授業評価:「言語学概論V」 2013年度
履修者の声
- 言語学に関する様々なトピックをわかりやすく学べます。前提知識はいりません。
- 課題が多く大変な授業ですが、内容は有意義で、非常にためになると思います。
- 自分が話している言葉(日本語)は「なぜ?」や「不思議だな」と思うおkとが多々あることを知り、学ぶことのできる講義になると思います。
- 課題や予習文献もそれなりにあるので、ただ単位が欲しいといような考えの方には少し負担が大きく感じるかもしれません。ですが、実際に授業を受けてみたら、きっと先生の授業や学生に対する一生懸命な態度や、内容の興味深さに、積極的に参加したくなると思います。私は就職活動ともかぶってしまいましたが、何とか予定を調整してまで行きたいと思う授業でした。先生は言語学の殆どの分野を分かりやすく体系的に教えてくださるので、普通に取り組めば、言語学全般の知識がつきますし、様々な研究例なども挙げてくれるので、物事を客観的に見る力も養われると思います。興味の出た分野についてさらに学ぶことができるので、言語学にもし興味のある方は、2・3年次に履修するのが良いかもしれません。
- 楽な科目ではないが、しっかり取り組みたい人にはおすすめです。
- インプットとアウトプットともにたくさんこなしてみたい人は楽しいと思います。
- 言語学について一からきちんと学べる授業です。きちんとしているけど、かっちりしすぎていないので楽しく学べます。
- 言語学入門として素晴らしい授業だと思います。
期末試験を受験した履修者の成績分布: A:7(64%) B:2(18%) C:1(9%) D:1(9%)
回答者数: 11 有効回答数:11
1(全然そう思わない) 2 3 4 5(とてもそう思う) 9(わからない・無回答) 平均 教員は熱意を持って教科の内容を提示した 0 0 0 2 9 0 4.82 教員の説明はわかりやすかった 0 0 2 6 3 0 4.09 教室内外で質問しやすかった 0 1 0 5 5 0 4.27 教員は授業に関わる悩みなど、学生の気持ちを理解しようとしていた 0 0 3 2 6 0 4.27 平均値(教員の教授態度) 4.33 授業は全体的にうまく構成されていた 0 1 2 3 5 0 4.09 教員の使った例や体験談は内容の理解に役立った 0 0 1 3 7 0 4.55 授業で扱おうとした内容の量は適切だった 0 4 4 2 1 0 3.00 教員の授業のペースは適切だった 0 3 5 2 1 0 3.09 課題など学生のやるべきことは明確だった 0 1 1 2 7 0 4.36 教員は毎回のクラスの準備を充分行っていた 0 0 2 3 6 0 4.36 教員は学生の授業への参加を奨励した 0 0 2 3 6 0 4.36 全般的に見て、教員はこの教科を効率よく教える能力を持っていると思えた 0 0 1 4 6 0 4.45 平均値(授業の構成・教授能力) 3.99 課題の量は授業の内容を考えると適切だった 0 0 2 5 4 0 4.18 予習文献のレベルは適切だった 0 1 2 4 4 0 4.00 あなたが書いたものに教員は有用なコメントや提案を返してくれた 0 0 1 6 4 0 4.27 ライティング課題(レポート、練習問題など)は内容の理解や新しい知識を応用する力の養成に役立った 0 0 0 4 7 0 4.64 試験・小テストは内容の理解や新しい知識を応用する力の養成に役立った 0 0 2 4 5 0 4.27 平均値(課題・評価) 4.30
60%以下 約60% 約70% 約80% 90%以上 無回答 授業で扱われた内容の何パーセントぐらいを実際に「学んだ」と感じましたか? 0 1 3 6 1 0
よいと感じた点
改善点
- 様々な研究例や具体例を挙げ、初めて学ぶ人にも分かりやすく説明してくれる。
- 生徒の目から見てわかりにくいと思われる所をおしえてくれた。言語学者として興味を持ている点に関しても語ってくださった。
- 予習文献・参考文献の提示:授業で扱う内容がとても多く、授業中で消化しきれないこともあったが、文献を自分で読むことで内容を自分でカバーできた点がよかったです。抽象的な説明と具体論のバランス:前者に偏りすぎると理解しがたく、無味乾燥なものになってしまいますし、後者ばかりでは何を学んでいるのかわからなくなってしまうが、そのバランスがよくとれていたと思います。
