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hellog〜英語史ブログ

2025円10月26日 堀田によるhel活ポータル The HEL Hub (= helhub) がオープンしました!

日々発信される英語史系コンテンツの新着情報がリアルタイムで更新されていきます.数時間に一度,ほぼ定期的に更新されていくことになります.この hellog がストック型の情報源だとすれば,helhub はフロー型の発信源です.ぜひ訪れて,お気に入りにご登録ください.こちらからどうぞ!

堀田隆一(ほったりゅういち)による,英語史に関する話題を広く長く提供し続けるブログです(note のプロフィールはこちら)."History of the English Language Blog" ということで,略して "hellog".英語史と関連する英語学・言語学一般の話題も扱っています.本ブログで紹介・推薦する書籍などについて,特別に表記しない限り,すべて自主的な言及です.また,堀田は Amazon のアソシエイトとして適格販売により収入を得ています.

まずは,
  1. 英語史の学び始め/続けには,まず以下の記事からスタート!
  2. アクセス・ランキング (access ranking) のトップ500記事
  3. 英語に関する素朴な疑問に関する記事群
  4. 全記事の標題の一覧 (Archives)
  5. 音声コンテンツ一覧 (heldio & hellog-radio)
  6. Voicy 「英語の語源が身につくラジオ」(heldio)
  7. 知識共有サービス「Mond」での,英語に関する素朴な疑問への回答
  8. 慶應英語史フォーラム (khelf) のツイッターアカウント @khelf_keio
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をご覧ください.

その他のお知らせ

お知らせ 英語史トーク動画の第2弾です! 8月21日,YouTube 「文藝春秋PLUS 公式チャンネル」にて,英語史トーク第2弾の前編が公開されました.「【英語の謎 goの過去形はなぜwentなのか】古英語時代は-edよりも不規則動詞がデフォルト|なぜ「あなた」も「あなたたち」もyouで表すのか|He likes...三単現にはなぜsを付ける?」および「【flower(花)とflour(小麦粉)は同じ語源!】help,aid,assistance…「助け」の類義語は何が違う?|同音異義語が多いのはなぜか|「イギリス英語は保守的」は本当か】」です.今回もフリーアナウンサーの近藤さや香さんとお話ししています.2025/08/21(Thu)

お知らせ 英語史トーク動画の前編が9.8万回視聴されています! 5月30日,YouTube 「文藝春秋PLUS 公式チャンネル」にて,英語史トーク動画の前後編が公開されました.「【know の K はなぜ発音しない?「英語史」で英語のナゼがわかる】国内唯一慶應だけの必修科目|古代英語はもはや別言語|500通り以上の綴りがある英単語|憧れと威信が英語を変化させた」および「【ややこしい英語が世界的言語になるまで】文法が確立したのはたった250年前|an appleのanは「発音しやすくするため」ではない|なぜ複数形はsばかりなのか|言語の"伝播"=権力」です.フリーアナウンサーの近藤さや香さんとともに,英語史入門を念頭にお話ししています.hellog の関連記事はこちら.2025/05/31(Sat)

再重版がかかっています! 皆さんにご好評,ご愛読いただいています!(2025年9月23日現在)

2025年6月18日(水),唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力)『英語語源ハンドブック』(研究社)が刊行されました.5月21日以来,刊行日までの歴代最高記録として,Amazon 新着ランキングで「英語」部門にて第1位,「語学・辞事典・年鑑」部門にて第2位を獲得しています.また,刊行後の4日間で紀伊國屋書店新宿本店の語学部門の週間売り上げランキングで第1位,丸善丸の内本店では第4位を記録しました.リアル書店やこちらの Amazon ページ(あるいは以下のQRコード)より,ぜひご入手ください.英語学習・教育に関わる皆さんにとっての必携書!

合わせて本書のランディングページもご覧ください!

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『英語語源ハンドブック』の Amazon リンク


お知らせ ヘルメイト有志によるhel活を紹介する月刊 Helvillian の最新号2025年8月号が7月28日にウェブ公開されました.こちらよりご覧ください.2025/07/29(Tue)

Helvillian_202508.png

お知らせ 2025年6月18日(水)に,唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著)『英語語源ハンドブック』(研究社)が発売予定! 研究社公式HPの近刊紹介はこちらからどうぞ.hellog のこちらの記事,および heldio のこちらの配信回でも本書を紹介しています.2025/05/17(Sat)

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お知らせ 2025年7月7日に khelf による『英語史新聞』第12号がウェブ上に一般公開されました.こちらからPDFでご覧になれます.heldio のこちらの配信回,および hellog のこちらの記事でも第12号公開についてお知らせしています.公開後は khelf の X (旧ツイッター)アカウント @khelf_keio より関連情報をお伝えしますので,ぜひフォローをお願いします.2025/07/09(Wed)

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お知らせ Voicy でお届けしている「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」の Video Podcast 版を開始しました.Spotify より,同名の Podcast チャンネル「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」として視聴できます.フォローをよろしくお願いします.最新回はコチラです↓ 2025/03/13(Thu)

お知らせ 2025年2月28日に,私の所属する慶應義塾大学の 公式 YouTube チャンネル「慶應義塾 Keio University」内の「研究者紹介動画」というシリーズの1回として「英語史は「英語の歴史」というよりも「英語と歴史」」慶應義塾大学文学部・堀田隆一教授」が公開されました.4分22秒ほどの公式動画です.2025/03/01(Sat)

お知らせ 新年度2024年の4月より khelf による「英語史コンテンツ50+」が始まっています.休日を除く毎日,khelf メンバーより英語史の話題が1つ上がってきます).日々,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio からも関連情報を発信しています.2024/04/19(Fri)

お知らせ 知識共有サービス「Mond」にて英語・言語に関する素朴な疑問に回答しています.最新の質問&回答はこちらよりご覧ください.2024/09/30(Mon)

