vx5z4uyr97
・ 『英語史新聞』号外(2024年9月8日):https://keio.box.com/s/kgnffr7xtbckiyegro88x3b4pmqy0y9p
・ 寺澤 芳雄 『聖書の英語の研究 --- 英訳聖書の古典 (AV) に親しむための手引き』 研究社,2016年.
【 9. 「はじめての古英語」at 英語史ライヴ2024(+インスタライヴ) (11:00--11:25) 】
・ khelf の公式 Instagram アカウント @khelf_keio
・ hellog より「はじめての古英語」シリーズのバックナンバー
【 10. 「helwa コンテンツ」の講評 (11:30--11:55) 】
・ 「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」
・ hellog 「#5611. 「英語史ライヴ2024」を見据えた「helwa コンテンツ」企画を完走」 ([2024-09-06-1])
【 11. 古英語LINEスタンプのお披露目 (12:00--12:25) 】
・ 最新情報は生配信開始後に公開予定
・ 購入ページ:https://store.line.me/stickershop/product/28179362/ja
・ オープンチャット「古英語スタンプお試し会」:https://line.me/ti/g2/twn2NgO1qYJNOYBVwhuYKHWzUjspYVDwSFz0-g?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
【 12. 激論「AI時代の語学を考える」 (12:30--13:25) 】
・ heldio 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」
【 13. 2024年度前半の khelf hel活報告 (13:30--13:55) 】
・ 「英語史コンテンツ50+」企画
【 14. 文法化入門 --- 保坂道雄先生との対談 (14:00--14:25) 】
・ 『文法化する英語』(開拓社,2014年)の著者である保坂道雄先生(日本大学教授)と初の heldio 対談
・ 保坂 道雄 『文法化する英語』 開拓社,2014年.
【 15. 英語史研究のこれから --- 家入葉子先生とのオンライン対談 (14:30--14:55) 】
・ 家入葉子先生(京都大学教授)とのオンライン対談.家入先生と私による共著をベースにしながら,英語史研究の来し方行く末を語ります.とりわけ英語史研究を目指す方々に向けて有益なお話しができればと思っています.
・ 家入 葉子・堀田 隆一 『文献学と英語史研究』 開拓社,2022年.
【 16. 近代英語の魅力を語る --- 秋元・田辺・福元先生との対談 (15:00--15:55) 】
・ 秋元実治先生(青山学院大学名誉教授), 田辺春美先生(成蹊大学教授),福元広二先生(法政大学教授)のお3方とともに,じっくりと近代英語を語ります.
・ 秋元 実治(編),片見 彰夫・福元 広二・田辺 春美・山本 史歩子・中山 匡美・川端 朋広・秋元 実治(著) 『近代英語における文法的・構文的変化』 開拓社,2023年.
・ 秋元 実治 『Sherlock Holmes の英語』 開拓社,2017年.
・ 秋元 実治 『増補 文法化とイディオム化』 ひつじ書房,2014年.
【 17. khelf 杯「英語史クイズ大会」(+インスタライヴ) (16:00--16:55) 】
・ hellog より英語史クイズ関連回のご案内
【 18. World Englishes とは何か? --- 今村・和田先生との対談 (17:00--17:25) 】
・ 今村洋美先生(中部大学教授)と和田忍先生(駿河台大学准教授)に,世界英語についてお話しを伺いながら,本書の意義を皆さんと一緒に考えていきます.
・ hellog より『World Englishes 入門』関連回のご案内
・ 大石 晴美(編) 『World Englishes 入門』 昭和堂,2023年.
【 19. 「英語史ライヴ2024」のフィナーレ --- 井上先生&3Msとの対談 (17:30--17:55) 】
・ YouTube 「いのほた言語学チャンネル」でタッグを組ませていただいている井上逸兵先生(慶應義塾大学教授)との対談.
・ 対談には,井上先生のお弟子さんで,heldio/helwa でも人気の出演者 3Ms こと,五所万実さん(目白大学),北澤茉奈さん(杉野服飾大学),尾崎萌子さん(慶應義塾大学大学院生;共立女子大学)も同席されます.
・ 井上 逸兵(編) 『社会言語学』 朝倉日英対照言語学シリーズ[発展編]1 朝倉書店,2017年.
・ 服部 義弘・児馬 修(編) 『歴史言語学』 朝倉日英対照言語学シリーズ[発展編]3 朝倉書店,2018年.
以上です.「英語史ライヴ2024」を存分にお楽しみください.
