「DAtracer」はドーパミンの挙動を可視化する試薬です。我々が開発し、論文で報告した研究試薬「DAtracer」が、フナコシ株式会社より販売されます

お知らせ 

2022年

NEW!

日本最大の化学ポータルサイト「Chem-staion」に横浜国立大学の中村さんの記事が掲載されました!

『オキシトシンを「見える化」するツールの開発と応用に成功-謎に包まれた脳内オキシトシンの働きの解明に新たな光-』に関する記事は、下記のバナーよりご覧ください


2022年10月より、未来社会創造事業のプロジェクトを開始いたします!

九州大学の加納英明先生と京都大学の衞藤雄二郎先生との共同プロジェクトです。

未来社会創造事業については、下のバナーよりご覧ください


Analytical Chemistry誌に発表した論文が、supplementary coverを飾りました!


横浜国立大学の中村さんの論文がAnalytical Chemistryに発表され、プレスリリースされました。 オキシトシンの可視化を実現しました。おめでとうございます! 

掲載内容はこちらから


我々が開発し、論文で報告した研究試薬「DAtracer」が、フナコシ株式会社より販売されます

「DAtracer」はドーパミンの挙動を可視化する試薬です。

詳しくは、下のバナーより

2021年

論文発表に伴うプレスリリース

Analytical Chemistry誌に掲載された論文「Alkyne-Tagged Dopamines as Versatile Analogue Probes for Dopaminergic System Analysis」について、プレスリリースを行いました。JSTさきがけ研究の成果で、理工学部化学科藤本教授、東京大学工学系研究科小関教授らとの共同研究です。

掲載内容はこちらから


横浜国立大学環境情報学府講義案内

令和3年度春学期に「生命高次適応科学[Brain Science and Imaging] 」の集中講義を開講します。オンライン(オンデマンド配信)の予定です

講義内容:

脳は、ヒトをはじめとする高等動物の、環境適応などあらゆる行動決定の鍵を握る。よって脳の理解は自他の行動の理解を促進し、公私にわたる日常生活に新たな視点をもたらす。本講義では、そのような脳や心の謎に迫る脳科学の基礎から応用までを概説する。また、脳科学の発展には光学イメージング技術が非常に大きな役割を担ってきた。そこで、脳科学を題材としつつ、あらゆる分野に応用されている光学イメージング技術の基礎と応用を解説する。応用性に着目して脳科学と光学イメージングの最先端の知見も併せて紹介し、幅広い分野の履修者の現在・今後の研究・日常生活に新たな視点をもたらし、その発展の一助となることを目指す。


慶應義塾大学医学部,世界脳週間 「脳学問のすゝめ」参加のお知らせ

慶應義塾大学医学部にて開催される高校生向け研究室見学「脳学問のすゝめ」に参加します。今年度はオンライン開催です。「新たな光学技術で見えなかったものを見る」として、イメージング研究について紹介します。今年はオンライン開催となっております。詳細およびお申し込みは下記よりお願い致します。

こちらから

2020年

「みらいぶっく」への記事掲載のお知らせ

中高生向けのサイトに研究紹介の記事を掲載して頂きました。

こちらから

2019年

「生命をめぐる水」ウェブサイトリニューアルのお知らせ

私達が参加しているサントリーと薬理学教室の共同研究「生命をめぐる水」のウェブサイトがリニューアルされました。私達はコヒーレントラマン顕微鏡を用いた組織内の水の可視化解析プロジェクトを担当しています。

こちらから


慶應義塾大学医学部 研究室見学参加のお知らせ

慶應義塾大学医学部にて開催される高校生向け研究室見学「脳学問のすゝめ」に参加します。「新たな光学技術で見えなかったものを見る」として、イメージング研究について紹介します。2019年11月2日、信濃町キャンパスで開催されます。

こちらから


シンポジウム参加のお知らせ

日本バイオイメージング学会主催の The 6th International Symposium on Bioimaging(第28回バイオイメージング学会年会)(2019年9月23日 東京)と日本生物物理学会主催の日本生物物理学会年会シンポジウム(2019年9月25日 宮崎)で発表および座長をします。ぜひご参加ください。