Mond Latest

お知らせ 2023年7月より Voicy 「英語の語源が身につくラジオ」 (heldio) にて「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズを展開しています.Baugh and Cable の A History of the English Language (6th ed.) を1回1セクションずつ精読していくというシリーズです.週に1,2回程度のペースで続けています.有料配信ですが冒頭チャプターは試聴可となっていますので,ぜひ聴いてみてください.バックナンバー一覧はこちらの記事よりどうぞ.2024/02/09(Fri)

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お知らせ 2022年2月26日に,同僚の井上逸兵さんと YouTube チャンネル「いのほた言語学チャンネル(旧:井上逸兵・堀田隆一英語学言語学チャンネル)」 (inohota) を始めています.毎週(水)(日)の午後6時に更新予定です.チャンネルの趣旨としては,こちらの hellog 記事あるいは Voicy でのアナウンスをご一読・ご視聴ください.直下(↓)は最新の YouTube 放送となります.本ブログの関連記事もお読みください.2022/03/10(Thu)

お知らせ 2024年7月より,Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」の再放送という趣旨で,YouTube チャンネル「heltube」 にて日々配信しています.直下(↓)は最新公開の回となります.2024/08/10(Sat)

お知らせ 2025年3月6日より5月6日まで,heldio の前身である「hellog ラジオ版」 (hellog-radio) として2020--2021年に配信していた62回の配信を,こちらの YouTube にて再放送していました.2025/05/07(Wed)

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お知らせ 2021年6月2日より,英語史の音声コンテンツを配信する「英語の語源が身につくラジオ」(通称 heldio)を始めています.本ブログの姉妹版という位置づけで,音声配信プラットフォーム Voicy を通じて,英語史に関する音声コンテンツを提供しています.企画の趣旨として,こちらの hellog 記事をご一読ください.直下(↓)は最新の Voicy 放送となります.2024/07/20(Sat)

お知らせ 2023年6月2日より,上記 heldio にプレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) が加わりました.毎週火木土の18:00よりお届けしています.helwa は有料配信となりますが,開設趣旨としてこちらの hellog 記事をお読みください.直下(↓)は最新の helwa 放送となります.2023/09/09(Sat)

お知らせ 2023年10月6日より,stand.fm にて「英語史つぶやきチャンネル」 を始めています.英語史の話題を不定期でカジュアルにお届けします.直下(↓)は最新の配信回となります.2025/01/28(Tue)

お知らせ 2023年1月中旬に家入葉子先生(京都大学)と堀田の共著となる,英語史研究のハンドブック『文献学と英語史研究』が開拓社より発売となります.本書についてはこちらのページで,著者が様々に紹介しています.2023/01/05(Thu)

『文献学と英語史研究』

お知らせ 2022年11月8日に『ジーニアス英和辞典』第6版が発売となりました.新版で初めて導入されたコラム「英語史Q&A」を執筆させていただいていますので,ぜひ辞典手に取って開いてみていただければと思います.コラムについては hellog でもこちらの記事群で関連する話題を取り上げています.2022/11/15(Tue)

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お知らせ 堀田ゼミの紹介ページがゼミ生により立ち上げられました.入ゼミを希望する学生は必見です.堀田による公式のゼミ紹介はこちらの記事からどうぞ.2022/11/04(Fri)

お知らせ ご愛読ありがとうございます,9刷が発行されています.2022年9月より電子書籍としても配信開始です.本ブログの内容を多く取り込んだ拙著『英語の「なぜ?」に答えるはじめての英語史』が2016年に研究社より出版されました.本の趣旨や補足情報のために,コンパニオン・サイト (naze) を用意していますので,そちらも是非ご覧ください.また,本ブログ内の「#2764. 拙著『英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史』が出版されました」にも紹介があります.2024/08/10(Sat)

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お知らせ このたび様々な言語における標準化の歴史を題材とした本が出版されました.高田 博行・田中 牧郎・堀田 隆一(編著)『言語の標準化を考える --- 日中英独仏「対照言語史」の試み』 大修館,2022年.
本ブログ内でも本書の紹介記事をいくつか書いていますので,そちらもご覧ください.さらに,7月9日と8月1日には2回にわたって3編者対談を Voicy で配信しましたので,ぜひこちらこちらより各々お聴きください.

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お知らせ 本ブログベースの拙著『英語史で解きほぐす英語の誤解 --- 納得して英語を学ぶために』の第4刷が出ています.本書のコンパニオン・ページ及び著者による紹介ページをご覧ください.また,本書の内容に沿ったブログ記事へのリンク (hogusu) はおすすめです.2018/09/02(Sun)hogusu_front_cover_small

お知らせ 「手軽に英語史を」というコンセプトで,地味に「hellog ラジオ版」 (hellog-radio) を始めています.1つ数分以内のコンテンツです.これまでのコンテンツ一覧よりどうぞ.2020/07/09(Thu)

お知らせ 大修館『英語教育』の2020年3月号に,連載「英語指導の引出を増やす 英語史のツボ」の第12回(最終回)の記事が掲載されています.今回の話題は「なぜアメリカ英語はイギリス英語と異なっているのか」です.どうぞご一読ください.2020/02/14(Fri)eigokyouiku_rensai_12_20200214_front_cover_small.jpg

お知らせ 1月5日発売の英語学習誌『CNN English Express』2月号に「歴史を知れば納得! 英語の「あるある大疑問」」と題する拙論が掲載されています.英語史の観点から素朴な疑問を解くという趣向の特集記事で,英語史の記事としては珍しく8頁ほどの分量を割いています.どうぞご一読ください.hellog 内の紹介記事もどうぞ.2019/01/07(Mon)cnn_ee_201902_front_cover_small

お知らせ 私も一部執筆している服部 義弘・児馬 修(編) 『歴史言語学』朝倉日英対照言語学シリーズ[発展編]3 朝倉書店,2018年.が2018年3月に出版されました.日本語史と比較対照しながら英語史や英語の歴史的変化について学べます.本ブログ内の#3283の記事にも簡単な紹介がありますのでご覧ください.2018/04/23(Mon)

