この図は現在の日吉キャンパス(周辺を含みます)を等高線*で表したものです。等高線とは同じ標高の場所を線で繋いだもので、線と線との間隔が狭い所ほど勾配が急であることを示しています。この図を見ると 日吉キャンパスは高さの異なる幾つかの台地から成り立っていることが分かります。すなわち、日吉記念館の建っている台地は南西方向に長く延び、最後でT字形に分かれて、左端は寄宿舎、右端は自動車部練習場、のある台地に繋がります。また、日吉駅から日吉記念館まではなだらかな上り坂になっていますが、この坂の北側には日吉記念館より一段低い台地があって、大学の校舎群が建てられています。さらに記念館のある台地の東には、まむし谷と呼ばれる谷を挟んでもう一つの台地があり、そのこには高校の野球場などがあります。
キャンパスがどのように利用されているか見てみよう。
この図は日吉自然調査グループ(代表岸由二)著、慶應義塾日吉キャンパス域の自然調査報告から引用しました。