本ページについて


『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? 言語学者、小学生の質問に本気で答える』(ディスカヴァー21)のサポートページです。

推薦文

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ただでさえ面白い川原先生のお話が、さらに分かりやすく刺激的になっている。小学生はもちろん、かつて小学生だった大人にも薦めたい。(俵万智)
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本書で紹介した動画や音声へのリンク

  • 1時間目:声帯の動き(「えけ」)


  • 1時間目:声帯の動き(「えげ」)


  • レベルアップ1:Mummy-Dさん・川原繁人対談 (日本語でどのようにラップの響きを作り出すか)

  • レベルアップ1:ポッキーで感じる母音の調音

  • レベルアップ1:棒付き飴で感じる母音の調音1

  • レベルアップ1:棒付き飴で感じる母音の調音2

  • 5時間目:濁音発声時のほっぺたの膨張

音声ファイル

  • 4時間目:4ヶ月ごろの娘の発話:

  • 4時間目:8ヶ月ごろの娘の発話:

  • 4時間目:10ヶ月ごろの娘の発話:

  • 紹介した論文など

  • レベルアップ1:IPAの子音表

  • 4時間目:川原繁人 (2019) プリキュア名と両唇音の音象徴. 日本音声学会予稿集.

  • 5時間目: ポケモン言語学のまとめ論文.

  • レベルアップ5: 熊谷学而先生の音象徴研究のまとめ.

  • レベルアップ5: 川原による「おもしろい風」の言語学研究論文のまとめ.

  • 7時間目: 木部暢子(2004)奄美の方言. 奄美ニューズレター.
  • 書評など

    追加事項・正誤表など

    • p59上の左図。「硬口蓋」が二回出てきていますが、右側(喉側)は「軟口蓋」の誤りです(第1&2刷)。重版された場合修正いたします。

    • レベルアップ2で紹介した悉曇学と50音表の関係についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの論文をご参照ください。

    • 放課後でお話しした「形容詞=2拍」説ですが、専門家の先生(慶應大学の名誉教授、杉岡洋子先生)が例外について詳細に調べてくださいました。本書で例外としてあげている「きたない」や「おもしろい」は語源的には「きた+なし」や「おも+しろ(い)」という複合語のようで、その他の例外である「うるさい」「あかるい」「おおきい」なども2拍語源と考える根拠があるそうです。少なくても歴史的には「形容詞=2拍」というのルールが成り立つようですね。やっぱり小学生はすごい!

    • 同研究所の先生から、ベトナム語でも[p]は外来語でしか起こらない、という指摘を頂きました。だとすると、ベトナムも洋菓子(ベトナム人にとっては和菓子も外来のものですね)の名前に[p]を多用するのでしょうか。調べてみる価値がある新たな仮説ですね。

    • 朝礼で使われている「にせたぬきじる」と「にせだぬきじる」の例は、ハーバード大学の久野暲が考案した例で、Otsu (1980) Some aspects of rendaku in Japanese and related problems. MIT Working Papers in Linguistics 2: 207-228で論じられているものです。

     

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