このページでは私が思う三国志で最も魅力のある人物を紹介したい
三国志には多くの登場人物がおり、なかなか一人選ぶというのは難しかった。ただ敢えて一人挙げるならばそれは呉の周瑜である。
彼は呉に仕え、映画などでも有名な天下分け目の赤壁の戦いで活躍した武将であり軍師である。
ただ、同時期に活躍していた諸葛亮の天才ぶりゆえ、咬ませ犬として描かれることも多い
しかし、実際周瑜の功績・生きざまは尊敬に値する。ここでは主に二つの点から周瑜の魅力を伝えていく。
一つに彼は亡き旧友であった孫策への想いから、孫権に尽くしている点である。呉の初代皇帝といえば孫権であると世界史では習う。
それは事実なのだが、国の礎を築いたのは孫権の兄の孫策なのである。孫策は、穏やかな政治家であった弟とは対照的に武勇に優れた将軍であった。
そんな孫策を近くで支えたのが、幼い日からの友周瑜であった。その友情と忠義は策の死後まで続き、周瑜は共に託された若い主孫権を助けたのである
もう一つは、高いプライドと自信である。プライドというとあまり良い印象はないことばかもしれないが、周瑜のプライドは凄まじい努力に裏打ちされていた
その自信をもって彼は呉の国を背負っていたのである。
その分責任感もかなり強く、諸葛亮との戦いに敗れた時に憤死してしまったのもそれゆえである。