文系1年生が天文学の授業で作った 絵本の写真が下のほうにあります

日本天文学会 1996年春季年会 講演

文系学生むけ授業の新しい試み--絵本を作る

加藤万里子(慶応大)

大学文科系学生の天文学の講義で、グループ発表と絵本の作成という 新しい
試みをしたので報告する。この講義(通年4単位)のねらいは、
(1) 天文学全般にわたる幅ひろい知識を身につける
(2) 受動的に知識を受け取るだけでなく、積極的に理解する。つまり、 今まで
持っていた断片的な知識と関連づけて考えたり、自分の疑問を 整理して質問
できるようにする。
(3)理解したことを自分の文章で書ける、

である。そのために、授業では学生をグループに分けて発表させたり、 絵本を
共同製作することを試みた。学生に要求することは次の点である。

会場では1年間のカリキュラムとともに、学生の作成した絵本も展示する。


学生が作製した天文学の絵本

2班 "星の一生一問一答"

3班 "ウランとゆかいな仲間たち"

5班 "星と爆発と電子"

6班 "月面宙帰り"

7班 "恐怖の宇宙旅行"

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(c)Mariko Kato 1996