38番分岐器の「38番」とは
- 分岐器の番号の意味
分岐器の番号の数は基準線と分岐器のなす角度を表す
その分岐器にあらわされているクロッシングの番数を用いる
- クロッシングの番数の求め方
N=1/2 cot θ/2=l/k である。
N=分岐器番数 θ=クロッシング角
- 標準の分岐器番号とクロッシング角
分岐器番号 | クロッシング角(θ) | 1/2cotθ/2 |
4 | 14°08′ | 3.986 |
5 | 11°26′ | 4.995 |
6 | 9°32′ | 5.996 |
7 | 8°10′ | 7.004 |
8 | 7°09′ | 8.003 |
9 | 6°22′ | 8.946 |
10 | 5°43′ | 10.014 |
12 | 4°46′ | 12.014 |
14 | 4°05′ | 14.026 |
16 | 3°34′5″ | 16.022 |
18 | 3°11′ | 17.99 |
20 | 2°51′5″ | 20.041 |
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- 「38番」が持つ意味
上の表の通り、番数が増えていけば増えていくほどに分岐器の角度が浅くなっていく。
つまり、38番分岐器は分岐に要するレールの長さが長い分、列車の速度に与える影響を小さくできる。
(分岐を終了するまでに160mもの長い距離を必要とする一方で、160km/hでの高速通過を可能にする)
実際、この分岐器は「日本で最も速く高速通過できる分岐器」である。
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