今回は,昨日の記事[2010-04-10-1]で扱った音節数に関するデータを,角度を変えて見てみたい.100語レベルから6000語レベルまでの各頻度レベルの数値を標準化して,単音節語から7音節音語までの相対頻度を比べられるようにしたものである.(数値データはこのページのHTMLソースを参照.)
昨日のグラフだけでは読み取りにくかったいくつかのポイントが見えてきた.
・ 対象語彙が大きくなればなるほど単音節語の比率は減少するが,1000語レベル以上からの減り幅は比較的小さい
・ 2音節語の比率は,1000語レベル以上ではほとんど変化していない
・ 500語レベル以上からは3音節語と4音節語が存在感を増してくる
・ とはいえ,2000語レベル以上からは相対的な分布の変化は小さく,全体として安定しつつあるように見える
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