ホームページ作成応用


 

ここでは知っておくと便利なHTMLタグのテクニックをいくつか紹介します。

 
HTMLにおけるスペースの扱い
 
特殊文字の表示
 
テーブルの中に空白のセルを作る
 
テーブルを使ったレイアウト
 
テーブルの枠線をきれいにみせる


HTMLにおけるスペースの扱い

HTMLではスペースの扱いに注意が必要です。全角のスペースは記述した分だけ画面上に空白を作ることができます。半角スペースは1つ分は空白が空きますが、2つ以上連続していても1つ分の空白しかあきません。したがって画面上に空白を作るために半角スペースをいくら記述しても意味がありません。
また、HTMLソース内で行った改行は無視されますが、空行(文字のない行)は半角スペースと同じ扱いになります。
しかし全角スペースは英語環境では文字化けを起こしてしまうという問題点があります。自由に空白を作るためには特殊コードとして用意されている非改行スペース「 」を使う必要があります。非改行スペースで表示される空白の大きさは半角スペースと同じです。

SOURCE  

HTMLタグで作る ホームページ ←半角スペースをひとつ入れています。<BR><BR>

HTMLタグで作る     ホームページ ←半角スペースを5つ入れています。<BR><BR>

HTMLタグで作る&nbsp;&nbsp;&nbsp;ホームページ ←&amp;nbsp;を3つ入れています。
<BR><BR>

HTMLタグで作る   ホームページ ←全角スペースを3つ入れています。<BR><BR>

HTMLタグで作る
ホームページ ←改行を1回入れています。<BR><BR>

HTMLタグで作る

ホームページ ←空行を1行分入れています。<BR><BR>

DISPLAY  

HTMLタグで作る ホームページ ←半角スペースをひとつ入れています。

HTMLタグで作る ホームページ ←半角スペースを5つ入れています。

HTMLタグで作る   ホームページ ←&nbsp;を3つ入れています。

HTMLタグで作る   ホームページ ←全角スペースを3つ入れています。

HTMLタグで作る ホームページ ←改行を1回入れています。

HTMLタグで作る ホームページ ←空行を1行分入れています。


このコードは空白を作るだけでなく、これまで半角のスペースで自動改行されていた箇所に使用することで自動改行されることを防ぐことができます。また、挿入した数の分だけ空白として表示されるため、左インデントを自由に指定することもできます。

特殊文字の表示

「<」や「>」や「"」や「&」などタグの表記に用いる文字をブラウザ上に表示させたい場合、そのままHTMLソースに記述してもブラウザはタグの一部と認識するため表示できません。これらの文字を表示するための特殊コードが用意されています。「<」は「&lt;」、「>」は「&gt;」、「"」は「&quot;」、「&」は「&amp;」と表します。もちろんこの1文もソースでは特殊コードを使って書いています。

SOURCE  

特殊文字の表示<BR><BR>

&lt;<BR>
&gt;<BR>
&quot;<BR>
&amp;<BR>

DISPLAY  

特殊文字の表示

<
>
"
&


テーブルの中に空白のセルを作る

<TD></TD>のように中身のないセルは通常塗りつぶされてしまいますが、次の3つの方法で空白のセルを作ることができます。
  • 改行タグ<BR>を入れる。
  • 非改行スペース「&nbsp;」を入れる。
  • 全角スペースを入れる。
SOURCE  

<TABLE BORDER="1" HEIGHT="50">
<TR>

<TD WIDTH="50"></TD>
<TD WIDTH="50"><BR></TD>
<TD WIDTH="50">&nbsp;</TD>
<TD WIDTH="50"> </TD>

</TR>
</TABLE>

DISPLAY  


   


テーブルを使ったレイアウト

テーブルは表を純粋に表示させるためのツールとしてよりも近年では、ページのレイアウト目的で使用されることのほうが多いと思われます。<TABLE>タグを使えばテキストと画像との配置を正確に決めることができたり、余白を自由に設定できます。<TABLE>タグはもともとこのようなレイアウトの目的で用意されたものではないのですが、現在ではウェブデザインにおいて必須のテクニックとされています。
レイアウト目的に限らずテーブルは使用するとソースが複雑になるという欠点があります。複雑なテーブルに関してはタグではなくホームページ作成ソフトを利用する方法もよいでしょう。
テーブルを使ったレイアウトを行うには、まず最初にページの基本骨格を考え、それにあうようにテーブルを組み立てていきます。そしてその中に画像やテキストを組み込んでいくことになります。例としていくつか挙げます。

もちろんこれらの例ではBORDER属性に1を指定して枠線を表示させていますが、実際に使用する際には0を指定します。また、レイアウト例3のようにテーブルの中にテーブルを組み込むことも可能です。

テーブルの枠線をきれいにみせる

テーブルを作った場合、どうもうまく枠線が表示されないなと思ったら、罫線の属性である「CELLSPACING」と「CELLPADDING」が指定されているかを確認してください。これらは指定しない場合は「2」と「1」に設定されていますので、適宜変更して枠線の調整をしてください。

SOURCE  

<TABLE BORDER="1">
	<TR><TD>セル1</TD><TD>セル2</TD></TR>
	<TR><TD>セル3</TD><TD>セル4</TD></TR>
</TABLE>

<BR>

<TABLE BORDER="1" CELLSPACING="0" CELLPADDING="4">
	<TR><TD>セル1</TD><TD>セル2</TD></TR>
	<TR><TD>セル3</TD><TD>セル4</TD></TR>
</TABLE>

DISPLAY  

セル1セル2
セル3セル4

セル1セル2
セル3セル4


しかし枠線の表示を「CELLSPACING」や「CELLPADDING」で指定しても、もともと枠線は立体的に表示されるようになっているため、あまり見映えがよいとはいえません。これをもっと単色の罫線のように表示する方法があります。これはテーブルをもうひとつのテーブルで囲むことによって可能です。
まず外側のテーブルの背景色に罫線の色として使用したい色を指定します。そして内側のテーブルにはCELLSPACING属性に1ピクセル以上の数値を指定します。CELLSPACING属性は枠線の外枠線と内枠線の間隔を指定する属性でした。この外枠線と内枠線の隙間に外側のテーブルの背景色が見えるようにすることで、それを罫線のように使用することが可能となるのです。
しかし、内側のテーブルで<TABLE BGCOLOR="〜〜">のようにテーブル全体で色を指定しまうと、外枠線と内枠線の隙間にも色がついてしまうので、<TR>もしくは<TD>タグにBGCOLORで色を指定する必要があります。
罫線の幅は内側のテーブルのCELLSPACING属性の値を調整することで変えることができます。

SOURCE  

<TABLE BORDER="1" CELLSPACING="0" CELLPADDING="4">
	<TR><TD>セル1</TD><TD>セル2</TD></TR>
	<TR><TD>セル3</TD><TD>セル4</TD></TR>
</TABLE>

<BR>

<!--外側のテーブル-->
<TABLE BORDER="0" BGCOLOR="black" CELLSPACING="0" CELLPADDING="0">
	<TR><TD>

	<!--内側のテーブル-->
	<TABLE BORDER="0" CELLSPACING="1" CELLPADDING="4">
		<TR BGCOLOR="white"><TD>セル1</TD><TD>セル2</TD></TR>
		<TR BGCOLOR="white"><TD>セル3</TD><TD>セル4</TD></TR>
	</TABLE>
	<!--内側のテーブル終-->

	</TD></TR>
</TABLE>
<!--外側のテーブル終-->

DISPLAY  

セル1セル2
セル3セル4

セル1セル2
セル3セル4


 

 
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