連星系・変光星・低温度星研究会 2016

集録 (45 MB, pdf)

写真 会場の様子


集合写真
1)研究会 開催概要
・日時:2016年10月29日(土)〜31日(月)
・会場: 横浜市港北区日吉4−1−1 慶応大学  日吉キャンパス(東急東横線日吉駅下車すぐ。注意:特急は止まりません。
  東海道新幹線で来られる方は新横浜での乗り換えが便利です)
  来往舎 (キャンパスマップ9番) 2F大会議室 (30日は日曜日のため、来往舎の入口は左側1箇所のみです)
・会議参加費:無料


2) 研究会趣旨
 近年の天体観測の向上とともに、地上、スペースを問わず大量の観測データが得られる
ようになり、恒星天文学は新しい時代をむかえました。新星や連星系の理論的
研究はもちろん、食連星をはじめとした変光星や連星系の観測的研究がいっそう
進展しております。CCDによる食連星や新星の測光観測は基本的な研究であり、
プロアマを問わず今後の観測がおおいに期待されています。
本研究会は連星系・変光星・低温度星に特化した研究会で、従来どおりプロアマ含めた
参加者の間で広く議論をして情報交換をする場を提供します。

招待講演 
平野 照幸 氏    (東工大)    : 系外惑星系 -- 第2の地球を探せ
大石 奈緒子 氏  (国立天文台): 重力波天文学の創成 -- トンネルから見る宇宙
関口 雄一郎 氏  (東邦大)    : 連星系の輪舞曲:合体までの???小節


3)懇親会 10月29日(土) 慶応大学生協食堂

4)締切期日
研究会参加:発表なし、懇親会不参加の場合は事前申し込みは必要ありません。
講演申し込み:締め切りました。
懇親会申込:締め切りました。
慶応大学の宿舎申し込み:締め切りました。

5)世話人
  加藤万里子、清田誠一郎、永井和男、蜂巣 泉

6) 問合せ先  binary_star_2016(アットマーク)freeml.com
     (アットマーク)を@に変えて下さい。


==============================================================
連星・変光星・低温度星 研究会 2016  プログラム
==============================================================

口頭発表: 15分+5分
招待講演: 40分+5分

開催概要
・日時:2016年10月29日(土)〜31日(月)
・会場: 横浜市 慶応大学 (日吉キャンパス)
・詳細 
・世話人:加藤万里子、清田誠一郎、永井和男、蜂巣 泉

========================================
10月29日(土)
13:25 主催者あいさつ

座長: 加藤万里子

13:30-14:50
<連星・変光星>
赤澤秀彦(岡山理科大学/食連星合宿ゼミ)片山敏彦、佐々井祐二、大島 修
  退職後から始めた食連星合宿ゼミ(Phoebeを使った光度曲線解析を目指して)
大島修(岡山理科大学/食連星合宿ゼミ)赤澤秀彦、藤井貢
 W UMa型食連星TZ Booのオコーンネル効果について
永井和男(VSOLJ)
  短周期食連星 OT Lacのeccentricity
伊藤芳春(聖和学園高等学校)
  食変光星かみのけ座IO星(周期53日)の協同観測

(10分休憩)

15:00-16:00
鳴沢真也(兵庫県立大学)、中村泰久(元福島大学)
   振動アルゴル系:主極小の形状変化からみつかるか?
矢田猛士(島根県立三瓶自然館)
  アルゴル型食連星XZ Andの光度曲線解析
市川良介(放送大学)
  活動的なアルゴル型連星 U Cep の星周物質の分光観測について

16:05-16:50
<<招待講演>>
関口 雄一郎(東邦大)
  連星系の輪舞曲:合体までの???小節

17:00-18:00
<理論>
平井遼介(早稲田大)
  超新星iPTF13bvnの連星親星モデル
鴈野重之(九州産業大)
  恒星進化モデルを用いた中性子星ULX の連星パラメタ推定法 
井上 一 (明星大学) 
  X線連星の超軌道周期と降着リングの歳差運動 

------------------------------------------
懇親会 開始 18:20 (慶応大学生協:隣の建物)
------------------------------------------

10月30日(日)

