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最終更新時間: 2025-01-21 08:59

2025-01-07 Tue

#5734. B&C の第60節 "Latin Influence of the Second Period" の第3段落を Taku さん(ほかヘルメイト数名)と対談精読しました [bchel][latin][borrowing][christianity][link][voicy][heldio][anglo-saxon][st_augustine][history][helmate]



 今朝の Voicy heldio で「#1318. 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (60-3) Latin Influence of the Second Period --- Taku さん対談精読実況中継」を配信しました.これは昨年末の12月26日(木)の夕方に生配信した対談精読実況中継のアーカイヴ版です.
 今回の対談回はヘルメイトさんたちとの忘年会も兼ねていたので,賑やかです.今回は,前回に引き続き Taku さんこと金田拓さん(帝京科学大学)に司会をお願いしました.さらに,専門家として小河舜さん(上智大学)に加わっていただきました.ヘルメイトとしては,Grace さんykagata さん, lacolaco さん, Lilimi さんぷりっつさんが参加されました.8名でのたいへん充実した精読会となりました.
 今回の精読箇所は第60節 "Latin Influence of the Second Period: The Christianizing of Britain" の第3段落です.さほど長くない1節でしたが,55分ほどかけて皆で「超」精読しました.文字通りに「豊かな」時間となりました.特に gradual という基本語の意味をめぐって,私はたいへん大きな学びを得ることができました.お時間のあるときに,ぜひ精読対象のテキストとなる1段落分の文章(Baugh and Cable, pp. 79--80 より以下に掲載)を追いつつ,超精読にお付き合いください.

The conversion of the rest of England was a gradual process. In 635 Aidan, a monk from the Scottish monastery of Iona, independently undertook the reconversion of Northumbria at the invitation of King Oswald. Northumbria had been Christianized earlier by Paulinus but had reverted to paganism after the defeat of King Edwin by the Welsh and the Mercians in 632. Aidan was a man of great sympathy and tact. With a small band of followers he journeyed from town to town, and wherever he preached he drew crowds to hear him. Within twenty years, he had made all Northumbria Christian. There were periods of reversion to paganism and some clashes between the Celtic and the Roman leaders over doctrine and authority, but England was slowly won over to the faith. It is significant that the Christian missionaries were allowed considerable freedom in their labors. There is not a single instance recorded in which any of them suffered *martyrdom* in the cause they espoused. Within a hundred years of the landing of Augustine in Kent, all England was Christian.


 本節と関連の深い hellog 記事や heldio コンテンツは,「#5686. B&C の第60節 "Latin Influence of the Second Period" の第1段落を対談精読実況生中継しました」 ([2024-11-20-1]) に挙げたリンク集よりご参照ください.B&C の対談精読実況中継は,今後も時折実施していきたいと思います.


Baugh, Albert C. and Thomas Cable. ''A History of the English Language''. 6th ed. London: Routledge, 2013.



 ・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.

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2025-01-02 Thu

#5729. 2024年のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪 (helwa)」の配信回一覧 [notice][helwa][heldio][helvillian][helmate]


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 本ブログの姉妹版・音声版である Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」には,プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪 (helwa)」という有料版(月額800円)があります.heldio 通常回は毎朝6時に更新する一般向けのチャンネルですが,「英語史の輪 (helwa)」は毎週火・木・土の午後6時に追加的に配信しているクローズド・チャンネルです.集まってきているのは,heldio では飽き足りないほどに英語史の好きなリスナーや,heldio を通じて「hel活」 (helkatsu) こと英語史活動を展開している(展開したい)リスナーの方々です.
 helwa は1年半ほど前,2023年6月2日に開設しました.目下 helwa コミュニティには40名を超えるリスナー(=ヘルメイト)が集まっており,日々チャットツール Discord を利用した交流も盛んです.月に1回以上のオフ会も定期的に開催しており,各種のオンライン・イベントも不定期に企画しています.昨年10月28日には,有志のメルメイト数名の企画による月刊ウェブマガジン Helvillian が創刊され,先日12月28日には第3号(2025年1月)が公開されています.月々のヘルメイトによるhel活周りの記事,とりわけ英語史関連記事やイベント潜入ルポへのリンクがまとめられているほか,特集記事も編まれています.関連する hellog 記事として「#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています」 ([2024-12-04-1]) や「#5725. ウェブ月刊誌 Helvillian の1月号が公開されました」 ([2024-12-29-1]))をご覧ください.
 helwa は,月額800円のサブスクリプションです.お入りになる方は,Voicy アプリから入りますと手数料が多くかかり月額1040円となってしまいますので,ぜひウェブブラウザ経由でご入会ください.初月無料サービスも付いています.
 また,この1月1日から Voicy 社により,新しい「プレミアムリスナーVIP」というサービスが展開しています.これは,3ヶ月分の価格(helwa の場合には2400円)をお支払いになると,これまでのすべてのバックナンバーが1ヶ月間聴き放題となるサービスです.1ヶ月を過ぎると聴けなくなりますが,過去回を一気に聴きたい等のニーズに応えるものです.なお,通常の月額サブスクリプションでは,購入された各月の配信回は,その後も聴取することができます.
 昨年は helwa としては157回の配信をお届けしました.heldio 通常回とは異なるインフォーマルな雰囲気で話していることが多いです.以下に一覧しますので,ご関心のある方はバックナンバーよりお聴きいただければ.



