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『言語学的ラップの世界 』(東京書籍)のサポートページです。

出版後の発展

  • ゴスペラーズの北山陽一さんとは2021年から親交がありますが、この本を出版後にゴスペラーズの楽曲でもしっかり韻を踏んでいる曲があることを知りました。それらの分析は、今のところnoteにまとめてあります。『VOXers』の韻を分析してみたよ『Fly me to the disco ball』も分析してみたよ。

  • Mummy-Dさんとの対談も含む対談集が講談社現代新書から出版されます。『日本語の秘密』。(時系列的には、こちらの対談のほうが本書籍のインタビューよりも先におこなわれました)。

本書で紹介した論文など

参考動画

  • New York Bronx (South Bronx) in the 70`s and 80`s(埋め込み再生無効の可能性あり)


  • The Sugarhill Gang - Rapper's Delight


  • Grandmaster Flash & The Furious Five - The Message


  • Grandmaster Flash - We Speak Hip-Hop (ft. Afasi, Kase.O, Maccho, Abass & KRS 1

正誤表

  • 間違いではないのですが、補足です。第三章では、[h]=pharyngeal(咽頭音)として扱っています。IPAでは[h]=glottal(声門音)とされているので、この点に関して複数の読者から疑問の声があがりました。これは、Kawahara (2007)当時のこだわり、というか、理論的な背景がありまして、弁別素性の観点から[h]=pharyngealとする主張があり、当時の私もそれを採用していたのです。というのも、[h]=laryngeal(喉頭)とした方が、IPAとの整合性はあるのですが、laryngealに関する弁別素性は[voice](有声性)などに関わるものとして、別次元の素性に使われていた(る)のです。また、[h]の調音を考えると、咽頭付近でも摩擦が起こっている可能性も十分あるため、[h]=pharyngealという弁別素性を採用していました。

メディアカバー

N.A.

追加・補足事項

N.A.

 

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