座長: 大島 修

9:30-9:50
<低温度星続き>
高山正輝(兵庫県立大)
  可視、近赤外で探る赤色巨星のLSP現象

9:50-10:35
<<招待講演 >>
大石奈緒子(国立天文台)
  重力波天文学の創成 -トンネルから見る宇宙
   
休憩 15分
11:10-11:50
<矮新星>
大島誠人(兵庫県立大学西はりま天文台)
  矮新星HT Casのアウトバースト時における円盤構造の再現
木邑真理子(京大)
   軌道傾斜角が極端に大きい矮新星のアウトバースト

(昼休み 11:50-12:50:ポスターの時間を兼ねる)
 集合写真撮影

------------------------------------
座長: 蜂巣 泉

12:50-13:50
<連星・変光星の続き>
高妻真次郎 (中京大学)
 食連星の質量移動率の見積もりとその統計的性質
前原裕之(国立天文台)
  太陽型星における巨大黒点とスーパーフレアの関係
吉田誠一、藤原務(Stardome MOMO)(MISAOプロジェクト)  
  MISAO Project 変光星追跡観測 (7年間の成果から)

13:50-14:30
<超新星>
山中雅之 (甲南大) 
  極超新星における強いヘリウムの検出
大内竜馬(京大)
  IIb型超新星爆発の親星の多様性と爆発直前の質量放出

(休憩20分)
14:50-15:50
中岡 竜也(広島大)
  低光度IIPに属する超新星SN2016bkvの測光分光観測に基づいた解析
川端美穂(広島大)
 特異なIa型超新星SN 2014dtの可視・近赤外線観測
植村誠 (広島大)
  Ia型超新星の極大等級の変数選択

(休憩10分)

----------------------------------------
座長: 植村 誠

16:00-18:00
<新星>
蜂巣 泉 (東大)(30分)
  古典新星爆発時の色等級図上の進化経路(新星の正確な距離決定)
清田 誠一郎(VSOLJ)
  新星ごとにV-yの値が大きく違うのは何故か
加藤万里子(慶応大)
  アンドロメダ銀河に出た1年周期の回帰新星 

(休憩10分)
廣地諄(広島大)
  高輝度赤色新星 M31 LRN 2015 の爆発前天体の観測的研究
内藤博之(なよろ市立天文台)
  V1280 Scoのシェル構造解析
---------------------------------------------------

31日(月)

座長: 前原 裕之

9:30-10:10
<理論>
福江 純 (大阪教育大学)
  相対論的球対称風における相対論的輻射輸送の解き方

<矮新星続き>
廣瀬重信(JAMSTEC)
  矮新星降着円盤の「第一原理」熱平衡曲線 (発表スライドを並べたものでファイルが大きいので本人からもらって下さい)

10:15-11:00
<<招待講演>> 
平野 照幸 (東工大)  
  系外惑星系 -- 第2の地球を探せ

(休憩10分)

11:10-12:30
<低温度星>
安部太晴(広島大)
  大規模データ解析に向けた光度曲線およびAGB星のSEDの分類
朝木義晴(国立天文台)
  赤色超巨星 S Perの間欠的質量放出 (集録原稿未提出)
橋本修(ぐんま天文台)
  光赤天連「将来計画検討報告書」における恒星物理 
花上拓海(東北大)
  明るい星専用赤外線望遠鏡IR-TMT:進捗報告

12:30-12:50
藤本正行(北海学園大)
 超金属欠乏炭素過多星と初期宇宙における連星系の周期分布特性

12:50-
来年度の相談
----------------------------------------
ポスター発表
小林仁美 (LLP京都虹光房)
   小型望遠鏡用低分散分光器の開発
小路口直冬(大阪教育大学)
  WZ Sge型矮新星ASASSN-16buの測光観測
河原直貴 (広島大学)
 典型的な可視光度変化を示したIb型超新星SN2016bauの可視近赤外測光・可視分光観測

 -----------------------------------------
集録原稿について
○ 集録を紙版で作ります。pdf原稿はカラーでも可能ですが、印刷は白黒です。
○ 発表スライドを並べるのはできるだけ避けてください。文章と図でお願いします。
〆切: 11月30日(水)
形式: A4版 pdf (ページは入れない、前後左右に1.5cm程度の余白)
(pdf にできない場合は相談に応じます)
ページ数: 招待講演は8ページまで、一般講演は4ページまで(ポスターも)
送付先: binary_star_2016_at_freeml.com (_at_ は @ に変えて)
-------------------------------------------