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お知らせ Simonn Horobin 著 Does Spelling Matter? の拙訳『スペリングの英語史』が早川書房よりより出版されました.紹介記事として,本ブログ内の「#3079. 拙訳『スペリングの英語史』が出版されました」「#3080. 『スペリングの英語史』の章ごとの概要」もご覧ください.2017/10/01(Sun)

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お知らせ 『英語の「なぜ?」に答えるはじめての英語史』に関連する研究社ベースの連載企画「現代英語を英語史の視点から考える」が始まっています(そして12回で終わりました).2017/12/21(Thu)


最近 7 日分を以下に表示中 / 今月の一覧

2026-04-09 Thu

#6191. 明るい l と暗い l [rp][l][phonetics][phonology][pronunciation][minimal_pair][variety][consonant]

 RP (= Received Pronunciation) では,側音 /l/ に「明るい [l]」 (clear [l]) と「暗い [ɫ]」 (dark [ɫ]) が区別される.明るい [l] は,前舌面を硬口蓋の方向に持ち上げた調音で,前舌母音の音色となる.一方,暗い [ɫ] は後舌面を軟口蓋の方向に持ち上げた調音で,後舌母音の音色となる.
 それぞれが生起する分布は明確である.母音あるいは /j/ の前位置では明るい [l] が実現され,それ以外のすべての位置では暗い [ɫ]が実現される.以下,いくつかの異音を単語例とともに挙げてみる.

 ・ 明るい [l]: leave, let, lock; blow, glad, splice; silly, yellow, alloy; medley, ugly, nobly; feel it, fall out, all over (最後の例のように語境界がある場合にも明るい [l] が生起する)
 ・ 強勢音節で無声破裂音の後位置では無声化した明るい [l] が生起する: play, please, plant, apply, aplomb, clean, close, climb
 ・ 無強勢音節で無声破裂音の後位置あるいは無声摩擦音の後位置では部分的に無声化した明るい [l] が生起する: placebo, aptly, butler, antler, ghastly; sloppy, slow, slink, fling, flow, earthly
 ・ 暗い [ɫ]: feel, fill, fell, help, bulb, salt; alpine, elbow, halter
 ・ 音節主音的 [ɫ̩]: table, middle, cudgel, camel, final
 ・ 無声子音の後位置では部分的に無声化した音節主音的 [ɫ̩] が生起する: apple, little, satchel, awful

 語の切れ目の /l/ については,両語の緊密性が問題になってくるが,明るい [l] と暗い [ɫ] の最小対を示す話者がいるという.そのような話者においては,形態素の区切りに応じて coupling [ˈkʌplɪŋ] (connecting device) と coupling [ˈkʌpɫɪŋ] (joining) が区別されるという.
 明るい [l] と暗い [ɫ] は RP でこそ区別されるが,それ以外の変種では区別されないことも多い.例えば,一般アメリカ英語,標準スコットランド英語,オーストラリア英語,ニュージーランド英語,イングランド北部英語,北ウェールズ英語では,すべての位置で暗い [ɫ] が現われる.一方,南部アイルランド英語,西インド諸島英語,南ウェールズ英語,Tyneside 方言では,すべての位置で明るい [l] が現われる.
 以上,Cruttenden (200--05) に依拠して執筆した.関連して「#1817. 英語の /l/ と /r/ (2)」 ([2014-04-18-1]) も参照されたい.

 ・ Cruttenden, Alan. Gimson's Pronunciation of English. 6th ed. New York: OUP, 2001.

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2026-04-08 Wed

#6190. 文字史年表(Powell 版) [grammatology][timeline][history]

 「#1834. 文字史年表」 ([2014-05-05-1]),「#2399. 象形文字の年表」 ([2015-11-21-1]),「#2414. 文字史年表(ロビンソン版)」 ([2015-12-06-1]) に続き,もう1つ詳しめの文字史年表として Powell (xvii--xx) のものを掲載したい.

