研究紹介

研究テーマ1:筋硬度変化の生理学的意義

筋硬度とは?
 運動やスポーツをして疲れた後や、長時間同じ姿勢でいたりすると、「腰が張ったー」「肩が凝った」など筋肉が硬くなったように感じることがあります。こうした状況を筋硬度が変化したと考えています。しかし、筋肉が硬くなるのはどんな原因によるのでしょう?
筋硬度変化の要因は?
 筋は筋線維自体の収縮によって硬くなります。また血液やリンパ液などの流れが滞るとむくんだり膨らんだりします。つまり、筋の構造的変化と循環性の変化に神経系の制御が絡み合って硬さを変えている可能性があります。
筋硬度はどうやって測るの?
 筋組織の上層には皮下組織があります。従って、実際の筋の硬さを直接測ることは難しいです。しかし、普段我々が筋の硬さ変化を捉える際には、指や手で体を触っています。つまり、指で組織を変形させています。筋硬度を定量するにはいくつかの方法がありますが、私は「押し込み」による筋の反力を捉えて筋硬度を測っています。
筋硬度を測ると何がわかるの?
 実は、筋硬度に関する研究はまだ十分に確立されていません。しかし、硬さ変化の要因が、筋線維自体の変化や循環性の要因に関係していることから、運動後の筋の疲労(損傷や一時的な機能低下)をモニターする指標になるかもしれません。

筋硬度研究は不明確な部分が残されたテーマです。これからも研究を進めていきます。

蛙腓腹筋における筋の長さ−張力関係と筋硬度の比較(Hyoshi Research Portfolio 2007) へのリンク
個人の組織量を考慮した筋硬度評価方法の提案(Hiyoshi Research Portfolio 2008) へのリンク

密着式筋硬度計測システムによる筋収縮力の評価(Hiyoshi Research Portfolio 2009) へのリンク


研究テーマ2:映像の即時フィードバックを用いたスポーツ指導

自分のスポーツ動作を映像で確認しながら練習できたら、すぐにうまくなると思いませんか?

実際のスポーツ指導場面で活用できる映像の即時フィードバックシステムの開発を目指して事例研究をしています。


 フライングディスクのサイドアームスロー
  ディスクのリリースポイント・角度をコントロールすると
  真っ直ぐなディスクが投げられます。

スポーツ技術向上のための指導プログラムの開発(Hyoshi Research Portfolio 2007) へのリンク
体育研究所2008年プロジェクト研究(Hiyoshi Researc Portfolio 2008) へのリンク1

体育研究所2008年プロジェクト研究(Hiyoshi Researc Portfolio 2008) へのリンク2

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