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#6283. 『なぜさんたんげん』の詳しい目次[notice][nazesantangen][nhkpb][toc]

2026-07-10


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 6月10日の発売以来,本ブログや heldio,各種 SNS で大々的に展開している新刊『英語史で解く英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』(NHK出版新書)ですが,おかげさまで第2刷も全国の書店さんに出回っており,大変な盛り上がりをみせております.手に取ってくださった読者の皆様,本当にありがとうございます.
 これまで本書の内容については,章や節のレベルまでの大まかな構成が公式に公開されてきましたが,さらに細かな小見出しについては公開されてきませんでした.そこで,本日の記事では,本書のすべての小見出しまでを網羅した,最も詳しい目次を一挙公開したいと思います.
 階層構造を整理した詳細な目次を眺めていただくだけでも,現代英文法の背後にどれほどダイナミックな英語史のドラマが隠されているか,その一端を感じ取っていただけるはずです.



はじめに
序章 英語はどのようにして現在の姿になったのか
    1. 英語のルーツを求めて --- 印欧祖語からゲルマン語へ
    2. 古英語の時代(西暦700年頃~1100年頃)--- 屈折語尾の豊かさとその衰退の兆し
    3. 中英語の時代(1100年頃~1500年頃)--- フランス語の洪水と多様性
    4. 近代英語の時代(1500年頃~1900年頃)--- 大母音推移と規範の確立
    5. 現代英語とその先へ(1900年頃~)--- 世界語としての拡大と多様化
第1章 文の骨組みはその言語の個性
    1. なぜ英語の語順は SVO なのか
        1. 「私」「話します」「英語」
        2. 世界の言語の語順
        3. 基本語順とは何か
        4. 古英語では語順は可変だった
        5. 屈折語尾の弱化
        6. 語順すら変化する
    2. なぜ英語の文には主語が必要なのか
        1. 日本語では主語は省略できる
        2. かつての英語では主語の省略が可能だった
        3. かつての英語では主語が想定されない文があった
        4. 語順の固定化との連動
        5. 英語における主語の重要性
    3. なぜ存在を表すのに There is/are .... という構文を使うのか
        1. be 動詞の後ろに主語が来る
        2. 「動詞第2位」の伝統
        3. 旧情報と新情報
        4. 存在を表す目印へと「文法化」した there is ...
        5. 形式上の主語 there
        6. なぜ here ではなく there が選ばれたのか
        7. さらに進む文法化
    4. なぜ疑問文に do が現れるのか
        1. 語順を入れ替える疑問文
        2. do が現れる疑問文
        3. do 疑問文の誕生 
        4. do 疑問文の有用性
    5. なぜ3単現の s をつけるのか
        1. 3単現の s への疑問
        2. 英語の 3種類のこだわり
        3. 1000年前の "learn" の屈折
        4. 唯一生き残った 3単現の s
        5. 英語のこだわりを垣間見せてくれる "窓" として
    6. なぜ will を使って未来を表すのか
        1. 「未来形」ではなく「未来表現」
        2. かつての英語には未来表現は存在しなかった
        3. 時間≠時制
        4. will の意味変化 --- 「希望」が弱まって「未来」へ
    7. なぜ「時・条件を表す副詞節」では未来のことも現在形で表すのか
        1. 英文法の奇妙な例外ルール
        2. 初期近代以前の英語では「未来」よりも「仮定法」を優先した
        3. 仮定法の衰退から現在形の採用へ
        4. 未来のことは現在形でも表せる
    8. なぜ仮定法では if I were a bird となるのか
        1. I was ではなく I were
        2. 「仮定法」とは何か
        3. 古くは明確に区別されていた 2つのモード
        4. 衰退の一途をたどった仮定法
        5. 「妄想モード」と過去形
    9. なぜ現在分詞と動名詞は同じ -ing で表されるのか
        1. -ing の多義性
        2. 動詞から名詞を作る -ing 形 --- 動名詞の発達
        3. 動詞から形容詞を作る -ende 形 --- 現在分詞の発達
        4. 進行形の成立
        5. 多義性は言葉の常
第2章 語形の変化は規則的に不規則
    1. なぜ foot の複数形は feet になるのか
        1. 不規則な複数形
        2. 母音の発音と舌の位置
        3. 発音界の磁石イ
        4. フォーティズからフェートへ