9000 BC
 Widespread use of geometric tokens throughout Near East, c.8500 BC
 Appearance of complex tokens, c.4500--3400 BC
4000 BC
 Round clay bullae that enclose tokens, impressed with cylinder seals, c.3500--3400 BC
 Protocuneiform numerical flat clay tablets, sealed or unsealed, with impressions of three-dimensional tokens or imitations of token shapes by means of a stylus, c.3400--3300 BC; first logograms with numbers c.3300 BC
 ProtoElamite writing, c.3300(?)--3000 BC
 Egyptian hieroglyphic writing, Pharaonic civilization emerges, c.3250 BC
3000 BCEARLY BRONZE AGE
 Tokens disappear, c.3000 BC
 Sumerian cities flourish in Mesopotamia, c.2800--2340 BC
 Texts in Sumerian cuneiform that reflect order of words in speech; similar development in Egypt, c.2800--2400 BC
 Minoan civilization flourishes in Crete, c.2500--1450 BC
 Akkadian Empire in Mesopotamia, c.2334--2220 BC; Akkadian cuneiform
 Linear Elamite writing, c.2150 BC
 Third Dynasty of Ur, c.2120--2000 BC
 Cretan hieroglyphs, c.2100 BC--c.1700 BC
2000 BCMIDDLE BRONZE AGE
 Arrival of Indo-European Greeks in Balkan Peninsula, c.2000 BC
 Babylon's ascendance under Hammurabi, c.1810--1750 BC; Old Babylonian cuneiform
 Old Assyrian cuneiform, c.1800 BC
 Cretan Linear A, c.1800 BC--1450 BC
1600 BCLATE BRONZE AGE
 Hittite Empire rules in Anatolia, c.1600--1200 BC; Hittite cuneiform; Luvian Hieroglyphs
1500 BCWest Semitic syllabic writing invented, c.1500(?) BC
 Destruction of Cretan palaces, c.1450 BC
 Destruction of the rebuilt Cnossus, c.1375 BC
 Amarna tablets in Middle Babylonian cuneiform, c.1350 BC
 Trojan War occurs, c.1250(?) BC
 Chinese script first attested in the Shang Dynasty on oracle bones, c.1200 BC
1100 BCIRON AGE begins with destruction of Mycenaean cities in Greece and other sites in the Levant
 Earliest Mesoamerican "writing," from Olmec territory, c.1140--400 BC
1000 BCGreek colonies are settled in Asia Minor, c.1000 BC
 NeoAssyrian cuneiform, c.1000--600 BC
 NeoBabylonian cuneiform, c.1000--500 BC
900 BCNeoHittite cities flourish in northern Syria, c.900-700 BC
 Earliest "Isthmian" writing, c.900 BC (?)
800 BCGREEK ARCHAIC PERIOD begins with invention of Greek alphabet, c.800 BC
 Illiad and the Odyssey, attributed to Homer, are written down, c.800--775 BC
 Greek colonies in southern Italy and Sicily, c.800--600 BC
 Olympic Games begin, 776 BC
 Hesiod's Theogony is written down, c.775--700(?) BC
 Rome, allegedly, is founded, 753 BC
600 BCFormation of Hebrew Pentateuch (first "five books" of Bible) during Babylonian Captivity of the Hebrews, 586--538 BC
 Cyrus the Great of Persia, c.600--529 BC
 "Zapotec" writing from the valley of Oaxaca in Mexico, c.600--400 BC
 Expulsion of the Estruscan dynasty at Rome and the foundation of the "Roman Republic," 510 BC
500 BCLate Babylonian cuneiform, c.500 BC--AD 75
 Behistun inscriptions (Old Persian cuneiform, Late Babylonian cuneiform, Elamite cuneiform), c.500 BC
 CLASSICAL PERIOD begins with the end of Persian Wars, 480 BC
 Herodotus, c.484--420 BC
 Thucydides, c470--400 BC
 Plato, c.427--347 BC
400 BC
 Aristotle, c.384--322 BC
 Alexander the Great conquers the Persian Empire, founds Alexandria 336--323 BC
 HELLENISTIC PERIOD begins with death of Alexander in 323 BC
300 BC
 Earliest Mayan writing, c.250 BC
 Mouseion founded by Ptolemy II, ruled 285--246 BC
200 BC
 Ptolemy V carves the Rosetta Stone, 196 BC
 ROMAN PERIOD begins when Greece becomes Roman province, 146
100 BC
 Diodorus of Sicily, c.80--20 BC
 Vergil, 70--19 BC
 Augustus defeats Antony and Cleopatra at battle of Actium and annexes Egypt, 30 BC
 Augustus Caesar reigns, 27 BC--AD 14
Year 0
 Last Mesopotamian cuneiform, AD 75
AD 200Classic Maya Period, c.AD 250 until AD 900
 Plotinus, a NeoPlatonist Greek philosopher writes that the hieroglyphs are allegories, c.AD 250
 Coptic phase of pharaonic Egyptian recorded in modified Greek alphabet called Coptic script, c.third century AD
AD 300
 Last hieroglyphs inscribed at Philae near Aswan, AD 396
AD 400European MEDIEVAL PERIOD begins with fall of Rome in AD 476
 Hieroglyphics, by Horapollo(?) c.fifth century AD
AD 1500
 Herná Cortés lands in Mexico, AD 1519
AD 1600Mesoamerican writing disappears, c.AD 1600
 Travelers' reports bring information about cuneiform to Europe
AD 1700MODERN PERIOD
 Rosetta stone found in Egypt, AD 1799
AD 1800
 Jean François Champollion deciphers Egyptian hieroglyphs, AD 1822
 Henry Rawlinson and others decipher Mesopotamian cuneiform, c.AD 1850
AD 1900
 Micahel Ventris deciphers Linear B, AD 1951
 Yuri Knorosov establishes the phonetic basis of some Mayan signs, AD 1952


 Powell は「#6158. Powell による文字の分類」 ([2026-03-07-1]),「#6159. 文字史における3つの重要な局面」 ([2026-03-08-1]) でも参照した重要な文字史の書籍である.

 ・ Powell, Barry B. Writing: Theory and History of the Technology of Civilization. Malden, MA: Wiley-Blackwell, 2009.

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2026-04-07 Tue

#6189. 英語史の月刊ウェブマガジン Helvillian の2026年4月号が公開されました [helwa][heldio][notice][helmate][helkatsu][helvillian][link]