さて,明後日9月8日(日)に Voicy heldio で開催予定の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」では,11:30--11:55 の枠で「「helwa コンテンツ」の講評」と題する番組をライヴでお届けします.この15本のコンテンツを制作した方々,読んだ方々がライヴ会場に参集し,あれこれと講評しあうという雑談番組です.メインMCは,ご自身がヘルメイトでもある金田拓さん(帝京科学大学)です.
当日は個々のコンテンツを振り返るのみならず,「英語史コンテンツ」とは何かも合わせて考えていければと思っています.
連日お伝えしているように,今週末9月8日(日)の 6:00--18:00 に Voicy heldio の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」が khelf(慶應英語史フォーラム)主催で開催されます.イベント詳細は khelf の公式ホームページより「英語史ライヴ2024」 (hellive2024) 特設ページをご覧ください.最新の番組表は昨日の記事「#5608. 「英語史ライヴ2024」の番組表(最新版)を公開」 ([2024-09-03-1]) に掲載した通りです.
当日は khelf と heldio による2件の重要な「お披露目」があります.1つめは 10:30--10:55 の枠での『英語史新聞』第10号のお披露目,2つめは 12:00--12:25 の枠での「古英語LINEスタンプ」のお披露目です.
【 『英語史新聞』第10号 (10:30--10:55) 】
khelf 発行の『英語史新聞』の第10号が,ライヴ当日のお披露目番組を通じて公開される予定です.目下,khelf の第10号編集委員会は編集・校正の大詰めを迎えています.2022年4月1日の創刊号以来,おおよそ3ヶ月ごとに発行してきましたが,今回は第10号の記念号となります.記念号ということで,これまでの4面構成から6面構成へと増量し,質の点でも過去号を上回る内容のものが仕上がりつつあります.
英語史研究者にインタビューする人気コーナー「英語史ラウンジ」では,「あの」著名な研究者が登場します.新コーナーも設立され,ますます充実した紙面となります.10:30に公開です.乞うご期待!
【 古英語LINEスタンプ (12:00--12:25) 】
本邦初(もしかして世界初?)の古英語をモチーフとしたLINEスタンプが完成しました.こちらも「英語史ライヴ2024」当日のお披露目番組を通じて公開されることになっています.
スタンプのイラスト製作者は,heldio の有料版,プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) のリスナーの有志お2人,Lilimi さんと MISATO (Galois) さんです.アングロサクソンのキャラのイラストは必見です.そこに,古英語の挨拶文が加わります.日本語訳も付されていますので,大丈夫,日常遣いできます!
古英語文の監修は小河舜さん(上智大学)と khelf の藤原郁弥さん(慶應義塾大学大学院生)と堀田隆一が担当しました.
「英語史ライヴ2024」でのお披露目時には,皆でその場で当該LINEスタンプを購入し,LINE オープンチャットでスタンプを交わし合うイベントも予定されています.ぜひ正午に生配信でお聴きください!
「#5568. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 ([2024-07-25-1])で紹介した khelf(慶應英語史フォーラム)主催の Voicy heldio ライヴイベントの開催日が近づいてきました.khelf の仲間,学生たち,研究者の先生方,helwa リスナー(ヘルメイト)の皆さんが都内某会場に参集し,朝6時より夕方6時まで,30分あるいは60分刻みで多種多様な英語史番組を生配信でお届けしていく予定です.
イベントの詳細は khelf の公式ホームページより「英語史ライヴ2024」 (hellive2024) 特設ページよりご確認ください.また,イベントに関する情報は khelf の公式 X アカウント @khelf_keio,および公式 Instagram アカウント @khelf_keio からも随時発信していますので,ぜひフォローのほどよろしくお願いいたします.
目下,準備の大詰めに入っています.諸事情により番組表はギリギリまで変更があり得ますが,9月3日(火)現在の最新版の番組表を公開します.当日は Voicy 生配信の仕様により,12時間通しの唯一の URL は得られず,各番組ごとに異なる URL が割り当てられることになります.生配信中の番組は,必ず Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のホーム画面上方に表示されますので,イベント当日は常にそちらに注目していただければ.
9月8日(日),ぜひ耳を空けておいてください!
↑↑↑ 本企画の特設ページ「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」へ今すぐアクセス ↑↑↑
来たる2024年9月8日(日),Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて12時間連続の公開生収録のイベント「英語史ライヴ2024」(hellive2024) が開催されます.khelf(慶應英語史フォーラム)主催の,英語史に特化した企画です.英語史系イベントとしては前代未聞の試みとなります.詳しくは「英語史ライヴ2024」特設ページをご覧ください.