CREST特任教員公募のお知らせ

この度、JST戦略的創造研究推進事業(CREST)プロジェクトの開始に伴い、特任教員(博士研究員)を募集します。非線形光学、特にSRS顕微鏡を用い、細胞・組織レベルでの化学情報伝達物質・代謝物・薬剤などの生理活性物質のライブイメージング研究を推進して下さる方を募集します。

こちらから


慶應義塾大学理工学部創立80年記念イベント 医工連携シンポジウム

2019年6月8日(土)に慶應義塾大学矢上キャンパスで開かれる医工連携シンポジウムに藤本ゆかり先生と講演をしました。

発表テーマ

「生体分子を視る ~分子可視化のための化学合成とバイオイメージング技術~」

(画像をクリックするとHPにとびます。)


横浜国立大学環境情報学府講義案内

平成31年度春学期に「生命高次適応科学[Molecular Neuroscience] 」の集中講義を開講します。日程、講義の概要は以下の通りです。

日程:6月21日(金)、6月28日(金)、7月5日(金)

講義内容:

本講義では、脳の機能を題材とし、その生理学的基礎の解説をすると共に、研究の発展に大きな寄与をしているイメージングの手法などについて概説します。感覚や思考など我々の日常を司る脳の理解を促すと共に、多くの分野・領域に応用可能な手技を紹介する事で、受講者の研究その他の活動に新たな視点を提供する事を目指します。

 

フナコシ株式会社による「研究室でインタビュー」

私たちが開発したSHG専用色素Ap3の販売を行って頂いているフナコシ株式会社から、「研究室でインタビュー」企画のインタビューを頂きました。その記事がウェブ公開されました。内容は下記のリンクからご覧下さい。

「研究室でインタビュー」サイト


CREST特任教員公募のお知らせ

この度、JST戦略的創造研究推進事業(CREST)プロジェクトの開始に伴い、特任教員(博士研究員)を募集します。非線形光学、特にSRS顕微鏡を用い、細胞・組織レベルでの化学情報伝達物質・代謝物・薬剤などの生理活性物質のライブイメージング研究を推進して下さる方を募集します。

こちらから


実験補助員募集のお知らせ

こちらに詳細が記載されております

 

2018年

KEIO TECHNO-MALL 2018

KEIO TECHNO-MALL 2018に理工学部化学科生体分子化学研究室の藤本ゆかり先生と共同で出展します。

実際に展示したポスターはこちらです。(画像をクリックするとpdfにとびます。)


実験補助員募集を終了しました

下記の募集は終了致しました。多数のご応募を頂きまして大変有難うございました。


実験補助員募集のお知らせ

研究のサポートをして頂ける実験補助員を募集致します。研究に興味を持ち、やる気をもって研究に参加して頂ける方であれば、適宜十分なトレーニングを致しますので、研究の経験は不要です。簡単な作業から最先端の研究まで、業務内容はご相談の上、決定致します。就業時間などに関しては相談の上決定します(目安として1日5時間程度、週3~5日程度)。条件などは義塾の規定に則ります。ご興味を頂ける方は是非、塗谷(下記)までメールでお問合せ下さい。

mnuriya[@]z2.keio.jp ([@]を半角の@に変えて下さい)


横浜国立大学環境情報学府講義案内

平成30年度春学期に「生命高次適応科学[Molecular Neuroscience] 」の集中講義を開講します。日程、講義の概要は以下の通りです。

日程:

7月6日(金)、7月13日(金)、7月20日(金)

講義内容:

本講義では、脳の機能を題材とし、その生理学的基礎の解説をすると共に、研究の発展に大きな寄与をしているイメージングの手法などについて概説します。感覚や思考など我々の日常を司る脳の理解を促すと共に、多くの分野・領域に応用可能な手技を紹介する事で、受講者の研究その他の活動に新たな視点を提供する事を目指します。


プロポフォール論文(Nuriya et al. 2018)について

新しい論文(Nuriya et al. 2018, BBRC)が発表されました。この研究は森田さんが見出したアストロサイトのコネキシンのリン酸化の制御につき、自主学習にて青木君が発展させてくれたものをまとめたものです(青木君はこのテーマで表彰されました、おめでとうございます!)。

神経細胞の活動を制御することで効果を発すると考えられる麻酔薬プロポフォールが非神経細胞のアストロサイトに直接作用し、重要な機能を担うギャップ結合を形成するコネキシン分子のリン酸化を制御していることを見出したものです。このように、神経細胞に作用する多くの薬が併せてグリア細胞にも作用し薬理学的な効果を発していることが考えられ、今後の更なる研究により神経系の薬剤の作用に対して新たな知見が多く見出されるものと期待されます。