helvillian_202604.png



 新年度が幕を開けました.去る3月28日(土),英語史を愛する有志ヘルメイトによる月刊ウェブマガジン Helvillian 4月号(第18号)』が公開されました.今号は記念すべき年度開始号ということで,春らしい勢いと,ますます研ぎ澄まされた知的好奇心が凝縮された号となっています.
 今号の「表紙のことば」は,インド事情に精通した mozhi gengo さんが担当されています.インド中央部の崖の上に建つ櫓から眼下の川を望む印象的な1枚ですが,驚くべきはその構図です.最近,私が heldio 等で激推ししている『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』の表紙デザインに酷似しているのです.「何の因果か」と感じさせる,新年度の始まりにふさわしい劇的な表紙ですね.
 執筆陣の記事も,質・量ともに進化が止まりません.ari さんは,キャンセル界隈の語源から,hel活系統図のジョークまで,相変わらずの「ari 節」が炸裂しています.
 編集委員のお1人 Grace さんは,私がジョークで提唱した「英語史の塔」建設を紹介してくださったほか,認知言語学の観点から文法に迫る本格的な書評も寄稿されています.lacolaco さんの「英語語源辞典通読ノート」は D ゾーンの深部に入っています.アルファベットの文字ごとに異なる語源の「景色」を語れるのは,通読者ならではの境地でしょう.
 Lilimi さんは,仏検の振り返りとともに,NHK ラジオ『古典講読』への熱い思いを綴っています.ラジオ文化を愛する者として,非常に共感を覚える内容でした.mozhi gengo さんは,表紙に関連した記事のほか,valuelesspriceless の意味論的な対比など,鋭い言語学的考察を展開されています.
 教育現場や学習のヒントも充実しています.sorami さんによる中学生向け語源クイズは,もはや hel 活のインフラと言えるほどの完成度です.みーさんの「小学生と学ぶ英語史」シリーズは,実は大人こそが学ぶべき視点に溢れています.umisio さんによる川上さんの「プロの流儀」に迫る新シリーズ「愛などなくったって…」についても,今後の展開に目が離せません.
 ykagata さんは,『古英語・中英語初歩』新装復刊を盛り上げる「30連発」の舞台裏や,ドイツ語を通じた比較言語学的な知見を共有してくれています.新星「あまねちゃん」の,古英語に初めて出会った際の瑞々しい違和感の記録も,ベテラン勢にはない(?)新鮮な視点を与えてくれており人気急上昇です.
 しーさんによる『古英語・中英語初歩』のアンバサダー的活用術も要注目です,り~みんさんによる「明るい L と暗い L」の沼も思いのほか深いです,「無職さん」こと佐久間さんによるによる「歯・噛む」のアングロサクソン文化論,そして川上さんによる北欧語混交の歴史的詳述などは,どこを切り取っても英語史のロマンが溢れ出ることを証明しています.また,私も note 記事で「英語史の塔」の攻略法について少し触れさせていただき,今号の Helvillian で取り上げていただきました.
 最後は Grace さんによる3月の helwa によるhel活の活動報告と,umisio さんによる編集後記で締めくくらています.
 今月号を読んで感じるのは,このコミュニティの熱量と質の高さです.決して英語史だけを語るのではなく,お互いの学び合いを尊重し,高め合う居心地の良さが誌面から伝わってきます.
 この春,新しい学びを始めてみたいと思っている皆さん,ぜひこの hel 活の輪に加わってみませんか? まずはプレミアムリスナー限定配信チャンネル 「英語史の輪 (helwa)」を覗いてみてください.初月無料となっておりますので,この月初に気軽にエントリーしていただければ!
 Helvillian 4月号のご案内は,声でも「#1768. Helvillian 4月号が公開! --- この春,ことばのルーツをたどる旅をしよう。」としてお届けしています.ぜひそちらもお聴きくださいね.


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2026-04-06 Mon

#6188. heldio 2026年第1四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 4月12日までオープン [voicy][heldio][notice][link][ranking]


 heldio 2026年第1四半期のベスト回を決めるリスナー投票を,2026年4月6日(月)より4月12日(日) 23:59 までこちらの投票コーナーにて受け付けています(あるいは以下のQRコードよりどうぞ).ぜひ皆さんのマイベスト10を選んでいただければ幸いです.


「heldio 2026年第1四半期のベスト回を決めるリスナー投票」





 上記の通り,本ブログの音声版・姉妹版ともいえる毎朝配信の Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」より,2026年第1四半期にお届けしてきた配信回(全90回)のなかからベスト回を決めるリスナー投票イベントを開催します.1人10票まで投票できます.投票会場は本日4月6日(月)から4月12日(日)23:59 までオープンしていますので,この機会に聴き逃した過去配信回などを聴取いただき,マイベストとなる10件をじっくり選んでいただければと思います.
 各配信回へのアクセスは,本記事末尾の一覧,あるいは音声コンテンツ一覧よりどうぞ.1月1日配信の「#1677. 2026年,英語史は飛躍します!」から3月31日配信の「#1766. early, ere, erewhile, erstwhile」までの90回分が投票の対象となります.
 2026年の幕開けとともに,SNSでのバズりや伝説の名著『古英語・中英語初歩』の新装復刊など,英語史界隈は大いに盛り上がりました.この3ヶ月間の歩みを振り返る意味でも,ぜひ清き10票を投じてみてください.
 過去のリスナー投票企画については,ranking の記事をご覧ください.
 今朝,同じ投票を呼びかける heldio 配信回をお届けしました.そちらもお聴きいただきつつ,皆さん,奮ってご投票ください.





