言語学概論III 【2005年度】
このクラスは初学者を対象に、言語学では「言語の何を」「どう扱うのか」についておおまかな理解が得られるように構成されている。言語の研究のツールとして提案されている概念や方法論を紹介し、それがもたらす新しい知見を、世界の様々な言語データの分析を通して理解することを目的とする。各学期末試験においては、知識だけではなく、授業で扱った考え方を用いてデータや問題を「どう説明するか」という能力の評価に重点を置いた設問が課される。主な内容:語彙論、音声学、音韻論、統語論、意味論、語用論、社会言語学、歴史言語学、心理言語学、脳と言語、母語の獲得、手話学、バイリンガリズム他。
履修者の声
- 概論として、自分で内容を深めていくための導入としてはすごく良い授業だと思います。
- 比較的少人数の授業なので、なんとなくではなくてしっかりと学びたい人におすすめ。
- 言語を漠然ととらえている人間にとってはよく整理された解説をしてもらえるため、言語に関する理解ができると思う。授業は発言を積極的に求められるので、自ら進んで何かを述べる方が望ましい。
- 先生は気さくな人で、話もわかりやすい。しかし、分野が幅広いため、それなりに興味が必要。また、宿題・テストの採点は辛口であるため、自分の考えた事をかなり詳細に書くことが重要。毎週出席できる人なら平常点の割合も高いので、オススメです。
- いろいろな面から言語について考えられて、視野は広がると思います。でも予習文献も多いし、しっかり授業に出て勉強しないとついていけないかも・・・。
- この授業は慣れるまでは難しいですが、新しく知ることが多くよかったと思います。手話のことがおもしろかったです。
- 「概論」ということで範囲は広いですが、基本をしっかりおさえるので濃密な講義で、半ばゼミのようでした。言語に興味があれば、知らなかったことも色々吸収できて新鮮に思います!テストや課題などの採点も厳しく、しかしコメントが的確なのでためになります。
- 言語学について幅広く取り扱ってくれる授業です。課題やテストで着実に身につきます。毎回の授業で良い刺激を受けることができ、授業がおもしろいです。
- 私達が普段当たり前のように使っている言語を深く学んでみたいと思える人におすすめだと思う。言語を通して様々な問題に触れることができた。
- まじめに取り組めば、言語学についてそれなりの理解が深まると思う。前期はまさに「概論」、後期は前期の内容を踏まえ、やや専門的。
このクラスの学生による授業評価の結果