2017年

横浜国立大学環境情報学府講義案内

平成29年度春学期に「生命高次適応科学[Molecular Neuroscience] 」の集中講義を開講します。日程、講義の概要は以下の通りです。

日程:

7月7日(金)、7月14日(金)、7月21日(金)

講義内容:

本講義では、脳の機能を題材とし、その生理学的基礎の解説をすると共に、研究の発展に大きな寄与をしているイメージングの手法などについて概説します。感覚や思考など我々の日常を司る脳の理解を促すと共に、多くの分野・領域に応用可能な手技を紹介する事で、受講者の研究その他の活動に新たな視点を提供する事を目指します。

2016年

プレスリリース発表のお知らせ

SHG顕微鏡に特化した「無蛍光性SHG色素」の開発と応用に関する論文がNature Communicationsに発表され、プレスリリースを行いました。 詳しくはこちら(慶應義塾大学報道発表サイト)をご覧下さい。

また、論文はオープンアクセスですので、こちら(nature communicationsウェブサイト)から全文がご覧頂けます。

なお、この記事は日経産業新聞、日刊工業新聞、化学工業日報などにて報道されました。

横浜国立大学環境情報学府講義案内

平成28年度春学期に「生命高次適応科学[Molecular Neuroscience] 」の集中講義を開講します。日程、講義の概要は以下の通りです。

日程:

7月1日(金)、7月8日(金)、7月15日(金)

講義内容:

本講義では、脳の機能を題材とし、その生理学的基礎の解説をすると共に、研究の発展に大きな寄与をしているイメージングの手法などについて概説します。感覚や思考など我々の日常を司る脳の理解を促すと共に、多くの分野・領域に応用可能な手技を紹介する事で、受講者の研究その他の活動に新たな視点を提供する事を目指します。


留学体験記掲載のお知らせ

大学院での留学体験記をUJA(全世界日本人研究者ネットワーク)と実験医学との共同企画「留学のすゝめ」にご掲載頂きました。

「留学を決める時、帰国を決める時、その後のキャリアを決める時」

詳しくはこちらをご覧下さい。

2015年

第88回日本薬理学会年会にてワークショップを開催します

2015年3月20日(金)8時から、第88回日本薬理学会年会(名古屋国際会議場)にて東京大学の大久保先生とワークショップを開催致します。

「現場の研究者に聞く先端イメージングのための秘伝Tips」と題し、最先端のイメージング技術につき現場の研究者により解説して貰います。イメージングのコツもお話し頂くという事で、非常に充実したワークショップとなるものと期待しています。年会ご出席の皆様は奮ってご参加下さい。

日時:3月20日(金)8:00〜9:00

会場:C会場 (4号館1階 白鳥ホール(南))


発表論文がJBCの表紙を飾りました!

権藤さん、篠塚君、森田さんが筆頭著者となっている論文がThe Journal of Biological Chemistryに発表され、掲載号の表紙に私達のイラストが採用されました。こちらからご覧いただけます。

これは大脳皮質においてアストロサイトと呼ばれるグリア細胞(赤)と血管(水色)を写した写真で、アストロサイトが細い突起を伸ばして血管に巻き付いている事が分かります。このような構造を持つ事により、正常・疾患の様々な状況においてアストロサイトは脳血管、ひいては脳活動の調節をしていると考えられています。


大学院生募集案内

平成26年度の大学院入学案内がこちらのサイトでご覧頂けます。

2014年

私達は基盤研究グループ「生命現象の可視化グループ」に所属し、脳科学やイメージングに興味のあるやる気のある学生さんの参加をお待ちしております。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

最近の論文の要旨

Gondo, Shinotsuka, Morita, Abe, Yasui & Nuriya, Journal of Biological Chemistry (2014)

この論文では、人口の約1%もの方々が苦しまれている癲癇の発生メカニズムを明らかにするため、生化学的解析と2光子機能イメージングを併せ、グリア細胞であるアストロサイトの役割に着目して解析を行いました。その結果、癲癇モデルの大脳皮質ではアストロサイトが作るb-Dystroglycanと呼ばれる分子が壊されており、これに伴ってアストロサイトの機能が低下している事が分かりました。更に、神経細胞の活動が正常近くに戻ってもこの病的な変化が持続している事から、神経活動の異常とは異なるグリア細胞の病態が明らかとなり、これまで知られていなかった癲癇の新たな一面が明らかにされました。