 ・ 「#1677. 2026年,英語史は飛躍します!」 (2026/01/01)
 ・ 「#1678. ヘルメイトといっしょに新年のご挨拶」 (2026/01/02)
 ・ 「#1679. 『はじめて of 英語史』第10刷プレゼントは誰の手に? --- 年末の「英語史小ネタ50連発」の引用リポストより」 (2026/01/03)
 ・ 「#1680. 【4.5Mの衝撃】バズの「熱」をデータから読み解く --- SNSと英語史の親和性」 (2026/01/04)
 ・ 「#1681. judge の綴字と発音をめぐる川上さんの考察」 (2026/01/05)
 ・ 「#1682. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第25弾」 (2026/01/06)
 ・ 「#1683. heldio 2025年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票 --- 1月13日までオープン」 (2026/01/07)
 ・ 「#1684. 擬古的スペリング」 (2026/01/08)
 ・ 「#1685. 表音文字,表語文字,表意文字」 (2026/01/09)
 ・ 「#1686. 「文字」と「文字遣い」」 (2026/01/10)
 ・ 「#1687. 漢字は表語文字か表意文字か」 (2026/01/11)
 ・ 「#1688. 「スペリング=漢字」説を解説します --- 機能的観点から」 (2026/01/12)
 ・ 「#1689. 「スペリング=漢字」説を解説します --- 規範主義の観点から」 (2026/01/13)
 ・ 「#1690. mond での質問受付方針の変更について」 (2026/01/14)
 ・ 「#1691. tennis, recipe, permit --- 命令形に由来する変わった英単語たち」 (2026/01/15)
 ・ 「#1692. 言語カテゴリーはおおよそプロトタイプと配合の問題である」 (2026/01/16)
 ・ 「#1693. heldio 2025年第4四半期のリスナー投票の結果発表」 (2026/01/17)
 ・ 「#1694. 改めて年末バズった mond の「英語に仮名はないのか?」論争について」 (2026/01/18)
 ・ 「#1695. 文字の表語機能最強説 --- いや表意機能か?」 (2026/01/19)
 ・ 「#1696. 中英語にあった「男性化」の不思議なトレンド」 (2026/01/20)
 ・ 「#1697. rump steak --- メルボルンより食レポ英語史」 (2026/01/21)
 ・ 「#1698. 英語,音声に振り回されすぎ」 (2026/01/22)
 ・ 「#1699. すべての言語変種はフィクションである」 (2026/01/23)
 ・ 「#1700. OED の12月のアップデートで「先輩」「駅伝」など日本語から11語が追加」 (2026/01/24)
 ・ 「#1701. 『英語語源ハンドブック』を題材にしたコンテンツが次々に登場」 (2026/01/25)
 ・ 「#1702. 1月31日の朝カル講座は very --- 「本物」から大混戦の強意語へ」 (2026/01/26)
 ・ 「#1703. Austral English --- Edward Ellis Morris 編纂のオーストラリア英語辞書(1898年)」 (2026/01/27)
 ・ 「#1704. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第26弾」 (2026/01/28)
 ・ 「#1705. khelf 寺澤志帆さんとの対談 --- 「『英語語源辞典』でたどる英語綴字史」200回記念」 (2026/01/29)
 ・ 「#1706. 伝説の教科書『古英語・中英語初歩』(研究社)が新装復刊」 (2026/01/30)
 ・ 「#1707. Helvillian 2月号が公開! --- 特集は「裏切り」」 (2026/01/31)
 ・ 「#1708. 『古英語・中英語初歩』新装復刊のカウントダウン企画「古中英語30連発」を始めています」 (2026/02/01)
 ・ 「#1709. khelf 寺澤志帆さんとの対談 --- 語源から遠ざかる語形 anthem」 (2026/02/02)
 ・ 「#1710. 『古英語・中英語初歩』試し読み部分の解説シリーズ (1) --- 古英語の母音」 (2026/02/03)
 ・ 「#1711. カンガルーを食べました --- 食レポ英語史」 (2026/02/04)
 ・ 「#1712. lacolaco さんと helwa 新年会で対談 --- 「英語語源辞典通読ノート」の近況報告」 (2026/02/05)
 ・ 「#1713. 『古英語・中英語初歩』試し読み部分の解説シリーズ (2) --- 古英語の子音(前編)」 (2026/02/06)
 ・ 「#1714. ykagata さんと情報発信論を語る --- helwa 新年会より」 (2026/02/07)
 ・ 「#1715. リスナー sorami さんによる『英語語源ハンドブック』クイズ・シリーズが始動 --- 中高生のための英語史」 (2026/02/08)
 ・ 「#1716. 『古英語・中英語初歩』試し読み部分の解説シリーズ (3) --- 古英語の子音(後編)」 (2026/02/09)
 ・ 「#1717. 天野優未さんの『英語語源ハンドブック』『はじめての英語史』実況中継がおもしろすぎる」 (2026/02/10)
 ・ 「#1718. 『英語語源辞典』を通読しているあの2人が初対談 --- helwa 新年会より」 (2026/02/11)
 ・ 「#1719. カンガルーのたたきをショウガ醤油で --- 食レポ英語史」 (2026/02/12)
 ・ 「#1720. 『英語のルーツ』文庫化記念 --- 唐澤一友さんとの対談 from 居酒屋KKH」 (2026/02/13)
 ・ 「#1721. 『英語語源ハンドブック』クイズ・シリーズ第2弾が公開 --- sorami さんとの対談」 (2026/02/14)
 ・ 「#1722. 『古英語・中英語初歩』試し読み部分の解説シリーズ (4) --- 古英語の強勢」 (2026/02/15)
 ・ 「#1723. 『古英語・中英語初歩』新装復刊の裏にはヘルメイトたちのドラマがあった」 (2026/02/16)
 ・ 「#1724. 「混種語大喜利」 --- 皆さんからの傑作選を発表」 (2026/02/17)
 ・ 「#1725. オーストラリア先住民アボリジニーの諸言語」 (2026/02/18)
 ・ 「#1726. 読者の皆さんが作る『英語語源ハンドブック』の輪(前編) from 居酒屋KKH」 (2026/02/19)
 ・ 「#1727. 読者の皆さんが作る『英語語源ハンドブック』の輪(後編) from 居酒屋KKH」 (2026/02/20)
 ・ 「#1728. 『古英語・中英語初歩』アンバサダー,しーさんとの対談(前編) --- helwa 新年会より」 (2026/02/21)
 ・ 「#1729. 『古英語・中英語初歩』アンバサダー,しーさんとの対談(後編) --- helwa 新年会より」 (2026/02/22)
 ・ 「#1730. 「A→B」という言語変化の矢印のなかを覗き込むと,そこは魑魅魍魎のうごめく世界」 (2026/02/23)
 ・ 「#1731. 定説は受け入れるのではなく受け止める,そして定説の根拠を学べ」 (2026/02/24)
 ・ 「#1732. 本日,伝説的入門書『古英語・中英語初歩』が新装復刊」 (2026/02/25)
 ・ 「#1733. 2月28日の朝カル講座は that --- 指示詞から多機能語への大出世」 (2026/02/26)
 ・ 「#1734. 「偽装複合語大喜利」 --- 皆さんからの傑作選を発表」 (2026/02/27)
 ・ 「#1735. 「英語史の塔」をご覧ください」 (2026/02/28)
 ・ 「#1736. この春は英語史を始めよう! --- 「英語史の塔」の登り方」 (2026/03/01)
 ・ 「#1737. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第27弾」 (2026/03/02)
 ・ 「#1738. 言語における数(すう) --- 基本編」 (2026/03/03)
 ・ 「#1739. 言語における数(すう) --- 応用編」 (2026/03/04)
 ・ 「#1740. Helvillian 3月号が公開! --- 春の陽気でいろんなキャラが登場」 (2026/03/05)
 ・ 「#1741. メルボルンの老舗 The Mytre Tavern よりお届け」 (2026/03/06)
 ・ 「#1742. 緊急対談 --- teach/taught に関する中学生の天才的指摘をめぐって」 (2026/03/07)
 ・ 「#1743. at が動詞化している? --- khelf 寺澤志帆さんとの対談」 (2026/03/08)
 ・ 「#1744. 『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』を手に取って皆さんは何を思いますか? --- helwa オフ会より」 (2026/03/09)
 ・ 「#1745. 広義と狭義の「表語文字」」 (2026/03/10)
 ・ 「#1746. There is a book on the table. --- 単数性を3回も繰り返して標示したいのはなぜ?」 (2026/03/11)
 ・ 「#1747. ヘルメイトOGさんとのhel活対談 --- 綴字と発音の乖離をめぐって」 (2026/03/12)
 ・ 「#1748. sorami さんの『英語語源ハンドブック』クイズ・シリーズが絶好調」 (2026/03/13)
 ・ 「#1749. 音位転換大喜利 --- たくさん集まってきました」 (2026/03/14)
 ・ 「#1750. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第28弾」 (2026/03/15)
 ・ 「#1751. 『古英語・中英語初歩』より古英語 Early Britain の1節を音読する」 (2026/03/16)
 ・ 「#1752. 言語における数(すう) --- イベント編」 (2026/03/17)
 ・ 「#1753. 月刊誌『英語教育』にて新年度の「いのほた連載」がスタートしています」 (2026/03/18)
 ・ 「#1754. 3月28日の朝カル講座は be --- 英語の「存在」を支える超不規則動詞」 (2026/03/19)
 ・ 「#1755. 『古英語・中英語初歩』より古英語 Early Britain の1節を精読する (1)」 (2026/03/20)
 ・ 「#1756. 「周年」の語感が良化している --- 水野さんの投稿より」 (2026/03/21)
 ・ 「#1757. 意味の音色 --- semantic prosody」 (2026/03/22)
 ・ 「#1758. 『古英語・中英語初歩』より古英語 Early Britain の1節を精読する (2)」 (2026/03/23)
 ・ 「#1759. 比較級 -er と最上級 -est の語源的関係」 (2026/03/24)
 ・ 「#1760. furthermore --- 2重比較級を体現している語」 (2026/03/25)
 ・ 「#1761. 『古英語・中英語初歩』より古英語 Early Britain の1節を精読する (3)」 (2026/03/26)
 ・ 「#1762. furthermost --- 比較級の上に最上級を作っている語」 (2026/03/27)
 ・ 「#1763. 究極の「3重最上級」 --- firstmost, nexmost」 (2026/03/28)
 ・ 「#1764. 『古英語・中英語初歩』より古英語 Early Britain の1節を精読する (4)」 (2026/03/29)
 ・ 「#1765. 英語綴字における <e> の役割」 (2026/03/30)
 ・ 「#1766. early, ere, erewhile, erstwhile」 (2026/03/31)



