実戦におけるカビゴンの特徴としては高い耐久値、覚える技の多様さ、それなりにある攻撃力、そしてノーマル単タイプゆえの弱点の少なさがあげられる
ソフト版のポケモンにおいて重要なのはそのポケモンの役割を考えてそれに合った調整をすることである。例えば高速特殊アタッカーであればとくこうとすばやさに努力値をさき、
すばやさや火力をあげるアイテムをもたせ、火力アップ以外の変化技は極力へらすというように個体の型は努力値と持ち物、技構成によって変化する。
ではカビゴンに適した役割はというと、それは大きく分けて2種類ある。
まず紹介するのがこうげきとぼうぎょを1段階上昇させる積み技「のろい」を使用する型でありこれが最もメジャーといってよい。高い耐久をいかして攻撃力をあげ相手の3匹を倒すことを目指す。
まず技構成であるが積み技1つに加え体力回復技が必須となる。これがないと、積み技を使ってる間に相手の攻撃で倒されてしまうためである。しかしカビゴンは
「ねむる」のほかに回復技をおぼえない。また、「ねむる」も全回復するかわりに2ターンの間なにもできなくなるわざである。これを解決するのがもちものである。
まず「ねむる」を採用する場合には「ねむり」状態をなおす「カゴのみ」をもたせることになる。また、「ねむる」が不採用の場合、回復量のおおい「ウイの実」と
わざ「リサイクル」を併用することになる。これによって何度でもきのみによる回復が可能になる。残り2つのわざはタイプ一致高火力の「恩返し」とこれを半減する
「いわ」「はがね」タイプの弱点をつける高火力わざ「じしん」を推奨する。
努力値に関してはぼうぎょに割くのは当然として、火力を重視するなら残りをこうげきに耐久を重視するなら?に振ることになる。
この狙いがうまくいくと、うすいぼうぎょと微妙なかこうげきが補われた完璧なカビゴンが誕生することになる。
次に紹介するのが高いとくしゅ耐久をいかしてとくしゅアタッカーの相手をさせる型である。この型では変化技は使えなくなるがとくぼうが1.5倍になる「とつげきチョッキ」の採用が一般的である。
このとき「とつげきチョッキ」ではなくさっきのきのみをもたせるのもありそうにみえる。しかし、積み技を使わない以上、もちものと、4つしかないわざスペースの1つを
体力回復に使うのはやや損である。それよりはとくぼうをあげて攻撃技を4つにしたほうがよりおおくのとくしゅアタッカーに対し役割をはたせる。
わざの選択肢としては上記の「おんがえし」「じしん」にくわえドラゴン、じめんタイプの弱点をつける「れいとうパンチ」、みず、ひこうタイプの弱点をつける「かみなりパンチ」
ほのお、むしタイプの弱点をつける「いわなだれ」、フェアリータイプの弱点をつけるヘビーボンバー」などがあげられる。
さいごに努力値だが、とくしゅアタッカー相手だからといってとくぼうに努力値をまわしてぼうぎょにさかないのは危険である。
なぜならぶつりこうげきももつ
とくしゅアタッカーもおおくそれらに役割をはたせなくなってしまうからである。カビゴンに関しては、基本的にこうげきとぼうぎょに努力値をさいとけば間違いはない。