目下,最も広く読まれている英語史の本といえば,寺澤盾先生の『英語の歴史―過去から未来への物語 』(中公新書)かと思います.
このたび,寺澤先生(東京大学名誉教授,青山学院大学教授)に,この Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」にご出演いただけることになりました! その実といえば,昨日,私が青山学院大学の寺澤研究室に押しかけて,お話をうかがったという次第にすぎないのですが(^^;; 1時間近くにわたる長編となりましたので,時間のあるときにゆっくりお聴きください! 収録中に青学の振鈴(賛美歌ベース)なども入り,貴重な音源となっています(笑).
昨日の記事「#4839. 英語標準化の様相は1900年を境に変わった」 ([2022-07-27-1]) で紹介したとおり,寺澤先生には『言語の標準化を考える --- 日中英独仏「対照言語史」の試み』(大修館,2022年)の第7章に寄稿していただきました.
今回の Voicy 対談も,前半はこの第7章に基づきます.ただし,後半は本書で触れていない発展編の議論となっています.日本人にとって,これからの英語学習・教育はどうあるべきか,21世紀の英語の標準化の目指すべき方向は何なのかについて,寺澤先生のご意見を伺いました.
収録の前後を合わせて数時間,久しぶりに寺澤先生とおしゃべりさせていただきましたが,おおいにインスピレーションを受けて帰ってきました.本当に楽しかったです.寺澤先生,お付き合いいただきまして,ありがとうございました!
・ 寺澤 盾 『英語の歴史:過去から未来への物語』 中公新書,2008年.
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