期末プロジェクトの発表形態について(自由記述含む)
この英語セミナーの期末プロジェクトでは、自分が選んだ企業の調査結果を以下の3つの方法で発表しました。
(1)個人プレゼンテーション
(2)グループプレゼンテーション(できるだけ業種が近い学生グループを構成しました)
(3)レポート(1000語)
2種類の発表があったことについてたくさんコメントをもらったので、おおまかに分類しました(内容が複数の分類にまたがっているものもあります)。
Q8 個人発表とグループ発表の両方があったのはよかったと思いますか?そう思う理由(自由記述)
はい(支持)
発表方法・準備の違いに関するもの
- グループでやるのは個人とはまた違い、話し合いによっていろいろな意見が出てきたのでためになった。
- それぞれのプレゼンで違うことが学べた。
- 個人発表とはまた違う観点からグループ発表ができたのでよかった。レポート作成に役立った。
- 個人発表では1つの会社について深い理解ができ、グループ発表をするにあたって他人の考えを聞いたり話し合ったりすることでさらに深い理解ができたから。
- それぞれの発表方法の違いがわかったから。
- 準備の仕方がそれぞれ違うから。
- 全く異なるタイプのスピーチなのでやりがいがあった。
- 個人よりもグループの方がよりくわしくできるという面もあるし、逆に個人のものは自分だけの力でやるという点ではよかった。ただ、期間がもっとあいた方がよかった。
- 個人とグループではプレゼンのやり方がちがい、共に刺激になるので。
経験に関するもの
- グループ発表を初めてやったが有意義でした。
- グループで発表する機会は他にあまりないから。
- グループ発表はStudy Skillsでやったことがなかったから。
- グループ発表はスタスキでもやらなかったことだし、将来やる機会もあるだろうし、よい練習になったから。
企業研究プロジェクトの内容に関するもの
- 他の業種の比較も知ることができたため。
- 個人発表で1つの企業について知ることができた。グループ発表で同系のより多くの企業について知ることができた。
- 個人だけでは時間が足りず泣く泣くカットした点をグループでは生かせること。
- 色んな人と接する機会が持てたし、自分の研究している企業への理解をより深めることができたから。
- 個人発表とは視点を変えた発表になったと思うので、それがFinal Paperに役に立ったと思うから。
- とても大変だったが、他の会社についても触れられたし、視野は広がった気がする。
スピーチなどのスキル訓練に関するもの
- 実力が養える。
- グループプレゼンテーションは、数人で行う企画などの練習になった。
- 社会に出てから、この2つの発表方法を使うと思うから。
- 個人だけでは上がり症で極度の緊張から頭が真っ白になってしまうので、グループでもう一度チャンスがあったのは良かったと思うから。グループでは常に人前で練習できたので、本番もそこまであがらなかった。
- プレゼンが上手な子のスキルを学べるし、お互いによく学べること。
- 話す機会が増えたから。
- 発表が2回あった方が失敗を直せるから。
- 個人プレゼンは自分のスキルがためされていいし、グループプレゼンは他の人の意見がきけていいから。
人間関係・社会性に関するもの
- 協力してプレゼンする力がついた。
- クラス同士の生徒内のコミュニケーションがとれること。
- グループ発表のグループの人たちと仲良くなれたから。
- グループ発表は、初めての経験だったが、各々の会社をどの点で結びつけるかなどを友と相談した時間は、すごく充実していた。発表本番は、個人よりも緊張した。
- 個人発表だけでは皆と知り合えるチャンスがないし、グループ発表だけだと、自分の興味のある企業が調べられないから。
- グループだと、つい仲間にまかせてしまう。
いいえ(支持しない)
- グループで集まったりするのはめんどう。
- 話し合う時間がとれないので、グループはいらないと思う。
- 自分だけの評価で成績をつけてほしい。
- グループはやりづらかった。
- グループでなかなか集まれなかったから。
- グループで練習したとき、どうしても練習できない人がいて、結局ぶっつけ本番になってしまったから。
- グループ発表の準備期間が短く、実際の作業は個人中心で、あまりグループでやった意味がなかった。
- 個人発表の後、すぐグループ発表があって、深く追求する時間がないので内容もほぼ同じになってしまい意味がないと思う。
- グループのメンバー間での調整が時間的に難しい。
- グループ発表は都合を合わせるのが大変でした。見切り発車的な発表になってしまった。残念です。
教員からのコメント
最初に3つの発表形態をレベル2で採用したときには半期では多すぎる気がして自信がありませんでした。しかし「2つのプレゼンはスタイルが違うので両方あるとよい」と当時の授業評価でコメントしてもらったこともあり、レベル1でも同じフォーマットにしてみました。結果はおおむね好評ですが今回は「個人とグループのプレゼンの間にあまり時間がなかった」というご指摘はその通りだと思います。スケジュールをもっと検討してみます。
グループで集まるのは大変だと思うので、授業内で何度か相談の時間を設けましたが、このクラスで私の見た感じでは、(レベル2のときと比べて)その機会を活用しきれていない学生さんが多かったように思います。今回のコメントをこれからのクラスの学生さんにも事前に見てもらうことも考えています。