先日3月30日(土)の15:00?18:15に,朝日カルチャーセンター新宿教室にて,「英語の歴史」の第3弾として講座「英語史で解く英語の素朴な疑問」を開講しました.受講された方々からは新たな「素朴な疑問」もいくつか飛び出し,たいへん啓発されました.今回の趣旨は,次の通りでした.
何年も英語を学んでいると,学び始めの頃に抱いていたような素朴な疑問が忘れ去られてしまうことが多いものです.なぜ A は「ア」ではなく「エイ」と読むのか,なぜ go の過去形は went なのか,なぜ動詞の3 単現には -s がつくのか等々.このような素朴な疑問を改めて思い起こし,あえて引っかかってゆき,大まじめに考察するのが,英語史という分野です.素朴な疑問を次々と氷解させていく英語史の力にご期待ください.
1. 英語史と素朴な疑問は相性がよい
2. 発音に関する素朴な疑問
3. 綴字に関する素朴な疑問
4. 文法に関する素朴な疑問
5. 語彙に関する素朴な疑問
6. 皆さんからの疑問について検討
7. 本講座のまとめ
それぞれの部門の「素朴な疑問」として取り上げられた話題は,時間の都合により限定的ではありましたが,個々の疑問を解決していくプロセスそのものが英語史の学びであり,自然とその魅力が理解されたのではないでしょうか.講座で使用したスライド資料をこちらにアップしておきますので,自由にご参照ください.
1. シリーズ「英語の歴史」 第3回 英語史で解く英語の素朴な疑問
2. 本講座のねらい
3. 1. 英語史と素朴な疑問は相性がよい
4. 英語に関する素朴な疑問の例 (#1093)
5. 皆さんの素朴な疑問は?
6. 2. 発音に関する素朴な疑問
7. 3. 綴字に関する素朴な疑問
8. 4. 文法に関する素朴な疑問
9. 身近な動詞に多い「不規則」変化
10. 歴史的には接尾辞を付けるか,母音を変化させるか
11. なぜ規則動詞化してきたのか
12. 真の不規則
13. 5. 語彙に関する素朴な疑問
14. 皆さんからの疑問について検討
15. 本講座のまとめ
16. 今回扱ったものやその他の素朴な疑問に答える参考文献
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