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2026-04-05 Sun

#6187. sorami さんの『英語語源ハンドブック』クイズの第5弾,第6弾が公開されています --- 中高生のための英語史 [note][hee][helkatsu][hel_education][quiz][helwa][disguised_compound][false_friends][semantic_change][greek][loan_word][polysemy]


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 隔週土曜日は,heldio/helwa コアリスナーの sorami さんによる『英語語源ハンドブック』クイズ・シリーズの新作が note 上で公開される日です.昨日は第6弾が公開されました.相変わらず楽しく学べる良質の教材です.2週間前に公開された第5弾とともに,ご紹介したいと思います.
 まず3月21日に公開された第5弾ですが,相変わらずの良問揃いで,私自身も感激しつつ解いていました.取り上げられているトピックは多岐にわたります.偽装複合語 holiday の話題から始まり,続けて listenhear の使い分けなど,学習者がつまずきやすいポイントが鮮やかにクイズ化されています.また,nice の意味変化の話題は英語史の鉄板のネタですが,これを「すごい」や「やばい」といった日本語の語義変化と対比させて解説する手際の良さには感心しました.
 また,第5弾からはユーザーインターフェースが改善され,さらに pdf での配布まで始まっています.出血大サービスと言わざるを得ません.学校の授業の余興や,ちょっとした頭の体操に利用しない手はないですね.
 続いて,昨日公開されたばかりの第6弾です.こちらは冒頭からギリシア語由来の単語に焦点を当てるという,なんとも心憎い構成になっています.現代の私たちにとって極めて身近な単語が,いかにして古代ギリシアの文化を背景に成立したのかが分かります.ギリシア語特有の高尚な響きも相まって,クイズとしての難易度も少し上がっているかもしれませんが,西洋文明の源流に触れる歴史学習としても非常に教育的です.
 後半では right の多義性や,triptravel の語源的な対比など,深く掘り下げた問題が続きます.travel がなんと「拷問器具」に由来するというエピソードには,答えを見て「え~,まさか!」と声を上げる挑戦者が続出すること間違いなしですね.
 sorami さんのクイズは,単語の背後にある歴史や文化という人間の営みを感じさせてくれます.そして,「英語史をお茶の間に」をハイレベルで体現している素晴らしいコンテンツとなっていると思います..
 両記事の冒頭には「このシリーズでは,研究社『英語語源ハンドブック』の中に詰まった「へぇーッ」をクイズにしてお届けしています.授業のネタに,親子の雑学タイムに,脳トレに,お役立てください.昔中学生だったあなたもぜひ!」という,ほっこりするメッセージが付されていますね.最後にはいつものように「授業の小ネタ,ウォームアップ,グループ活動などに自由に使っていただければ幸いです」ともあります.とても嬉しい心遣いですね.
 今回の新作紹介と合わせて,sorami さんのクイズ・シリーズの過去回をご紹介した,以下の hellog 記事もお読みいただければと思います.

