シラバス
東洋大学理工学部 レポート作成法/レポート作成法Ⅰ/レポート作成指導II
◆年度 2020
◆授業コード X6D0670101
◆科目ナンバリング
◆対象年次 1~4
◆授業形態 -
◆単位数 2
◆時間割 春金5
◆開講キャンパス 川越
◆教室
◆主たる使用言語 日本語
◆実務教員科目
◆授業科目区分
◆授業回数
◆受講対象学科
サブタイトル
レポートの書き方と科学的な論述力の指導
講義の目的・内容
客観的に現状を分析し,仮説とその検証方法を考え,実験や調査によってデータを収集し,それを解析して,考察する. こうしたプロセスはすべての学問の基礎であり,今後,どのような人生を歩むとしても重要である. 本講義では,論理的に考える力を身につけ,他者に正確に伝えることができるようにするための技術を養い,レポートを作成する方法を学習する. 実験科目のレポートを作成することができるようになるとともに,社会人に求められる報告書作成能力も身につける.
学習到達目標
1.レポートに必要な基礎知識を身につけ,レポートを作成することができる.
2.事実に基づいて,論理的に考えることができる.
3.第三者に必要な内容を伝えることができる.
講義スケジュール
第1回目:なぜ,レポートを書くのか?
第2回目:科学者が遵守すべきルール
第3回目:レポートの構成と内容
第4回目:実験ノートの書き方
第5回目:単位
第6回目:図や表の扱い方
第7回目:図や表の作成(演習)
第8回目:論理的な考え方
第9回目:考察の仕方
第10回目:データの解釈
第11回目:誤差と精度
第12回目:有効数字
第13回目:人に伝える文章技術
第14回目:科学系の文章技術
第15回目:特別課題(レポート)
以上は,予定です.受講者の興味関心や学習進捗状況により変更することがあります.
指導方法
レポートの作成法について講義をしますが,聴いているだけではなかなか身に付きません.
授業中に皆さんに考えてもらったり,課題に取り組んでもらったりして,積極的に授業に参加してもらいます.
また,良いレポートを書くには良い実験ノートを作成することが必須であり,実験時に必要事項をノートにとることは大切です.
授業でも必要事項はノートに必ず取るようにして下さい.
毎回,授業のはじめに小テストを行います.それまでに習ったことを復習して定着させましょう.
小テストの後には,解説をします.
事前・事後学修
必要があれば,web上で連絡をします.
基本的には予習の必要はありませんが,場合によっては扱うテーマの化学的概念をあらかじめ学んでくる必要があります.
その際には,授業中にアナウンスをします.
復習は必ずしてください.各自のバックグラウンドが異なるので,はじめて学んだ内容については,次の回までに身につけているようにしましょう.
毎回,小テストを行うので,前回だけではなく,それまでの講義について復習をしておきましょう.
また,授業中に出された課題には必ず,取り組んで下さい.
事前・事後学習に必要な時間の目安は、履修要覧の単位制の項目を参照してください.
成績評価の方法・基準
成績は学修到達目標に掲げた内容が修得できているかどうかを小テスト(毎回行う,約75%),レポート(約15%)で評価し,
さらに,授業や課題に対する取り組みと態度(約10%)についても評価に加えます.
これらを集計して,本学の成績評価基準に従って評価します.
小テストは,前回までに講義した内容について理解ができているかを評価します.
特別課題(レポート)は,課題について理解し,相手にわかるように,論理的にまとめられているか,
それまでに学習したレポートの書き方を守っているかどうかを評価します.
受講要件
特に,定めない.
テキスト
パワーポイントのスライドを用いて授業をします.
参考書
木下是雄,1981,「理科系の作文技術」(中央公論新社)¥756
泉美治他監修,1999,「化学のレポートと論文の書き方」(化学同人)¥1836
関連分野・関連科目
備考
[1]この授業を履修する理由を書いてください.
[2]【講義の目的・内容】をふまえて,あなたがこの授業に期待する学びについて書いてください.
[3]【学習到達目標】を確認したうえで,あなたがこの授業で身につけたい力について書いてください.
[4]【講義スケジュール】の中で,あなたがもっとも関心を抱いた内容を挙げ,その理由を書いてください.
[5]【指導方法】,【事前・事後学修】を確認したうえで,この講義があなたにとって有意義なものになるように学修時間のプランを立ててください.
[6]【成績評価の方法・基準】を確認したうえで,より良い学修成果を得るためにすべきことを書いてください.
[7]受講するにあたって,質問や要望があれば直接聞きに来てください.