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conference - hellog〜英語史ブログ

最終更新時間: 2022-06-27 16:55

2022-03-23 Wed

#4713. 言語教育エキスポ2020のシンポで「大母音推移」についてお話ししました [conference][notice][slide][elt][gvs][heldio]

 去る3月6日(日) 14:40--16:10 に,Zoom 開催の言語教育エキスポ2022のシンポジウム「英語史を英語教育に生かす」にてお話しさせていただきました.関係の先生方にはシンポジウムの準備から当日までたいへんお世話になりました.参加された皆様にも,たいへん貴重なご意見やご質問をを賜わりました.ありがとうございます.
 私がお話しした題目は「「大母音推移」の英語教育上の役割を再検討する(近年の研究動向を踏まえて)」です.私自身が何か大母音推移 (gvs) についてオリジナルの新しい研究を試みたわけではまったくなく,あくまで学史を振り返っただけでした.予稿・概要はこちらからどうぞ.
 何かの役に立つかもしれませんので,発表で用いたスライド資料を公開します.100年以上にわたって英語史研究者を魅了してきた「大母音推移」の行く末に思いをはせていただければと.以下はスライドの各ページへのリンクです.

   1. 「大母音推移」の英語教育上の役割を再検討する(近年の研究動向を踏まえて)
   2. 目次
   3. 1. はじめに
   4. GVS を母音四辺形で示すと
   5. 2. GVS の研究史概観
   6. 3. GVS の 5W1H
   7. 具体的な単語例で
   8. 4. GVS の「例外」
   9. 4つの問題点
   10. /ɛː/ > /eː/ > /iː/ の2段階の上げ
   11. GVS 後に別途生じた音変化の結果
   12. 近代以降のフランス借用語において
   13. GVS は無強勢母音や短母音とは無縁
   14. 派生語ペアにみる母音の長短
   15. 派生語ペアにみる母音の長短の例外
   16. 5. GVS の解体
   17. GVS の貫徹度は方言によって異なる
   18. 各々の母音変化は部分的には関連し合っているものの,独立した音変化である
   19. GVS 進行表
   20. 後期古英語期から後期近代英語期までの長期にわたる様々な母音変化の一部
   21. 6. おわりに
   22. 参考文献
   23. 素朴な疑問 (1) 「nature と mature は1文字違いですが,なんで発音がこんなに異なるのですか?」
   24. 素朴な疑問 (2) 「なぜ friend はこの綴字でこの発音なのですか?」

 ちなみに,先日の Voicy 「英語の語源が身につくラジオ」 でも(散歩しながら)大母音推移についてしゃべったばかりなので紹介しておきたいと思います.大母音推移の威力と魅力を味わってみてください.

 ・ 「大母音推移(前編)」(2022年3月8日放送)
 ・ 「大母音推移(後編)」(2022年3月9日放送)

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2021-11-24 Wed

#4594. 英語教員養成コアカリのシンポで英語史についてお話ししました [conference][notice][slide][elt]

 昨日11月23日(火)の 15:00?17:00 に,Zoom 開催の第2回英語教員養成コアカリキュラム・研究フォーラムのシンポジウム「コアカリのこれから?10年後を見据えて?」にてお話しさせていただきました.シンポジウムの準備から当日までお世話になりました東京学芸大学の馬場哲生先生,粕谷恭子先生,高山芳樹先生,およびシンポジウムでご一緒させていただきました卯城祐司先生(筑波大学),松下信之先生(大阪府教育庁)には感謝致します.たいへん実りある時間を過ごすことができました.
 「英語史科目の現状・課題・提案」と題する内容で,英語教育やコアカリにおける英語史の位置づけについて15分間ほど発表する機会をいただき,その後,発表者間や他の参加者からの質疑応答を経て,ディスカッションに進みました.普段私は英語史を専門科目と位置づけて研究・教育を行なっていますが,今回は英語教育・行政の観点から英語史を見てみるという貴重な機会に恵まれました.
 日々の本ブログや拙著などでも英語教育の視点は常に含めているつもりですが,念頭においているのは個々の読者であって,必ずしも組織的な英語教育・行政を意識していたわけではありません.その意味で今回のシンポジウムは新鮮で,学ぶことが多かったように思います.
 簡単なものではありますが,シンポジウムで用いたスライドをこちらに置いておきます.以下にスライドの各ページへのリンクも張っておきます.

   1. タイトルページ
   2. 英語史科目の現状・課題・提案
   3. 目次
   4. 1. はじめに:コアカリのなかの英語史
   5. 「英語学」の項目 (p. 8)
   6. 第3項「英語の歴史的変遷,国際共通語としての英語」
   7. 2. 英語史科目の現状
   8. 3. 英語史科目の課題と提案
   9. 4. 学界の潮流と英語史の強み (1)
   10. 学界の潮流と英語史の強み (2)
   11. 学界の潮流と英語史の強み (3)
   12. 学界の潮流と英語史の強み (4)
   13. 5. 英語教育への具体的応用
   14. 6. おわりに:教員の引き出しを増やす英語史
   15. 英語史のお勧め文献
   16. 拙著・拙論

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