近年、バクテリアレベルであれば「分かってないことは何？」と思う方もいるぐらい、生命科学の知見は深まっています。ならば、「全て分かっているならばバクテリアを丸ごと創れるはず」、「まだ分かっていない部分は創っていけば分かるはず」のではないでしょうか。

そこで、我々は人工細胞を用い、
・生命の試験管内で構築する (細胞を創る)
・細胞とは何かを理解する (細胞を探る)
・生命を超えた人工細胞を構築する (細胞を超える)
ことをゴールとした研究を行っています。

また、遺伝子のオペロン化を通し、
・理解可能な生命を構築する (ゲノムDNAを創る)
ことを試みています。

これらの研究が全てゴールに到達したとき、「生命とは何か？」という問いかけに対する答えが導かれ、真にプログラムされた生命が創出可能となります。