カビゴンの魅力-実戦編

実戦におけるカビゴンの特徴としては高い耐久値、覚える技の多様さ、それなりにある攻撃力、そしてノーマル単タイプゆえの弱点の少なさがあげられる

ポケットモンスターシリーズにおけるカビゴン

ソフト版のポケモンにおいて重要なのはそのポケモンの役割を考えてそれに合った調整をすることである。例えば高速特殊アタッカーであればとくこうとすばやさに努力値をさき、 すばやさや火力をあげるアイテムをもたせ、火力アップ以外の変化技は極力へらすというように個体の型は努力値と持ち物、技構成によって変化する。
ではカビゴンに適した役割はというと、それは大きく分けて2種類ある。

  1. 積みアタッカー
  2. まず紹介するのがこうげきとぼうぎょを1段階上昇させる積み技「のろい」を使用する型でありこれが最もメジャーといってよい。高い耐久をいかして攻撃力をあげ相手の3匹を倒すことを目指す。
    まず技構成であるが積み技1つに加え体力回復技が必須となる。これがないと、積み技を使ってる間に相手の攻撃で倒されてしまうためである。しかしカビゴンは 「ねむる」のほかに回復技をおぼえない。また、「ねむる」も全回復するかわりに2ターンの間なにもできなくなるわざである。これを解決するのがもちものである。
    まず「ねむる」を採用する場合には「ねむり」状態をなおす「カゴのみ」をもたせることになる。また、「ねむる」が不採用の場合、回復量のおおい「ウイの実」と わざ「リサイクル」を併用することになる。これによって何度でもきのみによる回復が可能になる。残り2つのわざはタイプ一致高火力の「恩返し」とこれを半減する 「いわ」「はがね」タイプの弱点をつける高火力わざ「じしん」を推奨する。
    努力値に関してはぼうぎょに割くのは当然として、火力を重視するなら残りをこうげきに耐久を重視するなら?に振ることになる。
    この狙いがうまくいくと、うすいぼうぎょと微妙なかこうげきが補われた完璧なカビゴンが誕生することになる。

  3. サイクルアタッカー
  4. 次に紹介するのが高いとくしゅ耐久をいかしてとくしゅアタッカーの相手をさせる型である。この型では変化技は使えなくなるがとくぼうが1.5倍になる「とつげきチョッキ」の採用が一般的である。
    このとき「とつげきチョッキ」ではなくさっきのきのみをもたせるのもありそうにみえる。しかし、積み技を使わない以上、もちものと、4つしかないわざスペースの1つを 体力回復に使うのはやや損である。それよりはとくぼうをあげて攻撃技を4つにしたほうがよりおおくのとくしゅアタッカーに対し役割をはたせる。
    わざの選択肢としては上記の「おんがえし」「じしん」にくわえドラゴン、じめんタイプの弱点をつける「れいとうパンチ」、みず、ひこうタイプの弱点をつける「かみなりパンチ」 ほのお、むしタイプの弱点をつける「いわなだれ」、フェアリータイプの弱点をつけるヘビーボンバー」などがあげられる。
    さいごに努力値だが、とくしゅアタッカー相手だからといってとくぼうに努力値をまわしてぼうぎょにさかないのは危険である。
    なぜならぶつりこうげきももつ とくしゅアタッカーもおおくそれらに役割をはたせなくなってしまうからである。カビゴンに関しては、基本的にこうげきとぼうぎょに努力値をさいとけば間違いはない。

    ポケモンGOにおけるカビゴン

    本家とは違い努力値や持ち物がないポケモンGOではあるが、いろんなわざを覚えるのでレート戦やジムの防衛や攻勢での考察の余地はある。 結論から言うとジムの攻勢以外では優秀といえる。

    1. ジム戦
    2. まずジムの防衛であるがここで重要なのが相手ポケモンへかける負荷の度合いと?である。なぜなら?が多いほど相手の防衛側の ポケモンを倒す時間を長くすることができるからである。
      そこでカビゴンを見ていくと、カビゴンは全体で4番目に高い?をもち、さらに苦手とする格闘タイプに対しては 通常技のエスパータイプの技である「しねんのずつき」で弱点をつける。
      また、ゲージ技をみても「のしかかり」や「ヘビーボンバー」といったたまりやすいゲージ技を習得すること ができこれらを採用することで相手に回避行動を誘って時間をのばしたり、体力をけずることができる。
      一方で攻勢に関しては不向きといってよい。 というのもカビゴンの攻撃力がそこまで高くないからである。それを補うのに広い技範囲をいかして弱点をつくというのも考えられるが、それを他のポケモンではなくカビゴンに させる意味はあまりないといえる

    3. レート戦
    4. レート戦でのカビゴンの優秀な点は耐久が高く、弱点をつかれにくいことに加えおぼえる技が優秀な点があげられる。まず通常技であるが、「したでなめる」の性能がいい。
      威力はひくいものの連射力が高くゲージもたまりやすい。また、ゲージ技に関しては回転率のよい「のしかかり」をおぼえることに加えこれと相性のよくない 「いわ」「はがね」タイプの弱点をつける「ばかぢから」と「じしん」をおぼえる。たまりやすさに重点をおくなら「ばかぢから」を、
      「ばかぢから」のこうげきとぼうぎょダウンの追加効果を嫌うのであれば威力の高い「じしん」を選ぶといいだろう。

    まとめ

    カビゴンは耐久面がすぐれており、並程度しかない攻撃力も積み技や技範囲である程度カバーでき、総じて汎用性が高く対戦でも活躍できるポケモンである。




    前へ
    トップページへはこちら