日本手話関連情報のページ

 手話言語学関連学術イベント



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国内の大学の日本手話科目開講情報

東京手話言語学研究会(音声日本語使用)のページ



慶應でのイベント等記録
2016/2/14
慶應塾生新聞に【講義紹介】日本手話<三田キャンパス>が掲載されました。

2016/2/22
横浜日吉新聞に手話言語学協働ワークショップの記事が掲載されました。

2015/4/7
慶應塾生新聞に3月7日の手話言語学協働ワークショップの記事が掲載されました。


おすすめウェブサイト

サインアイオー
日本手話e-learningサービス。有料ですが、お試し用の無料コンテンツもあります。

矢野羽衣子さんウェブサイト

宮窪手話関連の論文やインタビュー記事の日本語訳がダウンロードできます。

NHKEテレ「みんなの手話」 9月までは初回放送、10月~3月は再放送です。日本手話を楽しく紹介する内容です。

関西学院大学手話言語研究センター
まだあまり情報は多くありませんが、大学での日本手話教育への取り組みなどが紹介されています。

相良啓子研究室 手話の世界へようこそ!
国立民族学博物館で手話研究をされている相良さんのHPです。

手話通訳学科|国立障害者リハビリテーションセンター学院
日本手話の基本単語の動画をYouTubeで公開しています。

手話寺子屋
中野で日本手話の教室を運営しています。手話関係のDVDや文献のオンライン販売も行っています。

NHK手話ニュース・こども手話ウイークリー 
動画がたくさんあるので、読み取りやシャドーイングの練習にも使えます。

NPO法人バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター 
日本手話による手話文法入門の解説や「手話とろう教育Q&A」など、情報が充実しています。

ボランティアのための日本手話(YouTube) 
よく使われる表現がたくさん入っています。初心者向け。

手話で楽しむいきものずかん
子ども向けに日本手話でわかりやすく語られています。「水族ずかん」「動物ずかん」があります。

明晴学園
手話とろう教育に関する情報がたくさんあります。学校の様子の動画や文献PDFあり。

みんなで創った夢のろう学校(YouTube))
明晴学園の子どもたちの様子がよくわかる学校紹介のビデオです。

日本学術会議「音声言語及び手話言語の多様性の保存・活用とそのための環境整備」 日本手話の現状について正確な記述が載っています。




書籍

【手話言語の性質に関するもの】 ※より専門的な書籍のリストは→こちら

松岡和美 『わくわく!納得!手話トーク』 くろしお出版. 2021年
マンガ・本編・コラムで手話の言語学的な特徴やろう文化を紹介しています。

松岡和美 『日本手話で学ぶ手話言語学の基礎』くろしお出版 2015年
言語学の初学者を対象に、手話言語学の基本を解説しています。ほぼ同じ内容をネイティブサイナーが日本手話で語ったDVDが同梱されています。

岡典栄・赤堀仁美 『文法が基礎からわかる 日本手話のしくみ』大修館書店。2011年
初心者向け。QRコードから一部の手話例文の動画をネットで参照できます。

木村晴美 『日本手話と日本語対応手話(手指日本語):間にある「深い谷」』生活書院。2011年
写真を多用して、日本手話と手指日本語(日本語対応手話)の違いを明確に解説しています。

H.ポイズナー、U.ベルギ、E.S. クリマ『手は脳について何を語るか―手話失語からみたことばと脳』河内 十郎、 増田 あき子、石坂 郁代 (訳)。 新曜社 1996年(原著1987年)手話失語の基本文献です。


【手話学習・手話通訳に関するもの】
前川和美・下谷奈津子・平英司 『しくみが身につく手話 ①初級編・②中級編』 白水社 2022年

岡典栄・赤堀仁美 『日本手話のしくみ練習帳』 大修館書店 2016年
DVD付で日本手話の基本が独学できます。

NHK Eテレ「みんなの手話」 番組テキスト(前期・後期) NHK出版 2018年~(年度ごとに新判改訂)
2018年度より日本手話を扱う内容にリニューアルされました。QRコードが入っており、動画で手話表現を確認できます。