 ・ 「#6125. heldio/helwa リスナー sorami さんによる『英語語源ハンドブック』のクイズ・シリーズが開始 --- 中高生のための英語史」 ([2026-02-02-1])
 ・ 「#6132. sorami さんの『英語語源ハンドブック』クイズ第2弾 --- 中高生のための英語史」 ([2026-02-09-1])
 ・ 「#6166. sorami さんの『英語語源ハンドブック』クイズが第3弾,第4弾と快進撃 --- 中高生のための英語史」 ([2026-03-15-1])

 ぜひこちらのクイズ・シリーズを解いてみてください.そして,さらに広めていただければと思います.

 ・ 唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.

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2026-04-04 Sat

#6186. B&C の第63節 "The Benedictine Reform" (3) --- Taku さんとの超精読会 [bchel][oe][benedictine_reform][christianity][link][voicy][heldio][anglo-saxon][history][helmate]



 英語史の古典的名著である Baugh and Cable の第6版の英文を,Voicy heldio という音声メディアを利用して,「超」のつく精読でじっくりと解釈していく長期的な企画です.久しぶりの最新回となります.初回の配信は2023年7月17日だったので,かれこれ3年弱も続けていることになります.第63節に入っていますが,時代的にはまだまだ古英語期です.
 最新回は,今朝の Voicy heldio にて「#1770. 英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む (63-3) with Taku さん --- helwa 北千住オフ会より」としてお届けしています.この hellog 記事も,heldio 配信と連動しています.
 いつものようにヘルメイトの Taku さんこと金田拓さん(帝京科学大学)とともに精読を進めています.今回も古英語の原文を現代語に翻訳しながら引用している箇所が続いているため,「裏読み」を楽しめる部分となっています.以下に,今回の精読対象の英文を掲載します(Baugh and Cable, p. 83) .

By the time of Alfred, things had reached such a pass that he looked upon the past as a golden age which had gone, "when the Kings who ruled obeyed God and His evangelists," and when "the religious orders were earnest about doctrine, and learning, and all the services they owed to God"; and he lamented that the decay of learning was so great at the beginning of his reign "that there were very few on this side of the Humber who could understand their rituals in English, or translate a letter from Latin into English, and I believe not many beyond the Humber.


 今回も前回に引き続き,背後にある古英語原文を予想しながら読み進めました.Taku さんも,この点を強く意識して解釈されていました.精読に伴走していただいている方も,見え隠れする古英語原文に関心をもたれるのではないかと思われます.
 配信内でも触れられているように,この背後にある古英語テキストを読む回なども,近いうちに配信したいと思っています.B&Cの精読のためには,寄り道であり回り道になりますが,そのような読み方こそ真の精読です.同じ heldio では『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』での古英語講座シリーズも展開していますので,そちらも追いかけていただいている方には,問題の古英語原文も必ず読み解くことができます.それによってB&Cの精読の味わいが何倍も深くなることを保証します.ぜひお付き合いいただければ.
 さて,このB&C読書会の過去回は,(初期のものは有料配信となっていますが)すべてアーカイヴからアクセスできます.「#5291. heldio の「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズが順調に進んでいます」 ([2023-10-22-1]) をご覧ください.


Baugh, Albert C. and Thomas Cable. ''A History of the English Language''. 6th ed. London: Routledge, 2013.



 ・ Baugh, Albert C. and Thomas Cable. A History of the English Language. 6th ed. London: Routledge, 2013.

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2026-04-03 Fri

#6185. まだある,現代英語の綴字 <e> の役割 [spelling][graphemics][alphabet][orthography][final_e][silent_letter][three-letter_rule][voicy][heldio]

 一度「#979. 現代英語の綴字 <e> の役割」 ([2012-01-01-1]) で取り上げた話題だが,そこで挙げた10件に尽きるわけではない.Carney を読んでいて分かったことだが,追加事項がある.まずは Carney より関連箇所を引用する (42) .

Empty letters are naturally a target for the spelling reformers, but one should not rush in with the scissors too hastily. A favourite target is final <-e>. The instances of <-e> at the end of copse, bottle, file, giraffe, are often referred to as 'silent' letters, but they are very different. The <-e> of copse marks the word as different from the plural cops. The word bottle cannot sensibly be spelt as *<bottl>, since syllabic consonants are always spelt with a vowel letter and a consonant letter, except for <sm> in sarcasm, prism. Similarly it might be thought that file could be spelt *<fil>. It would still be different from fill, as it is in filing, filling. However, some degree of redundancy is essential to human language and that justifies taking the unit of correspondence to be <i..e>≡/aɪ/. Even the <-e> at the end of giraffe has something to be said in its favour. It can be said to mark the unusual final stress of the noun as in the <-CCe> of brunette, cassette, corvette, largesse, bagatelle, gazelle.


 bottle に関する解説が私にとっては目新しいものだった.この単語の音節主音の l について,音節主音的子音が用いられるときには,必ず <e> が付随するという.例外として <-sm> が挙げられているが,それ以外はどうやら <e> は必須のようだ.
 もう1つ興味深いのが giraffe の語末の <e> である.brunette, cassette, corvette などの類例からもわかる通り,語末で <-VCCe> の綴字となる場合には,<V> を含む音節に強勢が落ちる.これは,<e> だけでというよりは <CCe> の全体で示唆されるというべきものだが,その一画に参与しているという点で,これを <e> の1つの役割と解釈することは可能である.
 ほかには eye の語末の <e> のように,3文字規則 (three-letter_rule) を回避するためのダミーの <e> も,1つの役割としてリストに加えてよいだろう.
 考え続けていくと,<e> の役割はもっと挙がってきそうだ.本記事と同じ趣旨で,3月30日の heldio にて「#1765. 英語綴字における <e> の役割」を配信しているので,そちらもお聴きいただければ.



 ・ Carney, Edward. A Survey of English Spelling. Abingdon: Routledge, 1994.

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最終更新時間2026-04-09 20:45

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