- よくわからなかった理論に対して、適切な具体例を示してもらえた点。
- 毎回授業の終わりに、今日習ったことのまとめを書かせて提出させるところです。授業の内容を習ったままにせず、概観してまとめることは知識の定着にもつながったと思うし、テスト前の復習にも役立ちました。また、具体例をあげて説明してくれるところもわかりやすかったです。
- テンポがよかったです。提示される例が身近なもの、面白いもので覚えるのに役立ったのもよかったと思います。あと学生の発言を奨励してくれる点も助かりました。
- 生徒とのキョリが近いこと、例が分かりやすいこと、理解したか確認をとること。練習や即レポで授業にふれる時間をのばしていること。
- 具体例が多かったこと。生徒が発現や小レポートなどによってフィードバックを行う機会が毎回設けられたこと。
- 必ず例を明示していたこと。理論だけでなく、例が入ることで理解が深まった。
- とても熱心に授業を構成している点。
自由コメント
- 今話していることが全体の中でどこにあたるのかをさらに明確にしていただけると理解が深まると思います。コメントカード:授業の終わりにやるため時間がないことが多く、授業内容を十分にまとめきらず、その場では質問が思いつかず、後で気になることを発見することもありました。もしやるのであれば、授業の復習として提示し、次の授業に提出という形をとってはいかがでしょうか。小テストの実施:内容が膨大なので、中間・期末だけでなく毎授業で小テストを実施すると、効率的に学習できると思います。もう少し教える内容を絞ることができたらよかったと思います。
- 黒板上でももう少しうまくまとめてもらいたい。今は自由に書いている印象。話がメインなのは分かるが、黒板もわかりやすいと助かる。
- 半期で扱うには内容が少し多いと感じたので、通年で言語学概論として授業を行った方がより理解度が深まると思う。
- やや行われる内容の量が多く、忙しそうであったので、事前に授業のまとめ、レジュメ等があったりすると良かったと思う。
- 秋学期には手話を扱うということで、春学期に言語学の全てのぶんやをつめこむことになったのは仕方ない事であるが、やはりもう少しじっくり丁寧に授業を進めていって欲しかったと思います。
- 音韻論・語用論・統語論といったざっくりとした言語学の内容を知ることができて、良かったです。後期の手話が楽しみです。
- 先生が生徒とコミュニケーションをよく取り、フィードバックをしてくれるのが他の授業にはなくとても良く感じました。意欲が高まったように感じます。ただ、内容は半期で教わるには少し分量が多い気もしました。授業が全体的にかけ足だったように思います。
- ここまで濃い授業は初めてだったので、だいぶあっぷあっぷでしたが、面白かったです。ただ、次の授業の移動に時間がかかるので、もう少しコメント時間を設けてもらえたら助かります。
- 授業楽しいです。内容も含めて楽しいです。でもやっぱり少し難しいところもあります。後期もよろしくお願いします。
- 言語学に興味はあるがあまり詳しくない、アウトラインを知りたいという人にとって有意義な授業であると思います。意味論や音韻論など、独学が難しい部分はワークがある点も勉強になると思います。
- ペースが速すぎると感じました。一年間通年でそれぞれをもう少し掘り下げて欲しかったと考えます。
教員からのコメント
最後まで残った履修者は学習意欲が高い人が多く、教えがいのあるクラスでした。授業で扱う内容の量やペースについてはかなり厳しい評価がありましたが、それはやむを得ないと思います。純粋に半期完結の形態でこの授業を持ったのは今年度が初めてでしたので、ペースを読み切れなかったところがありました。あまりにも浅く広くですと面白さが伝わりませんし、かといって半期の授業時間は限られていますので、そのあたりのバランスについては慎重に考えたいと思います。コメントカードについては、希望する人・教室移動の時間が必要な人は翌週提出というオプションを設けることを検討します。板書について毎年同じことを書いている気がしますが、社会に出たらきれいにわかりやすく板書してくれるような人はいません。人の話を聞いて自分でしっかりノートを取るスキルを身に着けることは大学生にとって極めて重要であることをよく認識していただければと思います。