【 1月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #75】2023年 heldio の推し配信回の投票結果,について講評の続き」 (2024-01-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #76】新年会前日の配信 --- 今後の helwa コミュニティに向けて」 (2024-01-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #77】umisio さんと『英語語源辞典』で England と English を精読する」 (2024-01-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #78】Englaland から England への重音省略 (haplology)」 (2024-01-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #79】逆成 (back-formation) を深掘る」 (2024-01-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #80】ジップの法則 (Zipf's law)」 (2024-01-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #81】ジップの法則と新語・古語」 (2024-01-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #82】I think, I suppose, I believe --- 認識動詞は難しい」 (2024-01-18配信)
  ・ 「【英語史の輪 #83】なぜコトバはおもしろいのか?(生放送)」 (2024-01-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #84】発音辞書って使ったことありますか?」 (2024-01-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #85】「『英語語源辞典』を読む(飲む)会」を画策しています」 (2024-01-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #86】bound や sound の -d はどこから来たの?」 (2024-01-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #87】1年間の「英語史」の講義を終えて(続編)」 (2024-01-30配信)

【 2月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #88】年度の成果が実る時期」 (2024-02-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #89】凡例 (legend) は良質の教材 --- legend の語源」 (2024-02-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #90】ごめんなさいの言語学 --- 五所万実さん,金田拓さん,小河舜さんとの飲み会対談」 (2024-02-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #91】否定された「言語年代学」」 (2024-02-08配信)
  ・ 「【英語史の輪 #92】昨晩「いのほたチャンネル」に水野太貴さんをお招きしての初の公開収録を終えました」 (2024-02-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #93】「言語変化」とは言語が変化すること?」 (2024-02-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #94】言語は女系?」 (2024-02-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #95】boss ってなんで s が2つなの?」 (2024-02-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #96】辞書を引く、読む、味わう(生放送)」 (2024-02-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #97】「置換」か「駆逐」か」 (2024-02-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #98】heldio 千回直前のオフ会飲み会」 (2024-02-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #99】「触る」はネガティヴ?」 (2024-02-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #100】好きな辞書を披露し合いましょう」 (2024-02-29配信)

【 3月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #101】ニワトリとネコ --- 同音異義衝突の古典的な例」 (2024-03-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #102】helフェス2024報告」 (2024-03-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #103】長崎オフ会のお知らせ & テレビ型言語とラジオ型言語」 (2024-03-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #104】helwa のコメント返し」 (2024-03-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #105】近代英語と中英語の anigh に直接の関連はない? --- lacolaco さんも二度見した『英語語源辞典』の記述」 (2024-03-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #106】音素配列論と音素化」 (2024-03-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #107】keep --- 基本語ほど語源に謎が多い?」 (2024-03-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #108】院ゼミ合宿生中継」 (2024-03-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #109】2024年度の hel 活と khelf 活動についてご相談」 (2024-03-21配信)
  ・ 「【英語史の輪 #110】hel活のアイディア,ありがとうございました!」 (2024-03-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #111】「はじめての古英語」生放送の反省会&アフタートーク」 (2024-03-26配信)
  ・ 「【英語史の輪 #112】 印欧語根 *reg- 「支配する」からの,Lilimi さんとの対談回」 (2024-03-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #113】「名前と英語史」生放送のアフタートーク生放送」 (2024-03-30配信)

【 4月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #114】英語とフランス語,というストレートな話題」 (2024-04-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #115】helwa 2024年第1四半期のベスト回を決めるリスナー投票(1人5票,4月11日まで投票受付)」 (2024-04-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #116】hel活の4月」 (2024-04-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #117】言語変化と生物進化」 (2024-04-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #118】長崎オフ会前夜祭 --- umisio 父娘を含む4人飲み会」 (2024-04-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #119】umisio さんによる fresh の語源研究発表 (1) --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #120】umisio さんによる fresh の語源研究発表 (2) --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #121】「はじめての古英語」第5弾の生放送後のアフタートーク with 小河舜さん&まさにゃん」 (2024-04-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #122】ランチタイムのリスナー自己紹介 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #123】Lilimi さんの音素配列に関する研究発表 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-04-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #124】5人で話す博士論文の世界(生放送)続編:五所万実さん,北澤茉奈さん,尾崎萌子さん,小河舜さん&堀田隆一」 (2024-04-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #125】helwa 新宿オフ会の様子を生中継」 (2024-04-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #126】2024年4月27日(土)の晩に5人で新宿オフ会 --- Taku さん,Lilimi さん,シューちゃん,lacolaco さん」 (2024-04-30配信)

