冬の魅力

日本には四季がありますが、どの季節が一番好きですか?私が最も好きな季節は冬ですが、リビングWebのアンケート調査によると、冬は四季の中で最も人気がありません。どの季節も素敵ですが、冬にもたくさんの魅力があります。そのため、冬好き兼冬生まれとして冬の魅力について述べていきたいと思います。
 

  • 冬にしか見られない景色

    まずは以下の二枚の画像をご覧ください。これらは2月ごろに撮影しました。

  • 雪の日の風景    雪が積もったツバキ
     1枚目の写真では、まぶしく感じるほどの白銀に圧倒されます。雪に染められた枯れ枝や雪の上に残る足跡は冬ならではの情景で、立ち止まったり、歩いてきた道を振り返ったりしたくなるような、そんな趣が感じられます。
     2枚目の写真は、雪の降る冬だからこそ感じられるツバキの赤と雪の白のコントラストが美しいです。サクラやチューリップ、ネモフィラ、アジサイ、ヒマワリなど、花は春や夏のイメージが強いですが、冬にもツバキやスノードロップ、パンジー、アマリリスなどいろいろな花が咲き、さらに雪をかぶった花々を見ることができるのは冬だけです。また、冬に咲く花は鮮やかな色が多く、雪との対比が美しいだけでなく、庭や室内を明るくしてくれます。
     このような雪景色を見ることができるのは、ほかの季節にはない、冬だけの特権です。ほかにも北海道で見られる流氷や、白川郷の合掌造りの家に雪が積もる風景なども冬の魅力の一つで、やはり冬における雪は大きな魅力だと感じられます。
     

  • 寒さと温かさ

     寒さのために冬が好きでないという人は多くいると思います。しかし、その寒さがあるからこそ、温かい食べ物がおいしく感じられるのです。寒い中外出した帰り道で立ち寄ったコンビニで、おでんやホットスナックを買って帰りながら食べたり、鍋料理を家族や友人と囲んで食べたりなど、冬だからこそよりおいしく感じられるものがあると思います。
     特に鍋料理は切った具材を鍋に入れればいいという手軽さや、味付けのバリエーションが豊富だという点、大人数でも食べやすいという点など、冬の定番料理でありながら、飽きにくいという利点もあります。
     また、冬に入る温泉は身体が冷えている分、ほかの季節よりも気持ちよく感じられ、加えて雪見風呂など、冬ならではの楽しみ方もあります。寒さがあるからこそ感じられる温かさや楽しみもあり、なにより花粉の飛ばない季節なので、意外と過ごしやすいのかもしれません。
     

  • 冬のイベント

     最後に冬のイベントについての魅力を述べていきたいと思います。
     初めに思いつくのはクリスマスでしょうか。時期に合わせて街中がイルミネーションで彩られ、クリスマスの高揚感を高めるとともに美しい光景を作り上げます。雪の降らない地域でも彩られた木々などを楽しむことができます。親しい人と、室内でパーティーをしたり、クリスマスマーケットに出かけたりすることもクリスマスならではの醍醐味ですね。
     ほかには北海道のさっぽろ雪まつりもあります。(冬が好きと言っておきながら私自身北海道に行ったことはないのですが)いろいろなキャラクターの雪像や氷の彫刻などが展示されており、大人から子供まで楽しめ、国外からも多くの人が訪れるイベントのようです。
     年越しや初詣も日本の冬ならではの文化ではないでしょうか。お賽銭を入れて願い事をしたり、おみくじを引いたりすることで、1年を振り返り、次の年を新しい気持ちで過ごしていくことができます。
     

  • 終わりに

     冬の魅力について述べてきましたが、伝わったでしょうか。冬ならではの美しい景色やおいしい食べ物を挙げましたが、それらはほんの一部で、ほかにもたくさん魅力があると思うので、次の冬が訪れた時にはもし冬が好きでなくても憂鬱にならずに、良いところを探してみてください。私自身も、まだ訪れていない絶景などを見に行きたいと思います。