Hananari Surimono Database
江戸廼花也(長州藩主 毛利斉元)摺物データベース
 (ただいま工事中)
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Categories Key Word  摺物目録/List
絵師/Artist Museum/Collection
十番続 ゆかりなる
分類/Categories
役者 Actors
絵師/Artist
歌川国宗 / Utagawa Kunimune
摺物番号/ID No.
Y1-MU-1-02
編成/Composition
10枚? / 10 ?
紙型/Dimensions
色紙判 Shikishiban
刊年/year of printing
文政前期
シリーズ/Series
十番続
狂歌作者/Kyōka poet
?の秋兼 / Rachi no Akikane
俗謡作者/Zokuyō poet
役者名/Name of actor
(女形)
翻刻/Transcription
国宗画
Kunimune egaku
 ゆかりなる 色をも かへす ?に花 東のみつに かゑり咲して
 Yukarinaru iro omo kaezu kao ni hana azuma no mizu ni kaeri-zaki shite 
?の秋兼
Rachi no Akikane
備考/Note
桜蝶印 あり。

*これまでの拙稿のリストになく、新しく確認できた資料。
「十番続」とあるが、今の所4枚まで確認できた。
また、かつての拙稿では、清元連中らしい美人画に多く使われている桜蝶印について、「花也その人の連なのか、あるいは彼が贔屓にしていた人もしくは人々の印なのか、その解明は後考を俟ちたい」(『浮世絵芸術』161)としたが、まだそれらの美人画を作成していない早い時代に制作された、この役者絵の資料によって、桜蝶印は花也のものと判断する。

 また「東の水に返り咲きして」とあるのが、制作時期の推測に役立つか?文政四年の春から大坂へ江戸役者を呼び寄せ、上坂が繁くなったとある。また市村座が再興されるのもこの年。(『歌舞伎年表』)花也の摺物制作時期と重ね合わせると、およそこの頃ではないかと推測される。
 
所蔵/Museum,Collection
Guimet 12100「SURIMONO 60-4」