4月半ばより khelf(慶應英語史フォーラム)が企画し展開してきた「英語史コンテンツ50」が,オーラスとなってきました.春の長いマラソン,というよりも襷リレーでしたが,無事に途切れずにゴールにたどり着きそうです.
振り返りの時期ということもあり,終盤戦の注目すべきコンテンツを1つ紹介します.通信教育部の卒業生による6月3日のコンテンツ「#42. 四体液説の遺産 --- 英単語に残る伝統医学の教え ---」です.
中世から初期近代のヨーロッパでは,4体液説は「医学」として絶大な影響力を誇りました.英語に限っても,その時代には4体液説に関連する言及は数えきれないほど認められ,関連する用語や表現も集めきれないほどです.したがって,英語史に関心をもつ方は,ぜひとも押さえておきたい話題なわけですが,今回のコンテンツは内容も充実しており,形式もビジュアル資料が豊富で,特にお勧めです.実際に人気コンテンツの1つとして,多く閲覧されていますので,ぜひご覧あれ.
四体液説 (four_cardinal_humours) については,本ブログでも「#4341. Shakespeare にみられる4体液説」 ([2021-03-17-1]) および「#4342. Chaucer にみられる4体液説」 ([2021-03-17-1]) で取り上げてきましたので,そちらもご参照ください.
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