私の好きなミステリー作家

私が好きなミステリー作家、それはズバリ辻村深月さんです!

ここでは、私が好きな辻村深月さんの作品を3つ紹介しようと思います。

『冷たい校舎の時は止まる』

辻村深月さんのデビュー作!私が辻村さんを好きになったきっかけである作品です。ミステリーにSFチックな世界観が混ざり合って他のミステリー作品とは異質の雰囲気を醸し出します。辻村さん定番の名前を使ったトリックが、とてもいいハマリ方をします。辻村さんがよく使うこの名前を使ったトリックは、文字を表現方法とする小説だからこそ面白いので、この作品は是非小説で読んでほしいです。短編集『光のこみち』では、『冷たい校舎の時は止まる』でフォーカスされた人達のその後を描かれているので、そちらも読んでみると面白いと思います。
あらすじ

『名前探しの放課後』

『冷たい校舎の時は止まる』に負けないくらい面白い学園ミステリー。種明かしされたときに色々とスッと腑に落ちる感じが好きです。でもこれを読むときには注意が必要。辻村さんの作品では、たまに小説同士の世界がリンクしており、同一の人物が登場していることがあり、順番を間違えると、登場人物がカブっていることに気づけないことがあります。この作品はまさにそれ。この読む順番というのは絶対というわけではありませんが、作品の100%を楽しみたいのであれば、この作品を読む前に、是非『ぼくのメジャースプーン』を読んでほしいです。なお、『ぼくのメジャースプーン』を読む前には、『凍りのくじら』『子どもたちは夜と遊ぶ』を読むことが推奨されていますが、もちろん、これらも絶対先に読まなければならないというわけではないです。
あらすじ

『かがみの孤城』

映画化もされていて、辻村さんの小説にそこまで通じていなくても知っている人は多い作品だと思います。ミステリー小説でありつつも、主人公をはじめとする登場人物たちの心の内面を深堀したりもしている作品で、ゴリゴリのミステリーが苦手な人でも読みやすいと思います。映画と間の取り方がところどころ違ったり、映画では描かれなかったシーンも多いので、映画は見たという人も、ぜひ原作も読んでほしいです。
あらすじ