これまでの授業で印象に残っているのは、ウェブの本質的価値と指針の内容である。理由としては、一般化かもしれないが、我々は日常でウェブを利用しているが、このウェブの存在意義や何のためにこのウェブが作られたのかについては考えていないと考えるからである。なお、授業内容においても、ウェブの作り方や働き方が主な内容になっていることが多く、ウェブの本質的な価値については触れる機会が少ないため、我々はウェブの本質的価値を忘れている。さらに、ハッキングなどによる個人情報漏洩など、ウェブ技術が発展するにつれて、今まで存在していなかった犯罪の形を現われた。このような状況下で、我々はウェブの存在理由、本質的な価値と指針をもう一度知っておく必要があるのではないか、と考えたからである。
また、特に「ウェブは全ての人々のためにある(Web for All)」というウェブの価値から、高齢者など、ウェブの使い方に慣れていない人々のために、ウェブに関する教育をより普遍化させる必要があり、このような教育を普遍化させることによって、歳と関係なく、全ての人がウェブの発展に貢献することができる人材になれる機会を与えることができるようになるのではないか、と考える。