COCA ( Corpus of Contemporary American English ) を運営する Mark Davies 氏が,[2012-01-08-1]の記事「#986. COCA の "WORD AND PHRASE . INFO"」で紹介した機能 (Frequency List) に加え,英文を投げ込むとCOCAベースで各語に関する諸情報を色づけして返してくれるサービス WORD AND PHRASE . INFO, ANALYZE TEXT を公開した.
適当な英文を投げ込むと,各単語が頻度レベルによって色分けされた状態で返される.上位500語までの超高頻度語は青,3,000語までの高頻度語は緑,それ以下の頻度の語は黄色で示されるほか,academic word が赤字として返される.文章内でのそれぞれの割合も示され,その語彙リストを出すことも容易だ.各語はクリッカブルで,クリックすると用例のサンプルが KWIC で右下ペインに表示される.また,左下ペインには類義語が現われる.以下は,昨日の記事「#1040. 通時的変化と共時的変異」 ([2012-03-02-1]) に引用した英文を投げ込んでのスクリーンショット.
英文を書くときには collocation や synonym を調べながら書くことが多いので,使い方次第では英作文学習に威力を発揮しそうだ.ある文章の academic 度を判定するのにも使える.Academic Word List に含まれる語彙の含有度ということでいえば,[2010-12-30-1]の記事「#612. Academic Word List」で挙げた The AWL Highlighter も類似ツールだ.
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