Helsinki 大学の VARIENG ( Research Unit for Variation, Contacts and Change in English ) プロジェクトに関わる電子サービスの一環として,英語歴史コーパス(と英語変種コーパス)の情報をとりまとめる CoRD ( Corpus Resource Database ) なるサービスがある.すでに51件のコーパス情報が登録されており,今後も増え続けるだろう.種々のコーパスが様々な形態で公開され,そろそろ本格的な整理の必要が感じられるようになってきたので,CoRD のようなハブが出てくると重宝する.今後の登録コーパスの増加に期待したい.
・ List of Corpora: まずはこちらの一覧を.
・ Corpus Finder: 登録されている全コーパスの情報が表形式のデータベースになっている."Corpus", "Start", "End", "Periods", "Word Count", "Text Samples", "Spoken/Written", "Annotation", "Format", "Availability" の各列でソートやフィルターが可能.(こういうデータベースがあると便利だろうなと思っていた!)
各コーパスのリンク先には,概要説明から入手情報までの情報がよくまとまっている.特に "Basic structure of the corpus" は図表付きのものが多く有用."Reference lines and copyright" なども,ちょっとしたことなのだが論文を書くときなどにコピーできて便利.覚えておいて損はない HP だろう.
CoRD の他にも,英語コーパス言語学に関連する重要な HP をいくつか掲載しておきたい.個々のコーパスの関連ページはしばしばリンク切れになっているので,複数のハブを押さえておく必要がある.
・ コーパス言語学関係のリンク集: 家入葉子先生のサイトより.
・ 英語史関係のコーパス・電子テキスト: 同上.
・ 英語史関係のコーパス: 三浦あゆみさんの A Gateway to Studying HEL より.
・ JAECS 英語コーパス学会のリンク集: 『英語コーパス言語学:第二版』(東京:研究社, 2005)に掲載されているものをまとめたリンク集.
・ コーパス関連サイト: 『実践コーパス言語学』の著者の一人,須賀廣氏のリンク集.
・ ICAME Corpus Manuals: ICAME コーパスのマニュアルがまとまっている.
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