【 5月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #127】Anna さんの漱石と英語に関する研究発表 --- 長崎オフ会/helwa 合宿より生放送」 (2024-05-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #128】パワスポ巡りとなりました --- 陸奥四人旅 その4」 (2024-05-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #129】さまざまな「チーズ職人」」 (2024-05-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #130】小河舜さんの上智大学での生活について」 (2024-05-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #131】英語史における職業名の増減について」 (2024-05-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #132】「カップ」はなぜ cup なのですか? --- 川上さんからのお題」 (2024-05-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #133】英語史問題へのAI回答を検証する」 (2024-05-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #134】helwa オフ会生放送?ラジオ向きの5人、素晴らしいメンツが集まりました」 (2024-05-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #135】あなたの「推しの前置詞」は何ですか?(無茶振り大会)」 (2024-05-21配信)
  ・ 「【英語史の輪 #136】「推し前置詞」回の振り返り」 (2024-05-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #137】「令和の英語史教育を考える」へのお誘い with 小河舜さん&まさにゃん」 (2024-05-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #138】北澤さんとアフタートーク(生放送のアーカイヴ)」 (2024-05-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #139】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信」 (2024-05-30配信)

【 6月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #140】helwa 1周年記念」 (2024-06-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #141】「英語史ライヴ2024」への思い」 (2024-06-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #142】雑談生放送のアーカイヴ with 五所さん&小河さん」 (2024-06-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #143】helwa オフ会生放送 --- 北澤茉奈さんも加えて6人の夕べ」 (2024-06-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #144】helwa のオンライン・コミュニティを始めます」 (2024-06-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #145】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (2)」 (2024-06-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #146】 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (52) Old English Literature --- 和田忍さんとの実況中継(後半)」 (2024-06-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #147】言語の余剰性をアレコレ挙げてみます」 (2024-06-18配信)
  ・ 「【英語史の輪 #148】木夜対談 with 小河舜さん&村岡宗一郎さん」 (2024-06-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #149】シンポジウム「初期近代英語期におけるスペリング」報告その他もろもろ」 (2024-06-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #150】「helロギング」 --- 菊地翔太さんの新しいhel活」 (2024-06-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #151】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (3)」 (2024-06-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #152】初! 学会でリスナーさんとの交流」 (2024-06-30配信)

【 7月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #153】先日の学会の振り返り --- 小河舜さんと khelf メンバーとともに」 (2024-07-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #154】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (4)」 (2024-07-04配信)
  ・ 「【英語史の輪 #155】helwa 英語史コンテンツ企画 for 英語史ライヴ」 (2024-07-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #156】言葉を「追加する」や「決める」という発想を考える」 (2024-07-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #157】言語の不変化について考える」 (2024-07-11配信)
  ・ 「【英語史の輪 #158】h に関する逆千本ノック」 (2024-07-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #159】helwa のリスナー投票とコメント返し」 (2024-07-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #160】「英語史ライヴ2024」への参加を正式に募集します(生配信)」 (2024-07-18配信)
  ・ 「【英語史の輪 #161】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (5)」 (2024-07-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #162】ローマ字のダブルスタンダードを考える」 (2024-07-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #163】helwa リスナー投票の結果を公表・講評 --- 2024年第2四半期版」 (2024-07-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #164】helwa オフ会生放送 --- 尾崎萌子さんとの夕べ」 (2024-07-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #165】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (6)」 (2024-07-30配信)

【 8月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #166】8月の初回はいきなり生放送 --- 「英語史ライヴ2024」の最新情報」 (2024-08-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #167】history と story 」 (2024-08-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #168】最近のhel活で挑戦しようと思っていること」 (2024-08-06配信)
  ・ 「【英語史の輪 #169】なぜ英語の語順はSVOなのか?という問題を深掘り」 (2024-08-08配信)
  ・ 「【英語史の輪 #170】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (7)」 (2024-08-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #171】お盆休みのゆるっと配信 --- 最近の皆のhel活をご紹介」 (2024-08-13配信)
  ・ 「【英語史の輪 #172】お盆休みのゆるっと配信 --- AI文字起こし編集で気づいた話し言葉の特徴」 (2024-08-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #173】heldio の改善点をAIに訊いてみたら」 (2024-08-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #174】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (8)」 (2024-08-20配信)
  ・ 「【英語史の輪 #175】語順の変異と変化」 (2024-08-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #176】土曜日の helwa オフ会生放送の2次会」 (2024-08-25配信)
  ・ 「【英語史の輪 #177】helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」を10倍楽しむ方法」 (2024-08-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #178】暗黙知とAI」 (2024-08-29配信)
  ・ 「【英語史の輪 #179】「英語史ライヴ2024」がいよいよ8日後に」 (2024-08-31配信)

【 9月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #180】「英語史ライヴ2024」の裏番組企画」 (2024-09-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #181】古英語LINEスタンプがついに完成!」 (2024-09-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #182】明日の「英語史ライヴ2024」は早朝から千本ノック!」 (2024-09-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #183】「英語史ライヴ2024」の振り返り」 (2024-09-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #184】オンラインKDEE読書会がヘルメイトの手で復活する?」 (2024-09-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #185】来週以降のhel活もアツい」 (2024-09-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #186】「英語史」の枠を広げたい」 (2024-09-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #187】helwa コミュニティの動きに感嘆!」 (2024-09-21配信)
  ・ 「【英語史の輪 #188】次々と難問が寄せられてくる helwa コミュニティの沼」 (2024-09-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #189】ヘルメイト裏番組収録の魅力」 (2024-09-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #190】形容詞 + 不定詞補文」 (2024-09-26配信)
  ・ 「【英語史の輪 #191】Discord helville へのお誘いがてら新宿オフ会生配信」 (2024-09-29配信)

