Grammar in Action 授業評価・前期と後期の比較とコメント
「変化」は0.20以上の変化があった場合です。カテゴリー平均はほとんど変わらないようですが、各項目で上向きの変化が多かったのは望ましい結果だったと思います。

 後期では評価方法を工夫した結果、前期クラスは「試験」、後期クラスは「ライティング課題」の評価がよかったようです。評価が低下した項目については、後期の海外出張がひびいたのかもしれないですね・・・。申し訳ないです。他には、教科書の評価が前期と後期の履修者で少し違っているようですが、前期クラスは1年生、後期クラスは2年生が中心に履修していたことと関係があるのかもしれません。後期は英語スキルが上がったという意見が増えているようですが、これは各回で扱うUnitの数をしぼった結果ではないかと思います。

 「このクラスは努力する価値があった」「この授業は大学の授業として意味がある」の2項目ですが、これはクラス別の集計を見ていただくとおわかりのように二極分化の激しい項目です(両学期のクラスに共通したパターンとして、学生によって意見がプラス評価とマイナス評価のどちらかに分かれています)。このクラスは「普通の」大学の英語クラスとはまったく異なる性質を持っていたので、履修前のイメージが学生間で異なっていた可能性が高いと考えると、ある意味当然の結果かと思います。
項目 前期 後期 変化
有効回答数 19 11
教員は熱意を持って教科の内容を提示した 4.53 4.55 -
教員は教育に興味を持っているようだった 4.63 4.55 -
教員の説明はわかりやすかった 4.06 4.00 -
教室内外で対話する機会を持ちやすかった 3.95 3.45
教員は学生の知的好奇心を刺激した 3.74 4.10
教員は自分と違う意見を前向きに受けいれた 4.47 4.33 -
教員は授業に関わる悩みなど、学生の気持ちを理解しようとしていた 4.26 4.56
カテゴリー1平均(教員の教授態度) 4.23 4.22 -
教員は授業の達成目標を明確にした 4.00 3.89 -
教員は授業の達成目標を満たした 3.65 4.00
授業は全体的にうまく構成されていた 3.68 3.90
教員は授業で明瞭かつ効率的に内容を提示した 3.84 4.00 -
教員の使った例や体験談は内容の理解に役立った 3.71 4.13
課題など学生のやるべきことは明確だった 4.58 4.55 -
教員は毎回のクラスの準備を充分行っていた 4.26 4.55
教員は学生の質問に意味のある答え方をしていた 4.47 4.45 -
(クラスのサイズと目的を考えて)教員は学生の授業への参加を奨励した 4.35 4.50 -
教員は授業で教えた内容に精通していると思えた 4.42 4.70
全般的に見て、教員はこの教科を効率よく教える能力を持っていると思えた 4.50 4.56 -
カテゴリー2平均(授業の構成・教員の教授能力) 4.13 4.29 -
教員は公平に偏りなく評価を行った 4.31 4.63
教員は教科の重要なポイントについて問うような試験・評価を行った 4.44 4.30 -
(クラスのサイズを考えて)教員は提出物を早めに返してくれた 4.68 4.44
書いたものに教員は有用なコメントや提案を返してくれた 4.00 4.00 -
授業で扱おうとした内容の量は適切だった 3.26 3.60
教員の授業のペースは適切だった 3.05 3.55
宿題の量は授業の内容を考えると適切だった 3.47 3.82
予習文献は授業の内容と関連していた 4.29 4.67
予習文献のレベルは適切だった 4.19 3.89
ライティング課題(レポート、練習問題など)は内容の理解や新しい知識を応用する力の養成に役立った 4.11 4.45
試験・小テストは内容の理解や新しい知識を応用する力の養成に役立った 4.28 4.27 -
授業支援用HPは役に立った 4.47 4.64
カテゴリー3平均(課題・評価の方法) 4.05 4.19 -
もともと授業の内容に興味を持っていた 3.95 4.09 -
毎回の授業には価値があると思えた 4.00 3.91 -
このクラスは努力する価値があった 4.21 3.80
この授業は大学の授業として意味がある 4.29 4.00
この授業をとって分野の理解が高まった 4.06 4.36
この授業はリーディングの能力を伸ばすのに役立った 2.53 3.00
この授業はライティングの能力を伸ばすのに役立った 3.94 4.20
この授業はプレゼンテーションの能力を伸ばすのに役立った 4.00 4.00 -
この授業は会話能力を伸ばすのに役立った 3.05 3.78