hellog〜英語史ブログ

#4591. 立命館大学での講演「世界の "English" から "Englishes" の世界へ」を終えました[slide][world_englishes][notice]

2021-11-21

 昨日,立命館大学にて「世界の "English" から "Englishes" の世界へ」と題する講演を行ないました.準備から当日の運営までお世話になりました立命館大学の岡本広毅先生を始め,関係の先生方,学生の皆さんには感謝いたします.ありがとうございました.
 対面&オンラインによるハイブリッドの形態で行ないましたが,多くの方々にご参加いただくことになりました.講演後には,とりわけ対面で出席くださった立命館大学国際コミュニケーション学域の先生方や学生の皆さんと,2時間に及ぶ "World Englishes" を巡る議論に花が咲き,私にとってもたいへん楽しく啓発的な時間となりました.議論を通じて,多様性の「許容」という用語が何を意味するのか,また "mutual intelligibility" といってもそこには常にパワー(バランス)が関わるものではないか,などの的を射た数々の指摘をいただき,確かにと頷きました.私自身の不勉強を思い知らされましたが,たいへん考えさせられる時間でした.
 今回のような公開講演のスライド等の資料は,原則として公開する方針を採っていますので,こちらよりご覧ください.参加された方々におかれましては,ぜひ復習などのためにご利用ください.そうでない方々には,スライドだけでは必ずしも講演の全容は伝わらないかとは思いますが,ご参考までに.
 以下にスライドの各ページへのリンクも張っておきます.

   1. タイトル
   2. 世界の "English" から "Englishes" の世界へ
   3. 目次
   4. 1. はじめに --- 英語の世界性と多様性
   5. 英語の話者人口
   6. 3種類の英語
   7. 複数形の "Englishes"
   8. 2. 英語の世界的拡大 --- ドイツ北部から世界へ
   9. 関連年表
   10. "World Englishes"
   11. 3. 英語の歴史的多様性 --- 減少しないエントロピー
   12. 4. 英語に作用する相反する2つの力 --- 求心力と遠心力
   13. 5. おわりに --- 英語は常に多様だった
   14. World Englishes に関するお勧め文献(お勧め順に)
   15. 参考文献
   16. 補遺1:世界英語のモデル
   17. 補遺2:ピジン語とクレオール語

 「英語史」は古い英語を解読するだけの分野ではありません.もちろんそれは非常に重要な課題であり,そこに土台があることは間違いありませんが,現代の英語を把握するための新しい(というよりも最新の)視座を提供してくれる分野でもあります."World Englishes" を入り口として,ぜひ英語史という領域に関心をもってもらえればと思います.

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