2018年度総合教育セミナーII(秋、水曜日3限)

「サイエンスライター入門」


水曜日3限: (担当) 加藤万里子
<授業の内容>
科学の成果を一般むけにわかりやすく解説できる力は、研究者になる人や
マスコミを目指す人にはもちろんのこと、いろいろな職業につく人にも求
められている大切な能力です。科学の内容がわからなければ、解説できな
いし、内容がわかっていても、文章にすることができなければ伝わりませ
ん。このセミナーでは、科学のいろいろな分野をとりあげて解説文を書く
練習をします。文章添削の他、ショートスピーチを繰り返し、人前で話す
ことに慣れる練習もします。

第1回:9/26: ・この講義の目的 ・文章の書き方について(トピックセンテンスなど) ・ショートスピーチ(夏休みに何をしたか:2周) ・班わけ (1)水俣病、(2)薬害エイズ訴訟 ・配布資料:チェックシート、プリント(『100億年を翔ける宇宙』のまえがき)、 ・科学記事を集めた冊子 宿題(1) ショートスピーチの練習:配布冊子の中から好きな記事を2つ選び、 それぞれにつき90秒程度で紹介する練習をする。 (まとめ方は自由だが、聞いている人がわかるように話す順序を考える) 宿題(2) 小レポート:A4で1行おきに書いて1枚以内。テーマは「人工衛星」。 感想ではなく解説を書くこと。 締切:火曜日、学生部レポートボックスへ提出。 宿題(3) グループ・プレゼンテーションのテーマを下調べしておく <<レポートを書くときのコツ>> ・テーマをひろげず、小さめに範囲を限定してポイントをしぼって書くこと。 ・パラグラフ2〜3程度にまとめるとやりやすい。 ・辞書やWebなどの文章を写してはいけない。(辞書の文章は良い文章ではないうえに、 写すのでは文章を書く練習にならない)。自分が書こうとする長さの2〜3倍の長さの 内容を集め、それを自分で再構成してまとめ直すと書きやすい。 よい文章を書くためのチェックシート 第2回:10/3: ・レポート返却、文章の書き方の注意、発表のしかた ・個人スピーチ:1分半発表(冊子の科学記事を円卓で紹介する)2周 ・グループ発表の相談 ・宿題(1) グループ発表(10/10)の準備。 ・宿題(2) 小レポートの再提出:添削された赤入りのレポートもいっしょに提出すること。 学生部レポートボックスへ。10/9(火)提出。 第3回:10/10: ・レポート返却 ・ 配布資料:卒業式塾長あいさつ、パラグラフやトピックセンテンスについて ・グループ発表(10/17)の準備。 スピーチ(書画カメラ使用)。原稿は表紙を入れて6-7枚程度。全員が話を分担すること。 ・宿題 (1) 小レポートの再レポ(合格していない人のみ)。 ・宿題 (2) 班発表の練習(全員で5分間) 第4回:10/17: ・レポート返却 ・配布資料:本、宇宙ごみ ・班発表5分間(書画カメラ使用)。 ・発表について。話し方や書画カメラの原稿を作成する上での注意。 ・第2回班発表のテーマを決める((1)ビッグデータ (2)自動運転 ・宿題(1) 小レポート No 1 合格するまで提出。 小レポート No 2 宇宙ゴミについて(A41枚から1.5枚)。 4パラグラフ程度。 ・宿題(2)班発表(第2回:6分間)の準備(テーマを考える、資料を集める) ・宿題(3) 個人発表(2分間)の準備:本の中からテーマを1つ選び、2分間で紹介する。 書画カメラの原稿を用意すること。 第5回:10/24: ・レポート返却 ・配布資料: 起承転結 ・個人スピーチ(2分) ・班発表の内容の相談 ・宿題 グループ発表のテーマに関する資料を集める 第6回 10/31 ・レポート返却 ・短い文章を読む ・班発表の内容の相談:発表タイトルも考えること。 宿題: ・小レポート(No 2 が合格するまで) ・班発表(6分間)の練習 第7回 11/7 ・レポート返却 ・班発表6分間(書画カメラ使用)。 ・次回の班発表のテーマを決める 「オリンピック」「パラリンピック」 宿題: ・班発表の下準備(テーマあつめ) 小レポート No 3 プラスチックのマイクロごみ 第8回 11/28 ・レポート返却 ・班発表の相談 第9回 12/5 ・レポート返却 ・班発表の準備 第10回 12/12 配布資料:評価シート ・班発表と反省会 ・次回の班発表のテーマを決める。(生命・環境系、物理・機械系) 宿題1: 小レポート No 3 (合格するまで) 宿題2: 班発表のテーマに関する資料を集めて持参する 12/19 ・班発表(第4回)の相談 レポート返却(再提出者のみ) 12/26 ・班発表(第4回)の相談
以下は去年の内容です。 1/9 ・班発表(第4回) ・個人スピーチの原案 1/16 個人発表(5ー6分程度)
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(c)Mariko Kato 2014