hellog〜英語史ブログ

#2966. 英語語彙の世界性 (2)[lexicology][loan_word][borrowing][statistics][link]

2017-06-10

 英語語彙の世界性について,1年ほど前の記事 ([2016-06-24-1]) で様々なリンクを張ったが,その後書き足した記事もあるので,リンク等をアップデートしておきたい.記事を読み進めていけば,英語語彙史の概要が分かる.

1  数でみる英語語彙
  1.1  語彙の規模の大きさ (#898)
  1.2  語彙の種類の豊富さ (##756,309,202,429,845,1202,110,201,384)
  1.3  英語語彙史の概略 (##37,1526,126,45)
2  語彙借用とは?
  2.1  なぜ語彙を借用するのか? (##46,1794)
  2.2  借用の5W1H:いつ,どこで,何を,誰から,どのように,なぜ借りたのか? (#37)
3  英語の語彙借用の歴史 (#1526)
  3.1  大陸時代 (--449)
    3.1.1  ラテン語 (#1437)
  3.2  古英語期 (449--1100)
    3.2.1  ケルト語 (##1216,2443)
    3.2.2  ラテン語 (#32)
    3.2.3  古ノルド語 (##2625,2693,340,818)
    3.2.4  古英語本来語のその後 (##450,2556,648)
  3.3  中英語期 (1100--1500)
    3.3.1  フランス語 (##117,1210)
    3.3.2  ラテン語 (##120,1211)
    3.3.3  中英語の語彙の起源と割合 (#985)
  3.4  初期近代英語期 (1500--1700)
    3.4.1  ラテン語 (##478,114,1226)
    3.4.2  ギリシア語 (#516)
    3.4.3  ロマンス諸語 (##2385,2162,1411,1638)
  3.5  後期近代英語期 (1700--1900) と現代英語期 (1900--)
    3.5.1  語彙の爆発 (##203,616)
    3.5.2  世界の諸言語 (##874,2165,2164)
4  現代の英語語彙にみられる歴史の遺産
  4.1  フランス語とラテン語からの借用語 (#2162)
  4.2  動物と肉を表わす単語 (##331,754)
  4.3  語彙の3層構造 (##334,1296,335,1960)
  4.4  日英語の語彙の共通点 (##1645,296,1630,1067)
5  現在そして未来の英語語彙
  5.1  借用以外の新語の源泉 (##873,874,875)
  5.2  語彙は時代を映し出す (##625,631,876,889)


 英語語彙史を大づかみする上で最重要となる3点を指摘しておきたい.

  (1) 英語語彙史は,英語と他言語の交流の歴史と連動している
  (2) 語彙借用の動機づけは「必要性」のみではない
  (3) 語彙借用により類義語が積み上げられていき,結果として3層構造が生じた

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