当研究室では、これまで下記のような活動を行ない、積極的に外部との連携を図ってきました。現在は開発途上国でのフィールドリサーチを中心に活動しています。
>>これまでの主な活動
■「包括的ビジネス・BOビジネス戦略研究フォーラム」を主宰
このフォーラムは、企業の営利性と地球規模の社会的問題解決を両立させる条件を研究する。この経済性と社会性の両立という観点からBOP(the base of the pyramid)市場をフィールドとして進めている研究を外部に発信している。また情報通信技術の有用性について、特に関心を持って考察している。詳細はフォーラムのウェブサイトを参照:http://bopstrategy.blogspot.com/2009/05/bop.html
■経済産業省における委員活動
経済産業省「BOPビジネス支援センター」運営協議会委員
同省「新中間層獲得戦略研究会」委員
同省「アフリカビジネス研究会」委員
同省「中南米市場獲得における基礎的調査に係る有識者意見交換会」委員
■慶應義塾大学理工学部との連携
1.三菱UFJキャピタル寄附講座「アントレプレナー育成講座」 (松林伸生教授)への運営協力
http://www.njima.elec.keio.ac.jp/ufj2006/entrepreneur-schedule.pdf
矢上祭(理工学部学園祭)を舞台に現実の商売を行うことを起業とみなし、資本調達から定款の作成、登記、事業計画立案、事業活動、財務諸表の作成、決算、株主総会、そして清算にいたるまで、事業の起承転結を実地に体験する科目です。本講座の立ち上げに関わり、以来KBSからVC役の学生も継続的に参加し、運営に協力しています。現在では理工学修士課程で最大の科目(履修者数180名)に成長しています。
2.理工・KBS共同スキームの策定
「経営のわかる技術者、技術のわかる経営者」の輩出を目指し、現役学生から同窓生までも視野に入れた理工・KBS連携のスキームを策定中です。手始めに両学科の科目を相互提供することから始まりました。本年度共有対象科目:「マネジリアル・エコノミクス」(大林教授)、「技術戦略の経済学」(姉川教授)、以上1学期、「ネットエコノミー企業戦略論」(岡田)以上2学期。今後は共同のインキュベーション活動や地域経済への働きかけなども考えられています。
■慶応工学会リエゾン&インキュベーションコンソーシアムの運営協力
http://www.njima.elec.keio.ac.jp/lirc/
大学発技術の事業化を目指すコンソーシアムです。立ち上がり期から運営に携わっています。理工学部の中島真人教授が主催しています。毎月1回セッションを開催し、理工学部の2人の研究者が自身の技術内容をプレゼンし、KBSの教員(岡田ならびに中村教授)がファシリテーターとして会員企業の皆さんと事業化へ向けた議論を行います。
■SFC Incubation Village研究コンソーシアム (SIV)との連携
http://www.siv.ne.jp/publication/blog/archives/2004/10/20041025_0129.html
http://www.siv.ne.jp/about/structure.html
「大学発ベンチャーインキュベーション」活動を展開するSIVに協力しています。ビジネスプランコンテストへの審査員としての参加、KBS授業内講演へのSIV講師の招待、SFCとKBS学生共同の事業プラン策定活動などを行ってきました。今後も常に情報交換をしながらスケールと質の発展を企図しています。
■「経営プロジェクト」の展開
:専門科目「ネットエコノミー企業戦略論」内
(ある年度のシラバスより)
「戦略策定プロジェクト:具体的なビジネスの戦略、技術シーズの事業化戦略策定を行なう。コンサルティングと考えてよい。学期末に各クライアントに対するプレゼンテーションを行なう。潜在市場分析、業界の競争構造分析、事業の競争優位分析、戦略立案、事業の現在価値算定等をアウトプットする。
プロジェクト対象案件(4件。1プロジェクト3?4名を想定):
●大企業のネット活用新事業とコーポレートレベルでのシナジー追求(日本ビクター)
●コンテンツビジネスの成長戦略(MTVジャパンの成長戦略)
●大学発シード技術の事業化戦略(理工学部真田研究室のRFID技術)
●慶應発ネットベンチャー企業の成長戦略(ネットマイル社)」
本活動の成果として2006年4月、大学初ベンチャーとして株式会社Anyが誕生しました。
http://www.myany.jp/pc/company/vision.html
>>過去の活動
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