さて,「英語史ライヴ2024」には事前登録した数十名の方々が会場に参集します.参加者には khelf メンバー,大学(院)生,研究者などが含まれますが,とりわけ熱量をもって日本各地から参集してくる方々がいます.それは heldio のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa)(月額800円の有料配信)に加わっているプレミアムリスナーたち,またの名を「helメイト」の面々です.
とりわけhelメイトの皆さんに「英語史ライヴ2024」を何倍も楽しんでいただくために,事前に「helwa コンテンツ」企画を催すことに致しました.この企画に賛同いただいたhelメイトの方々には,事前に英語史に関する「コンテンツ」と称するエッセイ風の読み物を自由に作成していただき,ラジオネーム記名で,あるいは匿名で,ご提出いただきました.その寄せられてきたコンテンツを,「英語史ライヴ2024」の2週間ほど前の8月26日(月)より,毎日1つずつ(ただし土日は2つずつ),こちらのページで公開していくという企画です.
helwa コンテンツの内容は,必ずしも学術的ではありませんし,その必要もありません.英語史を楽しめる内容であることが最大のポイントです.勉強になるコンテンツ,くすっと笑えるコンテンツ,作成者の切り口を味わえるコンテンツ,何でもありです.
「英語史ライヴ2024」当日の11:30--11:55には「helwa コンテンツの講評」と題する生配信が予定されています.コンテンツ作成者にもトークに加わっていただき,このコンテンツが勉強になった,あのコンテンツが笑えた,などワイワイ楽しい25分にしたいと思います.そのためにも,ぜひhelメイトはもとより多くの方々に,ライヴの前までに helwa コンテンツを鑑賞しておいていただければ幸いです.
では,本企画の特設ページ「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」よりコンテンツをたっぷりお楽しみください.すでに3本のコンテンツが公開されています.
新企画のお知らせについては,heldio より「#1185. helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」 --- 新企画がスタート!」もお聴きください.
5月から6月にかけて,あなたの推しの前置詞は何ですか,という問いを方々に尋ねていました.とりとめのない話題ですが,Voicy heldio/helwa,本ブログ,大学の授業などで意外と盛り上がりました.関連するコンテンツへのリンクを時系列順に並べます.
・ helwa 「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」(2024年5月21日)
・ helwa 「【英語史の輪 #136】「推し前置詞」回の振り返り」(2024年5月22日)
・ heldio 「#1096. あなたの推し前置詞を教えてください with 小河舜さん&まさにゃん」(2024年5月31日)
・ heldio 「#1097. あなたの推し前置詞を教えてください with khelf 青木輝さん&藤原郁弥さん」(2024年6月1日)
・ hellog 「#5516. あなたの「推し前置詞」は何ですか?」 ([2024-06-03-1])
・ hellog 「#5517. 大学生に尋ねました --- あなたの「推し前置詞」は何ですか?」 ([2024-06-04-1])
・ hellog 「#5574. heldio/helwa でコメントが盛り上がった配信回,ベスト30」 ([2024-07-31-1])
特に最初に挙げた helwa 配信回「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」はおおいに盛り上がりました.コメント欄にスレッドが林立し,ほぼ前置詞のみの話題でお祭り騒ぎとなりました.一般には公開されていないスレッドですが,これを垣間見ると helwa の雰囲気やメンバー(「ヘルメイト」 "helmates" と呼んでいます)の気質(?)が分かるのではないかと思い,許可を得て,匿名化するなど多少の編集を加えた上でこちらに掲載することにしました(注:コメンテーターCは堀田です).新しいスレッドが上に掲載される仕様なので,下から読んでいくとよいと思います.
7月29日現在,Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて3年2ヶ月ほどをかけて通常配信,プレミアム限定配信,有料配信を合わせて1,372回ほどの配信回をお届けしてきました.とりわけこの1年半ほどは,リスナーの皆さんのご協力によりコメント欄が賑わいをみせ,英語史コミュニティとして徐々に盛り上がってきた感があります.ありがとうございます.
Voicy のアナリティクスにより,寄せられたコメントが多い配信回のベスト30を拾い出してみました.対談や企画ものの配信回で,リスナーの皆さんが呼びかけに応じて多くコメントくださる場合に,議論が盛り上がり,ますますコメント欄が賑わうといった傾向が見られるようです.
コメント欄自体が1つのコンテンツになっているのではないかと思われるほど面白い回もありますので,改めて読んだり聴いたりしていただければと思います.第1位に輝いたニックネーム考の回などは,振り返ってみると一大イベントになっています!
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