        5. 磁石イの広範な影響
        6. 狭い窓からみた「不規則」
    2. なぜ child の複数形は children になるのか
        1. 不規則な複数形 --- その 2
        2. 古英語にはさまざまな複数形の作り方が存在した
        3. 古英語でも "不規則" だった child
        4. 複数形の複数形
        5. なぜ発音は「チャイルドレン」にならないのか
    3. なぜ go の過去形は went になるのか
        1. 不規則な過去形
        2. 別の動詞からの流入
        3. go の過去形の謎
        4. 違う語源の語が活用表に入り込む例
        5. よく使うものはすぐ手の届くところに
    4. なぜ形容詞の比較級には -er と more があるのか
        1. 比較へのこだわり
        2. 3種類の比較級
        3. more 型の登場
        4. -er 型と more 型のすみ分け規則の芽生え
        5. 「規則」もまた変化する
第3章 なぜ文字と発音が一致しないのか
    1. なぜ A の読みは「アー」ではなく「エイ」なのか
        1. 英語はエイ,ビー,スィー
        2. lake は「ラーケ」ではなく「レイク」
        3. 英語も600年ほど前まではアー,ベー,セーだった
        4. 口の開きを小さく
        5. 母音は今も変化している
    2. なぜ I は大文字で書くのか
        1. 英語だけが I を大文字で書く
        2. アルファベットは大文字から始まった
        3. 中英語の「縦棒地獄」
        4. 「y を i に変えて es をつける」のも縦棒地獄の仕業
    3. 「マジック e」とは何か
        1. 母音の「短音」を「長音」に変化させる
        2. 「マジック e 」の誕生
        3. e のさまざまな役割
    4. なぜ know や high には発音されない文字があるのか
        1. 英語のスペリングと発音の乖離
        2. 古英語や中英語では k や gh は発音されていた
        3. 発音が変わってもスペリングは変わりにくい
        4. 黙字にも利便性はあるか
    5. なぜ one, two はこのスペリングでこの発音なのか
        1. 「オネ」と「トゥウォー」
        2. one の歴史
        3. イングランド西部の訛り
        4. two の歴史 --- 発音のしやすさを求めて
        5. 発音とスペリングは別物
    6. なぜ eleven, twelve というのか
        1. 英語の数詞の怪
        2. 余りで数えた eleven と twelve
        3. 12進法の余韻
        4. ひっくり返った thirteen
        5. どんでん返しの fifteen
        6. 未解決の謎:短い ten と長い -teen
    7. どのように単語ごとのアクセントの位置が決まるのか
        1. 英語と日本語のアクセント
        2. 英単語のアクセント位置は不規則
        3. 古英語では語頭アクセントが大原則だった
        4. フランス語とラテン語からの衝撃
        5. アクセントの英語化と混乱
    8. アルファベット最後の文字 Z のミステリー
        1. Z は最も出番の少ない文字
        2. Z を含む英単語
        3. 日陰者としての歴史
        4. 発音は「ズィー」か「ゼッド」か
第4章 社会とともに変わり続ける英語
    1. なぜ英語には類義語が多いのか
        1. 英語は類義語の多い言語
        2. 古英語期には ask のみが存在した
        3. 中英語期にフランス語から inquire が流入した
        4. 初期近代英語期にラテン語から interrogate が流入した
        5. 英語語彙の 3層構造
        6. 日本語も類義語の多い言語
    2. なぜ英語には省略語が多いのか
        1. 身の回りの省略語
        2. 第1の技,切り落とし
        3. 第2の技,切り貼り
        4. 第3の技,イニシャル取り
        5. 忙しい情報化の時代
    3. 単数の they とは何か
        1. Everyone thinks they are right.
        2. every は「すべて」を個々にとらえる
        3. 「みんな」は男性だけではないはず
        4. かつての男性優位の価値観?
        5. 「単数の they」の復活
おわりに 
英語史年表
参考文献




 ・ 堀田 隆一 『英語史で解く 英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』 NHK出版〈NHK出版新書〉,2026年.

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