言語学概論III/IV
 【2008年度】

このクラスは初学者を対象に、言語学では「言語の何を」「どう扱うのか」についておおまかな理解が得られるように構成されている。言語の研究のツールとして提案されている概念や方法論を紹介し、それがもたらす新しい知見を、世界の様々な言語データの分析を通して理解することを目的とする。各学期末試験においては、知識だけではなく、授業で扱った考え方を用いてデータや問題を「どう説明するか」という能力の評価に重点を置いた設問が課される。主な内容:語彙論、音声学、音韻論、統語論、意味論、語用論、社会言語学、歴史言語学、心理言語学、脳と言語、母語の獲得、手話学、バイリンガリズム他。


履修者の声

  • 他の文学部の授業に比べて中身が濃い授業だったと思います。先生は面倒をよくみて下さいます。また、発表もあって先生がフィードバックをしてくれるので、プレゼンの練習にもなります。(教員注:履修者数によって、発表は希望者のみになる場合があります。)
  • 数学的思考をはたらかさなくてはならないことが多いです。私が履修している授業の中で、一番大変だった授業でしたが、その分、一番、充実感のある、有意義な授業でした。
  • 単に単位を取りたいという人には明らかに不向きな授業ですが、言語学を学んでみたいという気持ちが少しでもある人にはぜひオススメしたい授業です。
  • 言語学に関する幅広い知識を身につけることができる授業です。
  • 予習の量が多いですが、必ず力はつく授業だと思います。単位のためだけにとる人にはオススメできませんが、知識を身に付けたい人にはオススメです。
このクラスの学生による授業評価の結果