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桜下の隅田川を歩く美人と童女 / A woman and a girl under the cherry blossom at Sumidagawa River
◆分類/Categories
美人 Beautiful women
◆絵師/Artist
渓齋英泉 / Keisai Eisen
シリーズ/Series
隅田川岸の花見 / Cherry blossom viewing at Sumidagawa River
狂歌作者/Kyōka poet
江戸の花也 / Edo no Hananari
花園胡蝶 / Hanazono koch? 俗謡作者/Zokuyō poet
役者名/Name of actor
翻刻/Transcription
江戸の花也
Edo no Hananari 桜花ちらすひよくの Sakura-bana chirasu hiyoku no 裾縫に susonui ni つかいはなれぬ tsugai hanarenu 蝶も遊びつ ch? mo asobitsu 長閑さやはて nodokasa ya hate 白妙にさく花の shirotae ni sakuhana no なみ間をくゝる namima o kuguru 笄の蝶 kanzashi no ch? 花園胡蝶 Hanazono Koch? 備考/Note
【狂歌】
(現代語訳) 江戸廼花也:花吹雪の中、美人が着る桜花を散らした比翼仕立ての裾縫いにも、比翼の鳥のように仲のいいつがいの蝶が二匹、戯れるように飛んでいる。 花園胡蝶:なんと長閑なことだろう。おや、美女の髪に飾られた笄の蝶が、白く美しい桜の波間をくぐっている。 【絵】 隅田川岸、満開の桜の下を歩く女芸者と童女。「柳桜亭」にちなみ、対岸に柳の木が見える。 女は桜や蝶の簪をつけ、桜色の着物、白木の下駄をはく。着物には桜蝶紋。 桜の枝を持ち、蝶を追っている童女は赤い着物、赤い鼻緒の草履をはく。子供特有の頭頂の毛を残した髪型「芥子坊主(けしぼうず)」。 【メモ】 *2016年12月、小林ふみ子氏教示によりリストに加えた資料(オランダのアートフェアに出品されていた)。小林ふみ子氏によると、オランダの個人蔵資料に、本図と、組物とおぼしきも1枚がある。ただしここに掲出した資料には桜蝶の印があるが、当該個人蔵の二枚には桜蝶印はない。 *年代は、岩切友里子氏教示による。またこのシリーズが何枚組かは未詳。 (2017年8月24日記事更新) 今後の方針を考えるため、特別に訳や説明を掲出中。 所蔵/Museum,Collection
(所見)
津田眞弓 (未見) 個人蔵 |
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江戸廼花也摺物データベース 慶應義塾大学 津田眞弓 Prof. Mayumi Tsuda , Keio University
CGI制作:あおぞらクリエイト |