木村晴美・市田泰弘 『改訂新版 はじめての手話 初歩からやさしく学べる手話の本』生活書院 2014年
主に冒頭の解説部分が改訂されています。

木村晴美・岡典栄
 『手話通訳者になろう』 白水社 2019年
日本手話の特徴についての簡単な解説に続いて、様々なタイプの手話通訳者のインタビューが収録されています。

【ろう教育に関するもの】

長嶋愛『手話の学校と難聴のディレクター』 (ちくま新書)2021年
NHKのディレクター長嶋さんがETV特集を制作した際の体験談です。


斉藤道雄『手話を生きる』(みすず書房)。2016年

日本のろう教育・ろうコミュニティの小史が多数のインタビューを交えてうまくまとめられており、資料価値が高い一冊です。手話研究への言及も丁寧になされています。

全国ろう児をもつ親の会(編)『ぼくたちの言葉を奪わないで!~ろう児の人権宣言~』 
明石書店 2003年
日本の手話とろう教育の問題について、聴者が知るべき事実がたくさん詰まった重要文献です。


中島武史 『ろう教育と「ことば」の社会言語学 手話・英語・日本語リテラシー』
 生活書院 2018年
第3章には、ろう教育論争の中であまり取り上げられない聴者教員の視点に着目した議論があります。


金澤貴之(編著)『聾教育の脱構築』
明石書店。2001年
ろう教育と手話に関する論考が収められています。

佐々木倫子(編著)『マイノリティの社会参加 障害者と多様なリテラシー』
くろしお出版 2014年
ろう者が書いた章・ろう教育に関する章がたくさんあります。

佐々木倫子(編)『ろう者から見た「多文化共生」』ココ出版。2012年
ろう教育が直面する問題や、手話の言語学特性に関する情報が収録されています。

【ろう文化に関するもの】

木村晴美『日本手話とろう文化 ろう者はストレンジャー』生活書院 2007年
ろう者と聴者のコミュニケーションギャップの話が多く収録されています。

木村晴美『ろう者の世界 続・日本手話とろう文化』生活書院 2009年

木村晴美『ろう者が見る夢 続々・日本手話とろう文化』生活書院 2012年

亀井伸孝 『手話の世界を訪ねよう』 岩波ジュニア新書 2009年
文化人類学の専門家の視点が活かされたろう文化入門となっています。

現代思想編集部(編 )『ろう文化』 青土社 2000年
必読文献「ろう文化宣言」が採録されています。その論考をめぐる考察や、手話語りについてのインタビューも入っています。

関西手話カレッジ 『ろう者のトリセツ聴者のトリセツ・ろう者と聴者の言葉のズレ』 星湖舎 2009年
メールや筆談のやり取りでも重要な情報が載っています。

斉藤くるみ 
『少数言語としての手話』 東京大学出版会 2007年
海外のろう者学(Deaf Studies)のトピックや有名な研究成果が簡潔にまとめられています。ただし日本手話に関する記述は他の文献で要確認。

キャロル・パッデン、トム・ハンフリーズ 『新版ろう文化」案内』 森壮也・森亜美(訳)。明石書店 2016年 (原著1988年)
アメリカのろう者がろう文化について一般向けにわかりやすく書いた本です。

キャロル・パッデン、トム・ハンフリーズ 『ろう文化」の内側から』 森壮也・森亜美(訳)。明石書店 2009年(原著2005年)

【ろう者の歴史に関するもの】

伊藤政雄 『歴史の中のろうあ者』 
近代出版 1998年
奈良時代~明治初期のろう者に関する記録を扱っています。

吉岡佳子 『ろう理容師たちのライフストーリー』 ひつじ書房 2019年
ろう理容師の職業史としても大変面白い研究です。

米川明彦 『手話ということば・もう一つの日本の言語』 PHP研究所 2002年
概説書ですが、歴史的な記述に力が入っています。

斉藤くるみ(編著) 『手話による教養大学の挑戦 ろう者が教え、ろう者が学ぶ』 ミネルヴァ書房 2017年
全体的に「手話で大学教育を行うこと」の意義が論じられていますが、ろう史の資料として利用可能な記述も多く含まれています。