03色落ち過程

コバルトブルー

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1週間程で黄緑に退色し、さらに1週間経つと黄要素が強くなっていきました。
強めの紫シャンプーを使用してみたところ、ブリーチ回数が異なる箇所ごとに効果に差が出てしまったため、汚い虹色になりました。

ヘアカラーは大まかにいえば絵具と同じ要領で染めているので、ベースカラーが黄の髪の毛に青の色素を入れると緑になってしまいます。
私の場合はブリーチ回数の影響でベースカラーが黄色寄りだったため、上記の理由から補色利用に失敗して色落ちが汚くなってしまいました。
ブリーチ回数少なめのベースカラーがオレンジ寄りの髪の毛に入れると補色効果が得られて綺麗な仕上がりになるので、ブリーチをあまりしないで無彩色カラーに挑戦したい方や、バージンヘアにブリーチをしてカラーを入れようとしている方向けのヘアカラーです。
一度のカラーで青髪と緑髪を一気に味わいたい欲張りな方にもおすすめかもしれません。



ブルーラベンダー

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ブルーラベンダーは色落ちが早く、濃い目に入れても1週間程でシルバー寄りのグレーに退色します。
グレーに退色してからはそこまで髪色に変化はありませんでした。

まず前提として、日本人の髪の毛は黒の色素が多いため、いくらブリーチをしても完全なホワイトを作ることはできません。必ず赤味や黄ばみが残ってしまいます。
また、無彩色カラーは基本的に色持ちがあまり良くありません。そのためブリーチ毛にそのまま入れてもすぐに退色してしまう上、黄ばみと残留した染料が合わさって汚い髪色になってしまう場合が多く見られます。
ここで重要になってくるのが先ほど述べた補色の関係です。色相環において、赤みがかったイエローの反対色にあたるのは青みかかったパープルとなっており、ブリーチ毛とブルーラベンダーはおおよそ補色の関係になることが分かります。
ブリーチ毛の黄みを最大限抑えてくれるので、色落ち後はグレーを経て白っぽいブロンドになります。


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