なお、この論文では権藤さん、篠塚君、森田さんがequal contributionをもって共筆頭著者となっています。

Shinotsuka, Yasui & Nuriya, Biochemical and Biophysical Research Communications (2014)

この論文では、虚血時におけるアストロサイトの応答とその生理学的な意義を、主に2光子イメージングを用いて解析しました。その結果、虚血時にアストロサイトは神経細胞とは異なる応答を示し、それがギャップ結合により結ばれたアストロサイトのネットワークにより制御されている事が分かりました。更に、このギャップ結合を阻害すると神経細胞の病的な応答も変化する事から、ギャップ結合に支えられたアストロサイトのネットワークが神経細胞、グリア細胞を含めた脳組織の保護機能を担っている事が明らかとなりました。

横浜国立大学環境情報学府講義案内

平成26年度春学期に「生命高次適応科学[Molecular Neuroscience] 」の集中講義を開講します。日程、講義の概要は以下の通りです。

日程:

7月4日(金)、7月11日(金)、7月18日(金)

講義内容:

本講義では、脳の機能を題材とし、その生理学的基礎の解説をすると共に、研究の発展に大きな寄与をしているイメージングの手法などについて概説します。我々の日常と切り離す事のできない脳機能の理解を促すと共に、多くの分野での研究に応用可能な手技を紹介する事で、受講者の研究その他の活動に新たな視点を提供する事を目指します。

 


2013年

大学院生募集案内

平成25年度の大学院入学案内がこちらのサイトでご覧頂けます。

本年度からは基盤研究グループ「生命現象の可視化グループ」に所属し、脳科学やイメージングに興味のあるやる気のある学生さんの参加をお待ちしております。詳しくはこちらをご覧下さい。


最近の論文の要旨

Nuriya and Yasui, Journal of Neuroscience (2013)

この論文では、グリア細胞がどのように情報伝達・処理を行っているかの謎に迫るため、蛍光色素の2光子アンケージングと2光子イメージングをマウス脳スライスのアストロサイトに適用し、非常に複雑な構造を持つアストロサイト細胞内の各部位において化学情報がどのように伝達されるかを解析しました。ここから、数多く存在する突起の中で血管周囲を取り巻き脳のエネルギー制御に重要な役割を果たす足突起が、細胞内の独立のコンパートメントとして働く事が分かりました。これにより、高等動物、特にヒトにおいて発達を遂げたアストロサイトの複雑な構造の機能的意義の一端が明らかにされました。

 

Nuriya, Shinotsuka and Yasui, Cerebral Cortex (2013)

この論文では、血液脳関門の細胞生物学的な基盤の謎に迫るため、マウスの大脳皮質の急性スライスに2光子顕微鏡を適用し、細胞外空間における分子動態を解析しました。ここから、血液脳関門の機能にアストロサイト足突起が物理的な拡散阻害因子として重要な寄与をしており、疾患条件下においてこのバリアー機能が破綻する事が明らかとなりました。これはこれまで血管内皮細胞のみにより構成されると考えられてきた血液脳関門に新たな制御因子を提示すると共に、アストロサイトの新たな機能を明らかにするものとなりました。


シンポジウム開催

第86回日本薬理学会年会(2013年3月21日ー23日、福岡国際会議場)において東京大学の大久保先生と共にシンポジウムを開催致しました。

「最新イメージング技術で迫る神経―グリア―血管連関」

"Neuron-Glia-Vasculature Interactions Probed by Cutting Edge Imaging Techniques"

当日は多くの皆様にご参集頂き、非常にエキサイティングなシンポジウムとなりました。シンポジストの先生方、ご参加頂きました皆様、大変有難うございました。

2011年

大学院留学体験談掲載書発行のお知らせ

「ジョンズホプキンス大学大学院留学体験談」というタイトルでJANAMEF留学セミナー2011にてお話させて頂きましたアメリカ大学院留学体験談を掲載して頂いた本「シリーズ日米医学交流No. 12 麻酔科診療にみる医学留学へのパスポート」(公益財団法人 日米医学医療交流財団編 はる書房)が出版されました。