【 10月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #192】2重語とは何か? --- camp と campus を題材に」 (2024-10-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #193】 2重語とは何か? --- 音韻変化と形態置換」 (2024-10-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #194】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (9)」 (2024-10-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #195】a friend of mine 問題」 (2024-10-08配信)
  ・ 「【英語史の輪 #196】音素配列論について雑感 --- 千本ノックはうまく音が録れておらずすみませんでした」 (2024-10-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #197】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (10)」 (2024-10-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #198】生配信の雑談・対談回 with umisio さん」 (2024-10-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #199】小河舜さんのスペイン学会土産話」 (2024-10-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #200】「否定」について語りませんか?」 (2024-10-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #201】イギリス地名と英語史」 (2024-10-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #202】名前ソート文化雑感」 (2024-10-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #203】商標言語学で千本ノック --- 定例オフ会に五所万実さん登場」 (2024-10-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」 (2024-10-29配信)
  ・ 「【英語史の輪 #205】身近な社会言語学 --- オフ会に参加したプログラマー・リスナーからのお題」 (2024-10-31配信)

【 11月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #206】日英語対照,音位転換の秘密(生配信)」 (2024-11-02配信)
  ・ 「【英語史の輪 #207】ネイティヴのような英語発音を習得すべきか否か?」 (2024-11-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #208】形容詞の意味と主観化」 (2024-11-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #209】印欧祖語には○○の単語があった!」 (2024-11-09配信)
  ・ 「【英語史の輪 #210】いのほた「515通りの through 回」の深掘り解説」 (2024-11-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #211】本日の収録会後の懇親」 (2024-11-15配信)
  ・ 「【英語史の輪 #212】収録会でのおしゃべりノック」 (2024-11-16配信)
  ・ 「【英語史の輪 #213】目白大学にお邪魔してきました」 (2024-11-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #214】リテラシーの話し」 (2024-11-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #215】taku さんとの対談生配信 --- 53分のフリートーク」 (2024-11-23配信)
  ・ 「【英語史の輪 #216】川上さんとの対談収録のアフタートーク」 (2024-11-26配信)
  ・ 「【英語史の輪 #217】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (11)」 (2024-11-28配信)

【 12月分 】

  ・ 「【英語史の輪 #218】濃いめの言語学雑談 at 新宿オフ会・小忘年会」 (2024-12-01配信)
  ・ 「【英語史の輪 #219】「大文字の存在意義は?」から「新宿オフ会2次会での ykagata さんの性と有標性をめぐる問題提起」まで」 (2024-12-03配信)
  ・ 「【英語史の輪 #220】お昼の helwa 雑談生配信」 (2024-12-05配信)
  ・ 「【英語史の輪 #221】お昼の helwa @福井 --- いのほた300回記念公開収録&ライブのお知らせと発酵の話し」 (2024-12-07配信)
  ・ 「【英語史の輪 #222】佐久平千本ノックを終えて --- みーさんとの反省会・感想会」 (2024-12-10配信)
  ・ 「【英語史の輪 #223】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (12)」 (2024-12-12配信)
  ・ 「【英語史の輪 #224】忘年会シーズンですね,音読系hel活でも?」 (2024-12-14配信)
  ・ 「【英語史の輪 #225】ヘルメイト活動月間&解剖図鑑(生配信)」 (2024-12-17配信)
  ・ 「【英語史の輪 #226】ch- よもやま話」 (2024-12-19配信)
  ・ 「【英語史の輪 #227】helwa 忘年会の2次会よりお届けします(生配信)」 (2024-12-22配信)
  ・ 「【英語史の輪 #228】高校生からの素朴な疑問 --- 川上さん通信 (13)」 (2024-12-24配信)
  ・ 「【英語史の輪 #229】年末収録会が楽しすぎました(生配信)」 (2024-12-27配信)
  ・ 「【英語史の輪 #230】Helvillian 1月号が公開!(連日の生配信) (2024-12-28配信)
  ・ 「【英語史の輪 #231】heldio/helwa の私的10大ニュース」 (2024-12-31配信)



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2024-12-29 Sun

#5725. ウェブ月刊誌 Helvillian の1月号が公開されました [helwa][heldio][notice][helmate][helkatsu][helvillian][helville]


