マンドリンとは
イタリア発祥の楽器で、日本では19世紀に初の公開演奏が行われました。
木製の弦楽器で、ピックを使って演奏を行います。弦は金属でできており、
2本1セットで8本4セット使われています。
練習し始めたばかりは指が痛くなり演奏するのが大変ですが、
1か月程度練習を続ければ指の皮が厚くなり痛みを感じなくなります。(個人差あり)
マンドリンの仲間たち
マンドリン(略称:ドリン)
高音域パート。メロディを担当することが多く、弾いていて楽しいこと間違いなしです。オーケストラの編成では1stマンドリンと2ndマンドリンにパート分けされ、2ndマンドリンがハモりを担当することが多いです。マンドリンのトップはコンサートマスター/コンサートミストレスになり、アンサンブル形式(指揮者なしでの演奏)の場合には演奏者をまとめていきます。観客席から見て左側にいることが多いです。
マンドラ(略称:ドラ)
中音域パート。マンドリンと同じようなメロディパートを担当したり、マンドロンチェロのようにベースパートを担当したり、どちらも経験できていいとこ取りのパートです。マンドリンより1オクターブ低くチューニングします。観客席から見て大体真ん中にいることが多いです
マンドロンチェロ(略称:チェロ、セロ)
低音域パート。ベースとなり曲全体を支える役割で、メロディを担当することは少ないです。チェロは低い音もとてもかっこいいですが実は高音も非常にきれいで、アンサンブルを演奏しているときなどにそれを楽しむことができます。観客席から見て右側にいることが多いです
マンドローネ(略称:ローネ)
低音域パート。コントラバスと同じくらい低い音域を担当します。マンドロンチェロよりさらに大きく、マンドリン属では最も低いです。そもそもマンドリンオーケストラに入っていることが少ないので、もし見かけたらラッキーかもしれません。
※その他にもギターやコントラバス、フルート、オーボエ...など団体や曲により様々な楽器がオーケストラに参加します。マンドリンでなくてもマンドリンオーケストラに参加できることがあるので、気になった人はぜひ探してみてください!
マンドリンを演奏するときに必要な物
ピック
レインドロップ型とホームベース型があります。
様々な厚さがあり、弾き心地が異なるので色々試して合う物を選びましょう
チューナー
ネック部分に留めるクリップ型の物が一般的です。
ギター等で使う物と同じです。
滑り止め
丸い形をしているので、滑り止めがないとつるつる滑りやすいです。
なくても困らない人もいますが、あると便利です。
足台
マンドリンとマンドラは右足を、マンドロンチェロ以下の低音楽器は左足を足台に置きます。
足を組むことで対応し、足台を使わない人もいます
譜面台
一般的な譜面台です
マンドリン専門の道具を扱っているお店→ ikegaku ウェブサイト