今学期の大学院のオムニバス講座「人文学の方法論(デジタル・ヒューマニティーズ)」の1講義として,主に人文系の履修者を対象に「言語研究とデジタルコーパス・辞書・方言地図」を話す機会がありました.単発の授業ということで,準備した資料も今後活用されることもなさそうですので,差し障りのない形に加工した上でこちらに公開しました.基本的には,英語史を専門としない人文系大学院生向けの講義のために準備した参考資料です.スライド中からは hellog 記事への参照もたくさんあります.
1. 「言語研究とデジタルコーパス・辞書・方言地図」
2. まず,コーパスとは?
3. 1980年代以降の英語史研究
4. 英語コーパス発展の3軸
5. 主な歴史英語コーパス
6. 主な歴史英語辞書
7. 主な歴史英語方言地図
8. コーパス研究の功罪
9. 参考文献
私からは英語史研究におけるデジタル資料との付き合い方というような話しをしたわけですが,ほぼ皆が異なる分野を専攻する学生だったので,議論を通じて各々の分野での "DX" の進展について教えてもらう機会も得られ,たいへん勉強になりました.
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