Helvillian_202501.png



 昨日12月28日(土)に『月刊 Helvillian 〜ハロー!英語史』の最新号となる第3号(2025年1月)が公開されました.
 heldio/helwa のコアリスナーからなる有志ヘルメイトによる制作で,毎月28日に,その月の仲間の皆さんによる様々な英語史活動「hel活」 (helkatsu) を,note 上でリンクを張りつつ紹介していこうという,hel活応援企画です.ぜひこちらの note アカウントをフォローしていただければと思います.
 最新号も充実のラインナップです.まずレギュラー連載の種類が多くなりました.さらに note 上で都度公開される記事の執筆者が増え,公開頻度も増してきました.川上さんによる「日曜英語史クイズ」連載も好調です.
 そして今号の特集記事は,季節感のある「英語史ゆく年くる年」(←脚韻に注目)です.2024年のhel活の振り返り,および新年に向けての抱負など,ヘルメイトさんの近況が語られています.Grace さんによる表紙のことば,および Helvillian 編集後記も読み逃しなきよう! 表紙やロゴにもこだわりが見られますので,ご注目ください.
 先日本ブログでも取り上げた「#5714. 佐久平千本ノック」 ([2024-12-18-1]) は,12月8日のイベントでしたので,今号の Helvillian でも取り上げられています.そもそも今号の表紙を飾っているのは佐久平駅なのです! イベントのホストを務めてくださったコアリスナーのみーさんによる記事「教室だより2024年12月号「堀田隆一教授ご来訪!」」や,ともに参加されたヘルメイト Grace さん の記事「佐久平オフ会(千本ノック)レポ」へもリンクが張られています.
 制作班の Grace さんLilimi さんMISATO (Galois) さんumisio さんには,年末のお忙しい折にお骨折りいただきました.改めて感謝いたします.
 過去号については本ブログや「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」でご案内しています.そちらもぜひご参照ください.

 ・ heldio 「#1282. 月刊 Helvillian 第2号が公開されました --- ヘルメイトさんによる自主的なhel活」(2024年10月29日配信)
 ・ helwa 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」(2024年10月29日配信)
 ・ heldio 「#1248. 月刊誌 Helvillian 創刊! --- helwa リスナー有志によるウェブマガジン」(2024年12月3日配信)
 ・ hellog 「#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています」 ([2024-12-04-1])

(以下,後記:2025/01/06(Mon))


Referrer (Inside): [2025-01-02-1]

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2024-12-18 Wed

#5714. 佐久平千本ノック [helkatsu][senbonknock][sobokunagimon][voicy][heldio][helwa][helmate][hel_education]

 12月8日,長野県佐久平にて英語に関する素朴な疑問に回答する「千本ノック」 (senbonknock) の企画を開催しました.heldio/helwa のコアリスナーであるみーさんがホストを務めてくださり,初の地方開催での千本ノック,かつ質問者が小中学生である千本ノックが実現した次第です.15名の小中学生,およびその保護者の方々が会場に集まり,生徒さんたちに事前に考えておいてもらった16の質問を題材に,私が80分ほどお話しさせていただきました.同席されたもう1人のコアリスナー Grace さんが,後日,同イベントへの潜入ルポというべき note 記事「佐久平オフ会(千本ノック)レポ」を書かれています.
 小中学生から寄せられた疑問をもとに,ぶっつけ本番で千本ノックを敢行しました.大人相手とは異なり質問の角度も鋭角ですし,回答するにも専門用語は使えず,あくまで平易な言葉で分かりやすく答えなければなりません.事前に予想はしていたものの,私にとっては予想以上に難易度の高い課題でした.しかし,非常に多くの気づきを得られたことも確かです.教育上のみならず学術的にも示唆に富んだ質問がいくつかあり,当たり前に思っていた現象を再考察する機会となりました.
 今回の佐久平千本ノックの一部始終は,当日の Voicy heldio で生配信しました.後日,それを前半(小学生版)と後半(中学生版)の2回に分割して,アーカイヴとしても配信しました.収録時の問題で,ところどころ聞こえにくいところはありますが,ご容赦ください.以下に,聴取の便のため,寄せられた質問と本編チャプター内の対応する分秒を一覧します.

【前半:小学生部門(約60分) 「#1289. 佐久平千本ノック (1) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」



 (1) 03:12 --- なぜ1のワンは one と書くの?
 (2) 08:16 --- なぜ筆記体ができたの?
 (3) 12:17 --- なぜ大文字と小文字で違う形の文字があるの?
 (4) 18:31 --- アルファベットの形はどんな理由で決まったの?
 (5) 22:13 --- なぜ deer, sheep, fish の複数形には -s がつかないの?
 (6) 27:40 --- なぜ c と k で同じ発音をするの?
 (7) 32:04 --- なぜ bottle の発音は t を読まないの?
 (8) 36:38 --- なぜ c は「ク」とか「キャ」と読むのですか?
 (9) 41:35 --- なぜ knife の k は読まないのですか?
 (10) 45:10 --- なぜ英語が世界共通語なのですか?

【後半:中学生部門(約48分) 「#1292. 佐久平千本ノック (2) --- 小中学生の皆からの素朴な疑問」



 (11) 00:55 --- be 動詞が主語に応じて is, am, are と形を変えるのはなぜですか?
 (12) 08:40 --- 序数の形について,なぜ first, second, fifth は変な形なのですか?
 (13) 15:32 --- 疑問文で does が出ると動詞の -s がなくなるのはなぜですか?
 (14) 22:19 --- 英語やアルファベットは誰が作ったのですか?
 (15) 27:14 --- なぜ接続詞の that は省略できるの?
 (16) 33:12 --- なぜ be 動詞と一般動詞は一緒に使えないのですか?

 佐久平千本ノックに参加した小中学生と保護者の皆さん,本当に大きなインスピレーションをいただきました.あらためて感謝申し上げます.

Referrer (Inside): [2024-12-29-1]

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2024-12-04 Wed

#5700. ウェブ月刊誌 Helvillian の創刊号・第2号が公開されています [helwa][heldio][notice][helmate][helkatsu][helvillian][helville][hellive2024]

 9月8日(日)に khelf(慶應英語史フォーラム)の主催で heldio の12時間生配信企画「英語史ライヴ2024」が実施されました.ヘルメイト(= helwa リスナー)の方々が全国各地より東京の会場に参集し,当日のライヴに参加されたわけですが,このイベント後,ヘルメイトの「hel活」(英語史活動;helkatsu)がたいへんな勢いで盛り上がってきました.
 その1つの現われが,今回ご紹介する『月刊 Helvillian 〜ハロー!英語史』です.有志ヘルメイトによる制作で,note 上に公開されています.毎月28日発行です.これまでに創刊号(2024年10月28日)と第2号(2024年11月28日)が公開されています.ぜひこちらの note アカウントをフォローしていただければと思います.


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 Helvillian は,毎月ヘルメイトが作成した英語史系ウェブコンテンツを集積し,リンク集を作って公開するウェブマガジンです.さらに特集も組まれており,最新号第2号では,制作班がアンケートを実施した上で「ヘルメイトってどんな人」の記事を執筆されています.その他,こだわりをもって制作された表紙やロゴ,編集後記なども見所です.
 「英語史をお茶の間に」をモットーに掲げている私としては,このような素晴らしい形で有志のhel活を推進されている編集委員の Grace さんLilimi さんMISATO (Galois) さんumisio さんに改めて感謝いたします.
 創刊号・第2号の各々については「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて以下の配信回でもご案内していますので,ぜひお聴きください.これからも強力に応援していきたいと思います!

 ・ heldio 「#1282. 月刊 Helvillian 第2号が公開されました --- ヘルメイトさんによる自主的なhel活」(2024年10月29日配信)
 ・ helwa 「【英語史の輪 #204】祝・Helvillian 創刊」(2024年10月29日配信)
 ・ heldio 「#1248. 月刊誌 Helvillian 創刊! --- helwa リスナー有志によるウェブマガジン」(2024年12月3日配信)

Referrer (Inside): [2025-01-02-1] [2024-12-29-1]

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2024-11-19 Tue

#5685. khelf 杯「英語史クイズ大会」 --- 「英語史ライヴ2024」より [helquiz][hellive2024][khelf][instagram][hel_education][link][voicy][heldio][helwa][helmate][helkatsu]

 9月8日(日),khelf(慶應英語史フォーラム)主催で,heldio の12時間連続生配信企画「英語史ライヴ2024」を実施しました.当日は様々な番組をライヴでお届けしましたが,目玉企画イベントとして,夕方のフィナーレに向けて「英語史クイズ大会」を催しました.
 そのアーカイヴ版を,昨朝の heldio にて「#1268. khelf 杯「英語史クイズ大会」 --- 「英語史ライヴ2024」より」として配信しました.60分ほどの長尺ですが,ぜひお時間のあるときにお聴きください(同クイズ大会は khelf の公式インスタグラムよりインスタライヴとしても配信しました.アーカイヴ動画はこちらです).



 「英語史クイズ大会」のメインMCは,khelf 会長の青木輝さんに務めてもらいました.クイズ出題者は,小河舜先生(上智大学),菊地翔太先生(専修大学),森田真登先生(武蔵野学院大学),矢冨弘(熊本学園大学)先生です.(菊地先生は,ご自身の出題されたクイズについて note 記事で解説を加えられていますので,ぜひ「「英語史ライヴ2024」で出題した英語史クイズ(解答・解説つき)」をご覧ください.)
 配信回からは,大盛り上がりの様子が伝わるかと思います.会場には協賛出版社よりクイズの景品としてご提供いただいた書籍等がたくさん陳列されており,それを狙う参加者にとって本気のクイズ大会となりました.
 以前にも英語史関連のフェスで英語史クイズ (helquiz) を何度か実施してきました.今後もhel活の一環として英語史クイズの企画を立てていきたいと思います.
 英語史クイズといえば,最近ではヘルメイト(= helwa リスナー)による公開出題の動きが目立ちます.リスナーの川上さんによる X 上の試みや,ari さんによる note 上の試みなどもご参照ください.

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2024-10-10 Thu

#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング [voicy][heldio][notice][ranking][link][helkatsu][hajimeteno_koeigo][khelf][helwa][helmate][hellive2024]

Slido_results_20241010


 「#5637. heldio 2024年第3四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 10月8日までオープン」 ([2024-10-02-1]) でご案内したとおり,今年第3四半期における Voicy heldio のベスト配信回を決めるリスナー投票(1人10票まで)を実施しました.一昨日投票が締め切られましたが,今回は31名のリスナーの皆さんよりご投票いただきました.ご協力ありがとうございます.
 投票結果をまとめましたので本記事にて報告いたします(本日の heldio でも「#1229. heldio 2024年第3四半期のリスナー投票開票結果」として報告しています).以下に上位12位までの計16配信回を掲載します(全結果は本記事のソースHTMLをご覧ください).



 1. 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 (39%)
 2. 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 (35%)
 3. 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 (32%)
 4. 「#1144. なぜ "have a look" のような表現が現われたのか --- composite predicate をめぐる秋元実治先生との対談」 (29%)
 4. 「#1159. ハイブリッド語のおもしろい例をください --- 『ふらんす』8月号で英仏ハイブリッド語に触れています」 (29%)
 4. 「#1163. 言葉って自然物ですか?人工物ですか?」 (29%)
 4. 「#1213. ヘルメイトの皆さんに質問,あなたはいつ英語学習を始めましたか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (29%)
 4. 「#1214. 教えて khelf 会長! 天候の it って何? --- 「英語史ライヴ2024」より」 (29%)
 9. 「#1149. It's me. の me --- 英語史上の「代名詞交替」」 (23%)
 9. 「#1187. 英語のSVO固定語順にフランス語の影響はありそうにない」 (23%)
 9. 「#1201. 早朝の素朴な疑問「千本ノック」 with 小河舜さん --- 「英語史ライヴ2024」より」 (23%)
 12. 「#1147. 日常の英語史・英語学 --- khelf 疋田くんの新シリーズ」 (19%)
 12. 「#1156. 教えて khelf 会長! --- どうなるAI時代の語学教育?」 (19%)
 12. 「#1174. なぜ音変化はそのとき,そこで起きたのですか? --- 大学院生のための英語史」 (19%)
 12. 「#1191. 言語の線状性をポジティヴに見ると」 (19%)
 12. 「#1217. イチオシの英語本を教えて! --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」 (19%)




 第1位(得票率39%)に輝いたのは,「はじめての古英語」シリーズより「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」でした! リスナーの皆さんの応援によりシリーズとして第10弾に達し,かつ「英語史ライヴ2024」での公開生収録という特別な機会だったこともあるかと想像しますが,それにしてもリスナー投票4連覇ということで強い! 小河舜さん(上智大学),「まさにゃん」こと森田真登さん(武蔵野学院大学),そして堀田隆一のトリオでお届けしてきた古英語入門シリーズです.昨年8月31日に初回の「#822. ゼロから学ぶはじめての古英語 --- Part 1 with 小河舜さん and まさにゃん」を配信して以来,シリーズ頓挫の危機(?)を乗り越え,時折ゲストを招くなどして変化をつけながら,ここまで続いてきました.次の第11弾は未定ですが(笑),緩く続けていければと思います.過去の配信回や関連する話題は,本ブログの hajimeteno_koeigo でまとめていますので,ご覧ください.



 続いて得票率35%で堂々の第2位に輝いたのは,「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」です.khelf の藤原郁弥さん(慶應義塾大学大学院生)が MC を務め,そこに「英語語源辞典通読ノート」で知られる lacolaco さん,およびまさにゃんこと森田真登さんが加わり,45分間の集中精読会が成立しました.ニッチ界隈から熱い支持を受けた配信回です.
 第3位には,32%の得票率で「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」が入りました.秋元実治先生(青山学院大学名誉教授)と小河舜さん(上智大学)と堀田の3名が,イディオム(化)について理論的に語らいました.私自身も勉強になった回として,強く印象に残っています.
 第4位には,29%の得票率で5つの配信回がタイで並びました.秋元実治先生との対談回が改めて人気で,「#1144. なぜ "have a look" のような表現が現われたのか --- composite predicate をめぐる秋元実治先生との対談」への支持が集まりました.「#1159. ハイブリッド語のおもしろい例をください --- 『ふらんす』8月号で英仏ハイブリッド語に触れています」は,リスナーさんの間でコメントがおおいに盛り上がった回ですので,ぜひコメント欄を訪問していただければ.言語の本質を問うた「#1163. 言葉って自然物ですか?人工物ですか?」も支持をいただきました.「#1213. ヘルメイトの皆さんに質問,あなたはいつ英語学習を始めましたか? --- 「英語史ライヴ2024」裏番組より」は helwa メンバーの有志の収録回でしたが,リスナーさんの間で新鮮さと親近感がウケたものかと理解しています.実際に聴いていて楽しくなる回でした.大人数で議論が弾んだ「#1214. 教えて khelf 会長! 天候の it って何? --- 「英語史ライヴ2024」より」も,リスナーの皆さんに楽しんでいただいたようです.
 第9位以下の詳細は省略しますが,今後期待したいシリーズとして「#1147. 日常の英語史・英語学 --- khelf 疋田くんの新シリーズ」を挙げておきましょう.何気ない日常に「hel活」 (helkatsu) のネタがある,という気づきを得られた新シリーズでした.
 全体として,今回のリスナー投票では「英語史ライヴ2024」の表番組と裏番組,khelf メンバーや helwa メンバーが出演した配信回,研究者どうしのガッツリ議論回などが上位に入りました.パーソナリティとしては,heldio リスナー,helwa リスナー,khelf メンバー,出演者の方々皆の力でチャンネルを作り続けられているのだなあと,しみじみ感じた次第です.いつもご支援ありがとうございます.
 以上,投票結果の報告でした.お聴きでない回がありましたら,ぜひご聴取ください.

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2024-09-28 Sat

#5633. 形容詞補文として to 不定詞が続く7つのタイプ --- Quirk et al. より [adjective][complementation][infinitive][syntax][construction][semantics][helmate][helwa]

 Quirk et al. (1226--27; §16.75) に,"Adjective complementation by a to-infinitive clause" と題する項がある.

We distinguish seven kinds of construction in which an adjective is followed by a to-infinitive clause. They are exemplified in the following sentences, which are superficially alike:

  (i) Bob is splendid to wait.
 (ii) Bob is slow to react.
(iii) Bob is sorry to hear it.
 (iv) Bob is hesitant to agree with you.
  (v) Bob is hard to convince.
 (vi) The food is ready to eat.
(vii) It is important to be accurate.

In Types (i--iv) the subject of the main clause (Bob) is also the subject of the infinitive clause. We can therefore always have a direct object in the infinitive clause if its verb is transitive. For example, if we replace intransitive wait by transitive build in (i), we can have: Bob is splendid to build this house.
   For Types (v--vii), on the other hand, the subject of the infinitive is unspecified, although the context often makes clear which subject is intended. In these types it is possible to insert a subject preceded by for; eg in Type (vi): The food is ready (for the children) to eat.


 いずれの構文も表面的には「形容詞 + to 不定詞」と同様だが,それぞれに固有の統語的,意味的な特徴がある.要調査ではあるが,おそらく歴史的発達の経路も互いに大きく異なるものが多いだろう.
 目下 helwa リスナーからなる Discord 上の英語史コミュニティ内部における「ヌマる!英文法」チャンネルにて,He is sure to win the game. のような構文が話題となっている.この「sure + to 不定詞」の構文は,Quirk et al. によれば (iv) タイプに属するという.理解は必ずしもたやすくない.

 ・ Quirk, Randolph, Sidney Greenbaum, Geoffrey Leech, and Jan Svartvik. A Comprehensive Grammar of the English Language. London: Longman, 1985.

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2024-08-28 Wed

#5602. helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」 --- 新企画がスタート! [heldio][helwa][hellive2024][helwa_contents_for_hellive2024][helkatsu][hel_education][helmate][notice][khelf]

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 ↑↑↑ 本企画の特設ページ「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」へ今すぐアクセス ↑↑↑



 来たる2024年9月8日(日),Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にて12時間連続の公開生収録のイベント「英語史ライヴ2024」(hellive2024) が開催されます.khelf(慶應英語史フォーラム)主催の,英語史に特化した企画です.英語史系イベントとしては前代未聞の試みとなります.詳しくは「英語史ライヴ2024」特設ページをご覧ください.
 さて,「英語史ライヴ2024」には事前登録した数十名の方々が会場に参集します.参加者には khelf メンバー,大学(院)生,研究者などが含まれますが,とりわけ熱量をもって日本各地から参集してくる方々がいます.それは heldio のプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa)(月額800円の有料配信)に加わっているプレミアムリスナーたち,またの名を「helメイト」の面々です.
 とりわけhelメイトの皆さんに「英語史ライヴ2024」を何倍も楽しんでいただくために,事前に「helwa コンテンツ」企画を催すことに致しました.この企画に賛同いただいたhelメイトの方々には,事前に英語史に関する「コンテンツ」と称するエッセイ風の読み物を自由に作成していただき,ラジオネーム記名で,あるいは匿名で,ご提出いただきました.その寄せられてきたコンテンツを,「英語史ライヴ2024」の2週間ほど前の8月26日(月)より,毎日1つずつ(ただし土日は2つずつ),こちらのページで公開していくという企画です.
 helwa コンテンツの内容は,必ずしも学術的ではありませんし,その必要もありません.英語史を楽しめる内容であることが最大のポイントです.勉強になるコンテンツ,くすっと笑えるコンテンツ,作成者の切り口を味わえるコンテンツ,何でもありです.
 「英語史ライヴ2024」当日の11:30--11:55には「helwa コンテンツの講評」と題する生配信が予定されています.コンテンツ作成者にもトークに加わっていただき,このコンテンツが勉強になった,あのコンテンツが笑えた,などワイワイ楽しい25分にしたいと思います.そのためにも,ぜひhelメイトはもとより多くの方々に,ライヴの前までに helwa コンテンツを鑑賞しておいていただければ幸いです.
 では,本企画の特設ページ「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」へようこそ」よりコンテンツをたっぷりお楽しみください.すでに3本のコンテンツが公開されています.
 新企画のお知らせについては,heldio より「#1185. helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」 --- 新企画がスタート!」もお聴きください.


Referrer (Inside): [2024-09-06-1]

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